「ココシニク」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m Bot作業依頼: ロシア皇帝記事の改名に伴うリンク修正依頼 (エカチェリーナ2世 (ロシア皇帝)) - log |
m Bot作業依頼: ロシア皇帝記事の改名に伴うリンク修正依頼 (アレクサンドル3世 (ロシア皇帝)) - log |
||
8行目: | 8行目: | ||
[[ロシア帝国]]以前([[ルーシ]]時代)、既婚女性が[[帽子]]の代わりにココシニクを着用した。多様な形状がある。 |
[[ロシア帝国]]以前([[ルーシ]]時代)、既婚女性が[[帽子]]の代わりにココシニクを着用した。多様な形状がある。 |
||
18世紀に貴族階級の着用が禁じられたが、19世紀から20世紀初頭にかけては、女性の宮廷服に取り入れられた。さらに、英国王室との姻戚関係から、[[ティアラ]]の意匠として、他地域にも影響を与えた。1888年に、英国王太子[[エドワード7世 (イギリス王)|アルバート]]と妃[[アレクサンドラ・オブ・デンマーク|アレクサンドラ]]{{efn|アレクサンドラの妹は、[[ロシア帝国|ロシア]]皇帝[[アレクサンドル3世]]の后[[マリア・フョードロヴナ (アレクサンドル3世皇后)|マリア・フョードロヴナ]]であった。}}の結婚25周年の祝いに、「ココシニク・ティアラ」が献上された。 |
18世紀に貴族階級の着用が禁じられたが、19世紀から20世紀初頭にかけては、女性の宮廷服に取り入れられた。さらに、英国王室との姻戚関係から、[[ティアラ]]の意匠として、他地域にも影響を与えた。1888年に、英国王太子[[エドワード7世 (イギリス王)|アルバート]]と妃[[アレクサンドラ・オブ・デンマーク|アレクサンドラ]]{{efn|アレクサンドラの妹は、[[ロシア帝国|ロシア]]皇帝[[アレクサンドル3世 (ロシア皇帝)|アレクサンドル3世]]の后[[マリア・フョードロヴナ (アレクサンドル3世皇后)|マリア・フョードロヴナ]]であった。}}の結婚25周年の祝いに、「ココシニク・ティアラ」が献上された。 |
||
[[1903年]]2月に、ロシア宮廷で[[ロマノフ朝]]開闢290年{{efn|1613年、[[ミハイル・ロマノフ]]の[[ロシア君主一覧|皇帝]]([[ツァーリ]])即位から起算。}}を祝した壮麗な{{仮リンク|ロマノフ家の仮装舞踏会 (1903年)|label=仮装舞踏会|en|1903 ball in the Winter Palace}}が[[冬宮殿]]で催され、皇帝[[ニコライ2世]]をはじめ皇族、貴族らが17世紀の扮装をした写真資料が多数記録されている。この舞踏会の様子は、後世、トランプや『[[スター・ウォーズシリーズ]]』の衣装に影響を与えた<ref>ロシア・ビヨンド、2016年3月06日 「ロマノフ家、最後の大舞踏会」[https://jp.rbth.com/multimedia/pictures/2016/03/04/573093]</ref>。 |
[[1903年]]2月に、ロシア宮廷で[[ロマノフ朝]]開闢290年{{efn|1613年、[[ミハイル・ロマノフ]]の[[ロシア君主一覧|皇帝]]([[ツァーリ]])即位から起算。}}を祝した壮麗な{{仮リンク|ロマノフ家の仮装舞踏会 (1903年)|label=仮装舞踏会|en|1903 ball in the Winter Palace}}が[[冬宮殿]]で催され、皇帝[[ニコライ2世]]をはじめ皇族、貴族らが17世紀の扮装をした写真資料が多数記録されている。この舞踏会の様子は、後世、トランプや『[[スター・ウォーズシリーズ]]』の衣装に影響を与えた<ref>ロシア・ビヨンド、2016年3月06日 「ロマノフ家、最後の大舞踏会」[https://jp.rbth.com/multimedia/pictures/2016/03/04/573093]</ref>。 |
2021年6月13日 (日) 09:39時点における版
この記事はロシア語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2020年1月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
ココシニク(ロシア語: коко́шник, ラテン文字転写: Kokoshnik)は、ロシアの女性の伝統的な頭頂部につける装飾品(頭飾り)である。
概要
この節の加筆が望まれています。 |
ロシア帝国以前(ルーシ時代)、既婚女性が帽子の代わりにココシニクを着用した。多様な形状がある。
18世紀に貴族階級の着用が禁じられたが、19世紀から20世紀初頭にかけては、女性の宮廷服に取り入れられた。さらに、英国王室との姻戚関係から、ティアラの意匠として、他地域にも影響を与えた。1888年に、英国王太子アルバートと妃アレクサンドラ[注釈 1]の結婚25周年の祝いに、「ココシニク・ティアラ」が献上された。
1903年2月に、ロシア宮廷でロマノフ朝開闢290年[注釈 2]を祝した壮麗な仮装舞踏会が冬宮殿で催され、皇帝ニコライ2世をはじめ皇族、貴族らが17世紀の扮装をした写真資料が多数記録されている。この舞踏会の様子は、後世、トランプや『スター・ウォーズシリーズ』の衣装に影響を与えた[1]。
ギャラリー
伝統衣装として
-
1780年頃画、エカチェリーナ2世
-
1790年代画、アレクサンドラ・パヴロヴナ大公女
-
1836年「占い師スヴェトラーナ」、カール・ブリューロフ画
-
1836年画、アレクサンドラ・フョードロヴナ皇后
-
1891年「親類のもとへ」、レオニード・パステルナーク画
-
1895年頃画、ジナイダ・ユスポヴァ
宮廷服として
-
19世紀半ば画、アレクサンドラ・ペトロヴナ大公女
-
1881年撮影、マリア・フョードロヴナ皇后
-
1885年撮影、エリザヴェータ・フョードロヴナ大公妃
-
1908年撮影、アレクサンドラ・フョードロヴナ皇后
-
1910年撮影、ニコライ2世の皇子女たち
1903年、ロマノフ家の仮装舞踏会
ココシニク・ティアラ
脚注
注釈
出典
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、ロマノフ家の仮装舞踏会に関するカテゴリがあります。
ウィキメディア・コモンズには、ココシニク・ティアラに関するカテゴリがあります。