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|タイトル=金田一くんの冒険 |
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|ジャンル=[[児童文学]]、[[推理小説]]、[[冒険小説]] |
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{{Infobox animanga/Novel |
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|著者=[[樹林伸|天樹征丸]] |
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|イラスト=[[さとうふみや]] |
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|出版社=[[講談社]] |
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|他出版社= |
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|掲載誌= |
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|レーベル=[[青い鳥文庫]] |
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|発売日= |
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|開始=2018年 |
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|終了=2019年 |
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|巻数=全2巻 |
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|ウィキポータル=[[Portal:文学|文学]] |
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『'''金田一くんの冒険'''』(きんだいちくんのぼうけん)は、[[樹林伸|天樹征丸]]による[[児童文学]]シリーズ。[[講談社]][[青い鳥文庫]]から刊行されている。[[2019年]][[2月18日]]時点で全2巻が刊行されている。イラストは[[さとうふみや]]。 |
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このシリーズは同じ作・天樹征丸、イラスト・さとうふみやによる[[推理漫画]]『[[金田一少年の事件簿]]』の主人公である金田一一の小学6年生時代を描いたものである。本編と異なり、殺人事件が発生せず、行く先々でのトラブルを解決するものとなっている。 |
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== 登場人物 == |
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{{See also|金田一少年の事件簿の登場人物}} |
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=== 冒険クラブ === |
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; [[金田一少年の事件簿の登場人物#金田一一|金田一 一(きんだいち はじめ)]] |
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: [[主人公]]。不動山市立不動小学校の6年生。 |
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: 名探偵として名高い[[金田一耕助]]の孫であり、普段はお調子者でスケベな劣等生だが、事件が起きた時は祖父譲りの推理力を発揮する。美雪からは「はじめちゃん」と呼ばれている。 |
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; [[金田一少年の事件簿の登場人物#七瀬美雪|七瀬 美雪(ななせ みゆき)]] |
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: 一の幼なじみで同級生の少女。冒険クラブに所属。 |
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: 一とは逆に真面目で成績優秀。本作は彼女の視点で描かれている。 |
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; [[金田一少年の事件簿の登場人物#村上草太|村上 草太(むらかみ そうた)]] |
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: 一の同級生の少年。冒険クラブに所属。 |
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: [[弁護士]]の親を持ち、真面目な性格で学業成績も優秀。 |
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; 日比野 宙(ひびの そら) |
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: オリジナルキャラクター。一の同級生の少年。 |
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: 一と同様にお調子者で生意気な性格。一たちからは、'''チュウ'''の愛称で呼ばれている。 |
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; 鮎川 笑美(あゆかわ えみ) |
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: オリジナルキャラクター。一の同級生の少女。 |
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: クラスの人気者。冒険クラブには夏休み前に加入。 |
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; 北条 香苗(ほうじょう かなえ) |
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: オリジナルキャラクター。不動小学校6年3組の教師で一たちの担任。冒険クラブの顧問。 |
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: 不動小学校の卒業生でもある。 |
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=== その他 === |
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; [[金田一少年の事件簿の登場人物#千家貴司|千家 貴司(せんけ たかし)]] |
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: 不動小学校の生徒会長。6年1組所属で一や美雪とはクラスが異なるが仲は良い。 |
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; ハルナ/ナツキ/アキナ |
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: オリジナルキャラクター。一の同級生の女子三人組。通称春夏秋トリオ。 |
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: 一を「バイ菌でダニのように汚い」という理由で毛嫌いしており、彼がキンダニ呼ばわりされるきっかけを作った張本人たちである。 |
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== 既刊一覧 == |
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=== 小説 === |
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; [[青い鳥文庫|講談社青い鳥文庫]] 刊 |
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* 金田一くんの冒険 (1) からす島の怪事件 ISBN 978-4-06-285679-9 |
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* 金田一くんの冒険 (2) どくろ桜の呪い ISBN 978-4-06-511749-1 |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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{{Reflist}} |
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== 外部リンク == |
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* [http://aoitori.kodansha.co.jp/book/2018/1/5.html 青い鳥文庫|金田一くんの冒険(1) からす島の怪事件] |
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{{金田一少年の事件簿}} |
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{{デフォルトソート:きんたいちくんのほうけん}} |
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[[Category:青い鳥文庫]] |
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[[Category:2018年の小説]] |
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[[Category:日本の推理小説のシリーズ]] |
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[[Category:日本の冒険小説]] |
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[[Category:金田一少年の事件簿]] |
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[[Category:小学校を舞台とした小説]] |
2022年3月12日 (土) 06:02時点における版
金田一少年の事件簿 | |||
---|---|---|---|
ジャンル | 推理漫画、少年漫画 | ||
漫画 | |||
原作・原案など | 天樹征丸 金成陽三郎 | ||
作画 | さとうふみや | ||
出版社 | 講談社 | ||
| |||
掲載誌 | 週刊少年マガジン | ||
レーベル | 講談社コミックス | ||
発表号 | 1992年45号 - 2017年46号 | ||
巻数 | #書誌情報を参照 | ||
漫画:金田一37歳の事件簿 | |||
原作・原案など | 天樹征丸 | ||
作画 | さとうふみや | ||
出版社 | 講談社 | ||
掲載誌 | イブニング | ||
発表号 | 2018年4号 - | ||
巻数 | 既刊11巻(2021年10月現在) | ||
漫画:金田一少年の事件簿30th | |||
原作・原案など | 天樹征丸 | ||
作画 | さとうふみや | ||
出版社 | 講談社 | ||
掲載誌 | イブニング | ||
発表号 | 2022年3号 - | ||
発表期間 | 2022年1月11日[1] - | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
『金田一少年の事件簿』(きんだいちしょうねんのじけんぼ)は、天樹征丸(原案→原作)[注 1]、金成陽三郎(原作、case2巻まで)[注 2]、さとうふみや(作画)による日本の漫画作品、及びこれを原作とする一連の作品群の総称。ミステリーを題材としている。略称は『金田一』[2]。
『週刊少年マガジン』(講談社)にて1992年から2001年まで連載された。2004年夏以降の第II期不定期連載、2012年から『20周年記念シリーズ』と題した一年間の通年連載を経て、2013年11月から2017年10月までは『金田一少年の事件簿R』(- リターンズ)と改題して連載された。2018年4号からは『イブニング』にて本作から20年後を舞台とした新シリーズ『金田一37歳の事件簿』(きんだいち37さいのじけんぼ)として連載移籍。
2022年、シリーズが30周年を迎えることを記念し、アニバーサリーイヤー記念企画を実施[1]。その一角として同年1月11日発売の『イブニング』3号より新シリーズ『金田一少年の事件簿30th』の連載を開始[1]。
概要
名探偵・金田一耕助を祖父に持つ高校生・金田一一(きんだいち はじめ)が、幼馴染・七瀬美雪(ななせ みゆき)や親友・剣持勇警部、ライバル・明智健悟警視らと共に、遭遇する難事件を、祖父譲りの抜群の推理力で次々と解決していく物語である。
本格的なミステリーを題材とした推理漫画作品である。特徴としては多くの事件が連続殺人であり、プロローグからエピローグまでを数ヵ月かけて連載し、いわゆるクローズド・サークルと呼ばれる「絶海の孤島」や「吹雪の山荘」などでの隔絶された状況下での事件が多く、犯人は舞台となる建築物や施設の構造を利用してトリックを作成することがほとんどである。また、作中の被害者は過去に人命被害が生じた事件・事故に関与していることが多く、それが犯人側の犯行動機となっていることが多い。
長編の事件の犯人には「怪人名」とされる代名詞的な二つ名がついており、その不気味な名前をした犯人が登場人物の誰なのかを当てる醍醐味がある。事件の登場人物に仮面やマスク、あからさまな偽名などによる怪しい人物がいることが多いことも特徴である他、事件に関わる土地や建物にまつわる伝承、都市伝説、噂などが怪人の名前に結び付けられていることも多い。仮面やマスクを被った人物は犯人による架空の人物ばかりだが、時にはきちんとした理由を持ち仮面やマスクを被った『金田一』の世界の実在する人物として登場する事もある。
1995年、第19回講談社漫画賞少年部門受賞。通常の単行本の他に漫画文庫版、極厚愛蔵版なども発売されている。2019年10月時点で単行本のシリーズ累計発行部数は1億部を突破している[2]。
