コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

清水久嗣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
しみず ひさし
清水 久嗣
プロフィール
出身地 日本の旗 日本 千葉県市川市
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1980-08-30) 1980年8月30日(44歳)
血液型 AB型
最終学歴 成蹊大学卒業
職歴 TOKYO FM(2005年4月 - 2007年3月)
ニッポン放送(契約、2007年4月 - )
活動期間 2007年 -
ジャンル スポーツ実況
配偶者 有り
出演番組・活動
出演中 ニッポン放送ショウアップナイター
出演経歴 #過去の出演番組を参照

清水 久嗣(しみず ひさし、1980年8月30日[1] - )は、日本のフリーアナウンサー[2]ニッポン放送編成局スポーツ部と契約している。そのほかフジ・メディア・テクノロジー(旧東京フィルム・メート)、MAXキャスティングからキャスティング業務を委託される。マネジメントは、山崎隆士(株式会社ザッキーファーム)。

来歴

[編集]

千葉県市川市出身。小学生時代から競馬に興味があり、友人達と競馬実況の真似事の遊びをした。放送研究会がある大学進学を目指し[3]成蹊大学に進学した[1]。 在学中、『ニッポン放送ショウアップナイター』の学生アルバイトとしてスコア付けを都合5年担当した。また、アナウンススクールはラジオNIKKEIレースアナウンサー養成講座に通っていた[4]

就職活動では、スポーツアナウンサーを目指して活動し、アルバイトをしていたニッポン放送の採用試験を受験し、2004年入社の飯田浩司とともに社長面接を受けたが、清水は不採用とされた[3]。1年間の就職留年を経て、同大卒業後の2005年4月、TOKYO FMに一般職で入社した。入社後は報道・情報センターの記者職として配属され、ストレートニュースや[都庁、国会担当記者やスポーツの現場を持ち回り担当した[3]

しかし、スポーツ実況への思いを捨てがたくしていたが、当時ニッポン放送に中途入社していた石黒新平が一身上の都合で同社を退職した事で採用枠が空き、2007年3月31日付でTOKYO FMを退職した。フリーアナウンサーへ転身し、2007年4月1日付でニッポン放送スポーツ部所属の契約アナウンサーとして採用された[1]

移籍以降、ショウアップナイターやNRN系列局のナイター中継でのベンチレポートやNRN系列局への裏送り中継、フレッシュオールスターゲームのベンチレポート、競馬中継などを担当する。また、雨天予備カードの実況担当になることはあったもののいずれも放送されず、2007年9月12日の埼玉西武vs福岡ソフトバンク西武ドームKBCホークスナイターへの裏送り)で正式に実況デビューした。

ショウアップナイターのレギュラー実況は少ないが、2008年2009年フレッシュオールスターゲームを実況した。2012年4月6日RCCカープナイターへの裏送り中継で、当時広島に在籍していた前田健太ノーヒットノーラン達成のシーンを実況した。2022年9月25日ヤクルト2年連続優勝、2023年9月14日阪神18年ぶり優勝と、ショウアップナイターの中継において、2年連続でセ・リーグ優勝の瞬間を実況した[5]

フリーアナウンサーであるため、ニッポン放送の公式サイトのアナウンサープロフィールに名前は載っていないが、2010年からはショウアップナイターの実況アナウンサーのページに紹介が載せられるようになった。同様の理由から、ニッポン放送での活動とは別に、千葉ロッテマリーンズ主催試合のテレビ及びインターネット中継の実況およびリポーターも担当している。

競馬実況では、2008年ジャパンカップダートで初めてG1レースを実況した。その後、2009年桜花賞安田記念天皇賞(秋)などを担当し、同年4月5日放送分から『日曜競馬ニッポン』総合司会に抜擢された。2020年11月15日の第45回エリザベス女王杯をもって現存する全ての平地GI競走を実況した。また同一競走の連続実況も多く、2010年以降の皐月賞日本ダービー(2010年 - 2020年)、有馬記念、2011年以降の菊花賞のように10回以上続いているレースもある。

2014年ソチオリンピックでは現地リポーターを担当した。

プライベートでは、学生時代から都合10年以上交際していた個人事業主の女性と両家の親から諭されるように、結婚した[3]

人物

[編集]
  • 千葉県市川市在住であったが、小学生時代から阪神タイガースのファンであった[6][3]
  • 小学生時代からのゲーマーで、コンシューマーハード物からゲームセンターにも入り浸るほどである。「実況パワフルプロ野球シリーズ」もプレイをしているが、2018年版から実況担当音声として、名を連ねている。
  • 現在の先輩である松本秀夫洗川雄司から、バイト時代の先輩に同じ清水姓が居たことで、せせこましい性格から描写して「銀次」と呼ばれている。なお、この「先輩の清水」とは現在テレビ朝日アナウンサーの清水俊輔である。
  • 前述の就職活動時にある、飯田とは学生時代から互いに面識があり[3]、ラジオNIKKEIの「レースアナウンサー養成講座」の先輩・後輩の間柄であった[注 1]。但し、飯田はニッポン放送に採用されたが、結果同局が放送している『日曜競馬ニッポン』に起用される事は無く、清水が起用された。これに対し、後年に飯田は「「自分より断然上手い」と思ってこれには諦めがついた」と回想している[7]。しかし、清水も飯田のモノマネは学生時代から行っており、評価していた。クオリティについては、清水ミチコの番組を担当してから向上したと指摘してる。

出演番組

[編集]

現在

[編集]

テレビ

[編集]

ラジオ

[編集]
全てニッポン放送の番組

インターネット動画配信

[編集]

過去

[編集]

テレビ

[編集]

ラジオ

[編集]

他、番組内でのレポートなど

その他

[編集]

ゲーム

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 清水は13期生、飯田は14期生。また清水が担当した2016年日本ダービーでは、同講座の修了生が清水含め4人(三浦拓実NHK、1期生)・中野雷太(ラジオNIKKEI、3期生)・細渕武揚ラジオ日本、3期生)も参加している。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 松本秀夫『プロ野球 実況できなかったスゴイ話』ぜんにち出版、2009年、ISBN 978-4-86136-122-7 250-251ページ
  2. ^ 清水久嗣(しみずひさし) - 基本データ | Facebook
  3. ^ a b c d e f ゆるぱら ゲスト清水久嗣さん”. Extractor.live (2018年2月14日). 2018年10月1日閲覧。
  4. ^ レースアナウンサー養成講座~説明会・音声テストのご案内~ [レースアナウンサー養成講座]”. ラジオNIKKEI (2012年3月12日). 2018年4月1日閲覧。
  5. ^ 2年連続“もってるアナウンサー”の清水久嗣アナ「甲子園での阪神巨人戦の実況はニッポン放送に来てからやりたい舞台だった」3年連続優勝実況には「もうないでしょう(笑)」”. BASEBALLKING. ニッポン放送 (2023年9月23日). 2023年9月23日閲覧。
  6. ^ ginji513のツイート(1022680914638168064)
  7. ^ ラジオライフ三才ブックス)2018年6月号 p.10 - 13「飯田浩司 DJ interview」より。

外部リンク

[編集]