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| 出典の明記 = 2014年6月 |
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| 独自研究 = 2014年6月 |
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2021年8月4日 (水) 10:46時点における版
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スペシャルグレード(Special Grade)は、ボートレースの競走格付けの中で、最高峰のクラスに位置する競走のことをいう。通称SG(エスジー)。通算最多優勝は、野中和夫の17回である。
解説
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現在SGは全部で9つあり、原則としてそれぞれ各ボートレース場の持ち回りで開催される。
しかしながら、グランプリ(賞金王決定戦および賞金王シリーズ戦が同時開催される競走)は、過去31回の開催のうち26回がボートレース住之江で行われている。
開催期間は6日間で行なわれる。開催日程・開催ボートレース場は、毎年6月或いは7月頃の定例常任委員会で決定される。
開催日程は初日から4日間が予選・5日目が準優勝戦そして6日目が優勝戦になる(グランプリは、変則的なスケジュールとなる)。
ほとんどの開催は、最終日は日曜日か祝日となるように日程が組まれている。
SG競走の場外発売は開催ボートレース場以外のレース場・場外発売場で発売される。
2014年度からは、英語名称を、競艇の国際名称「BOAT RACE」を使用したものに統一した。放送・新聞などのマスメディアでは、引き続き正式名称が使用されている(但し、グランドチャンピオン決定戦、オーシャンカップ、チャレンジカップは正式名と同じである)。またそれぞれにSGマークと(年号)シリーズ戦の表記が添えられているが、賞金王決定戦のみ、GPマークと(年号)FINALの表記になっている[1]。
SGでは、出場する選手全員にSG専用デザインのレーシングウェア(通称「SGカッパ」)が支給され、開催期間中のレース出走時にはそのSGカッパを着用することになっている[2]。支給されたSGカッパは持ち帰って使用することも可能。多くの選手にとって「SGカッパを着用できるようになる」ことは一流選手の証と認識されており、SGカッパを将来の目標に掲げる若手選手も少なくない[3][4]。
SG競走一覧
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順番 |
開催 | 競走名 | 英語名称 (下はアルファベット表記)[1] |
優勝賞金 | 出場資格 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3月 | 鳳凰賞競走 | ボートレース クラシック BOAT RACE CLASSIC |
3900万円 | (1)前年度優勝者 (2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者 (3)前年のSG、GI、GII優勝者及び優勝回数上位者 (但し、2012年まで新鋭王座決定戦競走と女子王座決定戦競走、2013年から地区選手権競走は当年の優勝者) (4)前年の優勝回数上位選手 ※A1級でなくても出場可 |
2 | 5月 | 日本モーターボート競走会会長杯争奪 笹川賞競走 |
ボートレース オールスター BOAT RACE ALL STARS |
3900万円 | (1)前年度優勝者 (2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者 (3)当年の総理大臣杯競走の優勝者 (4)ファン投票上位者 (5)選考委員会の選出選手 |
3 | 6月 | グランドチャンピオン決定戦競走 | グランドチャンピオン GRAND CHAMPIONSHIP |
3300万円 | (1)前年度優勝者 (2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者 (3)当年の笹川賞競走の優勝者 (4)前年4月から当年月までSGの優勝戦完走者・予選得点上位者 |
4 | 7月 | 「海の日」記念 オーシャンカップ競走 |
オーシャンカップ OCEAN CUP |