作品展開
1992年に連載を開始。その当初から、漫画内にすべての証拠が書かれているため、一(はじめ)の推理を聞く前に自ら推理することで犯人を予測する「真相当てクイズ」などの斬新な企画も並行して行われる。1995年の最初のテレビドラマ化を皮切りに、その後も映画化・アニメ化などが次々に行われ、原作者による小説版も出版される[注 3]など、メディアミックス展開が何度もされている。第I期終了後も再ドラマ化、再アニメ化などがされている。
作品初期は殺人事件を題材とした長編のみが展開された。連載途中からは長編を軸としつつも、短編を織り交ぜたストーリーが扱われるようになり、傷害事件や誘拐事件、また犯罪の絡まぬパズルのような物語も扱われるようになった。
「速水玲香誘拐殺人事件」が終了したところで、それまでの19本の長編が"FILEシリーズ"としてまとめられた。それと同時に、中編や大長編を扱う"Caseシリーズ"が開始され、以後もそれまでと同様に、短編を織り交ぜる形での連載が進められた。この短編の中で、主人公のライバルである明智健悟警視を主人公とするシリーズも描かれた。
そして、2000年末から、最後の"Case"シリーズ及び第I期最終回「金田一少年の決死行」が描かれ、1992年から8年間続けられた連載が終了した。この終了は「第I期完結」とされており、再連載が当時から計画されていた事を窺わせる。
第I期連載終了後の2004年夏、同作者(天樹征丸&さとうふみや)による別連載作品『探偵学園Q』の連載を中断して第II期の最新作「吸血鬼(ヴァンパイア)伝説殺人事件」の短期連載が行われた。『探偵学園Q』終了後も、のちの20周年シリーズの通年連載とRの連載まで、短期集中連載の形を取りながら不定期的に新作を発表した。
登場人物
- 金田一 一(きんだいち はじめ)
- 本作の主人公。東京都不動山市に暮らす高校2年生。名探偵・金田一耕助を祖父に持つ。
- IQ180という天才的な頭脳を持っており、事件に遭遇した際は冷静さと鋭い推理力・洞察力を発揮し、解決に導く。
- 決め台詞は「ジッチャンの名にかけて!」「謎はすべて解けた!」「〇〇(そのエピソードの犯人の通り名)はこの中にいる!」。
- 七瀬 美雪(ななせ みゆき)
- 本作のヒロイン。一の幼なじみで互いに想い合っているが、表面上は「友達以上、恋人未満」の関係に留まっている。
- 才色兼備で学校では生徒会長を務め、ミステリー研究会と演劇部の部長を兼任している。
- 剣持 勇(けんもち いさむ)
- 警視庁刑事部捜査一課の警部。
- 一の良き理解者であり、一が巻き込まれた事件を担当した刑事たちにも太鼓判を押す形でも協力している。
- 明智 健悟(あけち けんご)
- 警視庁刑事部捜査一課の警視で、剣持の上司。
- 容姿端麗で様々なことに秀でるエリートで、一とは基本的に犬猿の仲だが、お互いの推理力は認めており、信頼関係も強い。
- 高遠 遙一(たかとお よういち)
- 「地獄の傀儡師」を名乗る一と明智の宿敵で、天才マジシャン。
- 「犯罪芸術家」を自称し、憎しみの種を持つ人間に近づいて、自らが計画した芸術的犯罪計画を授け実行させる。
事件一覧
カッコ内の年月は『週刊少年マガジン』連載期間。
第I期
FILEシリーズ
1992年 - 1997年。正確には単行本時「ファイル○」とカタカナ表記であった。巻数の表記は第1巻がローマ数字、第2巻が初版のみローマ数字で重版から算用数字、第3巻以降は初版から算用数字。
- ファイル1 オペラ座館殺人事件(1992年10月28日 - 12月2日 / 1 - 2巻 / 全6話)
- 怪人名…「歌月」
- 美雪の頼みで、伊豆沖の孤島のホテル「オペラ座館」で行われる演劇部の合宿に参加した一。しかし、そこで演劇部の部員達が、「オペラ座の怪人」に見立てた形で次々と殺害されていく。
- ファイル2 異人館村殺人事件(1992年12月9日 - 1993年3月10日 / 2 - 3巻 / 全11話)
- 怪人名…「七人目のミイラ」
- 同級生の時田若葉の結婚式に参加するため、青森県の六角村を訪れた一と美雪。しかし、その若葉が「七人目のミイラ」と名乗る犯人に密室で殺されてしまう。さらに、村の館の主達も次々と惨殺されていき、その死体は、各々が所有するミイラの欠損部と同じ部分を切り取られていた。
- ファイル3 雪夜叉伝説殺人事件(1993年3月17日 - 5月26日 / 3 - 4巻 / 全10話)
- 怪人名…「雪夜叉」
- エキストラとして、北海道背氷村の氷室画伯の別荘でのドラマ撮影に参加した一。一はそこで人気アイドルの速水玲香と知り合うが、地元に伝承が残る鬼「雪夜叉」によって、ドラマの撮影スタッフが次々と殺されていく。
- ファイル4 学園七不思議殺人事件(1993年6月2日 - 8月4日 / 4 - 5巻 / 全10話)
- 怪人名…「放課後の魔術師」
- 不動高校に、「放課後の魔術師」と名乗る人物から旧校舎の解体を中止するよう脅迫状が届く。その後、旧校舎に伝わる七不思議に見立てられた形で、ミステリー研究会の部員たちが殺害されていく。さらに、放課後の魔術師の魔の手は美雪にも忍び寄る。
- ファイル5 秘宝島殺人事件(1993年8月11日 - 10月20日 / 5 - 6巻 / 全10話)
- 怪人名…「招かれざる客」
- 莫大な財宝が眠るという日向灘の孤島「悲報島」の財宝発掘ツアーに参加した一と美雪。ところが、ツアー客が島に伝わる怪物「山童」の伝承に見立てられて、次々と殺されていく。
- ファイル6 悲恋湖伝説殺人事件(1993年10月27日 - 1994年1月19日 / 6 - 7巻 / 全10話)
- 怪人名…「ジェイソン」
- 美雪の従兄の代理として、長野県の悲恋湖畔リゾートのモニターツアーに参加した一と美雪。その夜、ラジオで「10年前に世間を震撼させた殺人鬼「ジェイソン」が脱獄」というニュースが報じられ、ツアー客がジェイソンの仕業かのような状況で次々と殺害されていく。
- ファイル7 異人館ホテル殺人事件(1994年1月26日 - 4月13日 / 8 - 9巻 / 全12話)
- 怪人名…「赤髭のサンタクロース」
- 俵田刑事から捜査協力の依頼を受けて、北海道函館市のホテル「異人館ホテル」を訪れた一と美雪。そこでは劇団「アフロディア」による舞台劇「ナルシスの魔境」の公演が行われていたが、「赤髭のサンタクロース」を名乗る人物から殺人予告が届き、劇団員たちが殺害されていく。
- ファイル8 首吊り学園殺人事件(1994年4月27日 - 7月20日 / 9 - 10巻 / 全12話)
- 怪人名…「地獄の子守唄」
- 一は試験対策のため、美雪と共に名門予備校「四ノ倉学園」の講習に参加する。ところが、試験中に謎の子守唄が流れ、3人組の不良生徒が次々と首吊り死体で発見される。3人の死は一見自殺と思われたが・・・。
- ファイル9 飛騨からくり屋敷殺人事件(1994年8月3日 - 10月26日 / 11 - 12巻 / 全12話)
- 怪人名…「首狩り武者」
- 剣持警部の幼馴染が住むという奥飛騨「くちなし村」の旧家「巽家」訪れた一と美雪。巽家では先代が他界し、その家督を誰が継ぐかで揉めていた。そんな中、村に伝わる怨霊「首狩り武者」による残忍な連続殺人が起こる。
- ファイル10 金田一少年の殺人(1994年11月9日 - 1995年3月1日 / 12 - 14巻 / 全14話)
- 怪人名…「見えざる敵」
- いつきからノンフィクション作家・橘梧柳が出題する新作の原稿を賭けた暗号の解読を依頼された一は、軽井沢にある橘の別荘を訪れる。しかし、橘が何者かに殺害され、一は真犯人の策略で殺人犯に仕立て上げられてしまった。一は自らの無実を証明するべく逃亡しながら真犯人追うが、さらに暗号にかかわる人物が次々と殺されていき、その罪も着せられてしまう。
- ファイル11 タロット山荘殺人事件(1995年3月8日 - 6月14日 / 14 - 15巻 / 全14話)
- 怪人名…「影の脅迫者」
- 世間から姿を消していた速水玲香からの招待で、青森県のタロット山荘へやってきた一と美雪。そこで、宿泊客がタロットカードに見立てられて次々と殺害されていく。一は現場の状況等から、玲香の父親である速水雄一郎の犯行と睨むが・・・。
- ファイル12 蝋人形城殺人事件(1995年6月28日 - 9月27日 / 16 - 17巻 / 全13話)
- 怪人名…「Mr.レッドラム」
- 明智の誘いで、日本アルプスにある古城「バルト城」で開催されるミステリーナイトに参加した一と美雪。「Mr.レッドラム」と名乗る城の主のアナウンスでミステリーナイトが始まるが、参加者たちが自身の蝋人形と同じ形で次々と殺されていく。
- ファイル13 怪盗紳士の殺人(1995年10月18日 - 1996年1月24日 / 17 - 18巻 / 全13話)
- 怪人名…「怪盗紳士」
- 剣持から名画を専門に狙う窃盗犯「怪盗紳士」の捜査協力を依頼された一は、怪盗紳士から予告状が届いたという青森県の蒲生画伯の別荘を訪れる。怪盗紳士は予告通り絵を次々に盗んでいくが、絵のモチーフとなった人物も惨殺していく。
- ファイル14 墓場島殺人事件(1996年1月31日 - 4月17日 / 19 - 20巻 / 全11話)
- 怪人名…「亡霊兵士」
- 一と美雪はクラスメイト達と「無人島探検ツアー」に参加するが、地元の観光会社の人間に案内されたのは、かつて太平洋戦争の激戦地であった「墓場島」という孤島だった。その島で東大のサバイバルゲームサークルのメンバー達と知り合うが、そのメンバー達が島に伝わる亡霊兵士に次々と殺されていく。
- ファイル15 魔術列車殺人事件(1996年4月24日 - 7月31日 / 20 - 21巻 / 全13話)
- 怪人名…「地獄の傀儡師」
- 警視庁に「地獄の傀儡師」と名乗る人物から脅迫状が届き、一と美雪・剣持は北海道行きの寝台特急「銀流星号」に乗る。ところが、列車内で地獄の傀儡師から電話があり、「死のマジックショー」が開幕。マジシャン団体「幻想魔術団」の団長の死体が見つかり、その死体が忽然と消えてしまう。さらに、終着駅の「死骨ヶ原ステーションホテル」でも、魔術団のメンバーが殺害されていく。
- ファイル16 黒死蝶殺人事件(1996年8月7日 - 11月13日 / 22 - 23巻 / 全13話)
- 怪人名…「不死蝶」
- いつきから悲恋湖で死んだはずの「ある男」に瓜二つの男の写真を見せられた一は、真相を確かめるべく、男が住む石川県金沢市の班目家の屋敷「蝶屋敷」を訪れる。しかし、そこで班目家の娘たちが、蝶に見立てられる形で次々と殺害されていく。
- ファイル17 仏蘭西銀貨殺人事件(1996年11月20日 - 1997年3月12日 / 23 - 25巻 / 全14話)
- 怪人名…「葬送銀貨」
- 一は小学時代の友人・高森ますみと偶然再会し、長野のホテル「仏蘭西館」で行われるファッションショーのチケットを貰う。しかし、一はますみが何か重大なことを隠しているように感じる。後日、美雪と共に仏蘭西館を訪れるが、そこでファッションショーの関係者が次々に殺害される事件が起こる。現場の状況などから、一はますみの犯行と疑うが・・・。
- ファイル18 魔神遺跡殺人事件(1997年3月19日 - 6月18日 / 25 - 26巻 / 全12話)
- 怪人名…「凶鳥ノ命」
- 不動高校の先輩・宗像さつきから遺跡発掘のバイトに誘われ、彼女の地元・島根県出雲の「魔陣村」にやってきた一と美雪。魔陣村で行われている発掘は、村に伝わる「魔陣具」と呼ばれる遺物を見つけるためのものだった。ところが、地元に伝わる神「凶鳥ノ命」によって、発掘の関係者が次々と殺されていく。
- ファイル19 速水玲香誘拐殺人事件(1997年9月3日 - 11月5日 / 26 - 27巻 / 全9話)
- 怪人名…「道化人形」
- 速水玲香が「道化人形」を名乗る人物に誘拐され、さらに身代金の受け渡し役に一が指名された。一は彼女を救出するべく、道化人形の無茶苦茶な指示に振り回されながら、必死に受け渡し場所に向かう。しかし、この誘拐の裏には、犯人の恐るべき計画犯罪が隠されていた。
Caseシリーズ
1998年 - 2001年。FILEシリーズがコミック何冊にも分かれて途中から揃えにくいという事もあり、リニューアルされた。読者にとっては単行本を揃えやすい、読みやすいというメリットがあるが、一つの事件を単行本1冊分または2冊分にまとめなければならないため、ストーリーの長さが単行本1冊におさまる中編か、2冊分使い切る大長編かのどちらかに制限されてしまう事になった。
その結果、Case3やCase5はFILEシリーズを含めた全作品の中でも有数の長さを誇るスケールの大きい作品となり、これらに対する作者の自己評価も高い一方、描きたい内容が十分に描ききれなかったような作品も登場することになった。例えば、Case6についてのちに天樹征丸は『金田一少年の全事件簿』にて「もう少しページが欲しかった」と語っている。
Case3「天草財宝伝説殺人事件」より、金成陽三郎が原作者を降りている。
- ファイル20 / Case1[注 4]魔犬の森の殺人(1998年1月29日 - 4月1日 / Case1巻 / 全10話)
- 怪人名…「ケルベロス」
- 一と美雪は友人たちと山梨にキノコ狩りにやってくるが、ひょんなことから廃研究所を訪れ、そこに滞在中のオカルト研究会の大学生達と出会った。しかしそこで、魔犬「ケルベロス」の仕業かのような殺人が起きる。
- ファイル21 / Case2 銀幕の殺人鬼(1998年6月24日 - 8月26日 / Case2巻 / 全9話)
- 怪人名…「スコーピオン」
- 不動芸術高校の映画研究部の映画製作に参加することになった一と美雪。しかしそこで、かつて映研部が制作したホラー映画「サソリ座の惨劇」に見立てて部員が殺されていく。
- ファイル22 / Case3 天草財宝伝説殺人事件(1998年10月14日 - 1999年1月29日 / Case3上下巻 / 全13話)
- ファイル23 / Case4 雪影村殺人事件(1999年4月21日 - 6月30日 / Case4巻 / 全9話)
- 怪人名…なし
- かつての友人の訃報を受け、葬式に出席すべく秋田県の雪影村を訪れた一。一は懐かしい旧友達と再会するが、その友人の一人が殺害され、中学校のグランドで発見される。グランドは一面雪に覆われていて、死体の周りには被害者の足跡しか残されていなかった。
- ファイル24 / Case5 露西亜人形殺人事件(1999年10月20日 - 2000年2月16日 / Case5上下巻 / 全15話)
- 怪人名…「コンダクター」
- いつきの依頼で、死去した人気ミステリー作家の遺産を巡る暗号解読レースに関わることになった一と美雪。北海道にあるその作家の別荘「露西亜館」訪れるが、遺産相続候補者が暗号になぞらえて次々と殺されていく。しかも、露西亜館にはあの「天才犯罪者」の姿もあった・・・。
- ファイル25 / Case6 怪奇サーカスの殺人(2000年4月12日 - 6月21日 / Case6巻 / 全9話)
- 怪人名…「MONSTER」
- ミス研の合宿の下見のため孤島「茜島」にやってきた一たち。そこで怪物に扮装したサーカス団「ゴブリン・サーカス」のメンバー達と知り合う。しかし、そのサーカス団のピエロ達が、炎の巨人「MONSTER」の仕業のような状況で、次々と殺されていく。
- ファイル26 / Case7[注 5] 金田一少年の決死行[注 6](2000年8月23日 - 2001年1月1日 / Case7上下巻 / 全16話)
