「スーパー麻雀大会」の版間の差分
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麻雀ルールは[[麻雀のルール#付加的なルール|割れ目]]、喰い[[断么九|タンヤオ]]、[[ドラ (麻雀)|ドラ]]の増減など基本のルールが変更できるほか、[[麻雀のローカル役#金鶏独立|金鶏独立]]、[[三連刻]]などの[[麻雀のローカル役|ローカル役]]も設定できる。ただし、[[ドラ (麻雀)#赤ドラ|赤牌]]は設定できない。また、ローカル役である[[十三不塔]]がルールとして固定されている。 |
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同社の麻雀ソフトに共通することだが、自動で[[栄和|ロン]]、[[ツモ]]が出来ない。また、この作品は[[立直|リーチ]]中に[[摸打|ツモ切り]]が自動で行われない。 |
2021年11月23日 (火) 09:39時点における版
ジャンル | 麻雀ゲーム |
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対応機種 |
スーパーファミコン (SFC) 対応機種一覧
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開発元 | 光栄 |
発売元 | 光栄 |
プロデューサー | シブサワ・コウ |
音楽 | 若桑比織 |
シリーズ | 麻雀大会シリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 4メガビット+64キロRAMロムカセット[1] |
発売日 |
1992年9月12日 |
その他 | 型式:SHVC-IQ |
『スーパー麻雀大会』(スーパーまーじゃんたいかい) は、1992年9月12日に日本の光栄から発売されたスーパーファミコン用麻雀ゲーム。
同社の『麻雀大会シリーズ』第2作目。前作に引き続き歴史上の人物と麻雀を行う内容となっている。3人のコンピュータ側のキャラクターとフリー対戦を行う「雀荘モード」や総勢22名が参加しトーナメント形式で対戦する「麻雀大会モード」などが収録されている。
開発は光栄が行い、プロデューサーはシブサワ・コウ、音楽は『スーパー伊忍道 打倒信長』(1992年)を手掛けた若桑比織が担当している。
本作は同年にPCエンジンSUPER CD-ROM2用ソフトとしても発売された。
概要
プレイヤーとCOM(コンピュータ)それぞれ100ドルを最初の所持金とし、1万ドルを目指して対局していく。ゲームモードには雀荘モードと麻雀大会モードがある。ただし、0ドルを切ってマイナスになってしまうと破産になってしまう。プレイヤーが破産するか、誰か(プレイヤーも含む)が1万ドルに達成するとゲームオーバーになり、再び全員100ドルからスタートとなる。
セーブデータは最大で4つまで作成できる。バックアップデータが初期化されている場合には、最初にキャラクターの登録画面が表示される。途中で対局を中断したい場合は局終了後にセレクトボタンを押すことでセーブができる。セーブを行わずにリセットボタンを押す、電源を切るなどして(バグによる場合も含む)途中で対局を放棄すると、大会の場合では敗退、雀荘モードの場合は所持金が半分となる。
ゲーム内容
システム
麻雀ルールは割れ目、喰いタンヤオ、ドラの増減など基本のルールが変更できるほか、金鶏独立、三連刻などのローカル役も設定できる。ただし、赤牌は設定できない。また、ローカル役である十三不塔がルールとして固定されている。
21名のCOMにはそれぞれBGMが設定されており、プレイヤーにはトップ用、2位・3位用、最下位用が用意されている。、各キャラクターには対局中などにセリフが付けられているが、中には「ドラポンクエスト」、「ドラポンすげ〜や」といったように他社のゲームの駄洒落などが含まれている。
同社の麻雀ソフトに共通することだが、自動でロン、ツモが出来ない。また、この作品はリーチ中にツモ切りが自動で行われない。
なお、実際の麻雀では鳴いた瞬間にリーチの一発は消えるが、この作品では鳴いた瞬間に放銃すると一発が残っている。
雀荘モード
自由に3人のCOMキャラと対戦が出来るフリー対戦モード。最大4戦戦うことができ、獲得した点数×レート数の分だけ資金が増減する。
対局が始まる前に、対面から勝負を迫られる。『うける』を選ぶと相手より得点が上回った際にボーナスとして点数が入る。最初は+10点だが、勝負に勝ち続けることで、最大80点の勝負ができる。
基本レートは「2」。ゲームを進めることにより、レートの数値が上がり、獲得した点数によっては一発で借金することもある。
麻雀大会モード
総勢22名全員が参加する大会で、COMキャラクターは借金していても参加できる。
予選は3卓12名(6名進出、10名シード)、準々決勝は4卓16名(8名進出)、準決勝は2卓8名(4名進出)、決勝は4名で行われる。もちろん、一度でも負ければその大会は敗退となる。
優勝賞金はフリー対戦に従って上がる。初期設定では120ドル上乗せになっている(対戦数が増える度に上乗せが増加)。2位賞金は1位の半分、3位賞金は更に半分。
