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基本プレイ無料で、[[アイテム課金]]あり。
基本プレイ無料で、[[アイテム課金]]あり。

2021年11月10日 (水) 04:39時点における版

実況パワフルプロ野球』(じっきょうパワフルプロやきゅう)とは2014年12月18日よりGoogle Playで、同年12月23日よりApp Storeで配信が開始されたAndroid/iOS用野球ゲームである。公式サイトでは『パワプロアプリ』の略称も使用されている。

基本プレイ無料で、アイテム課金あり。

投球や打撃をタップやフリックで操作し、走塁・守備はオートとなっている。サクセスモードが搭載されている。

概要

スマートフォン対応の実況パワフルプロ野球シリーズでは初となるサクセスモードが搭載されており、メイン機能となっている。ガチャで手に入れたイベントキャラクター(略称:イベキャラ)をデッキにセットすることでサクセスシナリオを充実させ、より強力な選手を育成することができる。実在するプロ野球の球団や選手は搭載されておらず、自分のチーム(チーム名は自由に決められる)にサクセスモードで育成した選手を組み入れて強化し、スタジアムモードやその他イベントにて他のプレイヤーのチームと対戦するのが目的である。

イベキャラ

ガチャや、サクセス中の宝箱、イベントなどで入手できるキャラクター。NRSRの3段階でレアリティが分かれており、それぞれ上位互換のPNPRPSRが存在する(Pはパワフルの略である)が、一部のキャラと別バージョンにはNPNのレアリティが存在しない(ごく一部のキャラには更にR、PRのレアリティも存在しない)。同一イベキャラが複数のレアリティで登場することもある。イベキャラとして登場するのはこれまでのパワプロシリーズに登場したサクセスモードのキャラであり、コンボキャラとアプリ版オリジナルのキャラも存在する。

サクセスをプレイする際、「イベキャラデッキ」にキャラをセットすることでサクセスシナリオ中にそのイベキャラを登場させ、それに応じて発生する特殊イベントによって経験点や特殊能力のコツを取得することができる。そうして得られる経験点や特殊能力は、イベキャラごとに設定・割り当てられている能力や「イベントボーナス」「得意練習」などによって異なる他、評価を一定まであげることで得意練習に該当する練習において「スペシャルタッグ」が発生し、より多くの経験点が入手できる。同じイベキャラでも高レアリティでないと発生しないイベントも存在し、特にSR以上のイベキャラをデッキにセットすることで超特殊能力や特殊変化球取得関連のイベントが発生する。他のイベキャラや強化素材を合成することで強化することができ、レベルが一定以上になるごとにイベントや練習での効果が強くなる。

デッキにセットできるイベキャラはプレイヤーが所持しているキャラから最大5人、他のユーザーのリーダーのイベキャラを1人だけ助っ人として使用することができるため、最大6人使用可能である。ただし、シナリオによっては使用できないキャラが一部存在する(シナリオ別のライバルキャラ、他のコラボレーションのシナリオのキャラなど)。また、『2013』、『2014』と違いレアリティの違う同じイベキャラや「猪狩 守」と「アフロ猪狩」のように別バージョン同士のイベキャラは同時には使えない。

また、先述の通り基本的にはパワプロシリーズに登場するサクセスモードのキャラがイベキャラとして登場しているが、様々なコラボレーション開催に伴いそれに関連したイベキャラも多数登場している。過去に登場したコラボ関連キャラ及びコラボ概要は以下の通り。

実在の選手・人物・キャラクター
  • 田中将大 - パワプロ応援大使就任、田中出演のテレビCM公開、田中プロデュースのサクセスシナリオ・北雪高校編配信[1]
  • 大谷翔平 - 大谷出演のテレビCM公開
  • 吉岡里帆 - 吉岡出演のテレビCM公開[2]
  • トラッキー - コラボイベント開催[3]
漫画・アニメ
  • ダイヤのA』主要キャラクター - 『ダイヤのA』コラボの青道高校(新・青道高校)編サクセスシナリオ配信
  • MAJOR』主要キャラクター - 『MAJOR』コラボの海堂学園高校編サクセスシナリオ配信
  • グラゼニ』主要キャラクター - 『グラゼニ』コラボイベント開催
  • 逆境ナイン』主要キャラクター - 『逆境ナイン』コラボの全力学園高校編サクセスシナリオ配信
  • MAJOR 2nd』主要キャラクター - 『MAJOR 2nd』コラボイベント開催
  • 北斗の拳』主要キャラクター - 『北斗の拳』コラボイベント開催・世紀末北斗高校編サクセスシナリオ配信
  • MIX』主要キャラクター - 『MIX』コラボイベント開催
  • タッチ』主要キャラクター - 『タッチ』コラボイベント開催
  • H2』主要キャラクター - 『H2』コラボイベント開催
  • 鬼滅の刃』主要キャラクター - 『鬼滅の刃』コラボイベント開催。このコラボのみ、イベキャラの再販予定はない。
他のゲーム

ガチャ

イベキャラを入手する主な手段。以下の種類がある。

  • ノーマルガチャ
    ガチャPを200消費して回すガチャ。すべてのレアリティのイベキャラが登場する(ただし、PR以上のレアリティの出現率は非常に極稀)。たまにPN以上確定のガチャなどが行われる。
  • ゲドーくん像ガチャ
    ガチャPを1000消費して回すガチャ。プラチナ以外の金、銀、銅のゲドーくん像のみ出現するガチャ。過去にたまに行われたガチャが、2020年8月19日より常設化された。ノーマルガチャと異なり、1ヶ月で回すことができるのは400回までの制限があり、400回行うと、その月はそれ以上回すことはできない(翌月1日の午前3時になると、回数がリセットされる)。
  • レアガチャ
    パワストーンを5個消費して回すガチャ。R以上のイベキャラが登場する。月曜日のみ、1回だけパワストーン3個消費でPR以上確定のガチャ(ハッピーマンデーガチャ)を引くことができる。また、2020年9月30日より、1日1回だけパワストーン消費無しでR以上確定のガチャ(毎日1回!無料ガチャ)を引くことができる。
  • チケットガチャ
    PNガチャ券、Rガチャ券、PRガチャ券、SRガチャ券、同10%ガチャ券、同20%ガチャ券、同30%ガチャ券、PSRガチャ券、同10%ガチャ券、同20%ガチャ券、同30%ガチャ券、を消費して回すガチャ。それぞれそのレアリティ以上のイベキャラを必ず入手できる(10%、20%、30%は1つ下のレアリティ)。2016年12月14日にガチャ券の種が実装化された。
  • ミキサーガチャ
    Rを5枚消費して回すレアミキサーガチャ、PRを5枚消費して回すPレアミキサーガチャ、SRを5枚消費して回すSRミキサーガチャ、PSRを5枚消費して回すPSRミキサーガチャがあり、それぞれのレアリティのイベキャラを1枚入手できる。入手できるイベキャラは消費したキャラとは別のものが出てくる。

