田中大貴 (1980年生のアナウンサー)
たなか だいき 田中 大貴 | |
---|---|
プロフィール | |
出身地 |
日本 兵庫県小野市 |
生年月日 | 1980年4月28日(44歳) |
身長 | 187cm |
血液型 | A型 |
最終学歴 | 慶應義塾大学環境情報学部 |
職歴 | フジテレビジョン元アナウンサー |
活動期間 |
フジテレビ (2003年4月 - 2018年4月) オスカープロモーション (2018年5月 - 2019年6月) アスリート・マーケティング (2019年7月 - ) |
ジャンル | スポーツ・情報番組 |
配偶者 | あり |
公式サイト | 公式サイト |
出演番組・活動 | |
出演中 |
『J SPORTS STADIUM』 『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』 |
出演経歴 |
『スポーツLIFE HERO'S』 『F2-X』 『スパイスTV どーも☆キニナル!』 『情報プレゼンター とくダネ!』 『すぽると!』 『プロ野球ニュース』 『日曜はカラフル!!』 |
田中 大貴(たなか だいき、1980年4月28日 - )は、日本のフリーアナウンサーでスポーツジャーナリスト。フジテレビ元アナウンサーで、2018年4月30日付で退社してからは、Inflight.Co.,Ltd.(スポーツコンサルティング企業)[1]の代表も務め、経営者としての顔も持ち、スポーツビジネス分野におけるイベント、ビジネスコミュニケーションのセミナーにも多く登壇している。
来歴・人物
[編集]兵庫県小野市出身。兵庫県立小野高等学校(普通科)時代は野球部に所属。2年時から4番に座り、秋季県大会ベスト4、主将も任された3年時は兵庫県大会では春ベスト16、夏(東兵庫大会)ベスト8。対ブラジル選抜戦では兵庫選抜の4番打者(ただし、県内ベスト8の試合が行われていたため、ベスト16敗退チームの中での選抜)。兵庫県高校野球優秀選手に選ばれた。
高校卒業後、慶應義塾大学環境情報学部へ進学[2]。大学の先輩である高橋由伸に憧れ、慶大野球部に入部[3]。
公立進学校出身ながら、東京六大学リーグでは3年時からベンチ入りし、4年時の春季リーグ戦で4番に座り、3本塁打を放つ。元西武ライオンズの長田秀一郎、元中日ドラゴンズの湊川誠隆は慶大の同期だった。
プロまたは社会人でのプレーという選択肢もあった中、もともとアナウンサー志望ではなかったが、同級生たちと何気なくフジテレビの入社試験を受けたところ合格。野球を続けるか悩みながらも、後述する4年生の時の春季リーグ戦にてホームラン数トップになったことで、野球を辞めアナウンサーになることを決断。2003年、同局に入社する。プロ野球選手にはならなかったが、いわゆる松坂世代にあたる。
入社後は基本的にスポーツと情報番組を担当。『とくダネ!』『すぽると!』においてはバンクーバーオリンピック、リオオリンピック、第2回WBC、2009年MLBオールスター、2008年MLBワールドシリーズ、北京オリンピック野球アジア予選など様々なスポーツイベントを現地からリポートした。特にプロ野球中継ではフジテレビのエース実況者として日本シリーズ、クライマックスシリーズなどを担当してきた。一方でバラエティ番組にも携わり、2007年8月11日、『フジアナスタジオ まる生 真夏の打ち上げ花火4時間スペシャル!!』(フジテレビ739)で放送された「男おばさんサマートークライブ2007」を契機に、同年9月15日放送分から渡辺和洋と「男おばさんJr」を結成し、同コーナーの担当を務めた。
『とくダネ!』の放送では小倉智昭から「だいきー」と下の名前で呼ばれるなど寵愛を受け、お茶の間の人気を博した。同番組には2014年3月21日放送分まで10年間にわたって出演。その後スポーツキャスター、実況に専念していたが2018年4月30日付でフジテレビを退社。スポーツアンカー、フリーアナウンサーとして活動[4]。退社の翌日(5月1日)から2019年6月30日まではオスカープロモーションに所属し[3]、プロ野球中継の実況も各テレビメディア、DAZN、その他配信メディアで続けていた[3]。