公営競技のように、1枠から8枠までに各プレイヤーが割り当てられ(1-6枠は3人ずつ、7,8枠は2人ずつ)、プレイヤーは誰が優勝するかを予想することができる。その際、枠連の投票券が20ドルで購入でき、予想が的中した場合は倍率×20ドルが手に入る。
ちなみに賞金が0ドルの場合は大会モードを選ぶことはできず、1度大会を行うと、賞金は再び0ドルに戻る。
登場人物
ゲーム中の並び順に記載する。シブサワ・コウおよび朝香えり以降は架空の人物。
- 織田信長 - 戦国時代の武将。光栄作品では信長の野望シリーズなどに登場する。鳴き麻雀が得意。
- 豊臣秀吉 - 戦国時代の武将。リーチで悪乗りする場合もある。
- 徳川家康 - 江戸幕府を築いた将軍。ダマテンが多い。
- クレオパトラ - 世界三大美女の一人で、エジプトを代表する女王。強気の攻めで、降りることは考えない。
- 楊貴妃 - 世界三大美女の一人。セリフでは喋り方が片言。明るく楽しい麻雀を仕掛ける。
- 小野小町 - 世界三大美女の一人。勝っても負けても『もののあはれ』。
- 坂本竜馬 - 幕末に活躍した人物。セリフでは土佐弁を喋る。役にこだわらず、勝ち負けを気にしない。
- 源義経 - 壇ノ浦の戦いで平氏と戦った武将。リーチ麻雀が得意だが、役におぼれる場合も。
- 宮本武蔵 - 巌流島で佐々木小次郎と戦った武士。一発逆転を試みて、いつも失敗ばかり。
- 諸葛孔明 - 三国志の武将。麻雀でも『罠』を炸裂するが、相手におせっかいばかりかける。
- ノストラダムス - 1999年に日本を騒がせた予言者。ゲームでも"自分の予言通り"な打ち方をする。
- シブサワ・コウ - 光栄作品に登場する架空のプロデューサー。
- ジンギスカン - モンゴル帝国創設者。確実で堂々的な麻雀をする。
- ナポレオン - フランスの皇帝、ナポレオン1世。
- シーザー - 『ブルータス、お前もか』の言葉が有名な古代ローマの軍人。強気の攻めをするものの、人間的な弱さが出ることも。
- 朝香えり - 90年代初頭の若者で、ギャル言葉を使う。役は分からないが、とにかくリーチをする。
- ジェニー柏木 - ニューヨーク生まれのハーフ。英語と日本語が時折混じる。
- 山田春代 - マイペースな麻雀をする主婦。
- 平野忠男 - 普通のサラリーマン。麻雀の腕前は下手ではないが、接待麻雀に慣れすぎて大勝ちができない。
- 小宮圭一 - 90年代初頭のオタク的容姿をしている。知識が豊富だが、積極性に乏しい。
- 大森大 - 大学生で、空手の腕前はピカイチ。しかし麻雀はビギナーである。
移植版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 | Ref. |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | スーパー麻雀大会 | 1992年9月28日 |
PCエンジンSUPER CD-ROM2 | 光栄 | 光栄 | CD-ROM | KOCD2002 |
評価
評価 | ||||||||||||||||
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- スーパーファミコン版
- ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.39点(満30点)となっている[1]。この得点はスーパーファミコン全ソフトの中で234位(323本中、1993年時点)となっている[1]。また、同雑誌1993年8月情報号特別付録の「スーパーファミコンオールカタログ'93」では、キャラクターのセリフに関して肯定的に評価した他、「麻雀大会モード」において大会結果を当てる馬券の購入が可能な点に関して「ギャンブル好きにはたまらない」と称賛した[1]。
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 3.40 3.02 3.32 3.46 2.98 3.22 19.39
- PCエンジン版
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合 得点 3.59 3.29 3.34 3.34 2.90 3.05 19.51
脚注
- ^ a b c d e 「8月情報号特別付録 スーパーファミコンオールカタログ'93」『SUPER FAMICOM Magazine』、徳間書店、1993年8月1日、98頁。
- ^ a b ファミコン通信1992年9月18日号 No.196 42ページ
- ^ a b “スーパー麻雀大会 まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2018年9月9日閲覧。
- ^ a b c 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、143頁。
- ^ a b “スーパー麻雀大会 まとめ [スーパーファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2018年9月9日閲覧。
外部リンク