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「ラングリッサーシリーズ」の版間の差分

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* [[ラングリッサー リインカーネーション -転生-]](2015年7月23日、[[ニンテンドー3DS]]、キャラクターデザイン:カイエダヒロシ)
* [[ラングリッサー リインカーネーション -転生-]](2015年7月23日、[[ニンテンドー3DS]]、キャラクターデザイン:カイエダヒロシ)
* [[ラングリッサー モバイル]](2019年4月2日、[[iOS]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]、発売:紫龍株式会社)
* [[ラングリッサー モバイル]](2019年4月2日、[[iOS]]、[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]、発売:紫龍株式会社)

== ストーリー ==

===== ラングリッサー1 (MD) =====
遥か伝説の時より、今に伝わる剣"ラングリッサー"。この剣を持つ者は無限の力を得るという。欲深き者どもはその剣を求め互いに殺し合い、善なる人々は剣を守るためにその命をかけ、多くの血が流されていった。しかし、"ラングリッサー"も今は秘剣として封じられ、いにしえの英雄の血を引くパルディア王家の手により、悪しき者どもから守られていた。だが皇帝ディゴスが"ラングリッサー"を狙い、パルディアに侵攻してきた。<ref>{{Cite book|title=増刊ファミコン通信 Vol.4|date=1991年3月8日|year=1991|publisher=株式会社アスキー|page=136}}</ref>


== 登場人物 ==
== 登場人物 ==

2021年8月8日 (日) 05:03時点における版

ラングリッサー
ジャンル シミュレーションRPG
開発元 日本コンピュータシステムメサイヤブランド)
発売元 メサイヤブランド
主な製作者 うるし原智志
岩垂徳行
1作目 ラングリッサー
(1991年4月26日)
最新作 ラングリッサーI&II
(2019年4月18日)
テンプレートを表示
ラングリッサー
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 メガドライブ
Wiiバーチャルコンソール
発売元 日本コンピュータシステムメサイヤブランド)
シリーズ ラングリッサーシリーズ
人数 1人
メディア [VC]:ダウンロード
発売日 [MD]:1991年4月26日
対象年齢 [VC]:CEROA(全年齢対象)
テンプレートを表示

ラングリッサー』 (Langrisser) は、日本コンピュータシステム(NCS)がメサイヤブランドを用いて1991年4月26日に発売したメガドライブシミュレーションRPG

以降、この作品を「1作目」とし、続編や世界観を変えた作品が登場、シリーズ化した。聖剣(秘剣)ラングリッサーをめぐるファンタジー作品である。

2015年7月23日には発売元が株式会社エクストリーム(以下、extreme)に変わり、メサイヤゲームスブランドを用いて最新作『ラングリッサー リインカーネーション -転生-』をニンテンドー3DS用に発売した。さらに2019年には、前年に中国で先行配信されていたモバイル版の『ラングリッサー モバイル』が日本でも配信された。本項では、この2作品以外を総覧して解説する。

概要

当初はメガドライブで発売、『III』以降は主なプラットフォームをセガサターンに移し、スーパーファミコンプレイステーションなどにも移植される。開発は『I』-『II』がNCS、『III』-『V』がキャリアソフト(実質的なメイン開発陣はほぼ同一)。『I』-『V』のイラストはうるし原智志が描く。

NCSが本作以前にPC-88シリーズで発売したウォーシミュレーションゲーム『エルスリード』『ガイアの紋章』『ガイフレーム』(エルスリード三部作)と世界観を共有する続編的作品となっている(ガイフレームのみ遥か未来の話)。ただし『エルスリード』と『ガイアの紋章』は光の王ジークハルトと闇の王ボーゼルの2名しか名有りキャラクターは存在せず、ストーリー性が強化された『ガイフレーム』は、一部設定がシリーズ化以降(『III』以降)とは異なるパラレル設定扱いになっている節がある。