- 怪人名…「巌窟王」
- 「地獄の傀儡師」高遠遙一を追って香港に渡った一。しかし、高遠の罠で殺人容疑をかけられ、さらに美雪たちの目の前で明智警視を刺す姿を目撃される。一はホテルで知り合った幼いボーイ・龍道と共に逃亡しながらも、高遠が差し向けた真犯人「巌窟王」の正体を暴くべく、香港を駆け回る。
Short Fileシリーズ
1997年から長編のつなぎとなる形で開始。2 - 3回ほどで終わる話のシリーズで、短編集(KCデラックス版)に収録された。また、このシリーズは話数を「問題編」「解決編」という形で表現している。また、当初このシリーズの一部であった明智健悟を主人公としたエピソードはのちに「Akechi Fileシリーズ」として独立し、単独で単行本(KCデラックス版)が発行されるまでになる。
- 短編集第1巻 金田一少年の挑戦
- 氷点下15度の殺意(1997年6月25日 - 7月9日)
- 誰が女神を殺したか?(1997年7月16日 - 7月30日)
- 明智警視の事件簿[注 7](1997年8月13日 - 8月27日)
- 美雪とはじめのエトセトラ(描き下ろし)
- KMR(総集編第4集描き下ろしの再録)
- 短編集第2巻 金田一少年の推理
- 1/2の殺人者(1997年12月3日 - 12月10日)
- 聖なる夜の殺人(1998年1月1日 - 1月22日)
- 明智警視の事件簿2[注 7](1997年11月12日 - 19日)
- 金田一少年の報酬(描き下ろし)
- 短編集第3巻 金田一少年の冒険
- 鏡迷宮(ミラーラビリンス)の殺人(1998年5月13日 - 5月27日)
- 金田一フミ誘拐事件(1998年6月3日 - 10日)
- 明智少年の華麗なる事件簿[注 7](1998年4月15日 - 5月6日)
- 金田一少年の怪奇事件簿(描き下ろし)
- 短編集第4巻 金田一少年の疾走
- 金田一フミの冒険(1998年9月30日 - 10月7日)
- 白銀に消えた身代金(1999年2月3日 - 10日)
- フィルムの中のアリバイ(1999年3月17日 - 24日)
- 殺人レストラン(1999年3月31日 - 4月14日)
- 美少女探偵 金田一フミ(描き下ろし)
- 短編集第5巻 金田一少年の対決
- 血染め(ブラッディ)プールの殺人(1999年7月28日 - 8月11日)
- 亡霊学校殺人事件(1999年8月25日 - 9月29日)
- 瞬間消失の謎(1999年10月6日 - 13日)
- 美少女探偵 金田一フミ2(描き下ろし)
- 短編集第6巻 金田一少年の回想
- 妖刀毒蜂殺人事件(2000年3月1日 - 15日)
- 怪盗紳士からの挑戦状(2000年6月28日 - 7月12日)
- 午前04:40の銃声(2000年7月19日 - 26日)
- 女医の奇妙な企み(2000年8月2日 - 9日)
- 美少女探偵 金田一フミ3(描き下ろし)
Akechi Fileシリーズ
一のライバルである明智警視を主人公としたシリーズ。高校生時代の話は「明智少年の華麗なる事件簿」、刑事になってからの話は「明智警視の優雅なる事件簿」に収録され、KCデラックス版より刊行された。このシリーズの各事件にタイトルが付けられたのはこれらの単行本に収録される時で、それまではシリーズ名に連番を付ける形であった。また、このシリーズのタイトルには英語の副題が付けられている。
- 明智少年の華麗なる事件簿
- FILE1 明智少年最初の事件 / Farewell, My Dear Friend[注 8](1998年4月15日 - 5月6日)
- FILE2 殺意の四重奏 / The Perfect Violinist Akechi[注 9](1998年9月9日 - 23日)
- FILE3 幽霊剣士殺人事件 / The Pride Murder(1999年2月17日 - 3月3日)
- スペシャルストーリー 健悟の部屋(描き下ろし)
- 明智警視の優雅なる事件簿
- FILE1 証言パズル / The Murder Train[注 10](1997年8月13日 - 27日)
- FILE2 殺人ポーカー / Unlucky Men in the Rain[注 11](1997年11月12日 - 19日)
- FILE3 死者のチェックメイト / The Great Chess Player Akechi(1999年7月7日 - 21日)
- FILE4 幽霊ホテル殺人事件 / The Encounter(2000年3月22日 - 4月5日)
- スペシャルストーリー 明智警視 優雅なる朝の風景(描き下ろし)
第II期
新シリーズ
2004年 - 2011年。ほぼ年一の不定期・短期集中連載版、第II期シリーズ。短編を入れることにより、長さを調節しているものもある。講談社コミックスでは巻数の表記がなく、背表紙には収録された長編のタイトルが表記されている。20周年記念に開設された公式サイト、及び講談社漫画文庫版ではFILEシリーズからの通算(FILE27 - )としてカウントされている。
- 長編
- ファイル27 吸血鬼伝説殺人事件(2004年8月18日 - 10月13日 / KC1巻 / 全8話)
- 怪人名…「吸血鬼(ヴァンパイア)」
- 旅に出た一から、秋田県の舞蘭村にある廃墟風ペンション「ルーウィン」に呼び出された美雪と剣持。ところがそのペンションで、まるで吸血鬼の仕業かような連続殺人が起こる。さらには、美雪も吸血鬼に噛まれてしまい・・・。
- ファイル28 オペラ座館・第三の殺人(2005年9月14日 - 12月15日 / KC上下巻 / 全15話)
- 怪人名…「ファントム」
- 美雪と剣持に呼び出され、閉館が決まったというオペラ座館を三度訪れることになった一。オペラ座館では、かつて黒沢オーナーが指導していた劇団「遊民蜂起」のメンバーが舞台稽古をしていた。その夜、オペラ座館で三度目の殺人劇の幕が上がる。小説版「オペラ座館・新たなる殺人」を踏まえた続編。
- ファイル29 獄門塾殺人事件(2006年4月12日 - 8月9日 / KC上下巻 / 全15話)
- 怪人名…「スパロウ」
- 一は美雪と共に学習塾「極門塾」に通うことになるが、そこで塾生が殺害される事件が起こり、一がすぐにトリックを看破する。しかし、極門塾の合宿が行われる予定の樹海内の合宿所が、地獄の傀儡師から送られてきた犯罪ガイドマップに記載されていることが判明。一・美雪・明智は極門塾の合宿に潜り込むが、そこで地獄の傀儡師が種を仕込んだ"殺人自動人形"による連続殺人が起こる。
- ファイル30 雪霊伝説殺人事件(2007年1月17日 - 4月18日 / KC上下巻 / 全13話)
- 怪人名…「雪霊」
- ひょんなことから資産家の遺産の相続権を得た一は、相続条件のため他の権利者達と共に、氷壁岳の山中にある山荘「雪稜山荘」に泊まることになる。しかしそこで、氷壁岳で遭難した男の亡霊「雪霊」によって、権利者たちが次々と殺されていく。
- ファイル31 黒魔術殺人事件(2008年5月21日 - 7月9日 / KC1巻 / 全8話)
- 怪人名…なし
- 旧友からの依頼を受け、軽井沢の火祀家の別荘「葡萄の館」に赴く一たち。しかしそこで、黒魔術で呪い殺されたかような連続殺人が起こる。さらに、事件の背後には地獄の傀儡師の影が見え隠れする。
- ファイル32 剣持警部の殺人(2009年4月23日 - 7月22日 / KC上下巻 / 全12話)
- 怪人名…「死刑執行人」
- 3年前に剣持が担当した女子高生殺人事件の、被疑者の元少年3人が出所した。それから程なくして剣持が行方不明になり、女子高生殺人の被疑者の元少年達が次々と襲われていく。使用された拳銃や防犯カメラの映像から、警察は剣持の犯行と考えて彼を全国指名手配する。一は剣持の容疑を晴らすため、真犯人を見つけるべく事件を調べるが・・・。
- ファイル33 錬金術殺人事件(2010年4月28日 - 7月28日 / KC上下巻 / 全13話)
- 怪人名…「錬金術師」
- 一はとあるクイズ番組で優勝し、テレビのお宝探索番組のロケのため美雪や速水玲香らと共に孤島「恋琴島」に向かう。その島にある館「錬金術館」には、生涯を錬金術の研究に費やしたという絵崎蔵人が残した、3億円相当の金塊が隠されているという。しかし、館内では仮面を被った怪人物が暗躍し、その人物の持つ巨大な剣でテレビ局スタッフが次々に殺害されていく。しかも、現場の状況から玲香に殺人容疑がかかってしまう。
- ファイル34 ゲームの館殺人事件(2011年4月13日 - 6月8日 / KC1巻 / 全8話)
- 怪人名…「ゲームマスター」
- 友人達と遊園地に行った一と美雪は、帰りのバスで何者かに眠らされ、目が覚めた時には廃病院に拉致されていた。そこで「ゲームマスター」による死の脱出ゲームが始まる。
- 短編
不動高校学園祭殺人事件と血溜之間殺人事件はカラーページの都合からか、単行本では前後逆に収録されている。
- 海人漁伝説殺人事件(2007年4月6日 / アニメ「金田一少年の事件簿」DVDコレクターズBOX の「SPECIAL BOOKLET with BONUS DISC」収録 / 全1話 完全なギャグマンガである / KC不明)
- 速水玲香と招かれざる客(2007年4月25日 - 5月9日 / KC「雪霊伝説殺人事件」下巻 / 全2話)
- 不動高校学園祭殺人事件(2007年11月7日 - 11月28日 / KC・下記「血溜之間殺人事件」と併録 / 全4話)
- 血溜之間殺人事件(2008年4月2日 - 4月23日 / KC・上記「不動高校学園祭殺人事件」と併録 / 全4話)
- 金田一少年の事件簿 中学生編 飛込プールの悪霊(月刊少年ライバル2009年7月号読切 / KC「剣持警部の殺人」下巻)
- 金田一少年の事件簿 中学生編 キャンプ場の“怪”事件(月刊少年ライバル2009年10月号読切 / KC「剣持警部の殺人」下巻)
- 高度1万メートルの殺人(2010年8月18日 - 9月1日 / KC「錬金術殺人事件」下巻 / 全3話)
20周年記念シリーズ
2012年 - 2013年。長編3編と短編1編が単行本5冊に収録された。
- 長編
- ファイル35 人喰い研究所殺人事件(2012年3月7日 - 5月23日 / KC『20周年記念』1 - 2巻 / 全11話)
- 怪人名…「ヒトクイ」
- 一と美雪は、中学時代の元クラスメート緑川繭に誘われ、青森県仁久井村を訪ねる。ところが、繭が所長を務める国立エネルギー研究所「人喰い研究所(ラボ)」で、宿泊客が次々と不可解な死を遂げる。これは「ヒトクイ」と呼ばれる連続自殺の始まりなのか?
- ファイル36 香港九龍財宝殺人事件(2012年7月11日 - 10月17日 / KC『20周年記念』2 - 3巻 / 全12話)
- 怪人名…「毒龍」
- 美雪がスカウトされてファッションショーに出ることになり、一は美雪と佐木と共に、ショーの会場がある香港を訪れる。しかし、現地で美雪が何者かに誘拐されてしまい、一はその直後に出会った美雪と瓜二つの少女・ランと共に事件を追う。その後、ショーの会場のホテルでも殺人事件が起こる。さらに、事件にはかつて九龍城にあったとされる宝「龍の眼」が絡んでおり、事件はやがて、香港の存亡に関わる事態に発展していく。
- ファイル37 薔薇十字館殺人事件(2012年12月26日 - 2013年4月17日 / KC『20周年記念』4 - 5巻 / 全14話)
- 怪人名…「ローゼンクロイツ」
- 一は逃亡中の高遠からのコンタクトを受け、彼に挑戦状を送りつけた謎の人物「ローゼンクロイツ」から高遠の異母妹を守るため、共に「薔薇十字館」を訪れる。しかし、館の宿泊客がローゼンクロイツの手で次々と殺害されていく。
- 短編
- 暗黒城殺人事件(2012年6月6日 - 6月20日 / KC『20周年記念』3 - 4巻 / 全3話)
R(リターンズ)
2013年11月から2017年10月まで連載。全14巻。
- 長編
- ファイル38 雪鬼伝説殺人事件(2013年11月27日 - 2014年3月5日 / KC『R』1 - 2巻 / 全11話)
- 怪人名…「雪鬼」
- 一と美雪はIT企業「うぇぶすれっど」の主催するリゾートプロジェクトにモニター兼アルバイトとして参加することになった。会場の東北地方の雪鬼ヶ岳にある「スノーゴブリン・スキーリゾート」に集められた一たちは、かつてこの地で実際に起こったという雪鬼の都市伝説を知る。そしてモニターとして集められた客の一人が突如失踪してしまい…。
- ファイル39 亡霊校舎の殺人(2014年4月2日 - 7月2日 / KC『R』2 - 3巻 / 全12話)
- 怪人名…「亡霊教頭」
- 廃墟探検ツアーに参加することになった一と美雪は、かつて金の産地であったとされる孤島・黄金島を訪れる。また、「地獄の傀儡師」高遠遙一から手紙を送られた明智警視も、剣持警部と共にツアーに参加する。しかしツアー参加者が次々と殺害されていく。
- ファイル40 狐火流し殺人事件(2014年7月16日 - 10月8日 / KC『R』3 - 4巻 / 全11話)
- 怪人名…なし
- 掃除の最中、小学生時代に参加していたカブスカウトの写真を見つけた一。その後当時のカブスカウトのメンバーの一人が死亡したという電報を受け、その葬儀に参加すべく白狐村を訪れるが…。
- ファイル41 蟻地獄壕殺人事件(2014年12月24日 - 2015年3月18日 / KC『R』5 - 6巻 / 全11話)
- 怪人名…「蟻地獄」
- 一と美雪は、いつき陽介から心理実験モニターのバイトに誘われ、砂丘の真ん中にある元収容所の施設「月岡砂丘実験棟」を訪れる。しかし、その施設内で実験モニターが次々と殺害されていく。
- ファイル42 吸血桜殺人事件(2015年4月15日 - 7月15日 / KC『R』6 - 7巻 / 全12話)
- 怪人名…「血吸い桜」
- 一と美雪は、ミス研の春の研究課題の調査のため、過去に猟奇殺人があった桜の名所「夜桜郷」を訪れる。ところが、「血吸い桜」と呼ばれる濃い赤色の桜に囲まれたホテル「夜桜亭」で、宿泊客が次々と殺害されていく。
- ファイル43 人形島殺人事件(2015年10月7日 - 2016年1月20日 / KC『R』8 - 9巻 / 全13話)
- 怪人名…「祟り人形」
- 一は社会科教師・朱鷺田忍にとある暗号の解読を頼まれ、その暗号に書かれていた人形供養で有名な孤島「火吐潟島」を訪れる。島には剣持警部といつき陽介も来ており、いつきは三人組の仮面の作家「ペルソナドール」の取材で来ていた。ところが、そのペルソナドールのメンバーが次々と殺害され、凄惨な死体となって発見される。
- ファイル44 黒霊ホテル殺人事件(2016年2月24日 - 3月30日 / KC『R』10巻 / 全6話)
- 怪人名…「黒い悪霊」
- 一と美雪は、速水玲香の依頼で映画撮影のバイトをすることになり、撮影場所である箱根の「黒陵ホテル」を訪れる。「黒い悪霊」が出るという曰く付きのホテルで、撮影クルーが次々と殺されていく。
- ファイル45 白蛇蔵殺人事件(2016年6月15日 - 9月7日 / KC『R』10 - 11巻 / 全11話)
- 怪人名…「白蛇」
- 一は剣持警部の依頼で、医者殺しを犯したヤクザの男が潜伏しているという山奥の村「白蛇村」を訪れる。その村の酒造会社「白神屋白蛇酒造」には最近、死んだはずの白神家の次男を名乗る、白頭巾で顔を隠した怪しい男がやってきていた。ところが、その白頭巾の男が殺され、酒造タンクに沈められているのが発見される。
