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2022年10月6日 (木) 21:56時点における版
岩手県立杜陵高等学校 Iwate Prefectural Toryo High School | |
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北緯39度42分52.67秒 東経141度8分44.95秒 / 北緯39.7146306度 東経141.1458194度 | |
過去の名称 |
私立盛岡夜間中学 岩手県立盛岡夜間中学校 岩手県立杜陵中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 岩手県 |
校訓 | 「熱意 誠意 創意」[1] |
設立年月日 | 1924年10月13日 |
創立記念日 | 10月13日 |
共学・別学 | 男女共学 |
分校 | 奥州校 |
課程 |
定時制課程 通信制課程 |
二部以上の授業 | 午前・主に午後・夜間 |
単位制・学年制 | 単位制 |
設置学科 | 普通科 |
学校コード | D103210000085 |
高校コード | 03106C |
設計者 | (設計者) |
所在地 | 〒020-8543 |
岩手県盛岡市上田二丁目3番1号(本校) | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
岩手県立杜陵高等学校(いわてけんりつとりょうこうとうがっこう、英語: Iwate Prefectural Toryo High School)は、岩手県盛岡市にある県立の定時制・通信制高等学校。
概要
1924年、日本で3校目(東北地方では初)の夜間中学校として創立、1968年に通信制課程を新設(移管受け入れ)し、岩手県における定時制・通信制教育の中心となった[2]。 1988年には単位制へ移行、2009年に奥州校を創設した[2]。 2019年までの卒業生は12,904名[3]。
生徒数は定時制課程普通科126名(2021年5月1日現在)、通信制課程普通科444名(2021年度)[4]。 定時制・通信制とも単位制(3年以上在籍、必修科目を含め74単位取得で卒業可)、2期制(春・秋入学卒業)を採用[5]。 定時制は3部制(午前、主に午後、夜間)での通学、通信制は自宅学習・レポート提出が中心(スクーリング・期末テスト・特別活動で通学も若干必要)となっている[5][6][7]。 定時制・通信制とも、制服や細かな校則は無い(但し「自由には責任が伴う」としている)[5]。 遠方出身の定時制生徒の為の寄宿舎(学生寮)が設けられている[6]。
1976年より盛岡少年刑務所の被収容者に対する通信制教育を開始し(全国で3か所目)、2019年までに累計で218名が入学、145名が卒業している[8]。
2019年5月には、近隣の岩手県立中央病院への患者搬送ドクターヘリ用のヘリポートが当校敷地内に設置された[9]。
校訓・教育目標
「熱意 誠意 創意」を校訓とし、「他者を尊重・敬愛し、自助の精神や継続的な向学心を持つ、心身ともに健康で、社会人として貢献ができる人材の育成」を教育目標とする[1]。
沿革
- 1924年 - 10月13日に授業を開始、10月24日に「私立盛岡夜間中学」として設立が認可(私立学校令)される。
- 1943年 - 岩手県への移管され、3月31日付で「岩手県立盛岡夜間中学校」に、11月1日付で「岩手県立杜陵中学校」に改称。
- 1948年 - 学制改革により「岩手県立杜陵高等学校」として新制高等学校へ改組。
- 1963年 - 日本放送協会学園高等学校が発足し、同校の協力校となる。
- 1968年 - 岩手県立盛岡第一高等学校より通信制課程を移管受け入れ[10]。
- 1969年 - 技能連携制度に絡み、通信制課程に農業科・生活科・衛生看護科を設置[11]。
- 1974年 - 通信制課程に宮古分室(岩手県立宮古高等学校内)、水沢分室(岩手県立水沢商業高等学校内)、福岡分室(岩手県立福岡高等学校内)を設置。
- 1975年 - 通信制過程福岡分室を廃止。
- 1976年 - 盛岡少年刑務所の被収容者に対する通信制教育を開始[3]。
- 1988年 - 定時制課程に単位制を導入。
- 1993年 - 定時制課程に3部制(午前・主に午後・夜間)を導入。
- 2003年 - 通信制課程の募集が普通科のみとなる(衛生看護科募集は前年で終了)[12]。
- 2009年 - 岩手県立杜陵高等学校奥州校を開校(単位制、定時制課程及び水沢分校から移行した通信制課程)。本校、奥州校とも通信制課程に2期制(春・秋入学卒業)を導入。
- 2018年 - 通信制課程宮古分室を岩手県立宮古高等学校へ移管。
学校行事
- 杜高大会 - 6月実施のスポーツ大会。
- 生活体験発表会 - 生徒の生活体験の発表会。
- 杜高祭・文化部発表会 - 文化祭。
部活動
- 定時制
- 陸上競技部、バスケットボール部、卓球部、バドミントン部、剣道部、書道部、美術・イラスト部、音楽部、文芸・囲碁将棋同好会[15]。
- 美術・イラスト部生徒が、第20回・第21回全国高校版画選手権大会で本選進出(第20回は本選中止、第21回は審査員奨励賞)[16][17]、第20回高校生国際美術展にて内閣総理大臣賞を受賞[18]。
- 通信制
- バドミントン部、陸上競技部、軟式テニス部、卓球部、音楽部、美術部、囲碁将棋部、家庭部、読書文芸部など[19]。
脚注
- ^ a b “学校案内>概要”. 岩手県立杜陵高等学校. 2021年9月11日閲覧。
- ^ a b “ご挨拶”. 岩手県立杜陵高等学校. 2021年9月11日閲覧。
- ^ a b 小笠原健一郎 2019, p. 107.
