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「い」の版間の差分

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* いろは順の最初であることから、「最初」を表す。「いの一番<ref>{{Cite Kotobank|word=いの一番|author=デジタル大辞泉|accessdate=2020年11月5日}}</ref>」
* いろは順の最初であることから、「最初」を表す。「いの一番<ref>{{Cite Kotobank|word=いの一番|author=デジタル大辞泉|accessdate=2020年11月5日}}</ref>」
** [[音楽]]の[[音名]]で、「ラ」の音([[A]])を表す。→[[イ (音名)]]
** [[音楽]]の[[音名]]で、「ラ」の音([[A]])を表す。→[[イ (音名)]]
** 日本の[[鉄道車両]]における[[旅客車]]の[[鉄道の車両番号|記号]]で、「イ」は[[一等車]]を表す記号であった(上等から順に「イ」、「ロ」、「ハ」とされた)。1960年に旅客車が三等級から二等級に再編されたことにより、「イ」は使用されなくなった。ただし後世に登場した特別な[[臨時列車]]用車両である「[[ななつ星in九州]]」「[[TWILIGHT EXPRESS 瑞風]]」では「イ」が使われている。
** 日本の[[鉄道車両]]における[[旅客車]]の[[鉄道の車両番号|記号]]で、「イ」は[[一等車]]を表す記号であった(上等から順に「イ」、「ロ」、「ハ」とされた)。1960年に旅客車が三等級から二等級に再編されたことにより、「イ」は使用されなくなった。ただし後世に登場した特別な[[臨時列車]]用車両である「[[ななつ星 in 九州]]」「[[TWILIGHT EXPRESS 瑞風]]」では「イ」が使われている。
** [[日本初の一覧#音響・映像・通信|日本で初めて]][[テレビ受像機]]([[ブラウン管]])に映し出された文字はカタカナの「イ」である<ref>{{ウェブアーカイブ|deadlink=yes|title=テレビは進化する(日本のテレビの父)|url=https://www.nhk.or.jp/strl/aboutstrl/evolution-of-tv/p05/index.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20160918223533/https://www.nhk.or.jp/strl/aboutstrl/evolution-of-tv/p05/index.html}}</ref>。(→ [[高柳健次郎]]も参照)
** [[日本初の一覧#音響・映像・通信|日本で初めて]][[テレビ受像機]]([[ブラウン管]])に映し出された文字はカタカナの「イ」である<ref>{{ウェブアーカイブ|deadlink=yes|title=テレビは進化する(日本のテレビの父)|url=https://www.nhk.or.jp/strl/aboutstrl/evolution-of-tv/p05/index.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20160918223533/https://www.nhk.or.jp/strl/aboutstrl/evolution-of-tv/p05/index.html}}</ref>。(→ [[高柳健次郎]]も参照)
* 「ウィ」「ヴィ」「クィ」「グィ」「スィ」「ズィ」「ツィ」「フィ」「ティ」「ディ」などのように[[捨て仮名|小さく書いた「イ」]]を[[う段]]の仮名または「テ」「デ」の後に書いた場合は、[[拗音|拗音と同じように]]直前の文字と合わせて一つの音を構成する。すなわち、前の文字と合わせて1モーラを形成する。基本的に前の文字の母音をなくして[[子音]]だけにするか母音を[[半母音]]化して、それに/'''i'''/を合わせた硬口蓋化しない「い段」の音を表す。
* 「ウィ」「ヴィ」「クィ」「グィ」「スィ」「ズィ」「ツィ」「フィ」「ティ」「ディ」などのように[[捨て仮名|小さく書いた「イ」]]を[[う段]]の仮名または「テ」「デ」の後に書いた場合は、[[拗音|拗音と同じように]]直前の文字と合わせて一つの音を構成する。すなわち、前の文字と合わせて1モーラを形成する。基本的に前の文字の母音をなくして[[子音]]だけにするか母音を[[半母音]]化して、それに/'''i'''/を合わせた硬口蓋化しない「い段」の音を表す。