2019年7月1日付でアスリート・マーケティングの執行役員に就任し、オリックス戦の実況、阪神戦の実況、ラジオ関西番組のMCや近畿地方の企業との取り組みなど、出身地の関西地方でも定期的に活動している。東京五輪ではIOCのべニューMCも担当した。
2018年5月に株式会社Inflight[1]を立ち上げ、スポーツを中心に組織作り、選手・チームのサポート、キャリアデザイン、また企業のブランディング、マーケティング、コーディネーション、プロモーション、メディア作りなども手掛けている。フジテレビ退社後、会社を立ち上げ多くのスポーツチーム、アスリート、企業の課題解決に携わり、キー局出身の男子アナウンサーとしては新たな道を進んでいる。現在、提携企業・取引企業は50社を超え、数社の外部取締役も務める。(本人オフィシャルホームページ内 Inflight社に記載)
また、一般社団法人DoubleEducation[2]では社会貢献事業を手掛け、地域への支援活動も行っている。
エピソード
[編集]- 幼少期に実父と共にグリーンスタジアム神戸でオリックス・ブルーウェーブの主催試合をよく観戦していた縁で、フリーアナウンサーへの転身後は、後継球団のオリックス・バファローズのファンであることを公言[5]。 『J SPORTS STADIUM』でバファローズ主催試合中継の実況を担当するなど、関西地方でも定期的に活動するようになってからは、本拠地である京セラドーム大阪の近くにも関西の拠点を持ち生活している。
- 2023年より、野球中継でのホームラン時の「捉えた!」、バファローズ勝利時の「逞しき猛牛軍団が蒼き波に乗っていく」という実況フレーズがプリントされたタオルが三木市内のスポーツ用品店で発売されている。田中はその売り上げのすべてを寄付し、地元の子供たちにグローブをプレゼントしている[6]。
- 2002年東京六大学野球春季リーグ戦で、初めて一塁のレギュラーに定着。東大の浅岡知俊、明大の岡本篤志、立大の多田野数人から計3本塁打を放ちホームラン王のタイトルホルダーとなった。そのほか青学大の石川雅規、駒大の川岸強からもホームランを打っている。長田秀一郎、湊川誠隆は大学の同期。佐藤友亮、山本省吾は大学の2つ先輩。大学4年次の慶早戦で和田毅に歯が立たなかったことや、先輩の高橋由伸からアナウンサーとしての就職を勧められたことから、プロ入りを断念。2010年1月、自身が日曜総合司会を務める『すぽると!』にて、対談インタビューという形で7年ぶりに和田と再会。当時は打てなかった悔しさで言葉を交わすこともできなかったが、今では大親友と呼べるほどの仲になったと語った[3]。
- 野球界、スポーツ界での人脈を重んじ、大学の先輩である高橋由伸と交友が深い。また、同世代である和田、館山昌平、木佐貫洋、後藤武敏、江草仁貴らとも交友が続いており、2015年11月には『CSプロ野球ニュースここだけの話』で同メンバー(東京六大学×東都大学野球出身者)による特番を放送した(共にMCを務めたのは東都・青学大野球部マネージャー出身の三田友梨佳)。加えて、ひと学年下の鳥谷敬、糸井嘉男、川崎宗則らとの親交も非常に深い。
- 2024年には鳥谷、糸井らとともに男性ファッション誌Safariにてモデルに挑戦した。(2024年Safari5月号)
- 2018年8月15日の西武ライオンズ戦実況では解説者が長田秀一郎となり、慶大野球部同期2人での放送席が実現した。
- 私生活では、大学の1学年先輩にあたる一般女性と2009年に結婚している[7]
- 同姓同名のバスケットボール選手・田中大貴とはフジテレビすぽるとキャスター時代にインタビューを行っており、現在もキャスターと選手として親交が深い。
- オリックスバファロース東晃平とは同郷であり、小野市立若松幼稚園、小野小学校の後輩にあたる。
