アクア (企業)
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 |
本店所在地 |
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1丁目11番12号 |
設立 |
2012年1月5日 (ハイアールアクアセールス株式会社) |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 4120001159976 |
事業内容 | 家電製品、洗濯機・冷蔵庫の製造 |
代表者 | 代表取締役社長兼CEO 杜鏡国 |
資本金 | 9000万円 |
純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 | 342名(2022年12月現在) |
決算期 | 12月31日 |
外部リンク |
aqua-has |
特記事項:2014年10月1日にハイアールアジア株式会社に商号変更、その後2016年1月11日に現商号に変更。 |
アクア株式会社は、中国のハイアールグループ傘下の日本の電機メーカー。業務用の洗濯・乾燥機(コインランドリー)及び家庭用の冷蔵庫・洗濯機を中心として、日本・ベトナム・フィリピン・マレーシア・インドネシア・タイのアジア6か国でマーケティング、製品の企画開発・製造・販売を行う統括会社[2]である。
概要
[編集]かつて日本の大手電機・家電メーカーの一つであった三洋電機の白物家電部門(旧・東京三洋電機、1959年設立)を源流とする。三洋電機グループは2009年(平成21年)にパナソニックグループの傘下となったが、三洋電機グループの解体に伴って白物家電部門のグループ会社9社が2011年(平成23年)に中国ハイアールグループに売却され、その中核である洗濯機部門と冷蔵庫部門の2社が2016年(平成28年)に統合して現在の社名に変更した。
中国の大手総合家電メーカーとして白物家電も手掛けている親会社のハイアールとは別の会社として、旧三洋電機のドラム式全自動洗濯機「AQUA」のブランド名を社名に用い、三洋電機から継承した洗濯機事業と冷蔵庫事業を中心とする白物家電事業を、日本国内市場とASEAN各国で展開している。
コインランドリーなどで使われる業務用洗濯機では、三洋アクア時代から日本で長らくトップシェアを占めており、2018年(平成30年)時点では約7割のシェアを持つ[3]。
「旧・三洋電機東京製作所(旧・東京三洋電機)」の機能を継承したハイアールアジアR&D(埼玉県熊谷市)に開発本部を置き、またハイアール傘下で新たに設立されたR&D京都(京都府京都市)で洗濯機を開発している。なお、群馬県邑楽郡大泉町にあった、三洋電機東京製作所の敷地はパナソニックの空調冷熱ソリューションズ事業部およびコールドチェーン事業部が継承した。
ハイアールから派遣された杜鏡国が2012年より社長を務めている。2014年には日本人の「プロ経営者」に社長が移譲されたが、経営方針をめぐって旧三洋の社員が次々と辞める事態となり、その評判が中国本社にも伝わって2016年に社長の契約更新を見送られ、杜が社長に復帰した[4]。中国には「飲み会」の風習はないが、杜社長が自ら日本人社員と「飲み会」を行うなど、親睦を深めている[5]。
洗濯機の製造は、半世紀にわたって三洋電機の洗濯機の製造を担当していた湖南電機(三洋電機グループの一つとしてハイアールに売却された2011年当時は滋賀県草津市に所在→2019年に甲賀市に移転)が引き続いて担当しており、中国メーカーの傘下となった後も日本国内で洗濯機を製造している。特に湖南電機本社工場(滋賀県甲賀市)はハイアールグループの日本随一の生産拠点となっており、湖南電機本社工場の製造分だけで業務用洗濯機の国内シェアの約4割を占める[6]。
設立の経緯
[編集]2012年1月に、三洋電機の冷蔵庫事業を担うハイアール三洋エレクトリック株式会社と洗濯機事業を担う三洋アクア株式会社の事業を、それぞれ「冷蔵庫R&Dセンター」「洗濯機R&Dセンター」とした。「ハイアール三洋エレクトリック株式会社」は「ハイアールアジアインターナショナル株式会社」に、「三洋アクア株式会社」が「ハイアールアクアセールス株式会社」(HAS) [7]に商号変更した。
2014年10月1日に、ハイアールアジアインターナショナル株式会社は会社分割し、調査研究と企画開発事業はハイアールアクアセールス株式会社の子会社であるハイアールアジアR&D株式会社が承継し、分割後のハイアールアジアインターナショナル株式会社はハイアールアクアセールス株式会社が吸収合併[8]した。
2015年1月5日に、本店を大阪府大阪市淀川区宮原三丁目5番36号の大阪本店から東京都千代田区にある東京本店へ移転した。
2015年3月19日に、「冷蔵庫R&Dセンター」と「洗濯機R&Dセンター」を移転統合し、ハイアールグループで最大規模[9]の「ハイアールアジアR&D」を埼玉県熊谷市に新設した。
2016年1月11日に、商号を現在の「アクア株式会社」に変更した。以後はAQUAブランドの製品のみを取り扱い、Haierブランドの製品はハイアールジャパンセールスが取り扱う[10]。
2017年12月4日に、東京本社(東京都千代田区)と東日本営業所(東京都板橋区)を統合・移転し、新東京本社を東京都中央区日本橋堀留町とした[11]。
日本国内グループ会社
[編集]- ハイアールジャパンセールス株式会社。日本市場における、ハイアール商品のマーケティング・企画開発・輸入販売とハイアールアジアグループのアフターサービス事業を行う。
- ハイアールアジアR&D株式会社(熊谷)
CM
[編集]関連項目
[編集]- 合肥三洋 - 旧・三洋電機の中国子会社で、安徽省合肥市に拠点を置き、洗濯機や電子レンジなどを製造している。三洋電機グループの解体に伴い、2014年に米ワールプールに売却されたが、2021年に中国ギャランツが買収した。いくつかの日本メーカーにOEM供給しており、特に洗濯機はアクアとほとんど同じ三洋のデザインを引き継いでいる。
脚注
[編集]- ^ a b c アクア株式会社 第16期決算公告
- ^ ハイアール、「AQUA」ブランドで冷蔵庫と洗濯機を販売 - 家電Watch(Impress Watch)
- ^ 目指すは「コインランドリー業界のセブンイレブン」? - 会社四季報ONLINE
- ^ 旧三洋「アクア」をクビになった社員の現実 白モノ家電買収から4年、DNAは薄れている東洋経済オンライン
- ^ 「白物家電」世界シェア14年連続No.1 中国家電メーカー『ハイアールグループ』の凄さとは!? | 3分で読める!『ザ・リーダー』たちの泣き笑い | MBSコラム MBS
- ^ 本社工場|湖南電機はプレス加工、成形加工、樹脂塗装、部品組立から完成品までの一貫生産をいたします - 湖南電機株式会社
- ^ News Release Archived 2012年5月3日, at the Wayback Machine.(ハイアールアクアセールス株式会社 2012年2月15日)
- ^ 会社の分割及び吸収合併に関するお知らせ ハイアールアジアインターナショナル株式会社・2014年8月8日
- ^ 中国家電のハイアール、熊谷に研究開発拠点を開所(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース Archived 2015年4月2日, at the Wayback Machine.、 ハイアールアジア、埼玉県に研究開発拠点をオープン - 熊谷市から世界へイノベーションを(マイナビニュース) - Yahoo!ニュース Archived 2015年4月2日, at the Wayback Machine.
- ^ 商号変更に関するお知らせ - ハイアールアジアグループ 2016年1月12日
- ^ 東京本社移転のお知らせ - ハイアールグループ日本地域 2017年12月吉日
- ^ 『テレビCM archive 小泉今日子さんのAQUAデビュー』 Archived 2012年4月4日, at the Wayback Machine.