サクセス

シリーズ恒例のサクセスモード。基本システムは『実況パワフルプロ野球2013』のサクセスをベースにしたが、本作独自のシステム調整が一部存在する。

また、一部のシナリオについては「限定ルート」の開放や「パワーアップ」の開催も期間限定で行われる。

プレイするためには40SP(サクセスポイント)を消費する必要になるが、キャンペーンやイベントなどによって、必要消費数が20~30になる場合がある。

シナリオ

『パワプロ2013』同様、高校2年の8月からドラフト会議までがシナリオの舞台となっている。異なるテーマに基づいた様々な高校が実装されており、それぞれに特色が存在する。ただし、登場校は『パワプロ2013』から一新されている(くろがね商業高校を除く)

なお、本作の世界観は『実況パワフルサッカー』の世界観と共有され、2作のキャラがそれぞれのサクセスシナリオに相互出演する場合もある。

パワフル高校
パワプロシリーズ定番の高校で、最初に実装されたシナリオ。本作リリース以降のシリーズ作品に登場した「パワフル高校」は、『パワプロ9』のリメイクであるNintendo Switch版第1作を除く全て本作設定のもの。
本作ではプロ野球を目指してパワフル高校に入学した主人公が、幼馴染である星井スバルと再会して甲子園、そしてプロ野球選手を目指すというストーリーになっている。
特殊コマンドなどがなくシンプルなシナリオであり、初心者がサクセスの基本を身につけるためのシナリオとされる。なお、『実況パワフルサッカー』とコラボした期間限定の「パワーアップ」では、新たに「サッカー練習」が追加され、野球の練習を行った後にサッカー部との合同練習が行われることがあり、合同練習を行うことで経験点や特殊能力のコツを追加でもらうことができる。さらに、イベキャラごとに設定されている前後のイベントの発生タイミングが関係なくなる他、イベキャラのイベントで得られる経験点が増える。
2021年3月22日のアップデートにより、シナリオになっている高校へ体験入学できるイベントが追加される他、ヒントなどを見ることができるガイドコマンドが実装されるなど、より初心者向きのシナリオに仕上がるようになった。
このシナリオではライバルとして関わる木場嵐士がイベキャラデッキに使用不可(別バージョンも同様)。なお、星井スバルの別バージョンの暗黒スバルはイベキャラデッキにセットして使用することができ、使用するとイベントなどの効果は変わらないが、会話が暗黒スバル専用に置き換わるようになる。
固有キャラクターは星井スバル(投手)、宇渡幹久(一塁手)、小田切巧(遊撃手)、京野小筆(マネージャー)[5]。また、『実況パワフルサッカー』とコラボした「パワーアップ」では、花散院ユウ(外野手)、銀崎ゆうる(マネージャー)が新たに登場し、2度目に実装された「パワーアップ」ではさらに、大戸ルカ(捕手)、峰巧成(二塁手)が新たに登場する。
瞬鋭高校
2015年1月29日より実装。
かつては名門校と呼ばれていた瞬鋭高校。部員は「エリート組」と「雑草組」に分けられており、主人公は実績がなかったために雑草組になっていた。しかし、臨時コーチとして招聘された厳巳浩平によって完全実力主義となり、それに不満を抱いた一部の部員が反旗を翻し練習をボイコットしてしまう。思わぬ事態に見舞われた主人公は空中分解してしまったチームを1つにしながら、一軍への昇格、甲子園への出場、その先のプロ入りを目指すこととなる。
チームが3軍、2軍、1軍に分かれており、その昇降格を決める4度の実技試験がポイントとなる。特殊コマンド「呼び戻す」によって練習をボイコットしているキャラを呼び戻すことができる。
固有キャラクターは烏丸剛充(投手)、才賀侑人(三塁手)、小平陽向(二塁手)、春野千優(マネージャー)。
青道高校/新・青道高校
青道高校は2015年4月1日より、新・青道高校は2019年10月9日より実装。 漫画『ダイヤのA』とのコラボレーションシナリオ。主人公・沢村栄純が所属する青道高校を再現している。シナリオ設定上、青道高校は第1部、新・青道高校は第2部(『ダイヤのA actII』)にあたる。
このシナリオでは当該作品以外のコラボレーションシナリオからのキャラ(以下、コラボキャラ)の他、一部キャラ(青道高校:女性キャラ、相棒キャラ[6]。新・青道高校:彼女候補、相棒キャラ、一部の第1部準拠キャラ)も使用不可。また彼女キャラも使用不可のため「デート」と「遊ぶ」コマンドも使用できず、かわりに特殊コマンド「青心寮」でのイベントによって「青道魂」を発動させることで様々な効果が得られる。なお、青道高校では矢部が登場せず、沢村が相棒を務める(イベキャラデッキに矢部をセットして使用すると登場する他、シナリオで唯一、自己紹介イベントが発生する)。
北雪高校
2015年3月13日より実装されたパワプロ大使・田中将大プロデュースのシナリオ。このシナリオではイベキャラデッキにセットできるのは女性キャラクターのみ[6][5]となる。
甲子園出場を目指して北海道にある名門校「北雪高校」に野球留学した主人公。しかし、この高校は男嫌いの理事長の方針で数年後に女子高に移行することになっていた。それを知らずに入学してしまった主人公は、甲子園出場で知名度アップを目論む理事長から数名の女子生徒を押し付けられ、恋愛厳禁の上に野球の指導をするように命令される。事あるごとに退部、退学をチラつかせる理事長の様々な嫌がらせにもめげず、「女の園」で甲子園出場を目指す主人公の類を見ないチャレンジが始まった。
特殊コマンドとして「ときめき」コマンドがあり、メインキャラである美園、小嵐、八尺、明星の4人の「ときめき度」をあげることで特別な効果が得られる。
前述の通り、男性キャラは使用できないため、矢部ではなく矢部田が相棒となっている。そのため一部キャライベントの内容が変更されている。
固有キャラクターは相棒の矢部田(外野手)に加え、美園千花(捕手)、小嵐リョウ(遊撃手)、八尺巫女子(外野手)、明星雪華(マネージャー)。また、合同練習をする白轟高校のエース・北斗八雲も登場する。
SG高校
2015年6月18日より実装。
民間の警備会社が運営する私立高校。独自カリキュラムの「護衛任務」が取り入れられ、護衛に不可欠な能力が野球にも通じており、プロ選手も多数輩出している。主人公は護衛任務をこなしながら野球の能力を磨き、甲子園出場とプロ入りを目指す。
特殊コマンド「ミッション」ではミニゲームをプレイすることができ、それらをクリアするによって育成を有利に進めることができる。ミニゲームのプレイにあたり、各イベキャラにはそれぞれ「バウンサー」「レンジャー」「ガード」「スナイパー」のうちのいずれかの役割が与えられている。
このシナリオではライバルとして関わる冴木創がイベキャラデッキで使用不可(別バージョンも同様)。