- ファイル46 聖恋島殺人事件(2016年12月13日 - 2017年4月12日 / KC『R』12 - 13巻 / 全15話)
- 怪人名…「セイレーン」
- 一と美雪は剣持警部と共に、磯釣り大会の決勝に参加するため、大会会場の孤島「聖恋島」を訪れる。この島には、「セイレーンの鳴き声」と呼ばれる奇妙な音が時折響き渡っていた。ところが、大会参加者の大学病院医師のチームのメンバーが、次々とセイレーンの仕業のような状況で殺されていく。
- ファイル47 金田一二三誘拐殺人事件(2017年7月5日 - 2017年10月18日 / KC『R』13 - 14巻 / 全13話)
- 怪人名…「沖田総司」
- 一はフミの頼みで、高幡不動で行われる「新選組祭り」の隊士コスプレのイベントにやってくる。しかし、更衣室での着替え中に、フミが何者かに誘拐されてしまう。その後、「沖田総司」と名乗る犯人が自ら警察に脅迫電話を掛けてきて、身代金は「新選組同姓同名コンテスト」に出場している6人の人間に、隊士のコスプレの姿で運ばせろと要求される。一は身代金を運ぶ隊士達を内密に尾行しながら電車を次々と乗り継ぎ、フミを助けるために都内中を駆け回る。
- 短編
- 学生明智健悟の事件簿(2014年11月19日 - 12月10日 / KC『R』5巻 / 全4話)
- なぜ暖炉は燃えていたか?(2015年9月16日 - 9月30日/ KC『R』8巻 / 全3話)
- ソムリエ明智健悟の事件簿(2016年1月27日 - 2月17日/ KC『R』9巻 - 10巻 / 全3話)
金田一少年の事件簿30th
2022年1月から、「金田一37歳の事件簿」を連載していたイブニングにて連載。
- 長編
- ファイル48 八咫烏村殺人事件(2022年1月11日 - )
- 怪人名…「八咫烏」
- 一と美雪は剣持警部の依頼で、若手弁護士の失踪事件を調査するために和歌山県の八咫烏村を訪れる。八咫烏村は近くダムの底に沈むことが決まっており、村はそのための準備や片付けに追われていた。ところが、村に古くから伝わる八咫烏の伝説になぞらえて、村の関係者たちが次々と殺害されていく。
金田一37歳の事件簿
2018年1月から青年漫画誌「イブニング」で連載中。『金田一少年の事件簿』の20年後を描いた作品。青年誌に移ったこともあり、女性の乳首描写が解禁され、性的描写やそれにまつわる明らかな言動が顕著になっている。犯人の動機や事件背景にも、今までのシリーズとは違った人間らしい醜いものが見受けられる。
一は37歳になり、PR会社「音羽ブラックPR社」に勤務するサラリーマンになっている。美雪とは付き合いはあるものの結婚には至っておらず、部下の葉山まりんが新ヒロインとして登場している。また、「もう殺人事件に関わったり、推理をしたくない」という心境の変化があったらしいが、毎度のように殺人事件に巻き込まれては、まりんの誘導もあり推理をする羽目になっている。その際の決め台詞は、「謎がすべて解けちまった」。また、高遠が率いる犯罪組織『オリンポス十二神』や高遠のファンクラブとの望まない戦いも描かれている。
- 歌島リゾート殺人事件(2018年1月23日 - 2018年8月28日 / KC 1 - 2巻 / 全15話)
- 怪人名…「第四のファントム」
- 一は会社が運営する孤島リゾートのオープンイベントのスタッフを任され、後輩の葉山まりんと共に孤島に向かう。その孤島は、20年前に三度も連続殺人事件の舞台となった「オペラ座館」があった、あの「歌島」だった。歌島ではオープンイベント「歌島リゾート夢の縁結びツアー」が行われ、一とまりんはスタッフとしてイベント運営や参加客への対応に追われる。しかし、突如ミュージカル「オペラ座の怪人」のテーマがリゾート内に響き渡り、参加客が次々と殺害されていく。
- タワマンマダム殺人事件(2018年9月11日 - 2019年1月22日 / KC 2 - 4巻 / 全10話)
- 怪人名…なし
- 一はアパートの隣人・森下桃香の頼みでケータリングの仕事を手伝うため、まりんと共にとある高級タワーマンションを訪れる。しかしこのタワーマンションでは、3人のマダム達が結託して、一人のマダムを殺害するべく完全犯罪を計画していた。3人はパーティーの裏側で、殺人計画を決行。互いの連携による巧妙なトリックで、マダムを投身自殺に見せかけて殺害する。
- 京都美人華道家殺人事件(2019年2月12日 - 2019年8月27日 / KC 4 - 5巻 / 全14話)
- 函館異人館ホテル 新たなる殺人(2019年9月10日 - 2020年3月24日 / KC 5 - 7巻 / 全14話)
- 怪人名…「碧血鬼」
- 京都から帰った一とまりんは、繁忙期で他の営業が出払っているため、北海道のイベントの案件を急遽任される。そのイベントの会場は、20年前に麻薬絡みの連続殺人事件の舞台となった、函館の異人館ホテルだった。異人館ホテルにやってきた一は、仕事でそこに来ていたいつき陽介と佐木竜二に再会する。ホテルでは箱館戦争を題材にした舞台劇「箱館ウォーズ」が上演されることになっていた。しかし、公演初日に小道具の拳銃が本物の拳銃にすり替えられており、担当役者がそれに気づかずに劇中で発砲したため、役者2人に実弾が命中して死亡してしまう。その後、一を高遠と同じ人種であることを疑う警視・幸村真之助に耕助を侮辱された彼は、幸村の誤解を解くために真相を明らかにすると断言してしまう。
- 騒霊館殺人事件(2020年4月14日 - 2020年10月13日 / KC 7 - 9巻 / 全13話)
- 怪人名…「ポルターガイスト」
- 一とまりんは、30年前にスコットランドから日本に移築された洋館での体験宿泊イベントに携わることになり、モニター客らと共にイベント会場の洋館「壮麗館」を訪れる。この館にはポルターガイスト現象が起こるという曰くがあり、「騒霊館」という俗称でも呼ばれる場所だった。一たちがイベントの運営やモニター客の接客に奔走する中、ポルターガイスト現象としか思えない状況下で、モニター客が次々と殺害されていく。
- 綾瀬連続殺人事件(2020年10月27日 - 2021年6月8日 / KC 9 - 11巻 / 全16話)
- 怪人名…なし
- 一の従妹のフミが書いたミステリー小説が、ミステリー大賞の佳作を受賞した。一とまりんはその縁で、そのミステリー大賞の授賞式の仕事を請け負うことになる。ところが、授賞式の開会直前になって、大賞を受賞した作家が外出したまま姿を消してしまう。さらにその直後、会場のスクリーンに突如、男が何者かに刺殺される映像と大きな「あ」の文字が映し出される。一はその映像が、姿を消した作家が書いた大賞受賞作「綾瀬連続殺人事件」の第一の殺人そのままであることに気付く。
- 殺人二十面相(2021年6月22日 - 2022年1月11日 / KC 11 - )
- 怪人名…「殺人二十面相」
- 一とまりんは、イベント会社「ドワンゴ」の依頼で、池袋のハロウィンに合わせて開催される江戸川乱歩展の運営を請け負うことになった。本番前にマスコミ関係者を集めて内覧会が開かれ、一同は会場の展示内容を見て回るが、「殺人二十面相」と名乗る犯人によって内覧の関係者が乱歩の作品に見立てられ、次々と殺害されていく。
スピンオフ作品
- 高遠少年の事件簿
- 本編を担当するさとうふみやが作画を担当。一のライバルである高遠遙一を主人公に、彼の高校生時代の出来事を描いたエピソード。2013年12月から2014年3月にかけて『マンガボックス』にて公開。のちに講談社コミックスにて単行本化された。本編よりも過去の時系列ではあるが、本編連載時には普及していなかったフィーチャー・フォンが登場するなど、時代設定に関しては明確に定められてはいない。
- 金田一少年の1泊2日小旅行
- あわ箱作画。全3巻。2014年4月から2016年12月まで『マンガボックス』にて公開。過去の事件現場を再び訪ねたり、事件にまつわるパロディが展開される、ヒロインの七瀬美雪をメインに据えたシュールなブラック・コメディタッチの作品。彼女と一の関係などを描いたロマンティック・コメディの要素もある。原作では死亡したキャラクターが生存しているなどパラレル描写やキャラ崩壊、下ネタやオタクネタが多い。若干の暴力描写があるが、「人の死なないスピンオフコメディ」というキャッチコピーの通り、本編のような殺人事件は発生しない。当初、作画のあわ箱は「金田一少年の痴漢簿」というタイトルを提案したが、編集者に却下されたことがある。「狐火流し殺人事件」を基にした番外編が『週刊少年マガジン』本誌に掲載されたが、単行本には未収録である。
- 明智警部の事件簿
- 佐藤友生作画。全5巻。『マガジンSPECIAL』2014年6月号から2016年9月号まで連載。所轄署に配属されていた警部時代の明智健悟を主人公としたエピソード。本編とは異なり、怪人名が存在せず、閉鎖空間での殺人(所謂クローズド・サークル)を扱っておらず、警察内部の深い闇が本格的に取り上げられており、明智と本作のオリジナルキャラクターで準主人公の小林竜太郎の深い友情と別れを描いている。最終回のラストシーンは、本編における明智初登場回である「雪夜叉伝説殺人事件」へと繋がる形で終わっている。また、対象読者である女性を意識しており、本編に頻繁に登場した下ネタや女性キャラのお色気シーンは一切描かれていない。明智と小林の日常を描いた4コマが『マガジンSPECIAL』、本編の絵柄を担当したさとうふみやと本作の絵柄やストーリーを担当した佐藤友生による合作漫画が『週刊少年マガジン』本誌に掲載されたが、単行本には未収録である。
- 『金田一少年の事件簿R』内でアニメ化した際、キャラクターデザインはさとうふみやの絵柄に準拠しつつ、髪型などのディテールを佐藤友生のキャラクターデザインに合わせている。
- 金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿
- 船津紳平作画。全10巻。2017年7月から2020年3月までマンガアプリ『マガジンポケット』限定コンテンツとして公開。本編のエピソード[注 12]を犯人視点から描いた作品で、エピソードのラストはインタビュアーに対して敗因を語り[注 13]、「○○のような犯人だったら勝てるかもしれません」という旨の台詞で締め、これが次作の予告も兼ねている。最終回は高遠を除くこれまで登場した犯人が全員登場し、本編の宣伝で締めくくられた。
- 作風はギャグタッチとなっており、本編連載当時に存在していなかった事象や楽屋オチ、レギュラー陣の言動や本編の粗に対するツッコミ、メタフィクションのネタが多く使われており、犯人が中年女性の場合はなぜかシャワーシーンが登場する。逆に、陰惨なシーンや露骨な下ネタはほとんど描かれていない。また、原作の感動やシリアスさを尊重して犯人の動機に関する部分は極力カットされている[3][注 14]。作画も連載当時のさとうふみやの画風に似せたものにしており、単行本版では「外伝煩悩シアター」という4コマ漫画[注 15]も掲載されている。
- 当初は3エピソード程度(単行本1巻分)で終了する予定だったが、連載開始直後からTwitterで話題になるなど反響は大きく[4] 、累計発行部数は250万部(電子版含む)を突破している[5]。原作者サイドの反応は「くだらなくて良いんじゃない?」で、船津は「最高のホメ言葉」と語っている[3]。
- 「秘宝島殺人事件」「氷点下15度の殺意」を基にした出張版が『週刊少年マガジン』本誌に掲載されており、それぞれ1、6巻に収録されている。また、「金田一少年の殺人」「魔術列車殺人事件」「銀幕の殺人鬼」もマガジン本誌に掲載された。完結記念に「誰が女神を殺したか?」が掲載された。
- きんにゃいち少年の事件簿
- 佐藤友生作画[6]。『イブニング』2022年2号から連載中[6]。猫になった金田一を描くスピンオフ4コマ漫画作品[6]。
小説版
著者は原作者でもある天樹征丸。講談社マガジンノベルスより刊行。
マガジンノベルス版、講談社文庫版(第1巻から第3巻)共に長らく絶版が続いていたが、「オペラ座館・新たなる殺人」「鬼火島殺人事件」は2005年にマガジンノベルスより、「幽霊客船殺人事件」「電脳山荘殺人事件」は2004年に講談社ノベルスよりそれぞれ復刊された。2012年から2013年にかけて講談社漫画文庫より全作復刊された。累計発行部数は500万部を突破している[7]。
「上海魚人伝説殺人事件」「幽霊客船殺人事件」「鬼火島殺人事件」の3作品が実写化[注 16]された他、アニメ版では「邪宗館殺人事件」を除く全作品が映像化されている。
2018年1月より、青い鳥文庫よりスピンオフ作品『金田一くんの冒険』が刊行された。小学校六年生時代の金田一が主人公で、小・中学生向けの内容になっている。約17年ぶりの小説化となる。
- 長編
- オペラ座館・新たなる殺人(1994年9月22日)
- 怪人名…「ファントム」
- アニメ映画第1作の原作小説。
- 黒沢オーナーの招待で、再びオペラ座館を訪れた一と美雪。そこでは劇団「幻想」のメンバーが舞台劇「オペラ座の怪人」の稽古をしていたが、その夜、オペラ座館で再び殺人劇の幕が上がる。
- 幽霊客船殺人事件(1995年4月17日)
- 怪人名…「幽霊船長(ゴースト・キャプテン)」
- 一と美雪は福引で小笠原旅行を当てるが、用意されていた船は廃船が決まった古い客船「コバルトマリン号」だった。船は小笠原に向かって出港するが、航海中、船長が忽然と姿を消してしまう。そして船長室は、幽霊船マリー・セレスト号と同じような状態だった。
- 電脳山荘殺人事件(1996年4月15日)
- 怪人名…「トロイの木馬」
- 一と美雪はスキーの最中にコースを外れて遭難し、偶然見つけたロッジ「シルバーウッド」に避難する。そのロッジでは、ネット上で活動しているミステリーサークル「電脳山荘」のメンバー初対面のオフ会を行っており、全員がハンドルネームを名乗っていた。その夜、一の元に「トロイの木馬」と名乗る怪人物から電話があり、オフ会メンバーの一人が刺殺体で発見される。
- 鬼火島殺人事件(1997年5月20日)
- 怪人名…「午前零時の悪霊」
- 一と美雪はアルバイトのため、孤島「不知火島」のサナトリウム跡の施設を訪れる。その夜に肝試しが催されるが、一は鍵穴越しに室内で人が殺される光景を目撃する。しかし、鍵を開けて部屋に入ると、死体も犯人も忽然と姿を消していた。
- 上海魚人伝説殺人事件(1997年11月5日)
- 怪人名…「魚人」
- 実写映画「上海魚人伝説」の原作小説。
- 美雪の文通相手の少女から「兄が殺人容疑を掛けられている」との手紙が届き、一と美雪はその少女・麗利の住む上海を訪れる。麗利は「人魚観劇場」を拠点とする雑技団に所属しており、その雑技団のメンバーが魚人の春夏秋冬の子守唄に見立てられて殺害されていく。警察は麗利の兄・小龍の容疑を深めるが、一は小龍は無実と考え、彼を逃がして共に脱走。麗利のためにも真犯人を見つけると、小龍に約束する。
- 雷祭殺人事件(1998年6月24日)
- 怪人名…なし
- 一と美雪は旧友の朝木秋絵に招かれ、彼女が住む秋田県の雲場村を訪れる。ところが、朝木家の離れで大量の空蝉に埋もれた他殺体が発見される。しかも、離れの前は雨でぬかるんでおり、そこには離れに向かう被害者の足跡しか残っていなかった。
- 殺戮のディープブルー(1999年7月26日)
- 怪人名…「キング・シーサー」
- ノベルス版で唯一の上下巻構成の大長編。アニメ映画第2作の原作小説であるが、劇場版とはストーリーが大幅に異なり、犯人やトリックも違う。