3300万円 | (1)前年度優勝者 (2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者 (3)当年のグランドチャンピオン決定戦競走の優勝者 (4)前年の5月1日から当年の4月30日までのGI、GII競走の優勝戦着順点上位者 ※A1級でなくても出場可 |
5 | 8月 | 総務大臣杯争奪 モーターボート記念競走 |
ボートレース メモリアル BOAT RACE MEMORIAL |
3900万円 | (1)前年度優勝者 (2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者 (3)当年のオーシャンカップ競走の優勝者 (4)開催競艇場を除く各競艇場の推薦者(各2人)と開催施行者の推薦者 |
6 | 10月 | 国土交通大臣旗争奪 全日本選手権競走 |
ボートレース ダービー BOAT RACE DERBY |
3900万円 | (1)前年度優勝者 (2)前年の賞金王決定戦の優勝戦出場者 (3)当年のモーターボート記念競走の優勝者 (4)前年8月1日から当年7月31日までの勝率上位者 |
7 | 11月 | 競艇王チャレンジカップ競走 | チャレンジカップ CHALLENGE CUP |
3300万円 | 当年1月1日から10月31日までの年間獲得賞金ランキングの上位32名(2013年までは同52名) ※A1級でなくても出場可 |
8-1 | 12月 | 賞金王シリーズ戦 | グランプリシリーズ戦 GRAND PRIX SERIES |
1700万円 | 当年1月1日から11月30日若しくはチャレンジカップの優勝戦終了日までの年間獲得賞金ランキングの19位から66位(2013年までは13位から60位)までの者 ※A1級でなくても出場可 |
8-2 | 12月 | 賞金王決定戦 | ボートレースグランプリ BOAT RACE GRAND PRIX |
1億円 | 当年1月1日から11月30日若しくはチャレンジカップの優勝戦終了日までの年間獲得賞金ランキングの上位18名(2013年までは上位12名) ※A1級でなくても出場可 |
ナイター開催
2002年の第48回モーターボート記念競走よりSGのナイター競走による開催が初めて行われた[5]。
2020年現在、ナイター未開催はボートレースクラシックだけとなったが、そのボートレースクラシックも2022年、大村競艇場にて初のナイター開催が行われる予定である。
優勝戦出場選手選抜方法
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賞金王決定戦以外のSGの場合
- 賞金王決定戦を除いた全てのSG(総理大臣杯競走・笹川賞競走・グランドチャンピオン決定戦競走・オーシャンカップ競走・モーターボート記念競走・全日本選手権競走・チャレンジカップ競走・賞金王シリーズ戦の8競走)は6日間で構成される。
- 開催初日から4日目までは予選を実施する。予選終了時で平均獲得ポイント上位18名が準優勝戦に進める。なお、競走初日の最終競走の第12レースでは優秀選手による「ドリーム戦」として開催される(なお、笹川賞競走の同競走はファン投票のトップ6で競われる→1号艇はファン投票1位以降2位は2号艇・3位は3号艇・4位は4号艇・5位は5号艇そして6位は6号艇の枠順となる)。
- 開催5日目は、賞金王シリーズ戦以外のSGは第10競走から第12競走までの3つの競走に、賞金王シリーズ戦は第8競走から第10競走までの3つの競走に準優勝戦を実施する。ここからはたった1つしかない優勝枠を懸けたトーナメント方式のノックアウトサバイバルレース。この準優勝戦では上位2着までに入ると翌日の優勝戦に進める。
- 賞金王シリーズ戦以外のSGは開催最終日の最終競走である第12競走に、賞金王シリーズ戦は開催最終日の第11競走(2009年までは第10競走)に優勝戦を実施する。優勝戦は準優勝戦3競走における、各競走の上位2名ずつの合計6名による一発勝負となる(優勝戦の艇全体は各枠の色に塗られている)。単純明快で真っ先に1800Mを駆け抜けた者がその大会の優勝者となり年末の賞金王への出場権を当確させる。
賞金王決定戦の場合
- 参加出来るのは年間獲得賞金ランキングで上位18名となった18選手。
- 先ず、年間獲得賞金ランキングの第7位以降の7位から18位までの選手12名でトライアルのファーストステージを実施する。ファーストステージは初日と2日目の2日間で勝負しポイントの多さで上位6名が次のセカンドステージに進出。下位6名は敗退が決定して賞金王シリーズ戦に回る。
- ファーストステージを勝ち抜いた6名はセカンドステージで待っている年間獲得賞金ランキングの第1位から第6位のある意味、シードの6名と合わせてセカンドステージを実施する。セカンドステージは今までと同様の3日間勝負で3日目から5日目まで勝負しポイントの多さで上位6名がファイナルステージの賞金王決定戦に進出。下位6名は順位決定戦に回る。なお、ファーストステージで積み上げた得点は完全にリセットされてしまうのでファーストからの勝ち抜き者も・シード者も敗退の危機が迫る。