固有キャラクターは伊貫大和(投手)、桜ノ宮総司(捕手)、森河岳(遊撃手)、氷上聡里(マネージャー)。
覇堂高校
2015年8月7日より実装。2019年5月7日より、期間限定だったシナリオの「パワーアップ」が常設化された。シナリオが実装される以前、パワフル高校などの対戦相手として登場する固有キャラクターは木場嵐士のみであったが、覇堂高校が実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
過酷な練習量で知られる覇堂高校は、キャプテンの木場嵐士と星井スバルの両エースを擁し甲子園出場が確実視されていた。しかし星井の突然の転校と練習過多による故障者続出により予選敗退してしまう。主人公はバラバラのチームメイトたちの心に火を付け、野球部を立て直していく。
「オーバーヒート」が最大のポイントであり、「オーバーヒート状態」のキャラと練習することでより多くの経験点が得られる。「号令」コマンドでキャラの練習場所を入れ替えることが可能。星井スバルとの対決がランダムで発生し、一定条件を満たすことで超特殊能力のコツが得られる。
このシナリオでは、ライバルとして関わる星井スバルは、イベキャラデッキにセットできない(別バージョンも同様)。
固有キャラクターは木場嵐士(投手)、水鳥忍(捕手)、金原いずる(外野手)、木場静火(マネージャー)の4人に加え、2021年6月9日のアップデート(イベキャラの実装は2021年6月21日)により土門季音(一塁手)が追加。
太平楽高校
2015年9月30日より実装。2019年7日10日より、期間限定だったシナリオの「パワーアップ」が常設化された。
ごく普通の私立高校であったが、新監督・鬼河原の厳しいトレーニングに反旗を翻した者がいたため野球部が「監督派」と「反監督派」に分裂。監督派は、監督の指示通りにすれば、評価も上がり、怪我もしない(監督の指示に従わない場合は、評価が下がることがある)反面、反監督派は、自由に練習ができる(監督の評価が上がることもある)という一長一短の中、シナリオが進む。
プレイヤーは各セクションごとに「監督派」か「反監督派」かを選択し、対抗する派閥のキャラを引き抜いていくことで特別な効果が得られる。
固有キャラクターは天城隼(投手)、浦賀有也(二塁手)、諸井清和(外野手)、鴨川しぐれ(マネージャー)。
海堂学園高校
2016年2月2日より実装。2020年5月26日より、期間限定だったシナリオの「パワーアップ」が常設化された。
漫画『MAJOR』とのコラボレーションシナリオで、茂野吾郎が最初に入学した海堂学園を再現。イベキャラデッキに吾郎をセットしていると、原作とは異なり吾郎が聖秀学院に転校しないIfのシナリオを楽しむことができる。
練習をすることで「ストイックゲージ」を貯め、それによって使用可能となる「ブレイクスルー」コマンドで練習の効果をあげることがポイントとなる。また、3週連続で同じ練習をする(精神練習を除く)ことで特別なイベントが発生する。
3月3週終了時、主人公が野球部に存続するかに関わる紅白戦の試合があり、その試合に敗北すると即退部されて、育成終了になってしまう。なお、イベキャラデッキに吾郎をセットしていると、紅白戦が行われずに育成終了することはない。
コラボレーションシナリオである為、『MAJOR』以外のコラボキャラがイベキャラデッキにセットできない。なお、後に収録された『MAJOR 2nd』から登場した相棒キャラはサクセス上には『MAJOR』コラボキャラとして扱う。
ブレインマッスル高校
2016年3月23日より実装。
夏の地方大会準決勝敗退を機にスポーツ科学科が研究を進めている「肉体強化プログラム」を活かした練習メニューを開発したが、主力選手がみなそれぞれ弱さを抱えており、新チームはいきなり秋の大会で1回戦負けを食らってしまう。しかし、ブレインマッスル高校が誇るマッドサイエンティスト女子高生・比良女木美々が開発した「ブレインミックス」でチームメイトが弱点を克服。この「ブレインミックス」が甲子園出場に向けての大きな武器となっていく。
このシナリオではイベキャラの得意練習が固定されておらず、「ブレインミックス」コマンドによって得意練習を変更することができ、場合によっては複数人による「スペシャルタッグ」を発動させることができる。
固有キャラクターは比良女木美々(マネージャー)、尾根瑛人(投手)、一条一輝(一塁手)、納見新造(二塁手)の4人に加え、期間限定のシナリオの「パワーアップ」の実装より盛本雄飛(投手)が追加。
くろがね商業高校
2016年5月11日より実装。2018年12月3日より、期間限定だったシナリオの「パワーアップ」が常設化された。シナリオが実装される以前、甲子園2回戦の相手チームとして登場する固有キャラクターは銭形のみであったが、くろがね商業高校がシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
『パワプロ2013』から移植したシナリオ(固有選手の追加とイベント内容調整など変更がある)、詳細は実況パワフルプロ野球2013#くろがね商業高校を参照。
固有キャラクターは『パワプロ2013』と同様、パピヨン(投手)、銭形乱蔵(投手)、宝塚月斗(遊撃手)、大鐘餅太郎(外野手)、賀真口摩音(マネージャー)の5人に加え、祝井幸吉(三塁手)、百屋縁(マネージャー)が新たに登場する。なお、『パワプロ2013』の相棒だった矢部兼安雄(捕手)は本作には登場せず、他のシナリオと同様、矢部が相棒を務める。
ダン&ジョン高校
2016年6月23日より実装。
主人公は小学2年生までに住んでいた地域をダン&ジョン高校の転校を機に出戻る。しかし、野球部の前監督が呪われた旧校舎で怪物を見たことで退任。旧校舎の調査を兼ねて新任してきた独田監督と共に、野球部の練習をこなしながら旧校舎を調査する。
「旧校舎」コマンドで、旧校舎の探索やそのための装備品の作成などを行う。装備品などのデータが次回以降に引き継がれ、複数回に渡る長期的なプレイが必要となる。
最終クエストをクリアするなどで条件を満たすと、R、PRなどのレアリティの光野聖良のイベキャラが貰えるが、このキャラのみレアガチャには実装されない特別なイベキャラになっている。なお、各レアリティに貰える個数に制限があるが、通常ルートでRの光野聖良を1度入手すると、メダル交換所に月に1回限り、Rの光野聖良を1体入手できる。
イベキャラデッキに光野聖良をセットしていると、イベントやシナリオが大きく変化して、最初から選べるクエストが増える他、PR以上の光野聖良のイベキャラが入手できるようになる。
このシナリオでは、シナリオに関わる黒聖良は、イベキャラデッキにセットできない。
固有キャラクターは須藤零人(投手)、バット゠円島(二塁手)、兼倉洋平(三塁手)、相良識(マネージャー)の4人に加え、イベキャラデッキに光野聖良をセットして使用すると、光野聖良(マネージャー)が新たに登場するが、光野聖良は恵比留高校などの一部のシナリオには、最初から所属している設定になっている。