- 美雪の友人の藍沢茜の招待で、一と美雪は沖縄の紺碧島を訪れる。この島は藍沢グループが開発した海底遺跡を目玉とするリゾート地で、一達は上海で親友となった小龍と再会する。ところがその夜、5人組のテロリストがホテルが占拠し、一達は人質となってしまう。一は小龍と共にテロリストと攻防を繰り返しながら、彼らを裏で操る首謀者「キング・シーサー」の正体に迫る。
- 邪宗館殺人事件(2001年4月20日)
- 怪人名…「邪宗門」
- 一は美雪と部屋の押し入れを整理していた時、1枚の古い新聞記事を見つける。その記事の内容の真相を確かめるために、一は6年前に旧友達と滞在していた軽井沢の洋館「邪宗館」を訪れる。そこには6年前に共に過ごした旧友たちも揃っていたが、旧友の一人が何者かに殺害されてしまう。
- 短編
- 共犯者X
- 短編集1巻に収録。のちに「迷い込んできた悪魔(デモン)」とともに、ノベルス「雷祭殺人事件」に併録された。
- 迷い込んできた悪魔(デモン)
- 短編集2巻に収録。のちに「共犯者X」とともに、ノベルス「雷祭殺人事件」に併録された。
- 金田一少年の悪夢
- 短編集3巻に収録。
- 旅の途中
- 『探偵学園Q』特設サイトにて限定公開され、後にガイドブック『金田一少年の全事件簿』に掲載された。
- 金田一くんの冒険
- 金田一くんの冒険1 からす島の怪事件(2018年1月13日)
- 金田一くんの冒険2 どくろ桜の呪い(2018年6月9日)
書誌情報
講談社コミックス版
既刊は本編が累計70巻、37歳の事件簿が11巻、スピンオフ作品が累計19巻(以下参照)。なお、Short FileシリーズとAkechi Fileシリーズは後述のデラックス版に収録され、Case3下巻の「殺意の四重奏」を除きコミックス版には収録されていない。
- 金成陽三郎→天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉、全70巻
- FILEシリーズ
- 1993年2月10日発売[8]、ISBN 4-06-311874-6
- 1993年4月15日発売[9]、ISBN 4-06-311895-9
- 1993年6月11日発売[10]、ISBN 4-06-311914-9
- 1993年9月13日発売[11]、ISBN 4-06-311941-6
- 1993年11月8日発売[12]、ISBN 4-06-311960-2
- 1994年2月15日発売[13]、ISBN 4-06-311990-4
- 1994年4月14日発売[14]、ISBN 4-06-312009-0
- 1994年7月11日発売[15]、ISBN 4-06-312036-8
- 1994年9月8日発売[16]、ISBN 4-06-312052-X
- 1994年12月12日発売[17]、ISBN 4-06-312083-X
- 1995年2月10日発売[18]、ISBN 4-06-312106-2
- 1995年4月10日発売[19]、ISBN 4-06-312125-9
- 1995年7月12日発売[20]、ISBN 4-06-312157-7
- 1995年9月12日発売[21]、ISBN 4-06-312177-1
- 1995年12月7日発売[22]、ISBN 4-06-312211-5
- 1996年2月14日発売[23]、ISBN 4-06-312233-6
- 1996年4月15日発売[24]、ISBN 4-06-312258-1
- 1996年6月14日発売[25]、ISBN 4-06-312281-6
- 1996年7月15日発売[26]、ISBN 4-06-312291-3
- 1996年8月9日発売[27]、ISBN 4-06-312304-9
- 1996年11月13日発売[28]、ISBN 4-06-312336-7
- 1997年1月14日発売[29]、ISBN 4-06-312363-4
- 1997年3月14日発売[30]、ISBN 4-06-312383-9
- 1997年5月14日発売[31]、ISBN 4-06-312406-1
- 1997年7月15日発売[32]、ISBN 4-06-312431-2
- 1997年10月15日発売[33]、ISBN 4-06-312462-2
- 1997年12月13日発売[34]、ISBN 4-06-312488-6
- Caseシリーズ
- 「Case1 魔犬の森の殺人」1998年5月13日発売[35]、ISBN 4-06-312551-3
- 「Case2 銀幕の殺人鬼」1998年10月14日発売[36]、ISBN 4-06-312612-9
- 「Case3 天草財宝伝説殺人事件(上)」1999年2月15日発売[37]、ISBN 4-06-312659-5
- 「Case3 天草財宝伝説殺人事件(下)」1999年3月15日発売[38]、ISBN 4-06-312669-2
- 「Case4 雪影村殺人事件」1999年8月10日発売[39]、ISBN 4-06-312730-3
- 「Case5 露西亜人形殺人事件(上)」2000年3月14日発売[40]、ISBN 4-06-312814-8
- 「Case5 露西亜人形殺人事件(下)」2000年4月12日発売[41]、ISBN 4-06-312488-6
- 「Case6 怪奇サーカスの殺人」2000年7月14日発売[42]、ISBN 4-06-312858-X
- 「Case7 金田一少年の決死行(上)」2001年2月14日発売[43]、ISBN 4-06-312934-9
- 「Case7 金田一少年の決死行(下)」2001年2月13日発売[44]、ISBN 4-06-312935-7
- 第II期新シリーズ
- 「吸血鬼伝説殺人事件」2004年12月16日発売[45]、ISBN 4-06-363468-X
- 「オペラ座館・第三の殺人(上)」2006年3月16日発売[46]、ISBN 4-06-363648-8
- 「オペラ座館・第三の殺人(下)」2006年3月16日[47]、ISBN 4-06-363649-6
- 「獄門塾殺人事件(上)」2006年11月17日発売[48]、ISBN 4-06-312935-7
- 「獄門塾殺人事件(下)」2006年11月17日発売[49]、ISBN 4-06-363756-5
- 「雪霊伝説殺人事件(上)」2007年7月17日[50]、ISBN 978-4-06-363860-8
- 「雪霊伝説殺人事件(下)」2007年7月17日発売[51]、ISBN 978-4-06-363861-5
- 「黒魔術殺人事件」2008年8月12日発売[52]、ISBN 978-4-06-384031-5
- 「血溜之間殺人事件 不動高校学園祭殺人事件」2008年8月12日発売[53]、ISBN 978-4-06-384032-2
- 「剣持警部の殺人(上)」2009年10月16日発売[54]、ISBN 978-4-06-384202-9
- 「剣持警部の殺人(下)」2009年10月16日発売[55]、ISBN 978-4-06-384203-6
- 「錬金術殺人事件(上)」2010年11月17日発売[56]、ISBN 978-4-06-384405-4
- 「錬金術殺人事件(下)」2010年11月17日発売[57]、ISBN 978-4-06-384406-1
- 「ゲームの館殺人事件」2011年8月17日発売[58]、ISBN 978-4-06-384544-0
- 20周年記念シリーズ
- 2012年6月15日発売[59]、ISBN 978-4-06-384697-3
- 2012年10月17日発売[60]、ISBN 978-4-06-384756-7
- 2012年12月17日発売[61]、ISBN 978-4-06-384790-1
- DVD付き限定版 同日発売[62]、ISBN 978-4-06-358404-2
- 2013年3月15日発売[63]、ISBN 978-4-06-384830-4
- DVD付き限定版 同日発売[64]、ISBN 978-4-06-358405-9
- 2013年6月17日発売[65]、ISBN 978-4-06-384883-0
- R(リターンズ)
- 2014年3月17日発売[66]、ISBN 978-4-06-395039-7
- 2014年7月17日発売[67]、ISBN 978-4-06-395132-5
- 2014年9月17日発売[68]、ISBN 978-4-06-395199-8
- 2014年12月17日発売[69]、ISBN 978-4-06-395271-1
- 2015年4月17日発売[70]、ISBN 978-4-06-395369-5
- 2015年7月17日発売[71]、ISBN 978-4-06-395420-3
- 2015年9月17日発売[72]、ISBN 978-4-06-395483-8
- 2016年1月15日発売[73]、ISBN 978-4-06-395585-9
- 2016年3月17日発売[74]、ISBN 978-4-06-395618-4
- 2016年8月17日発売[75]、ISBN 978-4-06-395740-2
- 2016年11月17日発売[76]、ISBN 978-4-06-395798-3
- 2017年4月17日発売[77]、ISBN 978-4-06-395917-8
- 2017年9月15日発売[78]、ISBN 978-4-06-510187-2
- 2017年11月17日発売[79]、ISBN 978-4-06-510396-8
- 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『高遠少年の事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉、2014年5月9日発売[80]、ISBN 978-4-06-395074-8
- 天樹征丸・さとうふみや(原作) / あわ箱(作画) 『金田一少年の1泊2日小旅行』 講談社〈講談社コミックス〉、全3巻
- 2014年9月17日発売[81]、ISBN 978-4-06-395120-2
- 2016年1月15日発売[82]、ISBN 978-4-06-395589-7
- 2016年12月9日発売[83]、ISBN 978-4-06-395817-1
- 天樹征丸・さとうふみや(原作) / 佐藤友生(作画) 『明智警部の事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉、全5巻
- 2014年12月17日発売[84]、ISBN 978-4-06-395273-5
- 2015年4月17日発売[85]、ISBN 978-4-06-395374-9
- 2015年9月17日発売[86]、ISBN 978-4-06-395492-0
- 2016年3月17日発売[87]、ISBN 978-4-06-395630-6
- 2016年11月17日発売[88]、ISBN 978-4-06-395741-9
- 天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや(原作) / 船津紳平(作画) 『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』 講談社〈講談社コミックス〉、全10巻
- 2017年11月17日発売[89]、ISBN 978-4-06-510432-3
- 2018年2月16日発売[90]、ISBN 978-4-06-511239-7
- 2018年6月15日発売[91]、ISBN 978-4-06-511904-4
- 2018年11月16日日発売[92]、ISBN 978-4-06-513795-6
- 2019年3月15日発売[93]、ISBN 978-4-06-515399-4
- 2019年6月17日発売[94]、ISBN 978-4-06-516251-4
- 2019年10月17日発売[95]、ISBN 978-4-06-517208-7
- 2020年3月17日発売[96]、ISBN 978-4-06-519128-6
- 2020年5月15日発売[97]、ISBN 978-4-06-519126-2
- 2020年7月17日発売[98]、ISBN 978-4-06-519299-3
- 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一37歳の事件簿』 講談社〈イブニングKC〉、既刊11巻(2021年10月21日現在)
- 2018年6月15日発売[99]、ISBN 978-4-06-511687-6
- 特装版 同日発売[100]、ISBN 978-4-06-512574-8
- 2018年10月23日発売[101]、ISBN 978-4-06-513363-7
- 特装版 同日発売[102]、ISBN 978-4-06-513364-4
- 2019年2月22日発売[103]、ISBN 978-4-06-514734-4
- 限定版 同日発売[104]、ISBN 978-4-06-515396-3
- 2019年6月21日発売[105]、ISBN 978-4-06-516176-0
- 限定版 同日発売[106]、ISBN 978-4-06-516177-7
- 2019年10月23日発売[107]、ISBN 978-4-06-517334-3
- 特装版 同日発売[108]、ISBN 978-4-06-517333-6
- 2020年3月23日[109]、ISBN 978-4-06-518575-9
- 2020年6月23日発売[110]、ISBN 978-4-06-519906-0
- 2020年10月23日発売[111]、ISBN 978-4-06-520851-9
- 2021年4月23日発売[112]、ISBN 978-4-06-522598-1
- 2021年6月23日発売[113]、ISBN 978-4-06-524043-4
- 2021年10月21日発売[114]、ISBN 978-4-06-525068-6
- 2018年6月15日発売[99]、ISBN 978-4-06-511687-6
KCデラックス版
- 天樹征丸・金成陽三郎(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿 短編集』 講談社〈KCデラックス〉、全6巻
- 「金田一少年の挑戦」1997年11月14日発売[115]、ISBN 4-06-319872-3
- 「金田一少年の推理」1998年3月13日発売[116]、ISBN 4-06-319919-3
- 「金田一少年の冒険」1998年8月10日発売[117]、ISBN 4-06-333966-1
- 「金田一少年の疾走」1999年6月15日発売[118]、ISBN 4-06-334082-1
- 「金田一少年の対決」1999年11月15日発売[119]、ISBN 4-06-334252-2
- 「金田一少年の回想」2000年10月14日発売[120]、ISBN 4-06-334343-X
- 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『明智少年の華麗なる事件簿』 講談社〈KCデラックス〉、2000年2月15日発売[121]、ISBN 4-06-334280-8
- 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『明智警視の優雅なる事件簿』 講談社〈KCデラックス〉、2000年5月15日発売[122]、ISBN 4-06-334303-0
