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2021年5月20日 (木) 12:22時点における版
カムデン区 London Borough of Camden | |
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ロンドン自治区 | |
![]() グレーター・ロンドン内における区の位置 | |
地位 | ロンドン自治区 |
主権国家 | ![]() |
構成国 | ![]() |
リージョン | ロンドン |
典礼カウンティ | グレーター・ロンドン |
設置 | 1965年4月1日 |
区役所所在地 | ジャド・ストリート タウン・ホール |
行政 | |
• 種別 | ロンドン区 |
• 議会 | カムデン・ロンドン区議会 |
• 統治体制 | リーダーと内閣制 (労働党) |
• 首長 | Cllr Sarah Hayward |
• ロンドン議会議員 | Andrew Dismore (Lab) (Barnet and Camden区選出) |
• 英国議会下院議員 | Keir Starmer (Lab), Tulip Siddiq (Lab) |
• 欧州議会 | ロンドン選挙区 |
面積 | |
• 計 | 21.8 km2 |
域内順位 | 308位(全317地域中) |
人口(2018年中期推計値) | |
• 計 | 262,226人 |
• 順位 | 60位(全317地域中) |
• 密度 | 12,000人/km2 |
• 民族構成[1]人口密度 | 44% イギリス系白人 3.2% アイルランド系白人 0.1% ジプシー系白人又はアイリッシュ・トラベラー 19% その他の白人 1.1% 白人とカリブ系黒人の混血 0.8% 白人とアフリカ系黒人の混血 1.8% 白人とアジア系の混血 1.9% その他の混血 2.8% インド系 0.7% パキスタン系 5.7% バングラデシュ系 2.9% 中国系 4% その他のアジア系 4.9% アフリカ系黒人 1.6% カリブ系黒人 1.7% その他の黒人 1.6% アラブ系 2.3% その他の民族 |
等時帯 | GMT(UTC+0) |
• 夏時間(DST) | BST(UTC+1) |
郵便コード | EC, N, NW, W, WC |
市外局番 | 020 |
ONSコード | 00AG |
GSSコード | E09000007 |
警察機関 | ロンドン警視庁 |
消防機関 | ロンドン消防局 |
ウェブサイト | www |
カムデン・ロンドン自治区 (カムデン・ロンドンじちく、英: London Borough of Camden) は、イギリスのロンドン北西部にある、インナー・ロンドンを構成する自治区。
沿革
1963年ロンドン政府法により設置された [2]。
フィッツロビアのフィッツロイ・スクウェアは、ヴァージニア・ウルフやジョージ・バーナード・ショー、アルチュール・ランボーらが住んだかつてのボヘミアン地区にあたる。
主な地区・広場
- ブルームスベリー - 区内南端側にあり、ホルボーン、フィッツロビア、キングス・クロス界隈と接する。周辺界隈には大英博物館からホルボーン界隈のフリーメイソン・ホールまである。ブルームズベリー・グループ、タヴィストック・クリニックも参照。
- ホルボーン・アンド・コヴェント・ガーデン
- ホルボーン(Holborn, またはホウバン) - 区内南端側にあり、ブルームスベリーやフィッツロビアと接する。
- オックスフォード・ストリート - 西側のメイフェアから郊外オックスフォードシャー方面に走っている幹線道路A40 roadの一部区間の通り名である。4つの法曹院のうち2つがホルボーン界隈にある。王立裁判所がある南西のオールドウィッチ、残り2つの法曹院がある南東のテンプルとキングスウェイで接続し、周辺一帯は法曹街にもなる。
- ハットン・ガーデン (Hatton Garden) - ホルボーン地区の宝石商街で、第一次世界大戦勃発でモニッケンダム[注釈 1]などが本店を構えた。
- ホルボーン高架橋 (Holborn Viaduct) - オックスフォード・ストリートとシティ間を結ぶ幹線道路A40 roadの一部区間。
- ホルボーン・ストリート - アクチュアリー(保険)機関が入居しているステープル・インは、事務弁護士養成の法学予備院時代の最後の建物。
