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バルマーは、技術者肌であるゲイツに対して経営のアドバイザー的な役割を果たし、マイクロソフトを大企業に仕立て上げた立役者でもある。同社の売上高を3倍、利益を2倍へと押し上げたが<ref name="kyodo20140820"/>、[[携帯端末]]事業で[[Apple]]や[[Google|グーグル]]の後塵を拝したとの評価もある<ref name="kyodo20140820"/>。また、基調講演で壇上を跳ね回り、「I love this company!」と絶叫する<ref>{{YouTube|wvsboPUjrGc|Steve Ballmer going crazy}}</ref>など、ユーモラスな人柄も持ち合わせている。かつては [[Microsoft Windows 1.0|Windows 1.0]] のテレビコマーシャルにも出演し、熱狂的にアピールする姿を見せた<ref>{{YouTube|tGvHNNOLnCk|Ballmer sells windows 1.0}}</ref>。2017年4月には私財1000万ドル(当時11億円相当)を投じ、[[アメリカ合衆国]]の財政状況を具体的に可視化する非営利サイト[[USAFacts.org]]を立ち上げている<ref>[https://www.businessinsider.jp/post-34309 元マイクロソフトCEOが私財11億円を投入、アメリカの事実を明らかにする「USAFacts.org」とは]</ref> |
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2021年5月20日 (木) 11:29時点における版
スティーブ・バルマー Steve Ballmer | |
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生誕 |
1956年3月24日(68歳)![]() |
職業 | マイクロソフト社元CEO |
給料 | $1,270,000(2007年)[1] |
純資産 | 110億ドル(2009年時点)[2] |
配偶者 | コニー・スナイダー |
スティーブン・アンソニー・バルマー(Steven Anthony Ballmer、1956年3月24日 - )は、アメリカ合衆国の実業家、マイクロソフト社元最高経営責任者(2000年1月 - 2014年2月4日)、NBAのロサンゼルス・クリッパーズオーナー。
経歴
ミシガン州デトロイトに生まれる[3]。父はスイスからのドイツ系ユダヤ人移民で、フォード・モーターにマネージャーとして勤務した[3]。母はベラルーシのピンスク出身の両親を持つ東欧系ユダヤ人移民二世。高校時代に SAT の数学で800点満点を得点するなど数学に秀でた才能を発揮し[3]、1973年に4.0の GPA で卒業、クラスの卒業生総代となる。卒業後はハーバード大学へ進む[2]。
ハーバード大学在学時にはアメリカンフットボールチームのマネージャーや[4]、学内機関紙の The Harvard Crimson[4] と The Harvard Advocate の広告部長を務める。後にマイクロソフトを設立するビル・ゲイツとは、ゲイツが中退以前に学生寮の同じ部屋に住んでいた。第2位優等(Magna Cum Laude)で卒業し、数学と経済学の学士号を取得する[4]。
卒業後はプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)でアシスタントプロダクトマネージャーを2年間務める。P&G時代の同期に後のゼネラル・エレクトリックCEO、ジェフリー・イメルトがいた[4]。経営学修士を取得するためにスタンフォード大学経営大学院にも通学したが[2]、ゲイツに説得され中退する[4]。1980年、ゲイツが初めて採用したビジネスマネージャー(事業担当管理職)としてマイクロソフトへ入社、マイクロソフトの30人目の従業員となる。
オペレーティングシステム開発、経営、販売、サポート事業部門長などを経て、1998年7月には空席となっていた社長に昇進した[5]。2000年1月にはゲイツの辞任に伴い最高経営責任者に就任した。バルマーはXboxへの巨額な投資を承認した[4]。
2014年2月4日最高経営責任者を退任し、サティア・ナデラに最高経営責任者を譲り、取締役に就任した。2014年8月12日、NBAのロサンゼルス・クリッパーズを買収し、オーナーに就任した[6]。同月19日、オーナー職などに集中したいとするバルマーの意向が受け入れられマイクロソフト取締役を退任した[7]。2015年10月16日、Twitter社の株を4%保有していることを明らかにした。個人では3番目の大株主となる。[8]ただし、2018年5月には「投資家であることにもはや集中したくなく、価格が魅力ある水準だったこと」を理由に所有していたTwitter社の株式を全て売却したことを明らかにしている。[9]
人物像
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b6/Steve_ballmer_2007_outdoors2.jpg/250px-Steve_ballmer_2007_outdoors2.jpg)
バルマーは、技術者肌であるゲイツに対して経営のアドバイザー的な役割を果たし、マイクロソフトを大企業に仕立て上げた立役者でもある。同社の売上高を3倍、利益を2倍へと押し上げたが[7]、携帯端末事業でAppleやグーグルの後塵を拝したとの評価もある[7]。また、基調講演で壇上を跳ね回り、「I love this company!」と絶叫する[10]など、ユーモラスな人柄も持ち合わせている。かつては Windows 1.0 のテレビコマーシャルにも出演し、熱狂的にアピールする姿を見せた[11]。2017年4月には私財1000万ドル(当時11億円相当)を投じ、アメリカ合衆国の財政状況を具体的に可視化する非営利サイトUSAFacts.orgを立ち上げている[12] 。
脚注
- ^ “Steven Ballmer” (英語). Neumann International. 2008年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年11月12日閲覧。
- ^ a b c “#29 Steven Ballmer” (英語). フォーブス (2009年3月11日). 2013年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年2月20日閲覧。
- ^ a b c Lohr, Steve (2007年1月28日). “Preaching From the Ballmer Pulpit” (英語). ニューヨーク・タイムズ. 2007年7月15日閲覧。
- ^ a b c d e f Lieberman, David (2007年4月30日). “CEO Forum: Microsoft's Ballmer having a 'great time'”. USAトゥデイ. 2010年2月20日閲覧。
- ^ “米Microsoftの社長にスティーブ・バルマー氏が就任”. PC Watch (1998年7月22日). 2012年8月30日閲覧。
- ^ “マイクロソフト前CEO、クリッパーズのオーナーに就任”. AFPBB News (2014年8月13日). 2014年8月13日閲覧。
- ^ a b c “バルマー氏、MS取締役も退く 前CEO、NBAオーナーに注力”. 共同通信. 47NEWS. (2014年8月20日) 2014年8月21日閲覧。
- ^ WSJ マイクロソフトのバルマー前CEO、ツイッターの大株主に 2015年10月17日
- ^ Bloomberg マイクロソフト前CEOのバルマー氏、ツイッター株を全て売却
- ^ Steve Ballmer going crazy - YouTube
- ^ Ballmer sells windows 1.0 - YouTube
- ^ 元マイクロソフトCEOが私財11億円を投入、アメリカの事実を明らかにする「USAFacts.org」とは
参考文献
- Fredric Alan Maxwell, Bad Boy Ballmer : The Man Who Rules Microsoft, HarperCollins Publishers Inc, 2002, ISBN 978-0-06-621014-8
- 遠野和人(訳) 『マイクロソフトCEOバルマー : 世界「最強」の経営者』 イースト・プレス、2003年、ISBN 4-87257-334-X