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2021年5月20日 (木) 10:43時点における版
製造元 | Apple Computer |
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種別 | ラップトップパソコン |
発売日 | 1989年9月20日 |
標準価格 | 1,168,000円 |
販売終了日 | 1991年10月 |
OS | System 6.0.4/漢字Talk 6.0.4 |
CPU | 15.667MHz 68HC000 |
メモリ | 1 MB SRAMまたは擬似SRAM(最大 9MB), 256 KB ROM |
ストレージ |
1.44 MB フロッピードライブ, 40 MB 3.5″ハードディスク |
ディスプレイ | 9.8インチ モノクロTFT液晶[1](初期はバックライト無し) |
グラフィック | 640 x 400 ピクセル, 1-bit |
入力機器 |
フルサイズキーボード、 テンキーまたはトラックボール |
電源 |
6V, 5A鉛蓄電池, 7.5V, 1.5A電源アダプタ |
サイズ | 103mm × 387mm × 365mm |
重量 | 7.2kg |
次世代ハード |
PowerBook 100 PowerBook 140/PowerBook 170 |
Macintosh Portableは、アップル初のバッテリ駆動のポータブルMacintosh。1989年9月20日にリリースされ、ほとんどの批評家から素晴らしい評価をされたが、販売は低迷した。マシンが使用されていないときにキーボードを覆うヒンジ付きのデザインで、高速かつシャープだが、高価な白黒のアクティブマトリックスLCDスクリーンを特色にしていた。Macintosh Portableは、アクティブマトリクスLCDパネルを採用した初期のラップトップの1つだが、このパネルは高価なため、後継機種では最上位機種のPowerBook 170だけに使用された。ポインティングデバイスは、キーボードの両側に取り付け可能な内蔵トラックボールだった。 バッテリ寿命を最大化し、低電力スリープモードを「即時オン」にするために高価なSRAMを使用していた。 このマシンは、価格と重量を犠牲にして、高性能になるように設計されていた。
批判
後のPowerBookや他メーカーのポータブルコンピュータとは異なり、バッテリはコンピュータへの電源供給と直列に充電される。バッテリが電力を保持できない場合、AC電源のみで動作することができないため、起動しない。この主な要因は、電力供給の低い出力にある。これは、多くの場合、特別な省電力ハードディスクがスピンアップしない理由である。より高い出力を提供するPowerBook 100シリーズの電源アダプタを使用するなど、ユーザにより、いくつか非正規の回避策が編み出された。自動車用バッテリと同様の、Macintosh Portableで使用されていた密閉型鉛蓄電池は、完全に放電されると故障する。バッテリは製造終了しているため、電力を保持してコンピュータを起動させる元のバッテリを見つけることは非常に困難である。新しい電池のセルで再パックするか、別の6V電池を使用することができる。[2] 電池内部に3セルの鉛蓄電池があった。それぞれがGates Energy Products(現EnerSys)によって製造され、撮影に使うフラッシュ用のQuantum 1バッテリパックにも使用されていた。
ホシデン製TFT液晶パネル[1]の応答性、シャープネス、均一性によってもたらされた人間工学の劇的な改善にもかかわらず、Macintosh Portableの欠点の1つは、低照度環境では読みにくいことだった。その結果、1991年2月、Appleはバックライト付きのMacintosh Portable(モデルM5126)を発表した。 新しい画面に加えて、AppleはSRAMのメモリを安価な代わり消費電力の多い擬似SRAM(RAMの総容量を8MBに減らした)に変更し、価格を引き下げた。バックライト機能は歓迎された改善だったが、残念なことにバッテリーで利用出来る時間が約半分になってしまった。ROM拡張スロットに差し込まれた初期モデル用のアップグレードキットも提供された。Macintosh Portableは1991年10月に販売中止になった。
付け加えると、7.2kgと10cmもの厚さで、Macintosh Portableは重くてかさばるポータブルコンピュータだった。 重量と巨体の主な原因は、鉛蓄電池だった [3]。
FDD、HDDの構成
Macintosh Portableには、フロッピードライブ1台、フロッピードライブ2台、ハードディスク1台とフロッピードライブ1台、の3種類の内蔵ドライブ構成が用意されていた。 Macintosh PortableのフロッピードライブはFDHD(1.44MB対応)である。
出荷されたほとんどのMacintosh Portableは、ハードディスク内蔵モデルだった。 そのハードディスクは、専用設計のConner CP-3045(アップルの「Hard Disk 40SC」として知られていた)だった。 容量は40MBで、当時のほとんどのハードディスクに比べ消費電力が少なく、独自のSCSIコネクタを備えていた。標準のSCSIドライブをMacintosh Portableで利用可能にするアダプターが存在するが、高価である。
レガシー
Macintosh PortableおよびPowerBook 100では、System 6.0.4/漢字Talk 6.0.4からSystem 7.5.5/漢字Talk 7.5.5までが利用出来る。
2006年5月、PC Worldは、Macintosh Portableをワースト第17位の製品として評価した。対照的に、MacUser誌は、このマシンは関連性を保ち、使用寿命が長く、総所有コストを削減する傾向があることに気付いた。
参照
- ^ a b iPhoneのコスト構造と利益配分
- ^ "Alternate Battery for Mac Portable".
- ^ PCWorld (2005年5月26日). “The 25 Worst Tech Products of All Time”. 2017年3月18日閲覧。