- リンカーンズ・イン・フィールズ - 区南部ホルボーンにある公園広場で、周囲は高級住宅街。
- フィッツロビア(Fitzrovia, 一部はウェストミンスター区に入る) - 歴史的にはヴァージニア・ウルフ、バーナード・ショー、アルチュール・ランボーらが居住した"ボヘミアン地区"にあたる。BT Towerがランドマークになっている。
- コヴェント・ガーデン(Covent Garden, 一部はウェストミンスター区に入る)
- ウェスト・エンド・オブ・ロンドン(一部はウェストミンスター区に入る)
- キングス・クロス (Kings Cross)
- セント・パンクラス・アンド・サマーズ・タウン
- セント・パンクラス (St Pancras) - 区内南東端で上記キングス・クロス地区と接し、ユーロスターなどのセント・パンクラス駅と、国内線のキングス・クロス駅とが隣り合う。
- カムデンタウン・ウィズ・プリムローズ・ヒル
- ハムステッド・タウン
- クリックルウッド(Cricklewood, ブレント区とバーネット区に跨がる)
- ハイゲート(イズリントン区とハーリンゲイ区に跨がる地区)
- ベルサイズ (Belsize)
- キルバーン(Kilburn, 東側はブレント区に入る)
- ケンティッシュ・タウン (Kentish Town)
-
ブルームスベリー (Bloomsbury)
-
ブルームスベリーのラムズ・コンドゥイット・ストリート
-
プリムローズ・ヒルにあるシャルコー・クレセント(Chalcot Crescent)
-
地区の地図(英語:Ward map)
名所・旧跡・主要施設など
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AAスクールベッドフォードスクウェアの校舎
-
1915年9月8日のツェッペリン飛行船による英本土爆撃を示すプラーク。ファリンドン・ロード
交通
経済
区内南東端、ブルームスベリー界隈と隣接し、イズリントン区と跨がるキングス・クロス (Kings Cross) 地区には、カムデン区側にGoogle英法人本社があり[3]、イズリントン区内になる建物キングス・プレイス (Kings Place) 内には、中道左派系大手新聞ガーディアン本社が入居するほか、WeWorkのコワーキング・スペースがある。他に、キングス・クロスないしホルボーン界隈には、サンタンデール銀行グループUKがキングス・クロス (2 Triton Square, Kings Cross) にある。
A40 road(オックスフォード・ストリートから東へ先はニュー・オックスフォード・ストリート及びハイ・ホルボーン (High Holborn) などと名称が変わりシティ中心街へ向かう)がフィッツロビア、ブルームスベリー、ホルボーン界隈を東西に走る。通り周辺界隈には西から東に順々に、Facebook UK、Google UK、マッキンゼー UK、大英博物館、ロンドン大学及びUCL本部、仏料理学校ル・コルドン・ブルーロンドン本部(15 Bloomsbury Square, Holborn)、LSE、サー・ジョン・ソーンズ美術館、チャールズ・ディケンズ博物館、フリーメイソンホール本部(60 Great Queen St, Holborn)、BBCワールドサービス本社などがある。
ホルボーン界隈の南側至近はウェストミンスター区オールドウィッチ、シティのテンプル地区になり、ハイ・ホルボーンからキングスウェイが南北に走る。
その他、キングス・クロス駅ないしセント・パンクラス駅南側界隈には、東西に短く走るクローマー・ストリート (Cromer Street) があり、パブが2軒あるのと、2010年代から非常に大規模なバングラデシュ人ムスリム居住地域になっている。
関係者
- 出身者
- 初代シドマス子爵ヘンリー・アディントン(政治家・首相) - 区南部ホウバンベッドフォード・ロウ (Bedford Row) 生まれ。ナポレオン戦争期序盤の首相在任時代にロンドン南西リッチモンド・パーク内ホワイト・ロッジなどに居住。
- 初代ビーコンズフィールド伯爵ベンジャミン・ディズレーリ(1804-1881, ヴィクトリア朝期のユダヤ系政治家・首相) - ブルームスベリー生まれ。
- ジョン・ラスキン(1819-1900, ヴィクトリア朝期の美術評論家、水彩画家) - ブランズウィック・スクウェア (Brunswick Square) 界隈ハンター・ストリート (54 Hunter Street) 生まれ。テムズ川対岸現サザーク区キャンバーウェルに長年居住した。