- 天樹征丸(原案) / 金成陽三郎(脚本) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿 ベストセレクション』 講談社〈KCデラックス〉、全7巻
- 「金田一少年の殺人」2000年9月4日発売[123]、ISBN 4-06-334335-9
- 「魔術列車殺人事件」2000年9月4日発売[124]、ISBN 4-06-334336-7
- 「蝋人形城殺人事件」2000年9月4日発売[125]、ISBN 4-06-334337-5
- 「怪盗紳士の殺人」2000年10月14日発売[126]、ISBN 4-06-334341-3
- 「タロット山荘殺人事件」2000年10月14日発売[127]、ISBN 4-06-334342-1
- 「黒死蝶殺人事件」2000年11月14日発売[128]、ISBN 4-06-334356-1
- 「飛騨からくり屋敷殺人事件」2000年11月14日発売[129]、ISBN 4-06-334357-X
- 天樹征丸・金成陽三郎(原作) / さとうふみや(作画) 『極厚愛蔵版 金田一少年の事件簿』 講談社〈KCデラックス〉、全14巻
- 2008年9月17日[130]、ISBN 978-4-06-375558-9
- 2008年10月17日[131]、ISBN 978-4-06-375578-7
- 2008年11月17日[132]、ISBN 978-4-06-375602-9
- 2008年12月17日[133]、ISBN 978-4-06-375616-6
- 2009年1月16日[134]、ISBN 978-4-06-375637-1
- 2009年2月17日[135]、ISBN 978-4-06-375658-6
- 2009年3月17日[136]、ISBN 978-4-06-375675-3
- 2009年4月17日[137]、ISBN 978-4-06-375694-4
- 2009年5月15日[138]、ISBN 978-4-06-375719-4
- 2009年6月17日[139]、ISBN 978-4-06-375731-6
- 2009年7月17日[140]、ISBN 978-4-06-375749-1
- 2009年8月17日[141]、ISBN 978-4-06-375778-1
- 2009年9月17日[142]、ISBN 978-4-06-375793-4
- 2009年10月16日[143]、ISBN 978-4-06-375812-2
講談社漫画文庫版
2004年 - 2005年(第I期)、及び2012年 - (第II期、小説版)。既刊は短編集、特別編、小説を含め累計49巻。内容は単行本版と同一だが、各巻一事件ずつにまとめ直されている(短編集を除く)。また、FILEシリーズとCaseシリーズが合わせた形で連番となり、上記Case1がFile20……Case7がFile26となっている。第II期はFile27以降として刊行されている。さらに各File毎に固有のロゴが使用されている。
- 天樹征丸・金成陽三郎(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿』 講談社〈講談社漫画文庫〉、既刊49巻(2014年7月11日現在)
- 本編
- 「File1 オペラ座館殺人事件」2004年8月4日発売[144]、ISBN 4-06-360773-9
- 「File2 異人館村殺人事件」2004年8月4日発売[145]、ISBN 4-06-360774-7
- 「File3 雪夜叉伝説殺人事件」2004年8月4日発売[146]、ISBN 4-06-360775-5
- 「File4 学園七不思議殺人事件」2004年8月4日発売[147]、ISBN 4-06-360776-3
- 「File5 秘宝島殺人事件」2004年9月11日発売[148]、ISBN 4-06-360793-3
- 「File6 悲恋湖伝説殺人事件」2004年9月11日発売[149]、ISBN 4-06-360794-1
- 「File7 異人館ホテル殺人事件」2004年10月8日発売[150]、ISBN 4-06-360809-3
- 「File8 首吊り学園殺人事件」2004年10月8日発売[151]、ISBN 4-06-360810-7
- 「File9 飛騨からくり屋敷殺人事件」2004年11月12日発売[152]、ISBN 4-06-360830-1
- 「File10 金田一少年の殺人」2004年11月12日発売[153]、ISBN 4-06-360831-X
- 「File11 タロット山荘殺人事件」2004年12月10日発売[154]、ISBN 4-06-360848-4
- 「File12 蝋人形城殺人事件」2004年12月10日発売[155]、ISBN 4-06-360849-2
- 「File13 怪盗紳士の殺人」2005年1月12日発売[156]、ISBN 4-06-360872-7
- 「File14 墓場島殺人事件」2005年1月12日発売[157]、ISBN 4-06-360873-5
- 「File15 魔術列車殺人事件」2005年2月10日発売[158]、ISBN 4-06-360885-9
- 「File16 黒死蝶殺人事件」2005年2月10日発売[159]、ISBN 4-06-360886-7
- 「File17 仏蘭西銀貨殺人事件」2005年3月11日発売[160]、ISBN 4-06-360896-4
- 「File18 魔神遺跡殺人事件」2005年3月11日発売[161]、ISBN 4-06-360897-2
- 「File19 速水玲香誘拐殺人事件」2005年4月12日発売[162]、ISBN 4-06-360912-X
- 「File20 魔犬の森の殺人」2005年4月12日発売[163]、ISBN 4-06-360913-8
- 「File21 銀幕の殺人鬼」2005年5月12日発売[164]、ISBN 4-06-360919-7
- 「File22 天草財宝伝説殺人事件」2005年6月10日発売[165]、ISBN 4-06-360933-2
- 「File23 雪影村殺人事件」2005年7月12日発売[166]、ISBN 4-06-360944-8
- 「File24 露西亜人形殺人事件」2005年8月10日発売[167]、ISBN 4-06-360955-3
- 「File25 怪奇サーカスの殺人」2005年9月9日発売[168]、ISBN 4-06-360965-0
- 「File26 金田一少年の決死行」2005年10月12日発売[169]、ISBN 4-06-360973-1
- 「File27 吸血鬼(ヴァンパイア)伝説殺人事件」2012年1月12日発売[170]、ISBN 978-4-06-370825-7
- 「File28 オペラ座館・第三の殺人」2012年2月10日発売[171]、ISBN 978-4-06-370829-5
- 「File29 獄門塾殺人事件」2012年3月9日発売[172]、ISBN 978-4-06-370838-7
- 「File30 雪霊伝説殺人事件」2012年4月12日発売[173]、ISBN 978-4-06-370842-4
- 「File31 黒魔術殺人事件」2012年5月11日発売[174]、ISBN 978-4-06-370844-8
- 「File32 剣持警部の殺人」2014年5月9日発売[175]、ISBN 978-4-06-384992-9
- 「File33 錬金術殺人事件」2014年6月12日発売[176]、ISBN 978-4-06-384993-6
- 「File34 ゲームの館殺人事件」2014年7月11日発売[177]、ISBN 978-4-06-384994-3
- 短編集
- 「短編集1 氷点下15度の殺意」2005年6月10日発売[178]、ISBN 4-06-360934-0
- 「短編集2 鏡迷宮の殺人」2005年7月12日発売[179]、ISBN 4-06-360945-6
- 「短編集3 殺人レストラン」2005年8月10日発売[180]、ISBN 4-06-360956-1
- 「短編集4 怪盗紳士からの挑戦状」2005年9月9日発売[181]、ISBN 4-06-360966-9
- 「短編集5 血溜之間殺人事件」2012年6月12日発売[182]、ISBN 978-4-06-370845-5
- 特別編
- 「特別編 明智少年の華麗なる事件簿」2005年5月12日発売[183]、ISBN 4-06-360920-0
- 「特別編 明智警視の優雅なる事件簿」2005年10月12日発売[184]、ISBN 4-06-370845-4
- 小説
- 「小説1 オペラ座館・新たなる殺人」2012年3月9日発売[185]、ISBN 978-4-06-370839-4
- 「小説2 幽霊客船殺人事件」2012年6月12日発売[186]、ISBN 978-4-06-370846-2
- 「小説3 電脳山荘殺人事件」2012年9月12日発売[187]、ISBN 978-4-06-370887-5
- 「小説4 鬼火島殺人事件」2012年12月12日発売[188]、ISBN 978-4-06-370894-3
- 「小説5 上海魚人伝説殺人事件」2013年1月11日発売[189]、ISBN 978-4-06-370899-8
- 「小説6 雷祭殺人事件」2013年2月8日発売[190]、ISBN 978-4-06-370906-3
- 「小説7 殺戮のディープブルー」2013年3月12日発売[191]、ISBN 978-4-06-370908-7
- 「小説8 邪宗館殺人事件」2013年4月12日発売[192]、ISBN 978-4-06-370914-8
関連書籍
- 週刊少年マガジン・『金田一少年の事件簿』制作スタッフ(編集) 『金田一少年の事件簿 公式ガイドブック』1995年8月22日発売[193]、ISBN 4-06-319611-9
- 週刊少年マガジン・公式ガイドブック制作スタッフ(編集) 『金田一少年の事件簿 公式ガイドブック(2)』1996年5月21日発売[194]、ISBN 4-06-319701-8
- 週刊少年マガジン編集部・公式ガイドブック制作スタッフ(編集) 『公式ガイドブック(3) 全事件トリック完全攻略作戦』1997年1月6日発売[195]、ISBN 4-06-319611-9
- 天樹征丸・金成陽三郎(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の事件簿 公式ガイドブック ファイナル ラストエピソード』 講談社〈KCデラックス〉、2001年2月14日発売[196]、ISBN 4-06-334382-0
- 天樹征丸・さとうふみや・週刊少年マガジン編集部(監修) 『金田一少年の全事件簿』 講談社〈KCデラックス〉、2006年3月17日発売[197]、ISBN 4-06-372132-9
- 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の推理クイズ 難事件に挑戦せよ!』 講談社〈KCデラックス〉、2006年11月17日発売[198]、ISBN 4-06-372225-2
- 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一少年の推理クイズ 真犯人を見つけだせ!』 講談社〈KCデラックス〉、2009年10月16日発売[199]、ISBN 978-4-06-375810-8
- 天樹征丸(原作) / さとうふみや(作画) 『金田一37歳の事件簿 公式ガイドブック トリック詳細解説&「金田一少年」プレイバック付き』 講談社〈KCデラックス〉、2021年10月21日発売[200]、ISBN 978-4-06-524235-3
テレビドラマ
日本テレビ系で放送されているテレビドラマシリーズ。主演の一役のキャストはいずれもジャニーズ事務所所属タレントが担当しており、初代は堂本剛(1995年 - 97年)、二代目は松本潤(2001年)、三代目は亀梨和也(2005年)、四代目は山田涼介(2013 - 14年)、五代目は道枝駿佑(2022年)。2014年連続シリーズのタイトルは『金田一少年の事件簿N(neo)』。特に堂本剛主演の第1・2シリーズ(初代金田一)は当時高視聴率を記録し、1997年には映画化されるほどの人気を誇り、堂本のみならず演出を担当した堤幸彦の出世作ともなった。
アニメ
1996年に最初の劇場アニメが公開された。その後テレビアニメシリーズが日本テレビ系列で1997年から2000年まで放送され、テレビドラマと同様に高視聴率を記録した。その後、2007年には2週間にわたってアニメSPが放送され、2012年、2013年にはOAD化もされた。2014年から、『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』として14年ぶりに再びテレビアニメ化されている。全てよみうりテレビ(ytv)、東映アニメーション製作。
ラジオドラマ
NHKラジオ第1にて2014年から2017年にかけて不定期に謎はすべて解けた!樹林伸の推理クイズ[注 17]としてリスナー参加型クイズ兼ラジオドラマを放送した。声優はテレビアニメ版での声優陣を起用している。
ZOOMドラマ
原作者、天樹征丸企画・脚本のZOOMドラマ。タイトルは『STAY HOME殺人事件』。一と美雪は原作の漫画のコマを流用しアニメでの声優陣が声を当て、スタジオ収録は行われず、キャストがそれぞれの家でZOOM越しに演技を行う形で作られた。前後編の二部構成で、前編の問題編はYOUTUBEで無料配信、後編の解決編はツイキャストプレミアムで有料配信となっている。
ゲーム
ゲームソフト
評価 | ||||||||
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7本のゲームが発売されている。PlayStation版の明智健悟とDS版(全員)を除き、声優はアニメ版とは異なる。また、SCRAPからリアル脱出ゲームとして開催された。
- 悲報島 新たなる惨劇 - 1996年11月29日発売、Windows(システムソフト)、PlayStation(講談社)
- オリジナルストーリー、シナリオ / 沢村光彦、檜木田正史
- キャスト / 金田一一 - 岩永哲哉 / 七瀬美雪 - 宮村優子 / 剣持勇 - 高橋功 / いつき陽介、遠藤信、竹内灯妙 - 二又一成 / クリス・アインシュタイン、葉月マサキ、葉月マユキ - ならはしみき / 三村翔子、相田ヨネ - 山田美穂 / 東堂小百合、栗原真奈美 - 手塚ちはる / 葉月マユラ - 天野由梨 / 木暮条一郎、葉月光定、ニセマサキ(佐藤治)
- 星見島 悲しみの復讐鬼 - 1998年1月15日発売。セガサターン(ハドソン、講談社)
- プレイヤーキャラクターは、一では無く、犯人側となり、完全犯罪を目指すという珍しい作品(一に見破られるなど失敗するとバッドエンドとなり、原作登場の怪人系の犯罪者よりアドバイスを受けられる)。
