「ポリュボス」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
23行目: | 23行目: | ||
*[[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年) |
*[[アポロドーロス]]『ギリシア神話』[[高津春繁]]訳、[[岩波文庫]](1953年) |
||
*『ギリシア悲劇II ―[[ソポクレス]]』、[[ちくま文庫]](1986年) |
*『ギリシア悲劇II ―[[ソポクレス]]』、[[ちくま文庫]](1986年) |
||
*[[パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) |
*[[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍渓書舎(1991年) |
||
*[[ホメロス]]『[[オデュッセイア]](上・下)』[[松平千秋]]訳、岩波文庫(1994年) |
*[[ホメロス]]『[[オデュッセイア]](上・下)』[[松平千秋]]訳、岩波文庫(1994年) |
||
*高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年) |
*高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、[[岩波書店]](1960年) |
2021年11月15日 (月) 10:48時点における版
ポリュボス(古希: Πόλυβος, Polybos)は、ギリシア神話の人物である。主に、
のほか数人が知られている。以下に説明する。
コリントスの王
このポリュボスは、コリントスの王で、妻はペリボイア[1]、メロペー[2]、メドゥーサともいわれる。オイディプースの養父で、名付け親ともいわれる[3]。後にオイディプースは自分の両親についてデルポイの神託に問い、自分の父を殺し、母と交わると告げられた。そのためポリュボスを自分の父と信じてコリントスに戻らず、テーバイに来てスピンクスを殺し、王となり、その間にポリュボスは死んだとされる[4]。
シキュオーンの王
このポリュボスは、シキュオーンの王で、シキュオーンとゼウクシッペーの娘クトノピュレーとヘルメースの子。リューシアナッサの父。リューシアナッサはアルゴス王タラオスの妻で、アドラーストスの母。アドラーストスはアルゴスを追われてポリュボスのところに身を寄せ、ポリュボスの死後シキュオーンを継承し、アルゴスに帰るまで支配した[5]。
その他のポリュボス
- アンテーノールとテアーノーの子の1人。トロイア戦争で戦った[6]。
- エジプトのテーバイの人で、アカンドレーの夫。トロイアから帰国するメネラーオスとヘレネーをもてなした[7]。
- パイアーケス人の工匠。アルキノオスの子ハリオスとラーオダマースに毬を作った[8]。
- ペーネロペーの求婚者の1人で、ザキュントスの出身[9]。オデュッセウスが求婚者を誅殺したとき、エウマイオスに討たれた[10]。
- ペーネロペーの求婚者エウリュマコスの父[11]。