「Adium」の版間の差分
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[[インテル]]ベースのMacで動作するよう [[Universal Binary]]でコンパイルされた最初のバージョンはAdium X 0.88だった。Adium X 0.89.1までリリースすると、今度は名前を再びAdiumに戻し、2007年2月2日にAdium 1.0がリリースされた。その後も頻繁にバージョンアップを繰り返している。 |
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== プロトコル == |
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2021年5月20日 (木) 12:09時点における版
開発元 | Adiumチーム (Evan Schoenberg、Eric Richie、Adam Iser) |
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最新版 |
1.5.10.2
/ 2016年3月9日 |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | Cocoa |
対応OS | macOS |
種別 | インスタントメッセンジャー |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | www.adium.im |
Adiumは、macOSで動作するフリーなインスタントメッセンジャーであり、libezv (Bonjour)、MGTwitterEngine (Twitter)、libpurple(他の全プロトコル)といったライブラリを使って各種プロトコルをサポートしている。macOSのCocoa APIを使って書かれており、GNU General Public Licenseでライセンスされている。ただしAdiumに付属している各コンポーネントのライセンスは様々である。
歴史
最初の "Adium 1.0" は2001年9月にリリースされた。これは当時大学生だったAdam Iserが開発したもので、AIMだけをサポートしていた。その後のバージョン番号の付け方は少し変わっている。Adium 1.0に対するアップグレードがいくつかあり、最終的にはAdium 1.6.2cとなった[1]。
この時点でAdiumチームはマルチプロトコル対応を実現するため、完全な書き換えを開始した。Pidgin(当時はGaim)のlibpurple(当時はlibgaim)ライブラリが実装され、AIM以外のIMプロトコルをサポートするようになった。その後、AdiumチームはGUIの改善に注力するようになった。Adiumチームはこれらの修正をしたバージョンを Adium 2.0 としてリリースする予定だった。しかし、実際には "Adium X" と改名した上で、バージョン0.50とし、「1.0の半分ぐらいの完成度」ということを表した[2]。
インテルベースのMacで動作するよう Universal Binaryでコンパイルされた最初のバージョンはAdium X 0.88だった。Adium X 0.89.1までリリースすると、今度は名前を再びAdiumに戻し、2007年2月2日にAdium 1.0がリリースされた。その後も頻繁にバージョンアップを繰り返している。
AppleはXcodeによるAdiumのビルドをベンチマークに使い、Macの性能比較を行っている[3]。
プロトコル
Adiumは以下のようなプロトコルをサポートしている。
- OSCAR - AIM、MobileMe、ICQ
- XMPP (Jabber) - Google Talk、LiveJournal
- Windows Live メッセンジャー
- Yahoo! MessengerとYahoo!メッセンジャー
- Bonjour
- MySpaceIM
- Gadu-Gadu
- Novell GroupWise
- Lotus Sametime
- Facebookのチャット
- MeBeam (pluginが必要)
- Tlen (pluginが必要)
- Xfire (XBlaze pluginが必要)
- Skype (pluginが必要)
- IRC (β版のみ)
- Twitter (β版のみ)
- NateOn (pluginが必要)
- StudiVZ-Plauderkasten via Nimbuzz (pluginが必要)
プラグインとカスタマイズ
Adiumはプラグインアーキテクチャを採用している。基本的な機能の多くがプラグインとして提供されている。例えば、ファイル転送、Growlサポート、Sparkleサポート、Off-the-Record Messagingライブラリなどがある。
Adiumはまた、高度なカスタマイズが可能で、開発者が "Xtras" と呼ぶリソースを使ってカスタマイズする。サードパーティーのXtrasは数百あり、顔文字の見た目、Dockアイコン、コンタクトリストのスタイル、メッセージのスタイルなどを変更できる。また、サウンドセットも複数用意されている。イベントをトリガーとした自動的な動作の変更にはAppleScriptが使える。
関連項目
脚注
- ^ “Adium1xChangelog”. The Adium Project. 2009年3月14日閲覧。
- ^ “History Of Adium”. The Adium Project. 2009年1月31日閲覧。
- ^ “Mac Pro - Performance: Science and technical computing”. Apple. 2008年5月10日閲覧。
外部リンク
- Adium — 公式サイト
- Portable Adium — ポータブルアプリケーションとしてパッケージ化されたもの
- Evan Schoenberg of AdiumX, DrunkenBlog, 2004年7月15日
- Interview with Chris Forsythe of Adium and Growl, OSNews, 2006年8月9日
- Chris Forsythe talks up Adium, CocoaRadio, 2006年5月23日