現在の出演番組
[編集]- DRAMATIC BASEBALL(千葉ロッテマリーンズ主催試合中継、日テレNEWS24)※2020年から実況として出演。
- J SPORTS STADIUM(オリックス・バファローズ主催試合中継)-実況
- スカイA阪神戦中継-実況
- パ・リーグ応援宣言!ホークス中継-実況
- DAZN プロ野球中継-実況
- BS12 プロ野球中継実況MC
- BS松竹東急ベースボールシアター
- パ・リーグTV FANS UP MC
- AbemaTV MLB中継-実況
- NBAバスケットボール中継(Rakuten TV)
- J SPORTS 全日本大学野球選手権大会
- TOKYO MX 高校野球東・西東京都大会
- J SPORTS 秋季高校野球東京都大会
- J SPORTSバドミントン中継-実況MC
- としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!(ラジオ関西、2020年10月2日 - )- パーソナリティ
- セケンテー~僕らは囚われない~(ラジオ関西、2022年10月~)-パーソナリティ
- AbemaTV K-1実況(2020年3月 - )
- AbemaTV 大相撲中継(2022年-)
- YouTubeチャンネル 田中大貴のアスリートチャンネル[3](2020年3月 - )
- BreakingDown (2021年9月 - ) - 実況MC
- ABEMA スーパーGTダイジェストMC(2024年4月₋)
- ABEMA スーパーフォーミュラ中継MC(2023年4月₋)
- スポーツPLUSスカパー 福岡ソフトバンク戦実況(2024年3月₋)
- AMAZONプライム 侍ジャパン中継(2023年₋)
- Bリーグ全力応援!バスケ魂 presented by バスケットLIVE(2024年10月-)
過去の出演番組
[編集]- F2-X
- FNS ALLSTARS あっつい25時間テレビやっぱ楽しくなければテレビじゃないもん!(2005年7月23日)
- 新春かくし芸大会
- 第43回(2006年1月1日) - ヤングマン コロシアム
- 第44回(2007年1月1日) - 中国獅子舞(黄獅子舞頭担当)
- 情報ライブ EZ!TV(2004年10月3日 - 2005年9月18日、現場レポーター)
- う!ウマいんです。
- わかってちょーだい!(2007年8月31日放送)
- FNNレインボー発(月曜20:54 - )
- BSフジNEWS
- フジアナスタジオ まる生(2009年2月14日)MC担当
- スパイスTV どーも☆キニナル!(月 - 水、2008年9月29日 - )
- 情報プレゼンター とくダネ!(2004年4月よりリポーターとして出演、2010年10月から2014年3月までサブアシスタントを担当)
- VS嵐(2010年5月6日放送)
- 金曜バラエティー(2011年2月4日放送)
- SMAP×SMAP(不定期でコーナー司会担当)
- FNN NEWS Pick Up
- すぽると!(2009年4月4日 - 、当初は土・日曜総合司会→2011年から日曜のみ→2013年から金・日曜総合司会→2015年から水・木・金・日曜総合司会)
- ワイドナショー(2014年6月1日放送、東大野球部連敗記録を解説)
- RIZIN(2015年12月29日、31日、実況、リポーターを担当)
- CSプロ野球ニュース(2015年度、土曜司会)
- ヒトカド。(BSフジ、2014年 - 2016年、司会)
- ユアタイム(2016年4月 - 2017年3月、スポーツパートナー)
- スポーツLIFE HERO'S(2017年4月 - 2018年3月) - 土曜日担当
- WOWOW NBAバスケットボール
- バラいろダンディ(2018年8月7日) - 代打MC
- MLB、バレーボール、F1グランプリ、ゴルフなどのスポーツ中継