- リチャード・カーン(経済学者)
- グラハム・ヒル(レーシングドライバー・モナコ・マイスター)
- 居住その他ゆかりある人物
- アレクサンドル・ゲルツェン(ロシアの社会主義者、個人主義+社会主義者) - ロンドン居住滞在中、キングス・クロス界隈 (61 Judd Street, Kings Cross) にて1854-1856年の間、ロシア帝国のツァーリズムに対し農奴解放のために「自由ロシア新聞」(Free Russian Press) を立ち上げた。
- ウィリアム・モリス(デザイナー、詩人。アーツ・アンド・クラフツ運動先導者) - 1865年秋、家族と共にブルームスベリーのクイーン・スクウェア (Queen Square) 26番地の建物に越して住居兼商会に用いた。1879年、ハマースミスのKelmscott Houseに越して亡くなるまでの18年間居住。
- 夏目漱石(日本の小説家) - ウエスト・ハムステッドなどロンドン市内各所に居住滞在。詳細はランベス区#関係者も参照。
- アラン・ベネット(劇作家、小説家) - 区北部カムデン・タウンに居住。
- エイミー・ワインハウス(ミュージシャン) - 区北部カムデン・タウンのカムデン・スクエア (30 Camden Square) に居住し死去[4]。
- ユアン・マクレガー(男優) - プリムローズ・ヒルに居住。
- ジュード・ロウ(男優) - プリムローズ・ヒルに居住。
- ケイト・モス(女優、モデル) - プリムローズ・ヒルに居住。
- 友好協定
- カムデン区に薩摩藩の英国留学生が学んだユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)があることから、鹿児島市は2018年、明治維新150周年を記念し、カムデン区(及びマンチェスター市)と友好協定を締結した。[5]
脚注
- ^ 2011 Census: Ethnic group, local authorities in England and Wales, Office for National Statistics (2012). 2011年の国勢調査に使われた設問などについては、英語版Classification of ethnicity in the United Kingdomを参照。
- ^ 阿部孝夫 "先進諸国における地方自治システム" 『地域政策研究』第2巻 第1・2合併号 高崎経済大学地域政策学会 1999年10月 2018年6月21日閲覧
- ^ 他のGAFAでは、金融街シティの西側至近、カムデン区ホルボーン界隈にAmazon.comロンドン事務所があるが、シティの北東側至近にあるショーディッチのPrincipal Placeには、2017年から同Amazon.com UK本社が入居した。Facebookはカムデン区との境界界隈、ウェストミンスター区のOne Rathbone SquareにUK本社がある。Apple UKは、2021年にワンズワース区バタシー発電所跡に主要本社機能を集約・移転予定。
- ^ Celebrities Who Died in London (And Where to Pay Your Respects) Free Tours by Foot 2018
- ^ 鹿児島市 2018.
- ^ オランダ・アムステルダム発祥の宝石商。1948年、エリザベス王女の結婚指輪のカットイヤリングを担当した"世界3大カッティング(カッターズ)ブランド"の一つ
- ^ 'The Dictionary of London Place Names' (2001年)によれば、かつて徴税所だった場所に1904年にスイスのシャレー(山小屋)様式の食堂ができ、地名になった。
- ^ 4つの法曹院に附属する事務弁護士の組織建物。ホルボーンの南側至近にあるシティのテンプル地区 (Temple) 界隈は、王立裁判所、インナー・テンプルとミドル・テンプルの2つの法曹院などがある法曹街になる。ホルボーン界隈には、残り2つの法曹院であるグレイ法曹院とリンカーン法曹院や、大英博物館、ロンドン大学本部などがある。チャンセリー・レーン駅近く。
参考文献
- 鹿児島市 (2018年). “英国ロンドン・カムデン区及びマンチェスター市”. http://www.pref.kagoshima.jp/. 鹿児島市. 2020年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月1日閲覧。