- キャスト / 桂木なお・直木桂一 - 緒方恵美 / 阿佐桐卓也 - 置鮎龍太郎 / 金田一一 - 草尾毅 / 七瀬美雪 - 飯塚雅弓 / 剣持勇 - 土師孝也 / いつき陽介 - 藤原啓治 / 明智健悟 - 子安武人 / 速水玲香 - 倉田雅世 / 立花麻衣 - 金月真美 / 渚ちはる - 鈴木史華 / 立花由布 - 豊嶋真千子 / 立花華江 - さとうあい / 高木ちえ - 片岡富枝 / 大山孝志 - 三木眞一郎 / 竹村正彦 - 高戸靖広 / 久堂明子 - 根谷美智子 / 大山良介 - 鈴木淳 / 沢沼研 - 関智一 / 矢追つとむ - 肥後誠 / 阿佐桐剛 - 立木文彦 / 岡田淳子 - 兵藤まこ / 辰巳哲 - 大友龍三郎 / 辰巳伸也・角野幸夫 - 上田祐司 / 久堂進 - 坂口哲夫 / 立花光一 - 清川元夢 / 大山征二・司会者 - 泉尚摯 / 支配人・船員 - 高木渉 / チーフ - 石井康嗣 / 船長 - 鈴木泰明
- 地獄遊園殺人事件 - 1998年3月26日発売。PlayStation(講談社)
- オリジナルストーリー、シナリオ / 沢村光彦、檜木田正史
- キャスト / 金田一一 - 岩永哲哉 / 七瀬美雪 - 宮村優子 / 剣持勇 - 高橋功 / 明智健悟 - 森川智之 / 佐木竜二 - 結城比呂 / 大門房枝 - 潘恵子 / 進身昌子 - 松井菜桜子 / 佐藤ハル - 青木和代 / 山瀬実里 - 三石琴乃 / 湯森真輝 - 笠原弘子 / 菅野千尋 - かないみか / 藤原弓彦 - 子安武人 / 哀川笑美 - 浅田葉子 / 皆本火世 - 荒木香恵 / 薗部晴香 - 幸田磨衣子 / 役柄不明 - 安達成彦 / クレジット未掲載:久我潤子 - 蒼井美幸 / 白石幸子(左近雅) - 草地章江
- 電撃PlayStationDPSソフトレビューでは65、70の135点[206]。レビュアーのうち1人はAVGでは珍しいリアルタイム制のおかげで自由度が高い、とった行動によってその後の展開に影響するアイデアが面白い、だがそれゆえイベント発生するまで待つ必要があってマップがかなり広くて移動に時間がかかる、グラフィックがよくストーリーにも惹かれるが後一歩練り込み不足だとし、もう1人はメインキャストの声優陣は明智以外アニメと別人なため放送を見ているファンには残念だがアニメーションは綺麗で現場検証や手がかりをつかんでトリックを見破るのにハマる、とった行動によってその後の展開に影響するのは楽しめるとした[206]。
- 青龍伝説殺人事件 - 1999年8月5日発売、PlayStation(講談社)
- キャスト / 金田一一 - 岩永哲哉 / 七瀬美雪 - 宮村優子 / 剣持勇 - 大塚明夫 / 明智健悟 - 森川智之 / 北条理恵 - 山崎和佳奈 / 北川マリ(南川真利子)、中山佐織 - 川上とも子 / 城山昇 - 遠藤純一 / 星山博、加瀬雄二 - 小島敏彦 / 田中博道、羽田健太 - 田中正彦 / 南川泰三、木村伸二(岡村英次) - 島香裕 / 真田孝一(亀井喜一) - 緑川光 / 相原ふさ子、三野弥生 - 渡辺美佐 / 村井敏行、丹後四郎 - 室園丈裕 / 篠原金造 - 小山武宏 / 市川政雄 - 村井厚之 / 森山雅子 - 川崎恵理子 / 野口隆司、船長 - 福田信昭 / 野口京子、石塚妙子、加瀬敏子 - 沢海陽子 / 野口隆一郎、松崎喜代子 - 柊美冬 / 武笠行男 - 松岡文雄 / 大森芳樹、中山仲男 - 木村雅史
- 名探偵コナン&金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵 - 2009年2月4日発売。ニンテンドーDS(バンダイナムコゲームス)。
- 金田一少年の事件簿 悪魔の殺人航海 - 2009年9月17日発売。ニンテンドーDS(クリエイティヴ・コア)※年齢指定は「B」(12歳以上)。
- キャスト / 金田一一 - 松野太紀 / 七瀬美雪 - 中川亜紀子 / 金田一二三 - 池澤春菜 / 剣持勇 / 明智健悟
モバイルゲーム
ケータイサイト・講談社i にてアドベンチャーゲーム、ノベルゲーム、カルトクイズ、ミニゲームのアプリがダウンロード販売されていた(会員)。2013年7月31日でサービス終了。開発はアルティ。
- アドベンチャーゲーム
- 雪夜叉伝説殺人事件、悲恋湖伝説殺人事件、飛騨からくり屋敷殺人事件、首吊り学園殺人事件、異人館ホテル殺人事件、墓場島殺人事件、怪盗紳士の殺人、学園七不思議殺人事件、オペラ座館殺人事件-本編-、魔術列車殺人事件、露西亜人形殺人事件、ほか
- ノベルゲーム、カルトクイズ、ミニゲーム
- 誰が女神を殺したか?、殺人ポーカー、明智少年 最初の事件、錬金術殺人事件、ブレイントレーニング
体感型ゲーム
- リアル脱出ゲーム (SCRAP)
- 2012年11月より東京原宿にある常設スタジオの原宿ヒミツキチオブスクラップにて『リアル脱出ゲーム×金田一少年の事件簿 〜からくり館からの脱出・殺人ゲームの謎を解け!〜』が開催され、東京での開催期間中に全国各地を巡回した。参加者は重要な手がかりを入手後犯人の罠にかかりからくり館に閉じ込められ殺人予告宣告がある最中、様々な謎を解きながら1時間以内にからくり館から脱出することがクリア条件。
- リアル捜査&推理ゲーム(あそびファクトリー)
- 2014年6月9日より阿佐ヶ谷アニメストリートにて『金田一少年の事件簿R リアル事件現場捜査ゲーム File1:阿佐ヶ谷アニメストリート ~自殺した被害者事件~』が開催された。会場にて販売される捜査資料や展示されている事件現場、各店舗や阿佐ヶ谷アニメストリート周辺の情報を集めて真相を導き出すのが目的。好評につき7月末まで延長された。
- リアル謎解きゲーム(あそびファクトリー)
- 2014年7月26日・7月27日にJ-SQUAREにて『金田一少年の事件簿R リアル謎解きゲーム 謎解遊戯殺人事件~vs.地獄の傀儡師~』が開催され、2014年8月30日・8月31日と2015年12月13日に同会場で再演を行った。2014年11月8日・11月9日に大阪のツイン21MIDタワーにて、2015年9月21日~9月23日に大阪の読売テレビ本社ホールにて再演を行った。2016年には仙台公演を予定している。イベント参加者は、「金田一少年の事件簿R」の世界観のなか、同作品の登場人物である"地獄の傀儡師"こと高遠遙一から提示される難題を6人1組でクリアしていく。
- 2014年11月29日より12月14日まで東京代官山にあるイベントホールのシアターサイバードにて『金田一少年の事件簿R リアル謎解きゲーム第2弾 寒獄山荘殺人事件』が開催されたのを皮切りに、2015年1月31日より2月22日まで東映太秦映画村にて、2015年5月2日より4日まで愛知名古屋の栄ガスビル栄ガスホールにて同内容が開催された。当日集まった来場者数人で1チームを作り、とある雪山の山荘を舞台に設定されたその場で提示される“ある目的”のために数々の謎を解き、最終的な解答を導いていく。
- 2015年8月29日・8月30日と10月12日にJ-SQUAREにて『金田一少年の事件簿R リアル謎解きゲーム第3弾 魍邪ノ館殺人事件』が開催され、これを皮切りに2015年9月26日・9月27日に大阪ビジネスパーク円形ホールにて、2015年11月28日・11月29日に愛知名古屋の東別院ホールにて、2015年11月21日・11月22日に福岡放送9階会議室にて同内容が開催された。初の全国ツアーである。なぞともカフェ 428(シブヤ)店のオープンを記念して、第4弾・第5弾と共に再演された(一挙再演ではない)。金田一少年の事件簿Rの世界観のなか、山深くに位置する魍邪ノ館を舞台に参加者は様々な謎や暗号、ミッションを乗り越えるのが目的。
- 2015年12月26日・12月27日にJ-SQUAREにて『金田一少年の事件簿R リアル謎解きゲーム第4弾 死忌神村伝説殺人事件』が開催され、次いで2016年1月9日~1月11日に大阪の読売テレビ本社ホールにて、2016年2月6日・2月7日に愛知名古屋の東別院ホールにて、2016年3月26日・3月27日に福岡放送9階会議室にて開催された。2016年5月3日・5月4日にJ-SQUAREで再演も行われた。なぞともカフェ 428(シブヤ)店のオープンを記念して、第3弾・第5弾と共に再演された(一挙再演ではない)。今回の舞台は山深くの「死忌神村」という設定である。
- 2016年2月1日より2月4日にかけて第1弾~第4弾の一挙再演が、東京原宿にある常設スタジオの原宿ヒミツキチオブスクラップにて行われた(一挙再演といっても連続して行われたというわけではなく、日毎に1作ずつの公演である)。
- 2016年5月21日・5月22日と2016年5月28日・5月29日に大阪の読売テレビ本社ホールにて『金田一少年の事件簿R リアル謎解きゲーム第5弾 鏖金財宝殺人事件』が開催され、2016年6月4日・6月5日に愛知名古屋の東別院ホールにて、2016年6月18日・6月19日と7月16日・7月17日にJ-SQUAREにて、2016年7月16日・7月17日に福岡のイベントホールのスカラエスパシオにて、2016年8月14日に宮城仙台での開催された。なぞともカフェ 428(シブヤ)店のオープンを記念して、第3弾・第4弾と共に再演された(一挙再演ではない)。今回の舞台は絶海の孤島「鏖金島(おうごんとう)」という設定である。
- 番外編ともいえるリアル謎解きイベント『金田一少年の事件簿R リアル謎解きイベント 地獄の傀儡師からの挑戦状』もイオンモール秋田にて2014年12月13日より2015年1月9日まで開催され、その第2弾『金田一少年の事件簿R リアル謎解きイベント VS.怪盗紳士 予告状の謎を解き明かせ!』も同会場で2015年1月10日より1月25日まで開催された。
- 伊豆大島(東京都大島町)を舞台にした周遊型の謎解きゲーム『金田一少年の事件簿R×伊豆大島謎解きゲーム 伊豆踊子謎解遊戯〜地獄の傀儡師、高遠遙一からの挑戦状〜』という無料イベントも2017年7月22日〜2017年10月1日に開催され、2018年1月18日〜3月31日にも再開催された。
- 大人のための謎解きイベント(タカラッシュ)
- 2017年7月5日より2017年10月11日まで都営交通と京王電鉄において『金田一少年の事件簿R 呪いの手紙の秘密』が開催された。暗号を解き、手がかりのある駅を探しながら謎を解いていく、WEB連動のイベント。25周年特別コラボレーション企画。
- 2017年11月2日より2018年5月13日まで、神奈川県川崎市にあるアミューズメント施設ウェアハウス川崎店において、『金田一少年の事件簿R×takarush BLACK LABEL 電脳九龍城 財宝殺人事件』が開催されている。好評につき2018年7月1日まで開催期間が延長された。九龍城を再現した内装のウェアハウス川崎店で「香港九龍財宝殺人事件」のアフターストーリーを体験できるイベントとなっている。
- 2018年11月2日より2019年5月12日までウェアハウス川崎店において、『金田一少年の事件簿R×takarush BLACK LABEL 電脳九龍城 怨念遊戯殺人事件』が開催されている。設定としては、前述の『電脳九龍城 財宝殺人事件』の続編にあたるイベント。
- 2020年2月7日より7月12日までウェアハウス三橋店において、『金田一少年の事件簿R×takarush BLACK LABEL 電脳九龍城 傀儡狂騒曲殺人事件』が開催されている。2019新型コロナウイルスの影響で2020年4月8日より会場施設が臨時休業していたが、5月26日に営業再開した。施設は変わったが、ウェアハウス川崎店で開催されていた上記『電脳九龍城 財宝殺人事件』『電脳九龍城 怨念遊戯殺人事件』の2作の続編であり完結編になっている。
CDブック
2本のCDブックが発売されている。いずれも後にテレビアニメ化されたが、声優はアニメ版では変更されている(悪魔組曲殺人事件の風倉百合恵役の折笠愛のみ、アニメでも同じ役を演じている)。
- 悪魔組曲殺人事件(1996年1月17日、講談社(後にワンダーエンターテイメントより復刊、現在絶版))
- ドラマ化とアニメ化がされた作品。extraCDとして、【ミセス金田一の事件簿】が同梱してある。
- キャスト / 金田一一 - 関俊彦 / 七瀬美雪 - 氷上恭子 / 剣持勇 - 梅津秀行 / 御堂周一郎 - 筈見純 / 御堂優歌 - 小西寛子 / 夏岡猛彦 - 塩沢兼人 / 風倉百合恵 - 折笠愛 / マイケル・ヘンリー - 二又一成 / 金田一の母 / 紅亜理沙 - 川村万梨阿 / 椿陽造 - 小村哲生 / 車掌 - 千葉一伸
- 死神病院殺人事件(1997年4月21日、講談社(後にワンダーエンターテイメントより復刊、現在絶版))
- アニメ化の際には、トリックや真犯人など、内容が大きく変更されている。extraCDとして、【明智警視の華麗なる休日】が同梱してあり、こちらのストーリーもアニメ化されている。
- キャスト / 金田一一 - 関俊彦 / 七瀬美雪 - 氷上恭子 / 剣持勇 - 梅津秀行 / 明智健悟 - 置鮎龍太郎 / 醍醐真紀 - 吉田古奈美 / 聖正映子 - 日髙のり子 / 雪室憂一 - 飛田展男 / 聖正景太郎 - 丸山詠二 / 聖正公子 - 篠原恵美 / 聖正智明 - 田中秀幸 / 高沢和子 - 神宮寺弥生 / 木根淳也 - 檜山修之 / 愛河翔子 - 高瀬あやの / 捜査員 - 岩永哲哉
ミステリーツアー
JR西日本の企画によるミステリーツアー(但し、松山・道後温泉編はJR四国が協力)。ツアー参加者が手掛かりをもとに事件を推理する。1996年から2000年まで開催され、2001年以降は『名探偵コナン』と北陸方面のみ『探偵学園Q』にバトンタッチし終了した。参加者はミステリーツアーに対応したJR西日本(松山・道後温泉編のみJR四国)から発売される企画きっぷまたは主な旅行代理店から発売されるパッケージツアーまたはフリープランを購入し、JR西日本の主要駅の窓口でツアーキットを受け取ることが参加条件。ツアーキットの内容はシナリオブックと開催地の観光施設等が割引になるクーポンブックと応募はがきとなっていて、応募はがきに必要事項と犯人の名前と犯行に使ったトリックを記入し、JR西日本に郵送すると抽選でアニメ版で使用したセル画やゲームソフトやアニメ出演声優・テレビドラマ出演者らのサイン入り台本等のグッズセットや開催地の名産品をプレゼントした。
【金田一少年の事件簿シリーズ】
1 | 金田一少年の事件簿 萩・津和野ミステリーツアー |
1996年3月14日 - 5月14日 | |
2 | 金田一少年の事件簿 岡山・倉敷ミステリーツアー |
1996年7月13日 - 9月30日 | |
3 | 金田一少年の事件簿 金沢・和倉ミステリーツアー |
1997年3月8日 - 6月1日 | 「嘆きの鬼伝説殺人事件」 |
4 | 金田一少年の事件簿 山口・津和野ミステリーツアー |
1998年3月14日 - 5月31日 | |
5 | 金田一少年の事件簿 松江・出雲ミステリーツアー |
1998年7月11日 - 9月27日 | 「出雲神話殺人事件」 |
6 | 金田一少年の事件簿 加賀温泉郷ミステリーツアー |
1999年3月13日 - 5月31日 | |
7 | 金田一少年の事件簿 松山・道後温泉ミステリーツアー |
1999年7月17日 - 9月30日 |
パチンコ
- CR金田一少年の事件簿(2013年、Sansei R&D)
- CR金田一少年の事件簿〜地獄の傀儡師〜(2017年、Sansei R&D)
備考
金田一耕助について
主人公・一(はじめ)の祖父である金田一耕助は、小説家横溝正史の創り出した推理小説の主人公である。この設定は、講談社の編集者が、主人公をモーリス・ルブランの小説の主人公・アルセーヌ・ルパンの孫と設定している『ルパン三世』を見て思いついたという。作品の設定としては、金田一耕助は一の母方の祖父にあたる。