あかつき大学付属高校
2016年8月3日より実装。
パワプロ9』のシナリオの1つ「あかつき大学付属高校」のアレンジ版。『パワプロ9』の時と異なり、猪狩守の先輩たち(『パワプロ9』の「あかつきの黄金時代」の9人)は全て主人公と同学年という設定になっており、四条賢二の妹でマネージャーの四条澄香は主人公の1学年後輩という変更がなされている。
甲子園常連校であるあかつき大学付属高校は、才能ある有力な9人の選手に猪狩守を加えた「あかつき十傑」と呼ばれるレギュラーが君臨しており、主人公は連日の猛練習に励むがなかなか結果が出ず、長い2軍暮らしが続いていた。そんな中、最上級生になり1軍に昇格したばかりの主人公に監督の千石から「打倒!あかつき十傑」の命が下る。奮起した主人公は十傑の打倒を心に誓い、高校最後の1年に挑む。
10人のキャラそれぞれに「打倒カウント」が設定されており、一緒に練習することで減らすことができる。「追求」コマンドによって特別な効果が得られる他、各ポジションへの理解度をあげることができ「打倒カウント」の減少幅を大きくすることができる。打倒の順番によって得られる効果が変わる。
固有キャラクターについてはパワプロ9の項目を参照。
ヴァンプ高校
2016年10月19日より実装。
いつものように公園で野球の練習に励む主人公。しかし、飛んで行ったボールを追いかけた先に突如異界への入り口が現れ、足を滑らせて谷底へ落下してしまう。見慣れない部屋のベッドで目を覚ました主人公は、吸血鬼の神良美砂によって助けられ、自身も吸血鬼になってしまったことを知る。さらに神良から、人間に戻るには「ヴァンプ高校」の野球部を率いて甲子園での優勝を果さなければならないことも告げられてしまう。こうして、吸血鬼としても野球部員としても牙を研ぎながら、甲子園優勝と人間へ戻ることを目指す、日の光とは全く無縁の奇妙な高校野球生活が幕を開けることになったのだった。
自然に減っていく「ブラッドゲージ」とそれを回復する「吸血」コマンドを利用することでより多くの効果を得られる。ブラッドゲージが空になってしまうとやる気の低下や経験点の減少などさまざまなデメリットがあるので、いかにそれを回避しながら練習をこなすかが育成で重要なポイントになる。
このシナリオでは、シナリオの進行上、別バージョンの[秘めたる力]神良美沙は、イベキャラデッキにセットできない。
固有キャラクターは神良美砂(マネージャー)に加え、史門泰司(投手)、内藤明瑠(一塁手)、灰塚朔夜(遊撃手)で、このうち神良はイベキャラで使用した場合は、イベントの内容がヴァンプ高校専用に置き換わる。また、限定ルートでは御厨真歩(マネージャー)が追加されるが、御厨は円卓高校と恵比留高校のシナリオにも固有キャラクターとして登場する。
天空中央高校
2016年12月14日より実装。シナリオが実装される以前、パワフル高校などの相手チームとして登場する固有キャラクターは虹谷誠のみであったが、天空中央高校のシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
高校野球界の頂点に輝く強豪校。しかし、とある理由から中心選手たちのモチベーションが著しく低下。彼らのモチベーションを向上させるべく、「エンジェルナイン計画」が実行に移される。虹谷率いるパワプロ史上最強と名高い高校が実装。
「エンジェル」コマンドによって「エンジェルナイン」の発掘、強化を行い、練習にてエンジェルから「ハート」を受け取ることで育成を有利に進めることができる。
このシナリオでは、シナリオの進行上、霧崎礼里、往田真威人、闇野栄剛の3人は、イベキャラデッキにセットできない(別バージョンも同様)。
固有キャラクターは虹谷誠(投手)、神成尊(捕手)、東雲翔也(遊撃手)、虹谷彩理(マネージャー)。
支良州水産高校
2017年2月9日より実装。シナリオが実装されることに伴い、対戦相手として登場する際、固有キャラクターの選手が登場するようになった(地方大会1回戦では選手能力が弱く設定されている)。
ダイバーや漁業関係者など水産業関連では有名な支良州水産高校だが、運動部、特に野球部は弱小としか呼べないものでいつも大会では地方の1回戦で負けてしまう。そんなチームが実習授業中のふとした出来事をきっかけに甲子園優勝の夢を本気で追いかけることに。主人公を筆頭に部員それぞれが憧れの選手をイメージ(=妄想)し、そのパワーで練習にも熱が入っていく。そして最後の夏、妄想パワーで自信をつけ成長した雑魚たちが並み居る強豪に逆襲をかけていく。史上最弱と言われた高校が実装。
「妄想」コマンドが最大の特徴で、モブキャラのチームメイトの能力を上げるほかキャライベントを強制的に発生、進行させることで経験点アップや体力回復、彼女キャラへの告白など様々な効果が得られる。また、自分より能力の低いキャラへの「指導」を行ったり、逆に自分より能力の高いキャラからの「指導」で、経験点のほか特殊能力のコツを得ることも可能。
固有キャラクターは真黒綱寛(投手)、赤原勘八(捕手)、須々木清吾(二塁手)、倉家凪(マネージャー)の4人に加え、期間限定のシナリオの「パワーアップ」の実装より深見和仁(投手)が追加。
メカニクス産業高校
2017年5月25日より実装。
少子化で部員が減少したメカニクス産業高校野球部。そこへロボット部員をひっさげて新監督がやってきた。当初は抵抗を見せる野球部員だったが、ロボット部員の成長を目の当たりにし、ともに甲子園を目指していく。
デッキにセットしたイベキャラの組み合わせによって作成される「ロジカルマップ」がポイント。組み合わせによって得られる効果が変動するため、デッキ編成がカギとなる。また練習で貯まる「ロジカルポイント」を消費してマップを進んでいき、練習効率がアップする「ロジカルブースト」など様々な効果を発生させていくことが重要。
固有キャラクターは江暦輝(投手)、千賀篤志(三塁手)、魁竜司(外野手)、NCM-753(マネージャー)。
鳴響高校
2017年8月2日より実装。
鳴響高校は吹奏楽の名門で、かつては吹奏楽部の応援をバックに甲子園に出場。快進撃を果たしたが、とある事件がきっかけで両部活には溝ができ、さらに時が経って野球部は当時の輝きを失ってしまう。そんななか野球で甲子園を目指す主人公と甲子園での応援を夢みる少女が出会い、吹奏楽部から野球部への助っ人が参加することに。さらに両部活合同での練習も決定。止まっていた時間を再び動かすために、甲子園優勝と吹奏楽コンクールの金賞を目指す。
歴代パワプロ作品中で使用されたBGMや看板キャラクターをイメージしたテーマソングなどの「楽譜」を入手し「吹奏楽部」コマンドで演奏して練習することで、練習に演奏効果が加わり様々な効果が得られる。規定ターン以内に1つの楽譜を全て演奏しきると「ハーモニーボーナス」が発動し、経験点アップやケガ率低下等の強力なボーナス効果が発生する。