2021年9月3日 (金) 11:04時点における版

平仮名
文字
字源 以の草書体
JIS X 0213 1-4-4
Unicode U+3044
片仮名
文字
字源 伊の偏
JIS X 0213 1-5-4
Unicode U+30A4
言語
言語 ja, ain
ローマ字
ヘボン式 I
訓令式 I
JIS X 4063 i
アイヌ語 I
変体仮名
変体仮名 𛀆𛀇𛀈𛀉
発音
IPA i
種別
清音

は、日本語音節の1つであり、仮名の1つである。1モーラを形成する。五十音図において第1行第2段(あ行い段)に位置する。現代仮名遣いでは第8行第2段(や行い段)を空欄としない場合、そこに再出する[1]。現代仮名遣いで使用しない、第10行第2段(わ行い段)のは置き換えられることがあり、その場合そこにも再出する。いは漢字の以から、イは漢字の伊からとられた。

概要

「い」の筆順
「イ」の筆順

い に関わる諸事項

  • え段のあとに「い」が置かれた場合には、え段の長音として発音されることが多い。『現代仮名遣い』では、『エ列の長音として発音されるか,エイ,ケイなどのように発音されるかにかかわらず,エ列の仮名に「い」を添えて書く』としている。
    • 例:「時計(とけい)」→「トケイ」・「トケー」 「丁寧(ていねい)」→「テイネイ」・「テーネー」
    • ただし、これについては地方差・個人差が大きく、また普段「エー」と発音する人でも、ゆっくりした発音では「エイ」となることがあるほか、楽曲では「エイ」と発音されることが多い。また、魚のエイイ音便(「稼いで」など)は長音にならないことが多い。
  • いろは順の最初であることから、「最初」を表す。「いの一番[2]
  • 「ウィ」「ヴィ」「クィ」「グィ」「スィ」「ズィ」「ツィ」「フィ」「ティ」「ディ」などのように小さく書いた「イ」う段の仮名または「テ」「デ」の後に書いた場合は、拗音と同じように直前の文字と合わせて一つの音を構成する。すなわち、前の文字と合わせて1モーラを形成する。基本的に前の文字の母音をなくして子音だけにするか母音を半母音化して、それに/i/を合わせた硬口蓋化しない「い段」の音を表す。
  • ただし語彙によっては、「イ」が小さく書いてあっても「イ」単独で一つの音を構成することがある。
例:「ウィット」(→「ウイット」)
「エクィティ」(→「エクイティー」)
「スィート」(→「スイート」)
「フィルム」(→ 「フイルム」)
「エンターティナー」(→ 「エンターテイナー」)
  • 語末の「ティ」「ディ」「ウィ」「ヴィ」「ツィ」「フィ」などは長音化して2モーラで発音されることが多い。
例:「アイデンティティ」(→「アイデンティティー」)
「レディ」(→「レディー」)
  • 「ぃ」を俗にい段の仮名のあとに使われることがあり、この場合は大書きしたのと同様長音となり、単独で1モーラを構成する。
  • 「イ」の後に「エ」の文字を小さく書いた「イェ」(や行えの上代での発音もこの発音であった)では、「イ」が[j] の音となり、小さく書いた「エ」と合わせて1モーラが構成される。
  • 歴史的仮名遣いにおける「」および語中・語尾の「」(イと発音するもの)は、現代仮名遣いでは「い」と書くことになっている。
  • 片仮名の「イ」は漢字の部首である人偏とほぼ同形になっている。
  • 古い強意助詞に「い」があった[4]

脚注

  1. ^ 明治初期にはや行いを表す仮名が存在した。
  2. ^ デジタル大辞泉「いの一番https://kotobank.jp/word/%E3%81%84%E3%81%AE%E4%B8%80%E7%95%AAコトバンクより2020年11月5日閲覧 
  3. ^ テレビは進化する(日本のテレビの父) - https://www.nhk.or.jp/strl/aboutstrl/evolution-of-tv/p05/index.html
  4. ^ デジタル大辞泉「https://kotobank.jp/word/%E3%81%84コトバンクより2020年11月5日閲覧 

関連項目