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* 『ギリシア悲劇全集10 [[アイスキュロス]]断片』、[[岩波書店]](1991年)
* 『ギリシア悲劇全集10 [[アイスキュロス]]断片』、[[岩波書店]](1991年)
* [[シケリアのディオドロス|ディオドロス]]『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年)
* [[シケリアのディオドロス|ディオドロス]]『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年)
* [[パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
* [[パウサニアス (地理学者)|パウサニアス]]『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
* [[ヒュギーヌス]]『ギリシャ神話集』[[松田治]]・青山照男訳、[[講談社学術文庫]](2005年)
* [[ヒュギーヌス]]『ギリシャ神話集』[[松田治]]・青山照男訳、[[講談社学術文庫]](2005年)
* [[ホメロス]]『[[イリアス]](上)』[[松平千秋]]訳、[[岩波文庫]](1992年)
* [[ホメロス]]『[[イリアス]](上)』[[松平千秋]]訳、[[岩波文庫]](1992年)

2021年11月15日 (月) 11:14時点における版

エーイオネウス古希: Ἠιονεύς, Eioneus)は、ギリシア神話の人物である。長母音を省略してエイオネウスとも表記される。ラピテース族の王イクシーオーンと結婚した娘ディアーの父[1][2]ヒュギーヌスではデーイオネウス[3]

神話

アイスキュロスの現存しない悲劇『イクシーオーン』およびシケリアのディオドロスが語る神話によると、エーイオネウスはディアーと結婚したイクシーオーンに殺されたという[1][2]。最初、エーイオネウスはイクシーオーンがディアーに求婚したさい、多くの結納を贈るという言葉を信じて結婚を認めた。ところが、イクシーオーンは結婚しても約束の結納を払わなかった[1][2]。そのためエーイオネウスはイクシーオーンの所有する馬群を差し押さえた。するとイクシーオーンは何でも要求を聞くと約束したうえでエーイオネウスを招き[2]、落とし穴を掘って薪を投げ入れて火を燃やし、エーイオネウスはイクシーオーンの館にやって来てその穴に落ちて死んだ[1][2]

その他の人物

脚注

  1. ^ a b c d アイスキュロス断片、89ii(ロドスのアポローニオス、3巻62行への古註)。
  2. ^ a b c d e シケリアのディオドロス、4巻69・3-69・4。
  3. ^ ヒュギーヌス、155話。
  4. ^ エウリーピデースフェニキアの女たち』1760行への古註。
  5. ^ a b パウサニアース、6巻21・10。
  6. ^ エウリーピデース『ヘカベー』3行への古註。
  7. ^ レーロスのペレキューデース断片、136。
  8. ^ 『イーリアス』7巻11行。
  9. ^ 『イーリアス』10巻435行。
  10. ^ パウサニアース、10巻27・1。

参考文献