固有キャラクターは伊能麗示(投手)、大越清亮(遊撃手)、志藤玲美(外野手)、音吹奏(マネージャー)。また吹奏楽部の顧問として神成尊(天空中央高校)の従兄である神成拓斗が登場する。
円卓高校
2017年12月14日より実装。シナリオが実装される以前、青道高校のシナリオなどの相手チームとして登場した当初、固有キャラクターは岸田のみであったが、鳴響高校のシナリオが実装された同時に、これまでモブキャラだった阿麻が固有キャラクターとなり(それに伴い、オリジナル変化球のエクスカリバーの追加などで選手能力が変更された)、円卓高校のシナリオが実装されると望戸とランスロットが追加された。
このシナリオの期間限定の限定ルートは他のシナリオと違って、セクション1開始時から変わっており、シナリオそのものが別物になっているのが特徴で、サブタイトルに「Braves of the Round」が表記される。限定ルートが実施されている期間中、通常ルートがプレイ不可となる。
長い歴史を誇る名門「円卓高校」。この学校には「エンタクルス」という巨大な円盤があった。キャプテンの阿麻率いる円卓高校野球部が「エンタクルス」で未来を占う。聖杯を巡って繰り広げられる野望と陰謀のストーリーが展開される。「円卓」の名前の通り、キャラクターやシナリオはアーサー王伝説が元となっている。
練習によってマスに様々な効果が配置された円盤「エンタクルス」を回転させ、止まったマスの効果を得ることができる。スペシャルタッグ練習時はスタートのマスから止まったマスまでの通ったマス全ての効果を得られる。また、「エピック」コマンドでは練習などで発現した「エピック」を調査でき、調査完了するとそれに応じた効果を得ることができる。
このシナリオではライバルとして関わる闇野栄剛がイベキャラデッキで使用不可となる。また、限定ルートではさらに光野聖良、御厨真歩の2人も使用不可。
固有キャラクターは阿麻央真(投手)、ランスロット(投手)、岸田卓(一塁手)、望戸紅(三塁手)、久根美亜(マネージャー)の5人に加え、ヴァンプ高校の限定ルートと恵比留高校にも登場した御厨真歩(マネージャー)が登場する。また、彼らの他にも「鳥栖端(とりすたん)」「賀上院(がうえいん)」など、円卓の騎士をモチーフにしたモブキャラのチームメイトも登場する。なお、岸田のみ、シナリオ実装当初は固有キャラクターのみの登場であったが、限定ルートの実装より、イベキャラで実装された。
限定ルートでは円卓高校に所属する5人の固有キャラクターに加えて、さらに、他の高校に所属する一部のキャラが円卓高校の固有キャラクターとして新たに登場し、覇堂高校より木場嵐士(投手)、ヴァンプ高校より内藤明瑠(一塁手)、天空中央高校より虹谷誠(投手)、ダン&ジョン高校より黒聖良(外野手)、メカニクス高校よりNCM-753(マネージャー)が登場する。また、特定条件を満たすと、太平楽高校より浦賀有也(二塁手)、支良州水産高校より赤原勘八(捕手)が新たに登場する(イベキャラデッキで使用した場合は、最初から登場する)。
全力学園高校
2018年3月15日より実装。
漫画『逆境ナイン』とのコラボレーションのシナリオで、不屈闘志が所属する全力学園高校を再現。コラボレーションシナリオなので、他のコラボキャラは使用不可となる。
ケガや体力減少などで溜まる「逆境ゲージ」を満たし男の魂充電完了状態にすることで練習の効果を上げることができる。また、作中に登場する名言を模した「言霊コマンド」を使用することで様々な効果を得ることができる。
固有キャラクターは不屈に加え、ハギワラ・リョウ(投手)、新屋敷章(遊撃手)、月田明子(マネージャー)。また野球部監督のサカキバラ・ゴウ、強力学園高校のエース・無敵勇士、日の出商業高校戦ではライバルとなる高田二流も登場する。固有キャラクターおよびメインストーリーは逆境ナインを参照。
恵比留高校
2018年7月31日より実装。シナリオが実装される以前、円卓高校の対戦相手として登場した当初、固有キャラクターは闇野のみであったが、恵比留高校のシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
このシナリオの期間限定の「パワーアップ」は、円卓高校の限定ルートのようにセクション1開始時からシナリオが変わっているが、後述の新たな固有キャラクターに関わるイベントの追加や新たな結末の追加が主な変更で、シナリオの基本的な流れは大体同じである。「パワーアップ」が実施されている期間中、「パワーアップ」前のシナリオがプレイ不可となる。
主人公が在籍する恵比留高校は、目立った実績のないまったくの無名高校。しかしある時、とある選手のキャプテン就任とともに急激に力をつけていく。時を同じくして他校の野球部では主要メンバーが次々と原因不明の体調不良で戦線を離脱し、戦力ダウンを余儀なくされていた。主人公は練習に励みながら、カメラを片手に他校の偵察を担当する。
各練習で練習することで「他校偵察」を行い、その時に練習にいたイベキャラの人数に応じて他校選手を「ソウルジェイル」に閉じ込めることで次回以降の練習で経験点が得られる。スペシャルタッグ練習で魂を空にする(「タッグフィニッシュ」)ことでより多くの効果が得られる他、各高校全てのメンバーの魂を空にするとその高校に応じた「ソウルボーナス」が使用できる。
このシナリオでは期間限定の「パワーアップ」が実施しているかによって、イベキャラデッキで使用不可のキャラが異なり、通常では[少年]闇野栄剛と闇野ルミナが使用不可。「パワーアップ」が実施している期間中は、通常バージョンの闇野栄剛がイベキャラデッキで使用不可となる(「パワーアップ」のシナリオ中に別バージョンの[少年]闇野栄剛に変わるため)。
固有キャラクターは闇野栄剛(投手)、往田真威人(三塁手)、霧崎礼里(遊撃手)、沢樹末璃(マネージャー)の4人に加え、ヴァンプ高校の限定ルートと円卓高校にも登場した御厨真歩(マネージャー)が登場するが、このシナリオでの御厨は容姿などが異なるものになっており、イベキャラでの御厨のイベントは恵比留高校専用に置き換わる。さらに、期間限定の「パワーアップ」の実装より、闇野ルミナ(投手)が追加(ルミナは固有キャラクターになる以前、討総学園のシナリオでの夏の地区大会決勝戦の対戦チームとしての恵比留高校では、モブキャラとして登場していた)。
マントル辺境高校
2018年12月13日より実装。シナリオが実装される以前、天空中央高校などの対戦相手として登場する固有キャラクターは堂江のみであったが、マントル辺境高校のシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