- なお、この賞金王決定戦のファイナリストとなった6人は次年の同レースとチャレンジカップを除いた全てのSGレースに出場が可能となる(2006年の第21回大会から)。それまでは出場全選手が出場可能となっていた(2005年の第20回大会まで)。よって翌年のSG戦線に向けて争う戦いとなる。
- この大会はトライアル・順位決定戦・賞金王決定戦の合計10レース・全てが6色艇で争う(特に頂上決戦は2014年からゴールデンボートを使用している)。
- 6日間通してその日の11レースと12レースがグランプリ関連競走となっている(第1・2日目はトライアル1st/第3・4・5日目はトライアル2nd/第6日目は第10Rが第7位から第12位までを決める順位決定戦・第12Rが決勝戦となっている)。
表彰式
全てのSGにおいて優勝戦終了後にセレモニーがある。 日本モーターボート競走会会長から優勝カップが(全日本選手権競走の場合にはダービージャケットと認証状と優勝旗、賞金王決定戦競走の場合には金メッキを塗ったヘルメット)、そして開催主催者の代表者から賞金の目録が贈られ、報道用の写真撮影後に優勝選手インタビューがある。
GRANDE5
2014年より、8競走あるSG競走のうち、グランドスラム、通称「GRANDE5」(グランデファイブ、格式の高い5つのSG競走:クラシック・オールスター・メモリアル・ダービー・グランプリ)において、日本モーターボート競走会会長賞として上位3位までのボートレーサーに対し、順位に応じ金・銀・銅(賞金王決定戦のみプラチナ・金・銀)の各メダルを贈呈する制度が新設された(2015年度からは下位3人のボートレーサーに対しても、記念品が贈呈されている)。メダル贈呈者には有名芸能人やスポーツ選手等が担当する。
さらに、これら5つのSG競走すべてで優勝した初回のボートレーサーのみには、グランドスラム達成記念として、3億円相当のインゴットが贈呈される[6] 。
ただし、このGRAND5は2013年度以前の制覇分については反映しない。また、過去のグランドスラマーについても対象外である。
過去のグランドスラム達成者(グランドスラマー)
競艇は最高峰のレースが時代と共に増えている為、全冠制覇達成→新レースの設立が繰り返されている。ここではその時代における全冠制覇を達成した者を取り上げる。
3冠時代
(全国地区対抗、モーターボート記念(ボートレースメモリアル)、全日本選手権(ボートレースダービー))
4冠時代
1966年、総理大臣杯が新設され、四大特別競走となる。 (総理大臣杯(ボートレースクラシック)、笹川賞(ボートレースオールスター)、メモリアル、ダービー)
5冠時代
1986年、賞金王決定戦(ボートレースグランプリ)が新設され、五大特別競走となる。 (クラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリ)
6冠時代
1991年、グランドチャンピオン決定戦競走がSGとして新設される。 (クラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリ、グランドチャンピオン)
- 野中和夫 1995年達成
7冠時代
1996年、オーシャンカップがSGとして新設される。 (クラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリ、グランドチャンピオン、オーシャンカップ)
- 野中和夫 1996年達成
8冠時代
1998年、チャレンジカップがSGとして新設される。(クラシック、オールスター、メモリアル、ダービー、グランプリ、グランドチャンピオン、オーシャンカップ、チャレンジカップ)
- 達成者なし
関連項目
脚注
- ^ a b “SG競走等に使用する通称名称の使用及びSGコミュニケーションロゴのリニューアルについて”. BOAT RACE official web (2013年10月22日). 2013年10月27日閲覧。
- ^ ボートレース広報のfacebook(2019年3月15日)
- ^ 「青色のカッパ」目指す仲谷颯仁選手 - 日刊スポーツ・2018年3月26日
- ^ 武富智亮、当地周年優勝戦の悔しさを晴らす/からつ - 日刊スポーツ・2018年4月2日
- ^ SG初のナイター開催
- ^ "5つのSG競走にてメダル表彰制度を開始" (Press release). 競艇振興会. 20 May 2014. 2014年6月10日閲覧。