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'''ハイアールグループ'''({{lang-zh-hans|'''害儿集团'''}}、{{lang-en|Haier Group}})は、[[中華人民共和国]][[山東省]][[青島市]]を本拠とする[[電機メーカー]]、グローバル企業グループ<ref name="cri20081010">{{cite web|url=http://japanese.cri.cn/341/2008/10/09/1s127580.htm |title=ハイアールグループ 五輪協賛にかけた思い |publisher=[[中国国際放送局]] |date=2008-10-10 |accessdate=2011-07-30 }}</ref>。代表者は[[中国共産党]]第十六、十七、十八次[[中国共産党中央委員会|中央委員会]]候補委員である[[張瑞敏]]<ref>{{cite web|url=http://www.e-takahashi.net/management/management012.html|title=「ハイアール 中国最大の家電メーカーの成長戦略と国際戦略」|publisher=[[青山学院大学]]大学院 国際マネジメント研究科教授 髙橋文郎|accessdate=2016-09-14}}</ref>。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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主な製品は[[冷蔵庫]]や[[洗濯機]]などの[[白物家電]]、[[テレビ]]、[[エア・コンディショナー|エアコン]]、ラップトップ[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]などで、世界165ヵ国以上で生産・販売している。グループ全体で2008年度のグローバル連結売上は1220億元(約1兆8300億円<ref>[http://www.haierjapan.com/company/global.html グローバルマーケットでのコンセプト]</ref>)。白物家電ブランドマーケットシェアでは2010年時点で世界第1位。冷蔵庫と洗濯機のブランドマーケットシェアも2010年時点で世界第1位<ref>2010年12月14日付け日本経済新聞ウェブサイト記事</ref>。 |
主な製品は[[冷蔵庫]]や[[洗濯機]]などの[[白物家電]]、[[テレビ]]、[[エア・コンディショナー|エアコン]]、ラップトップ[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]などで、世界165ヵ国以上で生産・販売している。グループ全体で2008年度のグローバル連結売上は1220億元(約1兆8300億円<ref>[http://www.haierjapan.com/company/global.html グローバルマーケットでのコンセプト]</ref>)。白物家電ブランドマーケットシェアでは2010年時点で世界第1位。冷蔵庫と洗濯機のブランドマーケットシェアも2010年時点で世界第1位<ref>2010年12月14日付け日本経済新聞ウェブサイト記事</ref>。 |
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[[1984年]]12月、青島冷蔵庫本工場(青島電冰箱総廠)として創業。[[西ドイツ]]の[[リープヘル|リープヘル社]]との技術提携を経て[[1991年]]に琴島害兒集団となる<ref name="mizuno"/>(「琴島」は青島の別称、「害兒」はリープヘルの中国語音訳「利勃害兒」の略)。1992年にハイアール(害兒)集団に改称<ref name="mizuno"/>。現在、[[香港証券取引所]]と[[上海証券取引所]]に上場。 |
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2005年8月、[[2008年]]に開催される[[2008年北京オリンピック|北京オリンピック]]のローカルスポンサー(公式スポンサー)となった<ref name="cri20081010"/><ref>{{cite web|url=http://www.haier.co.jp/news/20050912.html |title=オリンピックを機に、世界ブランドへ船出 |publisher=ハイアール |date=2005-09-12 |accessdate=2011-07-30 }}</ref>。 |