巨大な露天鉱床にあるマントル辺境高校。野球部は採掘実習を通じて鍛えられているが、結果に結びついていなかった。そんな中、不思議なパワーを持つ鉱石が採れる謎の鉱脈が学校の敷地内から発見される。
練習などのコマンドを実行することで採掘できる「鉱石」を用いて様々な「施設」を建設、「施設」で生産される「道具」を活用すると練習の効果を上げることができる。
固有キャラクターは堂江竜河(投手)、伍歩倫人(捕手)、黒衛隆富(内野手)、土村乃夢(マネージャー)。
世紀末北斗高校
2019年3月4日より実装された期間限定シナリオで、唯一、配信期間が設けられている。漫画『北斗の拳』とのコラボレーションシナリオで、パワプロアプリの書き下ろし高校として北斗の拳のストーリーを再現。当初は2021年4月30日までの2年間限定であったが、好評により2022年4月30日まで延長された。2020年2月17日よりシナリオの「パワーアップ」が常設化された。
自由な校風のもとに名選手が多く集い、199X年に甲子園を炎のような歓声に包んだ「北斗高校」。その活躍に心を震わせた主人公は北斗高校への入学を決意するが、主人公が入学した時には校内は荒れ果て、暴力がはびこる世紀末のような高校と化していた。そしてある日、モヒカンたちに襲われそうになった主人公の前に「球世主」ケンシロウが現れ窮地を救う。そのことをきっかけに、主人公とケンシロウは荒れ果てた高校に希望を取り戻すため、甲子園優勝を目指すことになる。
各セクション開始時、各練習それぞれに「敵カウント」が設定されており、練習することで減らすことができる(条件によって減少幅を大きくすることができる)、敵を排除することで育成を有利に進めることができる。更に合計敵カウントが一定以下の場合特殊コマンド「決戦」が使用でき、それぞれのセクションの首領を打倒すると様々な能力を得ることができる。さらに、常設化されたシナリオの「パワーアップ」では、新たに難易度選択が追加され、セクション1開始時にノーマルとエキスパートの2種類から選択でき、エキスパートを選ぶと敵の人数の増加などで難しくなるが、得られる経験点と超特殊能力のコツが増えるようになる(ノーマルも得られる経験点は増えるが、超特殊能力のコツは増えない)。
他のコラボレーションシナリオ同様、『北斗の拳』以外のコラボキャラは使用不可。また、サクセスの配信に伴い、サクセス配信以前に配信された『北斗の拳』キャラもコラボキャラとなった(世紀末北斗高校配信以前に他コラボレーションシナリオも使用可能だった)。
固有キャラクターはケンシロウ(外野手)に加え、レイ(投手)、トキ(捕手)、リン(相棒キャラ)、ライバルの「世紀末南斗高校」に所属するサウザー(投手)、シン(投手)、および「拳王高校」に所属するラオウ(投手)、ジャギ(捕手)。北斗高校以外の4名をイベキャラデッキにセットして使用することも可能で、サウザーをセットして使用した場合はシンが南斗高校のエースになり、サウザーとシンを両方デッキに入れた場合は南斗高校に固有キャラクターが不在になる。またラオウをセットして使用した場合、8月1週前の甲子園出場のイベントで北斗高校を離脱し拳王高校へ転入、甲子園の決勝戦で対決するという流れになる。
フリート高校
2019年7月31日より実装。シナリオが実装される以前、マントル辺境高校のシナリオなどの相手チームとして登場した当初、固有キャラクターはオクタヴィアのみであったが、支良州水産高校の期間限定の「パワーアップ」が実装されると、館橋が新たな固有キャラクターとして登場し、フリート高校のシナリオが実装されると他の固有キャラクターが追加された。
かつてパワフェスの舞台となった豪華客船「クイーン・オブ・フェスティバル号」。謎の女性・オクタヴィアがそれを購入、丸ごと校舎に改造したというフリート高校は、世界を船で回りながら船舶業務の実習などをカリキュラムにしていた。オクタヴィアが女帝として君臨するこの高校で厳しい実習(とオクタヴィアの圧政)に耐えながら甲子園出場を目指し練習に励む主人公は、ある日の実習中に海で漂っていた謎の少女を救出する。
練習によって積み荷を積み込み、次の目的地に運んで商売をすることで経験点を稼ぐシステムが特徴。船で他の高校を巡り、各高校に3人ずつ設定されている固有キャラクターと一緒に練習することで練習効率をアップさせ、ボーナス経験点を稼ぐことが強力な選手を育成するコツとなっている[5]
固有キャラクターはオクタヴィア(投手)に加え、梶増人(投手)、沖野海里(一塁手)、館橋水奈都(二野手)、泡瀬満里南(マネージャー)。また練習試合ではワールド高校が相手となり、アンヌ・アズナブル、ヴィクター・コールドバーグ、マキシマム・池田・クリスティンなどパワプロシリーズお馴染みの選手たちが登場する。
アンドロメダ学園高校
2019年12月12日より実装された『パワプロ2011』から移植したシナリオで、このシナリオでは主人公と矢部は、ゴーグルを装着したグラフィックになっている。
シナリオ実装される以前、対戦相手としての固有キャラクターは大西と嵐丸のみであったが、アンドロメダ学園のシナリオが実装されると同時に、暗黒スバル以外の他の固有キャラクターが登場するようになった。なお、覇堂高校の限定ルートでのみ、対戦相手としての固有キャラクターで星井スバルの別バージョンの暗黒スバル(投手)が登場したが、このシナリオには固有キャラクターとしては登場しない。
無名の弱小高校だった「安藤梅田学園高校」が、ある日突然様変わり。さらに突如現れた「武井田ジョー」なる謎の人物が野球部監督に就任。VRを駆使した仮想空間での練習や「超特訓」と呼ばれる強力なトレーニングで部員がメキメキと力をつけていく。そして主人公も超特訓を受けゴーグルを装着、生まれ変わった野球部で甲子園出場を目指す。
練習時に配布される「データセル」を集めてVR空間を生成、さまざまなシチュエーションを再現し、そこで練習効果の高い「超特訓」を受けることで経験点を大量に獲得することが可能。
固有キャラクターは『パワプロ2011』と同様、大西゠ハリソン゠筋金(投手)、嵐丸士朗(投手)の2人に加え、ガジェット落合(一塁手)、ジャベリン五十嵐(遊撃手)、DJB-K(マネージャーから外野手に転向)が新たに登場する。また、武井田の助手として加藤理香、京子姉妹も登場する。なお、『パワプロ2011』に登場した神埼こりす(マネージャー)は現時点で未登場だが、『サクセススペシャル』ではイベキャラとして先行で実装されている。また『サクセススペシャル』ではガジェットが「落合正」、ジャベリンが「五十嵐由香里」とそれぞれ本名が設定されている。
逆境転生クロスナイン~十文字東高校~
2020年3月12日より実装された島本和彦原案、書き下ろしのオリジナルシナリオで、全力学園高校に次ぐ逆転劇シナリオ第2弾。廃校間近の高校で、野球部とスクールアイドル、2つの物語が交差する。オリジナルシナリオなので、この高校の固有キャラクターがコラボキャラとして扱わず、他のコラボキャラも使用可能。