金田一耕助には孫以前に子供がいることを示す記述はない(『金田一少年の全事件簿』では、一(はじめ)自身がこの点に触れ、自分自身の存在に疑問を呈するかのような発言をしている)。そういったこともあり、一部で横溝の遺族側より抗議を受けたという報道がされていた。制作サイド曰く、連載開始前に横溝の妻には挨拶をしたが、後にそれ以外の著作権継承者がいることが分かり、改めてその全員と覚書を交わし一定の金額を支払ったとのことである[207]。
なお、金田一耕助の女性関係に関しては諸説あり、最も有力とされるのは生涯独身で愛した女性は数人という説である。作中で愛したことをはっきりと描写された女性は2人(『獄門島』の鬼頭早苗と『女怪』の持田虹子)である。この他にも、探偵業を引退し帰国した後に結婚、余生を日本で送った説なども存在する。
舞台設定が『八つ墓村』『犬神家の一族』を連想させる「飛騨からくり屋敷殺人事件」や、犯人が金田一耕助シリーズの一作のタイトルと同名の名前を名乗る「黒死蝶殺人事件」などの話もあるが、金田一耕助シリーズとして直接的に繋がる事件は存在しない。ただし『獄門島』は作中で戦後実際に起きた事件として触れられている。
連載22年後の『R』の『雪鬼伝説殺人事件』では一の回想シーンではあるが、金田一耕助が初登場している。ただし、描かれたのは後ろ姿と手元のみで、顔は出ていない。
オカルト関連の設定
ストーリー中、幽霊や妖怪、呪いといったオカルトが何らかの形で事件にかかわってきたり、あるいは犯人がそれらになぞらえることがある。事件のトリックや謎解きに超自然的なガジェットが用いられることはないものの、中には実際にそれらが存在すること自体は否定されない場合もある。
容疑者リスト
各話の事件発生後から真相直前の回の冒頭に表示される事件関係者のリスト。FILE1からFILE4までは死亡者のパネルが消えるようになっていたがFILE5以降からは死亡者が黒く塗り潰されるようになっている。「秘宝島殺人事件」、「飛騨からくり屋敷殺人事件」、「タロット山荘殺人事件」、「剣持警部の殺人」は死亡者が発生しても黒く塗りつぶされていない。「速水玲香誘拐殺人事件」とCaseシリーズおよび「黒魔術殺人事件」、「錬金術殺人事件」では容疑者リストは表示されなかった。また、「吸血鬼伝説殺人事件」では初めてカラーで表示されている。一と美雪を除いて、警察官であってもリストアップされるが、再登場キャラクターはリストから除外される。
また、「獄門塾殺人事件」ではリストが初めて登場した時点で多数の犠牲者が出ており、これらは除外され、生存している人物のみがリストアップされていた。また、レギュラーキャラクターである村上草太がリストアップされるなど、先述した初期のパネルによく似たタイプとなっている。
真相当てクイズ
File1の「オペラ座館殺人事件」から『週刊少年マガジン』誌上で行われていた企画。FILEシリーズおよびCaseシリーズ(1 - 3)、新シリーズにおいて、読者が犯人・主要なトリックの推理を解決編の前の週に講談社に送り、当たった人の中から抽選で賞品が貰える。正答率は平均10 - 15%程度であったが、Case3「天草財宝伝説殺人事件」では、犯人を含む完全な真相を推理できた応募者が全応募者5324名の中でわずか3名だけだった。
トリックの流用問題
制作サイドによると、初期のトリックは、天樹、金成がそれぞれ考えたもの、編集部を含めた全員で考えたもの、推理小説から流用したものがあったという[注 18]。
流用に関しては、『週刊文春』1997年8月7日第30号に初期のエピソード(「オペラ座館殺人事件」、「異人館村殺人事件」、「魔術列車殺人事件」など)に過去のミステリ作品からのトリック流用を指摘された。この質問に対して編集部は「ミステリー作品は昔からトリックの流用が行われており問題はない」旨の回答を行った。
「異人館村殺人事件」のトリックは島田荘司の『占星術殺人事件』の模倣だとして、島田から同号上にて「この問題は民事訴訟に発展する」というタイトルの寄稿文にて批判と抗議を受けた。内容は「作家に使用の許可を取るべきが正当」、「無断で使用してしまおうというゲリラ的発想」、「無断での映像化などはやめて欲しい」という旨のものであった(講談社文庫 「21世紀本格宣言」に再録)。なお、島田に使用の許可を取ってトリックを使用している作家もいる。その後、抗議を受けた「異人館村殺人事件」については単行本や公式ガイドブックなどで出典明記と注意書きがされており、ドラマ版のソフトでは問題指摘後に欠番となったほか、アニメ化も行われていないほか、スピンオフ漫画「犯人たちの事件簿」でもFILEシリーズで唯一登場しなかった[注 19]。
連載当初は「週刊連載のミステリー漫画」自体が初の試みだったため、試行錯誤の連続でトリックの流用が多かったが、ファイル3「雪夜叉伝説殺人事件」で用いたメイントリックが評判となり[注 20]、ファイル4「学園七不思議殺人事件」以降はオリジナルのトリックを用いた制作スタイルが確立したという(ただし厳密に言うならば、上記のようにミステリー作品のトリックはある程度出尽くしているという事情もあり、過去作に偶然、ある程度は似たようなトリックがあったというケースはあるだろうが意図的な過去作からの流用はやめたという意味)[208]。このため作者は「(ミステリーマニアの人は)4巻くらいから読んでいただくと面白いと思います。最初はちょっといろいろありまして(笑)」と述べている[209]。
「魔犬の森の殺人」の登場人物について
「魔犬の森の殺人」に登場する「渡辺鐘」はタレントの渡辺鐘(桂三度・世界のナベアツ)をモデルとしており、名前もそのままで顔も本人に似せて描かれている。これは、当時マガジンに掲載された企画が元となった一種のゲスト出演であった。
渡辺は漫才コンビ・ジャリズム時代に相方の山下しげのりとともにアニメ版に生徒役で声優として出演している。
韓国語版での表記
韓国語版は日本語から直訳され、소년탐정 김전일(漢字: 少年探偵 金田一)と表記される。発音は「ソニョンタムジョン キムジョンイル(正確にはキムジョニル)」となっている[210]。
他作品におけるパロディ
- 本作の初代ドラマ版の監督が制作した『TRICK』では「謎はとべてすけた」、「フェルマーの名にかけて!」などの本作の台詞パロディが見られた回が何度かある。また、主人公の山田が他の登場人物から「お前なんか金田一少年みたいやな」と突っ込まれたこともある。
- 『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の万丈目準と『33分探偵』の鞍馬六郎、『ぼくらの勇気 未満都市』(2017年のスペシャル版)のタケルも役者が本作の主人公を演じていたことから、決め台詞のパロディを口にしたことがある。
- アニメ版『銀魂』第30話には本作のパロディ画が映された他、キャラクターが一と耕助と思わしき格好(コスプレ)をしているワンシーンもある。
- 『コータローまかりとおる』シリーズにて主人公のコータローが「ジッチャンの名にかけて」と顔真似しながら言うシーンがある。
脚注
注釈
- ^ 初出時および講談社コミックス版では「墓場島殺人事件」までノンクレジット。この期間に制作されたテレビドラマ版も同様。
- ^ 天樹征丸:FILEシリーズ(原案)「オペラ座館殺人事件」 - 「墓場島殺人事件」、Short Fileシリーズ - 新シリーズ(原作)、金成陽三郎:FILE、Short Fileシリーズ(原作)、Caseシリーズ「魔犬の森の殺人」 - 「銀幕の殺人鬼](脚本)。
- ^ 小説版の登場人物が漫画に登場することもあり、小説版を読まないと理解できないネタが登場する場合もある。
- ^ 連載時は「FILE20」と記載されていた。
- ^ 連載時は「THE LAST CASE」と記載されていた。
- ^ 連載時は「金田一少年の最終事件」と記載されていた。
- ^ a b c 後のAkechi Fileシリーズ
- ^ 初収録は短編集3巻
- ^ 初収録はCase3下巻
- ^ 初収録は短編集1巻。
- ^ 初収録は短編集2巻。
- ^ 元ネタとなる本編は長編のFILE・Caseシリーズの全作(「異人館村殺人事件」のみ後述の理由から未登場)、第II期シリーズの一部(短編含む)となっており、小説版や前述以外の短編、20周年記念シリーズ以降の作品は未登場。
- ^ 犯人が存命者の場合は拘置所、死者の場合は暗転した背景でソファーに座りながら語る。但し逃亡中の高遠は公園のベンチで語るなど、犯人によっては例外もある。
- ^ 動機を語るとしてもストーリーの理解に最低限必要な程度に留められている。
- ^ 元ネタは講談社コミックス版単行本に掲載されていたさとうによる「六根煩悩シアター」という4コマで、本家同様作者の日常などを描いたコラムタッチとなっている。
- ^ 主演は堂本剛(上海魚人伝説殺人事件)、松本潤(幽霊客船殺人事件)、山田涼介(鬼火島殺人事件)。
- ^ 番組自体は原作者の出身地である高知局で製作を担当している。
- ^ 後に発売された公式ガイドブックによると、ファイル1「オペラ座館殺人事件」のメイントリックは『オペラ座の怪人』の作者であるガストン・ルルーの小説から流用しており、終盤に登場するボーガンのトリックだけがオリジナルであった。
- ^ 但し、単行本2巻発売後に実施した「犯人総選挙」では「異人館村殺人事件」の犯人もエントリーされており、最終的な得票数は85票と高遠に次いで第2位に付けている。ちなみに、問題となったトリックは犯人が使用したものではない。
- ^ ミステリー作家の法月綸太郎もこのトリックについて「(初めて読んだときに)これはどうやら本気で取り組んでいる。侮れない」と評した(公式ガイドブックファイナル「ラストエピソード」より)。
出典
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- ^ “金田一少年の事件簿 公式ガイドブック(2)”. 講談社. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “金田一少年の事件簿 (3) 全事件トリック完全攻略作戦”. 講談社. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “金田一少年の事件簿 公式ガイドブック ファイナル ラストエピソード”. 講談社. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “金田一少年の事件簿 公式ガイドブック ファイナル ラストエピソード”. 講談社. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “金田一少年の事件簿 公式ガイドブック ファイナル ラストエピソード”. 講談社. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “金田一少年の推理クイズ 真犯人を見つけだせ!”. 講談社. 2021年3月21日閲覧。
- ^ “金田一37歳の事件簿 公式ガイドブック トリック詳細解説&「金田一少年」プレイバック付き”. 講談社. 2021年10月21日閲覧。
- ^ 金田一少年の事件簿 悲報島 新たなる惨劇 まとめ (PS)/ファミ通.com
- ^ 金田一少年の事件簿 〜地獄遊園殺人事件〜 まとめ (PS)/ファミ通.com
- ^ 金田一少年の事件簿3 〜青龍伝説殺人事件〜 まとめ (PS)/ファミ通.com
- ^ 金田一少年の事件簿 〜10年目の招待状〜 まとめ (ゲームボーイ)/ファミ通.com
- ^ 金田一少年の事件簿 悪魔の殺人航海 まとめ (DS)/ファミ通.com
- ^ a b c 電撃PlayStation Vol.71 1998年4月10日号 139ページ
- ^ 『週刊文春』1997年8月7日第30号。
- ^ 公式ガイドブック「金田一少年の全事件簿」より。
- ^ 公式ガイドブックファイナル「ラストエピソード」より
- ^ 韓国では『金田一少年の事件簿』の名前が「キムジョンイル」になっていた! - ガジェット通信 (2020年6月25日閲覧)
外部リンク
- マガメガ 金田一少年の事件簿R
- マガメガ 明智警部の事件簿
- 金田一少年の事件簿R (@kindaichi20) - X(旧Twitter)
金田一くんの冒険 | |
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ジャンル | 児童文学、推理小説、冒険小説 |
小説 | |
著者 | 天樹征丸 |
イラスト | さとうふみや |
出版社 | 講談社 |
レーベル | 青い鳥文庫 |
刊行期間 | 2018年 - 2019年 |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート | |
ポータル | 文学 |
『金田一くんの冒険』(きんだいちくんのぼうけん)は、天樹征丸による児童文学シリーズ。講談社青い鳥文庫から刊行されている。2019年2月18日時点で全2巻が刊行されている。イラストはさとうふみや。
このシリーズは同じ作・天樹征丸、イラスト・さとうふみやによる推理漫画『金田一少年の事件簿』の主人公である金田一一の小学6年生時代を描いたものである。本編と異なり、殺人事件が発生せず、行く先々でのトラブルを解決するものとなっている。
登場人物
冒険クラブ
- 金田一 一(きんだいち はじめ)
- 主人公。不動山市立不動小学校の6年生。
- 名探偵として名高い金田一耕助の孫であり、普段はお調子者でスケベな劣等生だが、事件が起きた時は祖父譲りの推理力を発揮する。美雪からは「はじめちゃん」と呼ばれている。
- 七瀬 美雪(ななせ みゆき)
- 一の幼なじみで同級生の少女。冒険クラブに所属。
- 一とは逆に真面目で成績優秀。本作は彼女の視点で描かれている。
- 村上 草太(むらかみ そうた)
- 一の同級生の少年。冒険クラブに所属。
- 弁護士の親を持ち、真面目な性格で学業成績も優秀。
- 日比野 宙(ひびの そら)
- オリジナルキャラクター。一の同級生の少年。
- 一と同様にお調子者で生意気な性格。一たちからは、チュウの愛称で呼ばれている。
- 鮎川 笑美(あゆかわ えみ)
- オリジナルキャラクター。一の同級生の少女。
- クラスの人気者。冒険クラブには夏休み前に加入。
- 北条 香苗(ほうじょう かなえ)
- オリジナルキャラクター。不動小学校6年3組の教師で一たちの担任。冒険クラブの顧問。
- 不動小学校の卒業生でもある。
その他
- 千家 貴司(せんけ たかし)
- 不動小学校の生徒会長。6年1組所属で一や美雪とはクラスが異なるが仲は良い。
- ハルナ/ナツキ/アキナ
- オリジナルキャラクター。一の同級生の女子三人組。通称春夏秋トリオ。
- 一を「バイ菌でダニのように汚い」という理由で毛嫌いしており、彼がキンダニ呼ばわりされるきっかけを作った張本人たちである。
既刊一覧
小説
- 講談社青い鳥文庫 刊
- 金田一くんの冒険 (1) からす島の怪事件 ISBN 978-4-06-285679-9
- 金田一くんの冒険 (2) どくろ桜の呪い ISBN 978-4-06-511749-1
脚注
外部リンク
警告: 既定のソートキー「きんたいちくんのほうけん」が、その前に書かれている既定のソートキー「きんたいちしようねんのしけんほ」を上書きしています。