- ^ “中学生の皆さんへ”. 岩手県立杜陵高等学校. 2021年9月11日閲覧。
- ^ a b c “定時制と通信制の比較”. 岩手県立杜陵高等学校. 2021年9月11日閲覧。
- ^ a b “定時制の特色”. 岩手県立杜陵高等学校. 2021年9月11日閲覧。
- ^ “通信制の特色”. 岩手県立杜陵高等学校. 2021年9月11日閲覧。
- ^ 小笠原健一郎 2019, pp. 107, 109.
- ^ “ドクターヘリ 杜陵高にヘリポート 中央病院搬送 盛岡/岩手”. 毎日新聞社 (2019年5月21日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “学校概要>沿革抄”. 岩手県立盛岡第一高等学校. 2021年9月11日閲覧。
- ^ 濱沖敢太郎「量的縮小期における定通教育振興の論理 -教育課程編成をめぐる諸機関の葛藤に着目して-」『教育社会学研究』第101巻、日本教育社会学会、2017年11月30日、123頁、doi:10.11151/eds.101.111、ISSN 0387-3145、NAID 130007663109、2021年9月12日閲覧。
- ^ “平成16年度版 高等学校教育の改革に関する推進状況>3 定時制・通信制課程における単位制高等学校の設置状況について>北海道・東北”. 文部科学省. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “学校案内>沿革”. 岩手県立杜陵高等学校. 2021年9月11日閲覧。
- ^ “生徒会活動”. 岩手県立杜陵高等学校 (2020年5月8日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “令和元年度 部・同好会活動及び生活体験発表大会成績紹介”. 岩手県立杜陵高等学校 (2020年5月8日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “いざ、はんが甲子園 盛岡・杜陵高美術部、東北から唯一選出”. 岩手日報社 (2021年2月22日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “第21回大会 2021年 受賞作品”. はんが甲子園 全国高等学校版画選手権大会. 全国高等学校版画選手権大会実行委員会 (2021年4月1日). 2021年9月12日閲覧。
- ^ “「第20回高校生国際美術展」表彰式”. zakzak. 産経デジタル (2019年9月6日). 2021年9月12日閲覧。
- ^ “通信制>特別活動”. 岩手県立杜陵高等学校. 2021年9月11日閲覧。
参考文献
- 小笠原健一郎 著「(5)非行・犯罪歴を有する生徒のニーズに応じた指導方法等の調査研究 「盛岡少年刑務所における通信制高校教育の実施状況と今後の課題」」、全国定時制通信制高等学校長会 編『文部科学省平成30年度委託調査研究報告書 定時制・通信制課程における多様なニーズに応じた指導方法等の確立・普及のための調査研究』ジアース教育、2019年11月16日、107-111頁。ISBN 978-4-86371-515-8 。2021年9月12日閲覧。
関連文献
- 校誌刊行事業協賛会 編『岩手県立杜陵高等学校 校誌』岩手県立杜陵高等学校、1982年2月。
- 創立70周年校史編集委員会 編『飛翔杜陵 岩手県立杜陵高等学校七十年史』岩手県立杜陵高等学校、1995年12月。
- 創立80周年記念誌編纂班 編『創 岩手県立杜陵高等学校創立80周年記念誌』岩手県立杜陵高等学校、2005年3月。
- 創立90周年記念事業協賛会校誌編纂班 編『新しい道へ 岩手県立杜陵高等学校創立90周年記念誌 杜高90周年 1924-2014』岩手県立杜陵高等学校、2015年3月。
関連項目
- 杜陵 - 盛岡市の別称。
- 岩手県高等学校一覧
- 日本の定時制高等学校一覧