シミュレーションRPGとしての完成度は高く、初めて本格的に「ユニット属性」を取り入れた戦略性の高いゲームであったが、故にゲームシステムも複雑なものとなった。数人の指揮官ユニット(レベルアップ可)に複数の傭兵ユニット(使い捨て)を配属し、指揮官にはその傭兵に対する指揮能力や指揮範囲のパラメータを持たせたという点が大きな特徴。シリーズ化以降、『III』でゲームシステムを大幅に変更しているが、「属性」による戦略は変わっていない。

「戦略性」だけでなく「色気」にも力が入っている作品であり、多くの女性指揮官が登場し、主人公とのラブロマンス・イベントも豊富である。

基本システム
敵味方で個別のターンが存在し、プレイヤーが自軍ユニット(1ユニット兵士10名で構成)に対し、個別で移動・攻撃の指示を与えていく、ファミコンウォーズなどに代表される典型的な戦術シミュレーション・ゲーム。
ユニットはそれぞれ性能(攻撃力・防御力・移動力・攻撃射程)が異なり、「属性」で分けられている。
1作目のみ倒された指揮官は死亡してロストしてしまうが、PCエンジン版からは撤退扱いになり倒されても復活できるようになった。傭兵は指揮官が倒されると同時に全滅する。
ユニット属性
ユニットは「歩兵」「騎兵」「弓兵」「飛兵」「水兵」「僧兵」「市民」に分類され、3すくみと呼ばれるじゃんけんに似たダメージ補正を受ける仕組みになっている。実際の対決(1ユニット同士の戦闘シーン)では、「歩兵は弓兵に強く騎兵に弱い」「騎兵は歩兵に強く弓兵に弱い」「弓兵は騎兵に強く歩兵に弱い」という3点が基本だが、「飛兵は弓兵に弱い」「僧兵はスライムに強い」といった特殊な相性も存在する。
1作目のみ通常攻撃には射程の概念が存在しないため、隣接したユニットにしか攻撃できず、相性や地形による補正などが重要となっている。
ラングリッサーII』以降は新たに「槍兵」(攻撃力と防御力が高い)が追加され、「歩兵」(複雑な地形の踏破能力に優れる)、「騎兵」(平地の機動性と攻撃力が高い)との3すくみに改められており、相性は「歩兵は槍兵に強く騎兵に弱い」「槍兵は騎兵に強く歩兵に弱い」「騎兵は歩兵に強く槍兵に弱い」に変更された。
また、射程の概念が追加され、弓兵は長射程で一方的に攻撃できる代わりに大半のユニットに対して不利になり、有利に戦えるのは飛兵だけになった。プレイステーションなどのリメイク版でもこちらのシステムが採用されている。
この属性のコンセプトは、現実世界の15〜17世紀のテルシオ戦術が盛んな頃の戦場をモデルにしていると思われ、初期作品では実際に「防御が硬い槍兵を並べて、後ろから弓兵やバリスタが攻撃する」というテルシオ戦術に習った編成を行うと、比較的楽にゲームが進められる。逆に、そういった戦術をまったく考慮しないと苦戦を強いられ、後半になるほど物量や力押しは通用しなくなっていく。また、機動性や防御力が高いユニットがやや有利に働くため、「歩兵」はやや不遇であった。