主人公の在籍する「十文字東高校」は同地区にある東西南北4校の統合計画により廃校の危機に見舞われる。生徒会長の黒周成穂は廃校を阻止するべく、そこそこの強豪だったが現在は低迷している野球部と部員1人のアイドル研究会に白羽の矢を立て、スクールアイドルユニット「キューティーダイヤモンド(QD)」を立ち上げ自らも参加。さらに校長をも巻き込んで野球部の全面バックアップの約束も取り付けた。しかしその矢先、合同合宿中に二条の落雷に見舞われ、気が付くと野球部とQDの精神が入れ替わってしまっていた。かくして廃校を免れるため、2つの物語が交差し、加速していく。
練習は定期的に入れ替わる「野球フェイズ」と「アイドルフェイズ」の2つから構成されている。アイドルフェイズでは各キャラに割り当てられた「歌唱」「演技」「ダンス」「ビジュアル」の4項目を磨いて「アイドルレベル」を上げ、定期的に開催される「アイドルバトルステージ」での入賞を目指す。優勝、入賞するとボーナス経験点が貰えるため、上位入賞および優勝を目指していくことが強力な選手を育成するカギとなっている。また野球フェイズでは、アイドルレベルが近いデッキキャラ同士が同じ練習にいると「クロス練習」が発生し、練習効率が上昇する。この時アイドルレベルが一致しているとさらに効果の高い「スーパークロス」が、さらにキャラクターの担当項目も一致していると「パーフェクトクロス」練習が発生し、大量のボーナス経験点の他に超特殊能力のコツも入手できる。なお、6月2週終了時に、「アイドルバトルステージ」で1度も入賞していない場合は、十文字東高校が廃校になる結末を迎えて、育成終了になってしまう。
固有キャラクターは黒周成穂に加え、小井川乃蒼(相棒キャラ)、アサガミ・キョウスケ(投手)、オオワダ・ガクト(三塁手)。またプレイヤーキャラクターではないが、QDのメンバーとして桃阪陽菜が登場する。なお、シナリオの進行上、矢部が使用不可となっている(精神が入れ替わってないため)。
アスレテース高校
2020年7月29日より実装。
アステレース高校はスポーツの名門校でトップアスリートを多数輩出しており、主人公は最高レベルの育成環境を期待して入学、野球部に入部する。しかしこの高校では野球以外にも20種類の競技の練習が必修となっていて、野球に集中することができない状況になってしまう。そんな悩める主人公の前に転入生の戸内聖華が現れ、複数の競技のトレーニングを組み合わせた新しい練習メソッドの「マルチトレーニングストリーム」を提案する。半信半疑で取り組んだ主人公はその効果の高さに驚き、マルチトレーニングストリームで効率よく鍛え上げながら甲子園出場を目指すことを決意する。
このシナリオではライバルとして関わるキリル・フォスターがイベキャラデッキで使用不可。
固有キャラクターは戸内聖華(マネージャー)に加え、塚見巴(投手)、ミンミン(二塁手)、塚見リフター(三塁手)、カイル・モラレス(外野手)。また期間限定のシナリオの「パワーアップ」の実装より茂古葉萌子(二塁手)、羽吹一歩(相棒キャラ)が追加。
戦国高校
2020年11月26日より実装。
『パワプロ2013』(及び、『パワプロ2011決定版』)から移植したシナリオ(固有選手の追加とイベント内容調整など変更がある)、詳細は実況パワフルプロ野球2013#戦国工業高校を参照。
固有キャラクターは『パワプロ2011決定版』及び『パワプロ2013』と同様、織田信長(投手)、ゼンザイ(投手)の2人に加え、千代姫(二塁手)、浮見葉勘(遊撃手)、郡司知将(外野手)、明智光秀(外野手)が新たに登場する。なお、『パワプロ2011決定版』及び『パワプロ2013』の相棒だった矢部ノ助(三塁手)は本作には登場せず、他のシナリオと同様、矢部が相棒を務める。
花丸高校
2021年2月25日より実装された『パワプロクンポケット(パワポケ)シリーズ』とのコラボレーションシナリオで、『パワポケ7』の「表サクセス」(メインシナリオ)をベースにしたオリジナルシナリオ。他のコラボシナリオの固有キャラクターも使用可能。
イベキャラがその役割に応じた色・数字の「ロボカード」を持っており、この組み合わせにより練習効果が上昇するほか、デート等により得られる「スクラップ」とロボカードを消費することにより、消費したロボカードの数字固有の効果(体力回復や練習レベルUP等)を発動させることができる。また、ヒーローとの練習やデートにより得られる「プレミアムパワー」が一定値まで貯まると、次に出現するロボカードが「プレミアムカード」となり、その効果が上昇する。
6月1週終了時、野球部の存続をかけたヒーローとの試合があり、その試合に敗北または引き分けになると、『パワポケ7』のヒーロー戦と同様、敗北の結末を迎えられ、育成終了になってしまう。この試合は難易度が高かったことで、2021年3月3日のアップデートで監督評価が一定以上達した場合にのみ、夏の地区大会1回戦以降と同様、全員操作などの様々な試合操作形式が選べるようになった。
固有キャラクターは『パワポケ7』の東優(遊撃手)とレッド(投手)に加え、『パワポケ8』の白瀬芙喜子(投手)、『パワポケ13』の雨崎優輝(投手)、『パワポケ4』の天本玲泉(マネージャー)。また黒野鉄斎など『パワポケ7』の一部メインキャラ、『パワポケ13』の餅田浩紀と花丸高校配信以前のアプリに登場したパワポケ発キャラも登場する。なお、シナリオが実装される以前、イベキャラで実装されたブラック(外野手)をイベキャラデッキで使用すると、一部イベントが変化する。
討総学園
2021年7月21日より実装。シナリオが実装される以前、アスレテース高校の対戦相手としての固有キャラクターはキリルのみであったが、討総学園のシナリオが実装されると同時に、他の固有キャラクターが登場するようになった。
アスレテース高校の因縁の相手である討総学園高校で、この高校は厳しい競争システムを採用されており、選手同士が切磋琢磨し、レベルの高い環境で自分を磨けると校長の理念に賛同し、入学した主人公であったが、常にチームメイトは競い合っていて、弱いものは即退部させられるという厳しい環境であった。主人公は生き残りながら、甲子園優勝を目指す。
このシナリオは各セクション終了時(セクション4のみ6月4週終了時)、主人公が下位5位に入ってしまうと即退部され、途中で育成終了になる特徴がある。
固有キャラクターはキリル・フォスター(投手)、シュバリエ(捕手)、佐渡摩智(二塁手)、宮田良哉(外野手)、忠主七緒(マネージャー)。また、恵比留高校の「パワーアップ」のシナリオでの夏の地区大会決勝戦の対戦チームとしての討総学園では、佐渡摩智の姉の佐渡至皇理(投手)が新たに登場する(イベキャラとしては現時点で未実装)。

