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「S&P 500」の版間の差分

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== セクター別指数 ==
== セクター別指数 ==
本指数と共に、業種別に11の指数が算出されており、各セクターの動向を測るベンチマークとして利用されている。セクターの分類は[[産業#上場企業の産業分類|GICS]]に基づいている。
本指数と共に、業種別に11の指数が算出されており、各セクターの動向を測るベンチマークとして利用されている。セクターの分類は[[産業#上場企業の産業分類|GICS]]に基づいている。
*S&P 500 情報技術株指数({{lang|en|S5INFT}}) - [[マイクロソフト]]、[[アップル (企業)|アップル]]、[[Visa]]等。
*S&P 500 情報技術株指数({{lang|en|S5INFT}}) - [[マイクロソフト]]、[[Apple]]、[[Visa]]等。
*S&P 500 ヘルスケア株指数({{lang|en|S5HLTH}}) - [[ジョンソン・エンド・ジョンソン]]、[[ファイザー]]、[[ユナイテッド・ヘルス]]等。
*S&P 500 ヘルスケア株指数({{lang|en|S5HLTH}}) - [[ジョンソン・エンド・ジョンソン]]、[[ファイザー]]、[[ユナイテッド・ヘルス]]等。
*S&P 500 金融株指数({{lang|en|S5FINL}}) - [[バークシャー・ハサウェイ]]、[[JPモルガン・チェース]]、[[バンク・オブ・アメリカ]]等。
*S&P 500 金融株指数({{lang|en|S5FINL}}) - [[バークシャー・ハサウェイ]]、[[JPモルガン・チェース]]、[[バンク・オブ・アメリカ]]等。

2021年5月20日 (木) 11:23時点における版

S&P 500(エス アンド ピー ファイブハンドレッド、エス アンド ピー ごひゃく)、スタンダード・アンド・プアーズ500種指数英語: Standard & Poor's 500 Stock Index)とは、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数である。

概要

ニューヨーク証券取引所NYSE MKTNASDAQ上場している企業の中から代表的な500社を選出し、その銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数である。なお、社数は500社だが、1つの企業の銘柄で議決権の有無などによる複数のクラスがある場合は、銘柄数が500より多くなる場合がある。本指数はアメリカ合衆国企業の株価指数であることを意図しており、上記の証券取引所の上場銘柄であっても、アメリカ企業でないと判断された銘柄は本指数の対象外となる[1]

S&Pを冠するアメリカの株価指数は、他に以下のものがあるが、S&P 500は特に有名で、機関投資家の運用実績を測定するベンチマークとして利用されている。

  • S&P 500 - 大型株である500社の銘柄で構成。本項で記述。
  • S&P 100 - S&P 500中、時価総額の特に大きい、超大型株100銘柄で構成。
  • S&P 400 - 中型株400銘柄で構成。
  • S&P 600 - 小型株600銘柄で構成。
  • S&P 1500 - 大型株・中型株・小型株の合計1500銘柄で構成。

1957年3月4日スタンダード&プアーズにより現在の形で算出が開始され[2]1941年から1943年における平均指数を10として算出されている。

指数の推移

1957年以来の指数の推移を示す(参考として、指数算出の基準とされる1941年から1943年の換算値を併記)。

年末終値 対前年増減率 備考
1941 8.69 参考
1942 9.77 参考
1943 11.67 参考
1957 39.99 -14.31
1958 55.21 38.06
1959 59.89 8.48
1960 58.11 -2.97
1961 71.55 23.13
1962 63.10 -11.81
1963 75.02 18.89
1964 84.75 12.97
1965 92.43 9.07
1966 80.33 -13.09
1967 96.47 20.09
1968 103.86 7.66
1969 92.06 -11.36
1970 92.15 0.10
1971 102.09 10.79
1972 118.05 15.63
1973 97.55 -17.37
1974 68.56 -29.72
1975 90.19 31.55
1976 107.46 19.15
1977 95.10 -11.50
1978 96.73 1.71
1979 107.94 11.59
1980 135.75 25.77
1981 122.55 -9.73
1982 140.64 14.76
1983 164.93 17.27
1984 167.24 1.40
1985 211.28 26.33
1986 242.17 14.62
1987 247.08 2.03
1988 277.72 12.40
1989 353.40 27.25
1990 330.22 -6.56
1991 417.09 26.31
1992 435.71 4.46
1993 466.45 7.06
1994 459.27 -1.54
1995 615.93 34.11
1996 740.74 20.26
1997 970.43 31.01
1998 1,229.23 26.67
1999 1,469.25 19.53
2000 1,320.28 -10.14
2001 1,148.08 -13.04
2002 879.82 -23.37
2003 1,111.92 26.38
2004 1,211.92 8.99
2005 1,248.29 3.00
2006 1,418.30 13.62
2007 1,468.36 3.53
2008 903.25 -38.49
2009 1,115.10 23.45
2010 1,257.64 12.78
2011 1,257.60 0.00
2012 1,426.19 13.41
2013 1,848.36 29.60
2014 2,058.90 11.39
2015 2,043.94 -0.73
2016 2,249.26 10.05
2017 2,673.61 18.87
2018 2,506.85 -6.24
2019 3,230.78 28.88
2020 3,756.07 16.26

‐史上最高値‐

4,012.06  (2021年4月2日)

構成銘柄

500社の株が採用されている。実際には異なるクラスに分かれている銘柄が5つ(DISCA・DISCK、FOX・FOXA、GOOG・GOOGL、NWS・NWSA、UA・UAA)あるので、構成銘柄数としては現在505銘柄である。

ETF・投資信託・先物

S&P 500に連動するETFとしては、下記ETFニューヨーク証券取引所(NYSE Arca)に上場している。

日本では、下記ETF東京証券取引所に上場している。

  • 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)
  • SPDR S&P500 ETF (1557)
  • iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF (1655)
  • 上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり (2521)
  • iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり) (2563)

日本の投資信託としては下記がある。

  • eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
  • iFree S&P500インデックス
  • iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド (ブラックロック・ジャパン)
  • 米国株式インデックス・ファンド (ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)
  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

更に、ETFや投資信託にはレバレッジ型やインバース型もある。

S&P 500の先物は、シカゴ・マーカンタイル取引所において取引されている。店頭CFDとして取り扱っている証券会社もある。

セクター別指数

本指数と共に、業種別に11の指数が算出されており、各セクターの動向を測るベンチマークとして利用されている。セクターの分類はGICSに基づいている。

脚注

  1. ^ S&P U.S. Indices Methodology” (PDF). S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス. 2019年1月3日閲覧。なお、登記上の本店がアメリカ以外の地域に置かれている企業で、実質的な本社機能または事業の中心がアメリカにあるとS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが判断する場合は、本指数の対象銘柄に含まれる。
  2. ^ S&P 500 factsheet” (PDF). S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス. 2015年5月23日閲覧。

外部リンク