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「NeoOffice」の版間の差分

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NeoOffice/Jは[[GNU General Public License|GPL]]ライセンスを採用しており、その[[ソースコード]]を改変して作成したソフトウェアを配布する場合、[[フリーソフトウェア]]として提供されなければならないと定めている。対してOOoは以前[[GNU Lesser General Public License|LGPL]]ライセンスと[[SISSL]]を使用していたが、SISSLの廃止によりLGPLに一本化された。なおOpenOffice.orgの商業版として、[[サン・マイクロシステムズ]]が[[StarSuite|StarOffice]]を販売していた。
NeoOffice/Jは[[GNU General Public License|GPL]]ライセンスを採用しており、その[[ソースコード]]を改変して作成したソフトウェアを配布する場合、[[フリーソフトウェア]]として提供されなければならないと定めている。対してOOoは以前[[GNU Lesser General Public License|LGPL]]ライセンスと[[SISSL]]を使用していたが、SISSLの廃止によりLGPLに一本化された。なおOpenOffice.orgの商業版として、[[サン・マイクロシステムズ]]が[[StarSuite|StarOffice]]を販売していた。


関連プロジェクトにNeoOffice/Cがある。これは、ネイティブなmacOS版OOo 2.0を作るためのプロトタイプとして、[[アップル (企業)|アップル]]の[[Cocoa]] [[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]を使ってmacOS用OOo 1.xを開発するプロジェクトである。しかし、NeoOffice/Cは実装が非常に難しいことが判明した。アプリケーションは非常に不安定である。そのため、もっと見込みのあるNeoOffice/Jが支持され、NeoOffice/Cは棚上げにされた。
関連プロジェクトにNeoOffice/Cがある。これは、ネイティブなmacOS版OOo 2.0を作るためのプロトタイプとして、[[Apple]]の[[Cocoa]] [[アプリケーションプログラミングインタフェース|API]]を使ってmacOS用OOo 1.xを開発するプロジェクトである。しかし、NeoOffice/Cは実装が非常に難しいことが判明した。アプリケーションは非常に不安定である。そのため、もっと見込みのあるNeoOffice/Jが支持され、NeoOffice/Cは棚上げにされた。


NeoOffice 1.2 のリリース時に、これまでのアプリケーション名から/Jが削られることが発表され NeoOffice に変更された。
NeoOffice 1.2 のリリース時に、これまでのアプリケーション名から/Jが削られることが発表され NeoOffice に変更された。

2021年5月20日 (木) 11:12時点における版

NeoOffice
NeoOffice 2.0 Writer
開発元 Planamesa Software
最新版
2017.25(LibreOffice 4.4ベース) / 2021年2月9日 (3年前) (2021-02-09)
リポジトリ ウィキデータを編集
対応OS macOS Sierra以降
プラットフォーム Macintosh
種別 オフィススイート
ライセンス GPL
公式サイト NeoOfficeホーム
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NeoOffice(ネオオフィス)は、macOS用のソフトウェアオープンソースオフィススイートであるOpenOffice.org(以下、OOo)から分岐して開発されていたもので、同バージョンのOOoとほぼ同等の機能を備えていた。2018年6月現在は、LibreOffice 4.4ベースとなっている。ワープロ表計算プレゼンテーションドローソフトの機能がある。

開発元はNeoOffice.orgで、主な開発者は Patrick Luby と Edward Peterlin。SolarisLinux用に開発されたOOoと、macOSAquaインタフェースを統合するために、過去にはJavaテクノロジーが使われていた。LibreOfficeベースの2018年現在はDBなどの一部機能を除いてJavaは使われていない[1]

概要

OpenOffice.org3.0より以前、OpenOffice.orgにはすでにX11版があったが、Aquaネイティヴで動くOpenOffice.orgの開発は長年停滞していた。そのためMac上でネイティヴに動くOpenOffice.orgを開発することを目的に開発が始まった。

特徴

X11には問題があり、macOSで利用できるが、X11版OOoの使用にはApple X11XDarwinをインストールする必要があり、また日本語入力などいくつかの問題がある。そのため、Mac上ではOOoでなくNeoOfficeの利用が推奨されていた[2]

NeoOfficeのほうがインストールが簡単で、Aqua版OpenOffice.orgより概ねAquaライクなインタフェース(デスクトップ上部のメニューバーや親切なキーボードショートカットなど)を備え、macOSのフォントや印刷サービス、クリップボードドラッグ・アンド・ドロップ機能などが利用でき、OOoよりMacとの親和性が高い。

ただし、NeoOfficeをストレス無く動かすにはX11版より多くのメモリが必要であり、いくつかの機能の処理速度がやや遅いことが指摘されている。また追加されたコードはOOoほどテストを受けているとはいえない。

2018年時点のNeoOfficeは、Microsoft Officeとの互換性のある、LibreOffice 4.4ベースである。

開発

NeoOffice/JはGPLライセンスを採用しており、そのソースコードを改変して作成したソフトウェアを配布する場合、フリーソフトウェアとして提供されなければならないと定めている。対してOOoは以前LGPLライセンスとSISSLを使用していたが、SISSLの廃止によりLGPLに一本化された。なおOpenOffice.orgの商業版として、サン・マイクロシステムズStarOfficeを販売していた。

関連プロジェクトにNeoOffice/Cがある。これは、ネイティブなmacOS版OOo 2.0を作るためのプロトタイプとして、AppleCocoa APIを使ってmacOS用OOo 1.xを開発するプロジェクトである。しかし、NeoOffice/Cは実装が非常に難しいことが判明した。アプリケーションは非常に不安定である。そのため、もっと見込みのあるNeoOffice/Jが支持され、NeoOffice/Cは棚上げにされた。

NeoOffice 1.2 のリリース時に、これまでのアプリケーション名から/Jが削られることが発表され NeoOffice に変更された。

#2008年10月にMac OS X v10.4以降にネイティブ対応した本家OOo 3.0が公開された。

2012年リリースされたNeoOffice 3.3以降のバージョンは、 JavaベースではなくCocoaベースになっている[3][1]

2017年に、古いOOo 3.1.1コードベースから、LibreOffice 4.4コードベースに移行が完了した[4]

2018年現在、最新バージョンは、Mac App Storeにて販売されている[5]

関連項目

脚注

  1. ^ a b NeoOffice in the Mac App Store”. www.neooffice.org. 2018年6月19日閲覧。
  2. ^ OOoの日本語プロジェクト
  3. ^ NeoOffice 3.3 Announcement”. www.neooffice.org. 2018年6月19日閲覧。
  4. ^ announcements, NeoOffice developer notes and. “NeoOffice developer notes and announcements”. trinity.neooffice.org. 2018年6月19日閲覧。
  5. ^ NeoOffice Mac App Store

外部リンク