「Discord」の版間の差分
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2021年5月21日 (金) 01:05時点における版
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開発元 | Discord Inc. |
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初版 | 2015年5月13日 |
最新版 |
73363(Windows版) 60.3(Android版)/ 2021年2月5日 52.0(iOS版)/ 2020年12月14日 |
最新評価版 |
65890(Windows版)
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プログラミング 言語 | JavaScript、React、Elixir[1]、Rust[2] |
使用エンジン |
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対応OS | Windows, macOS, Android, iOS, Linux, ウェブブラウザ |
対応言語 | 30言語 |
サポート状況 | 継続中 |
種別 | VoIP・インスタントメッセンジャー |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | https://discord.com |
Discord(ディスコード)は、Windows・macOS・Linux・Android・iOS・Webブラウザで動作する、ビデオ通話・音声通話・VoIPフリーウェアである。アメリカ合衆国で開発されており、2019年5月時点でユーザー数が2億5000万人に達している[3]。
概要
OpenFeint創設者のJason Citronが立ち上げたHammer & Chiselが、モバイルMOBAゲーム「Fates Forever」をリリースした後、2015年5月にDiscordをリリースした。YouWebを通じて9人以上のインキュベータから資金を調達した。SkypeやTeamSpeakなどの他のVoIPソフトウェアの良いところを組み込み、低遅延の通信を目指して開発された。
Discordは、Twitchの人気ユーザーやStar Citizenのゲームコミュニティなど、eSportsとLANトーナメントのゲーマーによって普及していった。サービス名と同名の会社はOpenFeintの創設者Jason Citronによって設立された。
Discordは基本的なチャット機能を一通り搭載している。Mumble等のVoIPと同じOpusコーデックが採用されており、低レイテンシのボイスチャット機能など、ゲーム中に使用するような仕組みが用意されている。2016年12月にはGameBridge API(現: Discord GameSDK)を導入し、開発者がゲーム内にDiscordの機能を組み込めるようになった。Discordは、ゲーマーだけでなく、テレワークにおけるビデオ会議システムや、簡易的なIP電話としても活用されている[4][5]。 このような動きを受け、2020年7月にブランディングイメージを「ゲーム専用グループチャット」から「あらゆるコミュニティが使えるコミュニケーションツール」へと変更した[6]。
2021年5月にソニー・インタラクティブエンタテインメントとパートナーシップを締結し、2022年前半にはPlayStation NetworkでDiscordが利用できるように取り組んでいると発表した[7]。
機能
チャットは2人または複数人のグループでの「ダイレクトメッセージ (DM)」や招待されたユーザーが参加する「サーバー」で行われる。サーバーは文章でのチャットを行う「テキストチャンネル」と呼ばれる場所と音声でのチャットを行う「ボイスチャンネル」と呼ばれる場所で構成される。サーバーではメンバーに役職を割り当てることができ、役職ごとに「サーバーの管理」や「メッセージの管理」といった権限を設定できる。
ビデオ通話と画面共有の機能が存在し、10人(2020年4月現在は最大25人)まで同時にDM経由で映像を配信できる[8]。
また「Go Live」というゲームの配信機能も提供されており、ボイスチャンネル内で配信できる[9]。
「Discord Nitro」という名称のサブスクリプションサービスが存在し、加入者にはアップロードできるファイルのサイズの上限の引き上げや画面共有における画質の向上などの特典が用意されている[10]。
「Discord Server Boost」という各サーバーごとの特典機能が存在し、レベル毎に一定人数がブーストするごとにカスタム絵文字追加の上限の上昇、通話の音質向上、動くサーバーアイコン、カスタマイズされたサーバー背景、「Go Live」の品質向上などの特典が使用できる[11]。
ゲーム販売
2018年10月にゲームストアのベータ版が全世界に解放され、同時にDiscord Nitroの加入者向けにPCゲームの無料配信も開始された[12][13]。当初はDiscord側が選択したゲームのみを販売していたが、2019年からは一般の開発者もゲームを販売できるようになった[14][15]。売上の9割が開発者の取り分となり、Discordは残りの1割を受け取る[14][15]。
2019年10月15日をもってDiscord Nitro加入者へのゲームの配信を終了することが発表された[16][17]。加入者の大多数は提供されたゲームを遊んでいなかったという[16][17]。またゲームストアは2019年3月より段階的に縮小されており、アクセス不能になった[16]。
脚注
- ^ “How Discord Scaled Elixir to 5,000,000 Concurrent Users”. Discord Blog. Discord Inc. (2017年6月6日). 2020年3月21日閲覧。
- ^ “Using Rust to Scale Elixir for 11 Million Concurrent Users”. Discord Blog. Discord Inc. (2019年5月17日). 2020年3月21日閲覧。
- ^ Ian Sherr (2019年5月13日). “Discord, Slack for gamers, tops 250 million registered users”. CNET (CNET) 2019年12月19日閲覧。
- ^ “「Discord出社」は良くも悪くもオフィス気分を味わえる”. ITmedia NEWS (2020年4月7日). 2020年5月11日閲覧。
- ^ 兼六館出版『放送技術』2020年5月号 pp.123-126「スマートフォンを利用したIPインカムについて」
- ^ “Your Place to Talk”. Discord Blog. Discord Inc. (2020年7月1日). 2020年8月18日閲覧。
- ^ “SIEがDiscordとパートナーシップ締結、2022年前半にはPlayStationでDiscordが利用できるように”. funglr Games (2021年5月4日). 2021年5月7日閲覧。
- ^ “超便利チャットツール「Discord」にビデオチャット・デスクトップ配信機能が正式追加!【UPDATE】”. Game*Spark (2017年10月6日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ “Discordにて、手軽にゲーム配信が可能になる「Go Live」機能が本日より順次開放。細かな仕様をチェック”. AUTOMATON (2019年8月16日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ “Discord - Nitro”. 2020年4月6日閲覧。
- ^ “Server Boosting 💨”. 2020年4月25日閲覧。
- ^ “チャットツールDiscordの「ゲームストア」がグローバルオープン!、、、。先行独占タイトルを含めた、PC向けインディーゲームがずらり”. AUTOMATON (2018年10月17日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ “高機能チャットツール「Discord」ゲームストア/ランチャー機能がオープンベータに!”. Game*Spark (2018年10月17日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ a b “チャットツールDiscordのPCゲームストアが、「自主販売」プラットフォームへと路線変更。売上の9割を開発者が受け取る”. AUTOMATON (2018年12月15日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ a b “なぜEpic Gamesは「88対12」を主張し、Discordはストアの利益配分を「90対10」に変えるのか? SteamをめぐるPCゲームストアの“数字”の戦いの背景”. ファミ通.com (2018年12月21日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ a b c “DiscordがPCゲーム販売を終了へ。開始から1年で方針転換”. AUTOMATON (2019年9月14日). 2019年9月18日閲覧。
- ^ a b “Discord、「Nitro」におけるゲームサブスクリプションサービスを10月15日で終了”. Game*Spark (2019年9月14日). 2019年9月18日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
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