2022年7月31日 (日) 09:18時点における版
種類 | 集団所有制企業[1] |
---|---|
市場情報 | |
本社所在地 |
中国 山東省青島市嶗山区 |
設立 | 1984年(1992年に現在の名前を採用) |
業種 | 電気機器 |
事業内容 | 家電製品、商業加熱や冷却システム、民生用電子機器の開発・製造・販売 |
代表者 | 張瑞敏(チャン・ルエミン) 会長 兼 CEO |
売上高 | 178億ドル(2008年) |
従業員数 | 約50,000名 |
主要子会社 |
ハイアールエレクトロニクスグループ(SEHK: 1169) 青島ハイアールSSE: 600690) |
外部リンク |
公式サイト 日本語 公式サイト 中国語 北米公式サイト 英語 欧州公式サイト 英語 |
ハイアールグループ | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 害兒集團 |
簡体字: | 害儿集团 |
拼音: | Hàiér Jítuán |
英文: | Haier Group |
ハイアールグループ(簡体字中国語: 害儿集团、英語: Haier Group)は、中華人民共和国山東省青島市を本拠とする電機メーカー、グローバル企業グループ[2]。代表者は中国共産党第十六、十七、十八次中央委員会候補委員である張瑞敏[3]。
概要
主な製品は冷蔵庫や洗濯機などの白物家電、テレビ、エアコン、ラップトップパソコンなどで、世界165ヵ国以上で生産・販売している。グループ全体で2008年度のグローバル連結売上は1220億元(約1兆8300億円[4])。白物家電ブランドマーケットシェアでは2010年時点で世界第1位。冷蔵庫と洗濯機のブランドマーケットシェアも2010年時点で世界第1位[5]。
1984年12月、青島冷蔵庫本工場(青島電冰箱総廠)として創業。西ドイツのリープヘル社との技術提携を経て1991年に琴島害兒集団となる[1](「琴島」は青島の別称、「害兒」はリープヘルの中国語音訳「利勃害兒」の略)。1992年にハイアール(害兒)集団に改称[1]。現在、香港証券取引所と上海証券取引所に上場。
2005年8月、2008年に開催される北京オリンピックのローカルスポンサー(公式スポンサー)となった[2][6]。
2016年1月にゼネラル・エレクトリックの創業時からの基幹事業である家電部門の買収で合意[8][9]、GEブランドの長期ライセンスも取得した[10]。同年6月6日に買収を完了した[11]。
日本での事業展開
日本においては、2002年にハイアールジャパンセールス株式会社と、三洋電機と合弁で設立した三洋ハイアール株式会社がハイアールブランドの冷蔵庫、洗濯機、エアコンを輸入販売開始。その後、2007年1月に三洋電機が冷蔵庫の製造をハイアールに委託する目的で「ハイアール三洋エレクトリック株式会社」を設立する[12]代わりに「三洋ハイアール株式会社」が3月に解散。
なお、現在の輸入販売は、ハイアールジャパンセールス株式会社で行われている。また、日本法人であるハイアールジャパンホールディングス株式会社は、大阪府大阪市淀川区宮原3-5-24(新大阪第一生命ビル)に本社を置いている。
2011年7月28日、三洋電機はハイアールに白物家電(冷蔵庫・洗濯機、炊飯器など)事業を行う子会社9社(三洋アクア株式会社(現:アクア株式会社)、ハイアール三洋エレクトリック株式会社(後のハイアールアジアインターナショナル株式会社)[13] など)の株式を、約100億円で売却する旨を公式発表した。これにより三洋電機が親会社パナソニックと重複する事業のリストラが推進される。2012年2月、三洋から受け継がれた製品についてはハイアールではなく『AQUA(アクア)[注釈 1]』のブランドで展開していくことを発表した。
ハイアール及び、三洋ハイアールで販売した製品はこれまで、日本国内においては三洋電機サービスが受付窓口となって、家電販売店等では修理受付時、三洋電機製品と同じチャネルで取り扱われていたが、2012年1月1日からは全て自社が受付窓口に変更されることになった[14]。なお、旧三洋および三洋アクア製品の修理等のアフターサービスについては、2012年からパナソニックが行っている。
また、家庭用だけでなく、業務用洗濯機事業も買収したため、日本国内のコインランドリーでは3割近くを占めてトップシェアとなり[15]、2015年時点で7割近くとなってる[16]。