その他

スタジアム

ほかのユーザーのチームと対戦することができるモード。

リーグLv.1〜8までのリーグ形式になっている。リーグの期間は1週間であり、1週間ごとの昇格、残留、降格によって所属するリーグが決定する。基本的には自動で試合が進んでいき、チャンスやピンチになるなどのタイミングで操作することができる。プレイ内容に応じてポイントが算出され、そのスコアに応じてガチャPやストアメダルを獲得できる他、1週間中に記録した1試合の最高スコアの値に応じてリーグの昇降格が決定する。

対戦するには試合チケットを1枚消費する必要がある(試合チケットは最大5枚まで補充され、1枚補充するのに30分経過する必要がある)が、フレンドからの挑戦状の場合は試合チケットを消費無しで対戦できる。

野球教室

打撃と投球の基本的な野球操作を学んだり、様々な相手投手や球種を練習できるモード。リリース当初はチュートリアルのみであったが、2019年3月18日より打撃練習が実装された。

打撃練習では、実戦テストと基本球種とオリジナル球種の3つのグループから選んで練習できる。実戦テストはサクセスなどで登場した高校の投手と対戦できるが、対戦するためにはスタジアムと同様に試合チケットを1枚消費する必要がある。実戦テストの点数に応じて星が最大3つずつ貰えて、集めた星の数に応じて報酬がもらえる他、各高校のステージ1をクリアすると、その高校のユニフォームが貰える(最初からユニフォームが用意されているパワフル高校などの一部高校にはユニフォームは貰えない)。基本球種とオリジナル球種では、各球種ごとにレベルの強さを7段階まで練習でき、この場合は試合チケットは消費されない。実戦テストで選べる高校と投手、オリジナル球種は不定期に実施されるアップデートにより順次追加される。

パワクエ

2021年10月18日より実装。様々なクエストに挑んでチームを育てていくモード。

マスを進めながら練習をしたり、選手をスカウトなどをして、チームを育成していく。各エリアの最後にいるボス(エリアによっては途中にもボスが登場する)のチームと対戦していく。勝利か引き分けになると次のエリアに進めるが、敗北するとゲームオーバーとなる(スキルの「おねだり」がある場合は、1度だけやり直しできる)。最終的に最終エリアのボスのチームに勝利か引き分けになることで、クエストはクリアとなる。クエストクリア時のチームをハイスコアとして記録され、ハイスコアやミッションの条件に応じて報酬がもらえる。

イベント

上記要素の他に様々なイベントが存在する。

バトルスタジアムや熱血甲子園大会などのスタジアム形式のものが大半であるが、中にはサクセスに付属するものやチャレンジ形式のイベントもある。報酬としてイベキャラや様々なアイテムを手に入れることができ、サクセスやスタジアムを有利に進めることができる。

チャレンジ

特定の条件を満たすことで、アイテムやパワストーン、ガチャPなどを入手できる。

常設されているものと、開催中のイベントなどにまつわる期間限定のものとが存在する。

Webアニメ

パワフルプロ野球 パワフル高校編』のタイトルで、2021年3月20日よりYouTubeのKONAMI公式チャンネルにて配信される[7]

ゲーム内の「パワフル高校編」のアニメ化となり、1話約10分の全4話構成となる[7]。次回予告はにじさんじ所属の笹木咲が担当する[8]

キャスト

スタッフ

  • 原作・制作・著作 - 株式会社コナミデジタルエンタテインメント[7]
  • 監督 - 渡邉徹明[7]
  • シリーズ構成・脚本 - 大東大介[7]
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 渡部由紀子[7]
  • 美術監督 - 坂本夏海[7]
  • 色彩設計 - 山口舞[7]
  • 撮影監督 - 岡野亜友未[7]
  • 編集 - 坪根健太郎[7]
  • 音楽 - 岩橋星実[7]
  • 音楽制作 - Elements Garden
  • 音響監督 - 伊藤巧[7]
  • アニメーション制作 - CloverWorks[7]

主題歌

パワフルバディ[7]
オーイシマサヨシによる主題歌。作詞・作曲・編曲はオーイシ自らが大石昌良名義で行う。

各話リスト

話数サブタイトル絵コンテ演出作画監督配信日
セクション1掴め! 二人の夢 渡邉徹明渡部由紀子2021年
3月20日
セクション2ライバル! 木場嵐士 こでらかつゆき熊野千尋泉美紗子
セクション3激闘! 地方予選! 横山和基倉富康平佐々木貴宏3月27日
セクション4進め! 夢の先へ! 渡邉徹明
  • 渡部由紀子
  • 泉美紗子
4月3日

脚注

  1. ^ 『実況パワフルプロ野球』シリーズ20周年記念 世界で活躍する田中将大投手がパワプロ応援大使に就任 コナミデジタルエンタテインメント 2014年10月22日
  2. ^ インフォメーション パワプロ通信
  3. ^ 阪神のマスコット・トラッキーが『パワプロアプリ』に登場 BASEBALL KING 2019年2月25日
  4. ^ 『パワポケ』シリーズコンボ開催以前にも、『パワプロ2013』でも登場したパワポケシリーズ発キャラはパワプロシリーズからのキャラ扱いとしてパワプロアプリに配信された。また、『パワプロ2013』では登場しなかったパワポケシリーズキャラ「凡田大介」は、『グラゼニ』の凡田夏之介との苗字・ボジション繋がりから、『グラゼニ』コラボレーションの一環として配信された。
  5. ^ a b c シナリオの進行上、他作品とコラボレーションしたバージョンのオリジナルキャラは該当キャラクターが固有キャラクターとして登場したシナリオは使用できない(例えばデスノートコラボバージョンの京野小筆がパワフル高校に使用不可、ディズニーとコラボレーションしたバージョンの美園千花、小嵐リョウ、八尺巫女子が北雪高校とフリート高校に使用不可、など)。
  6. ^ a b 調子くんとパワにゃんなど性別不明のキャラカードは使用できる。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s Webアニメ「パワプロ」に白石涼子や逢坂良太、主題歌はオーイシマサヨシ書き下ろし”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年3月18日). 2021年3月20日閲覧。
  8. ^ Webアニメ「パワフルプロ野球 パワフル高校編」試写会レポート。監督を務める渡邉徹明氏らがアニメ化への思いを語る”. 4Gamer.net. 2021年3月20日閲覧。

関連項目

外部リンク