「北海道有朋高等学校」の版間の差分
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2022年10月6日 (木) 23:01時点における版
北海道有朋高等学校 | |
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北緯43度8分39秒 東経141度19分50秒 / 北緯43.14417度 東経141.33056度座標: 北緯43度8分39秒 東経141度19分50秒 / 北緯43.14417度 東経141.33056度 | |
過去の名称 |
北海道立札幌第一中学校 北海道立札幌第一高等学校 北海道札幌南高等学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 北海道 |
学区 | 北海道全域(通信制課程) |
併合学校 | 北海道北見北斗高等学校通信制教育部 |
校訓 | 興朋究理・流汗悟道 |
設立年月日 |
1948年4月(北海道立札幌第一高等学校通信教育部設置) 1967年8月(北海道有朋高等学校開校) |
開校記念日 | 2月3日 |
共学・別学 | 男女共学 |
分校 |
通信制に北海道内32校の協力校 定時制に北海道内2校の技能教育施設 |
課程 |
通信制課程 定時制課程(単位制課程) 定時制課程(技能連携制度) |
二部以上の授業 | 三部制(単位制課程) |
単位制・学年制 | 単位制(単位制課程) |
設置学科 |
普通科(通信制課程) 普通科(単位制課程) 事務情報科(単位制課程) 事務科(技能連携制度) 経理科(技能連携制度) |
学期 | 2学期制(単位制課程) |
学校コード | D101210200067 |
高校コード | 01122D |
所在地 | 〒002-0859 |
北海道札幌市北区屯田9条7丁目 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
北海道有朋高等学校(ほっかいどうゆうほうこうとうがっこう、Hokkaido Yuho High School)は、北海道札幌市北区に所在する北海道が設置する公立(道立)の高等学校である。
概要
北海道有朋高等学校(以下「有朋高校」という)は通信制課程(普通科)、単位制による定時制課程(普通科、事務情報科)、技能連携制度下での定時制課程(事務科、経理科)を設置する定通課程のみの高校である。また、一般の北海道立高校では学校運営の基本事項を定める教育委員会規則「北海道立高等学校学則」が適用されるのに対し、有朋高校は別に定める「北海道有朋高等学校学則」が適用されることから北海道立高校の中では特別な位置づけがされており、北海道全域の生徒を対象として特別な形態で高校教育を行っている。
校名
校名は孔子の言行録である『論語』の同志・朋友を得る楽しみを説く一節である
子曰、学而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎、人不知而不慍、不亦君子乎。 — 孔子、『論語』学而
に由来し、多くの北海道立高校の校名が地名を冠する中、通信制高校の特性を考慮して地名を冠しない校名となっている。
沿革
- 1948年 - 北海道立札幌第一高等学校に通信教育部が設置される。
- 1950年 - 校名を北海道札幌南高等学校と改称。
- 1953年 - 北海道北見北斗高等学校通信制教育部を統合。
- 1967年 - 通信制独立校「北海道有朋高等学校」として開校。校舎は引き続き北海道札幌南高等学校の一部を使用。
- 1970年 - 苫小牧高等商業学校と北見商科高等専修学校を技能教育施設として指定。
- 1974年 - 開校記念日を「2月3日」と制定。
- 1977年 - 札幌市中央区の北海道札幌工業高等学校旧校舎(中央区南14条西12丁目1番1号)に移転。
- 1978年 - 定時制課程(学年制)の設置。
- 1980年 - 「北海道有朋高等学校学則」制定。
- 1991年 - 単位制課程の設置。定時制課程の募集停止。
- 1994年 - 定時制課程の閉課。
- 1998年 - 陸上部、女子バレーボール部、女子バスケットボール部が単位制課程創設以来初の全国大会出場。
- 2000年 - バドミントン部が全国大会初優勝。
- 2007年 - 札幌市中央区の旧校舎から北区の新校舎に移転。
- 中央区の跡地には2015年(平成27年)4月に北海道札幌視覚支援学校が開校した。
- 2019年11月17日 - 通信制課程創立70周年 単位制課程創立30周年 技能連携教育50周年記念式典 挙行
通信制課程
- 通信制課程の修業年限は3年以上。学校の定める条件を満たした生徒は、希望すれば「修業年限3年コース」を選択することができる。一方、在学期間の制限がないため、生徒個々の事情に合わせて学習することもできる(卒業生には、20年かけて卒業した者もいる)。
- 北海道立高校で唯一の通信制課程であるため、生徒は北海道全域にわたって存在する。全道どこに住んでいても公立の通信制教育を受けることができるように、札幌市の実施校のほか、道内公立高校32校に協力校を置き、面接指導などを行っている。通う学校は、生徒自身が決定できる。また、入学後も、実施校と協力校の間または協力校と協力校と間で通う校舎の移動(協力校変更)も可能である。実施校・協力校は下記の通りである。
実施校
- 石狩地区 - 北海道有朋高等学校
協力校
- 渡島桧山地区
- 後志地区
- 空知地区
- 上川地区
- 留萌宗谷地区
- 網走地区
- 胆振日高地区
- 十勝地区
- 釧路根室地区
定時制課程(単位制)
1991年夜間定時制課程の募集停止と同時に単位制課程を開設する。道内で初の単位制による定時制課程となる。単位制課程に普通科と事務情報科が置かれ、修業年限はそれぞれ3年以上6年以内である。大学の教育システムをモデルとして学年による区別をせず、I部(午前)、II部(午後)、III部(夜間)の三部制を採用して12時間開講を実現している。生徒はいずれかの部に在籍し、一定の条件の下で進路や興味に合わせて各部で開設される科目を自由に選択して時間割を作成し、それに基づいて授業を受ける。また、「自己管理・自己責任・自己申告」という生徒指導方針のもと、頭髪や制服・服装等に関する校則や制限は基本的になく、登下校完全フレックス制も導入するなど、生徒指導は生徒の自主性を最大限に尊重しながら行われる。部活動も比較的活発であり、部によっては全国大会の出場実績もある。
授業は生徒の学力レベルに合わせて同一の科目でも複数設置されており、生徒が自己の学力に見合った講座を自由に選択でいることを特徴としている。前期・後期2学期制で学期ごとに単位を認定、また学校外学修を認めており、技能審査における単位認定、高校大学連携による単位認定、通信制課程との併修による単位認定、高卒認定試験による単位認定など、多様な単位認定を設けている。また、授業は広く一般人の履修を認めており、科目履修生や他校生の学校間連携も盛んである。先進的な単位認定制度を有している。
定時制課程(技能連携制度)
技能連携制度の下、北海道内の高等専修学校と連携し、報告課題の添削指導などを通じて高校教育を実施する。技能連携を行う技能教育施設は苫小牧高等商業学校と北見商科高等専修学校の2校である。
著名な出身者
その他
- 日本放送協会学園高等学校(NHK学園高等学校)の協力校となっている。
- 通信制課程、単位制課程においては生涯学習を目的とした「一部科目履修」(聴講制度)があり、正規の教育活動に支障のない範囲で卒業を目的としない社会人等の履修が許されている。