大手家電量販店でクレームを受ける率が高いのは海外製品であるが、とりわけハイアール製は販売数が多いこともあり、上位に挙げられている[17]。
不祥事・事件
8歳児 感電死亡事故
2010年2月に広東省でハイアール製の冷蔵庫を開こうとした8歳の女児が感電死した。この事件に関し、ハイアール側は「わが社に責任ない」と主張した[18]。
11歳児 感電死亡事故
2010年8月16日に江西省でハイアール製の冷蔵庫を開こうとした11歳の女児が感電死した。この事件に関し、ハイアール側は「わが社に責任ない」とし、コンセントの接続方法に不具合があり漏電が発生したと結論付けた。また、ハイアール広報の張鉄燕が「ユーザー側が家庭の電気事情に注意する必要がある」と主張した一方で漏電事故の危険が少ない製品の開発を進めるとした[18]。
5歳児 感電死亡事故
2011年7月15日に広東省でハイアール製の冷蔵庫を開こうとした5歳の女児が感電死した。亡くなった女児の母親によると、晩御飯の支度を手伝っていた娘が、冷蔵庫のドアを開けた途端に強い電流が娘の体を走り、冷蔵庫に引き寄せられたという[19]。
CM
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 水野一郎「ハイアール(害兒)の経営管理システムについて―中国の巨大家電メーカーの実態を探る―」『セミナー年報』、関西大学経済・政治研究所、91-100頁、2009年 。
- ^ a b “ハイアールグループ 五輪協賛にかけた思い”. 中国国際放送局 (2008年10月10日). 2011年7月30日閲覧。
- ^ “「ハイアール 中国最大の家電メーカーの成長戦略と国際戦略」”. 青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科教授 髙橋文郎. 2016年9月14日閲覧。
- ^ グローバルマーケットでのコンセプト
- ^ 2010年12月14日付け日本経済新聞ウェブサイト記事
- ^ “オリンピックを機に、世界ブランドへ船出”. ハイアール (2005年9月12日). 2011年7月30日閲覧。
- ^ “ハイアール社 米NBAのスポンサーに”. 中国国際放送局 (2006年4月11日). 2011年7月30日閲覧。
- ^ “中国ハイアール、米GE家電事業を買収へ-約6400億円で (1) ”. ブルームバーグ (2016年1月15日). 2016年1月16日閲覧。
- ^ “米GEが54億ドルで家電事業売却へ、中国の青島ハイアールと合意 ”. ロイター (2016年1月16日). 2016年1月16日閲覧。
- ^ “GE、家電事業をハイアールに54億ドルで売却合意”. GE (2016年1月18日). 2018年9月23日閲覧。
- ^ “ハイアール、GE家電部門の買収を完了”. CNET Japan (2016年6月7日). 2016年7月8日閲覧。
- ^ “ハイアールグループ”. コトバンク. 2011年7月30日閲覧。
- ^ “洗濯機だけじゃない! 中国ハイアールが「AQUA」63製品投入”. 日経トレンディネット. 2012年2月16日閲覧。
- ^ お客様ご相談窓口変更のご案内
- ^ “[ハイアールアクアセールス]IT洗濯機が復権の切り札、郊外ランドリーを開拓”. 日経BP (2013年6月12日). 2017年11月5日閲覧。
- ^ 産業機械工業会コインランドリー分科会2015年1-12月
- ^ “livedoor newsプロに聞いた買ってはいけない家電 海外製品はクレームが多い? 2014年10月28日”. 2018年9月10日閲覧。
- ^ a b “冷蔵庫に触った女児が感電死…ハイアール「わが社に責任ない」”. サーチナ・ファイナンス. 2021年7月1日閲覧。
- ^ “ハイアールの冷蔵庫を開けたら感電 5歳女児が死亡=広東省”. 大紀元. 2016年9月14日閲覧。
- ^ 『テレビCM archive 小泉今日子さんのAQUAデビュー』
外部リンク
- ハイアールグループ公式ウェブサイト
- ハイアールジャパンセールス株式会社
- 取扱説明書Haier
- Haier 公式マニュアル
- ハイアールアジアグループ | Haier Asia Group
- Haier Japan(公式) (@haierjapan) - X(旧Twitter)
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