シリーズ作品

発売の年表
(オリジナルプラットフォームのみ)
1991ラングリッサー
1992
1993
1994ラングリッサーII
1995
1996ラングリッサーIII
1997ラングリッサーIV
1998ラングリッサーV
1999ラングリッサーミレニアム
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015ラングリッサー リインカーネーション -転生-
2016
2017
2018
2019ラングリッサー モバイル
  • ラングリッサー(1991年4月26日、メガドライブ
    • ラングリッサー 〜光輝の末裔〜(1993年8月6日、PCエンジン、シリーズ全編を通して、唯一エンディングに歌が収録されている)
    • ラングリッサー I&IIスペシャル版(1997年7月31日、PlayStation、NES 日本コンピュータシステム)
    • ラングリッサーI(1998年10月2日、Win9x、発売はアンバランス
    • ラングリッサー(2003年4月16日、WindowsMe/2000/Xp、MD版を再現したもの。発売はセガ)
    • 2007年11月27日、MD版がWiiバーチャルコンソールで配信開始。[1]
    • 2011年2月16日、PCE版がゲームアーカイブスPS3PSP対応)で配信開始。[2]
    • 2015年3月31日、MD版がプロジェクトEGGで配信開始。[3]
    • 2016年8月16日、PCE版がプロジェクトEGGで配信開始。[4]
    • 2017年3月29日、PCE版がWii Uのバーチャルコンソールで配信開始。[5]
  • ラングリッサーII(1994年8月26日、メガドライブ)
    • デア ラングリッサー(1995年6月30日、スーパーファミコン、中身は『II』をベースにシナリオ分岐、マルチエンディングを取り入れた改修版)
    • デア ラングリッサーFX(1996年4月26日、PC-FX
    • ラングリッサーI&II(1997年7月31日、PlayStation、『II』の中身は『デア ラングリッサー』)
    • ラングリッサードラマティックエディション(1998年2月26日、セガサターン、内容は『I&II』、『II』の中身はデアにシナリオ追加したもの)
    • ラングリッサーII(1998年11月20日、Win9x、発売はアンバランス)
    • ラングリッサーII(2003年4月16日、WindowsMe/2000/Xp、MD版を再現したもの。発売はセガ)
    • 2007年12月25日、MD版がWiiのバーチャルコンソールで配信開始。
    • 2009年4月14日、SFC版がWiiのバーチャルコンソールで配信開始。
    • 2009年4月22日、PS版I&IIがゲームアーカイブス(PS3・PSP対応)で配信開始。[6]
    • 2014年12月16日、SFC版がプロジェクトEGGで配信開始。[7]
    • 2015年8月11日 - プロジェクトEGGにてメガドライブ版が配信(『II』)。[8]
    • ラングリッサーI&II(2019年4月18日(PC版:2020年3月10日)、PS4Nintendo Switch[9]・Windows7(Steam)[10]、キャラクターデザイン:凪良、発売:角川ゲームス、NIS America
  • ラングリッサーIII(1996年10月18日、セガサターン
    • ラングリッサーIII(1999年、PC 移植版)発売: SOFT ACTION(韓国)
    • ラングリッサーIII PS2版(2005年10月27日、発売:タイトー
  • ラングリッサーIV(1997年8月1日、セガサターン)
  • ラングリッサーV 〜The End of Legend〜(1998年6月18日、セガサターン)
    • ラングリッサーIV&V ファイナルエディション(1999年1月28日、PlayStation)
    • 2009年11月26日、PS版『IV&V』がゲームアーカイブス(PS3・PSP対応)で配信開始[11]。レイティングはCEROB(12才以上対象)
  • ラングリッサー トリビュート(1998年12月23日、セガサターン、『I』 - 『V』のセット商品、『II』の中身はドラマティックエディション)
  • ラングリッサーミレニアム(1999年11月3日、ドリームキャスト、キャラクターデザイン:介錯
  • ラングリッサー シュヴァルツ(開発中止、MMORPG[12]
  • ラングリッサー トライソード(2012年7月18日、ブラウザゲーム、同年12月27日サービス終了)[12]
  • ラングリッサー リインカーネーション -転生-(2015年7月23日、ニンテンドー3DS、キャラクターデザイン:カイエダヒロシ)
  • ラングリッサー モバイル(2019年4月2日、iOSAndroid、発売:紫龍株式会社)

ストーリー

ラングリッサー1 (MD)

遥か伝説の時より、今に伝わる剣"ラングリッサー"。この剣を持つ者は無限の力を得るという。欲深き者どもはその剣を求め互いに殺し合い、善なる人々は剣を守るためにその命をかけ、多くの血が流されていった。しかし、"ラングリッサー"も今は秘剣として封じられ、いにしえの英雄の血を引くパルディア王家の手により、悪しき者どもから守られていた。だが皇帝ディゴスが"ラングリッサー"を狙い、パルディアに侵攻してきた。[13]

登場人物

脚注

関連項目

外部リンク