- 田中圭24時間テレビ(2018年12月15日 - 12月16日、AbemaSPECIAL2) - 進行・実況
- 日曜はカラフル!!(2019年4月7日 - 2019年9月29日、TOKYO MX) - アシスタント[8]
- SWALLOWS BASEBALL L!VE (東京ヤクルトスワローズ主催試合) - 実況
- LIONS BASEBALL L!VE (埼玉西武ライオンズ主催試合) - 実況
- 7.2 新しい別の窓(AbemaTV) - ななにー人狼等一部コーナーのMC(2019年6月頃まで)
- BS12 水曜バスケ!(BS12 トゥエルビ、2018年10月10日 - 2020年) - MC[9]
- 真相深入り!虎ノ門ニュース 司会(2023年3月 - 2024年7月)
書籍
[編集]連載
[編集]- 週刊ベースボール 『松坂世代 あの夏から20年目の延長戦』(2018年4月 - 、ベースボールマガジン社)
- NumberWeb『All in the next Chapter』[4](2018年8月 - 文藝春秋)
- フジサンケイビジネスアイ『未来のキャプテン』(2020年1月 - 産経新聞社)
- 文春オンライン『文春野球 オリックス担当』[5](2020年3月 - 文藝春秋)
- ココカラネクスト連載(2018年5月₋)
関連項目
[編集]- 石本沙織(同期入社)
- 戸部洋子(同期入社)
- 長野翼(同期入社、2011年退社)
- 鈴木芳彦(同期入社、2006年4月ニッポン放送再編により転籍)
- 村上真理子(同期入社、バラエティADを経て現報道センター勤務)
- 渡辺和洋(男おばさんJr)
- 上重聡(日本テレビアナウンサー、同学年で立教大学の投手だったが、東京六大学リーグ戦では田中との対戦はなかった)
脚注
[編集]- ^ Inflight.Co.,Ltd.
- ^ 【野球】慶大野球部OB! 木村匡宏さん×田中大貴さん対談 慶應スポーツ新聞会 2013年12月15日閲覧
- ^ a b c d “田中大貴アナ、慶大の先輩・由伸監督の「生きていくっていうのは大変だから」の言葉胸に巨人戦でフリーデビュー”. スポーツ報知 (2018年5月1日). 2015年3月9日閲覧。
- ^ “田中大貴アナ、フリー発表「チャプター2にトライ」”. 日刊スポーツ (2018年3月19日). 2018年3月19日閲覧。
- ^ “25年前、オリックス二軍球場で見たレーザービーム。”. 田中大貴オフィシャルブログ「Sports United」Powered by Ameba (2018年5月5日). 2018年5月5日閲覧。
- ^ “名物実況「捉えたぁぁぁ!」元フジ田中大貴アナのグッズ、オリックス愛溢れるデザインも…“捉え”られずにプロ野球あきらめた過去/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2024年7月10日). 2024年7月10日閲覧。
- ^ “フジのイケメンアナが結婚!”. テレビ朝日 (2009年4月26日). 2018年5月9日閲覧。
- ^ 日曜はカラフル!! (2019年9月29日). “そして、昨日の放送で #田中大貴 さんが番組卒業となりました…”. @sunday_colorful. 2019年10月8日閲覧。
- ^ “Bリーグ情報をたっぷりお届け!「BS12水曜バスケ!」10月10日(水)19時から放送決定!”. BS12 トゥエルビ. 2018年12月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- 田中大貴 Official Page
- 田中大貴オフィシャルブログ『Sports Unaited』 - Ameba Blog
- 田中大貴 (@daiki_1980) - X(旧Twitter)
- 田中大貴 (@daiki.tanaka_1980) - Instagram
- 田中大貴 (@daiki.tanaka_1980) - Threads