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2022年10月7日 (金) 01:31時点における版
光泉カトリック中学校・高等学校 | |
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北緯35度0分30.2秒 東経135度56分39.4秒 / 北緯35.008389度 東経135.944278度座標: 北緯35度0分30.2秒 東経135度56分39.4秒 / 北緯35.008389度 東経135.944278度 | |
過去の名称 | 光泉中学校・高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人聖パウロ学園 |
設立年月日 | 1988年4月 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
D125320600017 高等学校) C125320600019 (中学校) | (
所在地 | 〒525-8566 |
滋賀県草津市野路町178 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
光泉カトリック中学校・高等学校(こうせんかとりっくちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称:Kousen Catholic Junior and Senior High School)は、滋賀県草津市に所在する私立中学校・高等学校。
概要
1988年(昭和63年)に光泉中学・高等学校として創立された。学校の創設は1935年(昭和10年)に来日し、1937年から初代京都司教区司教をつとめた、メリノール宣教会のパトリック・バーン司教の「滋賀県内にカトリックの学校を創りたい」という計画の一部であった。この希望は、歴代カトリック大津教会主任司祭および信徒に引き継がれ、1985年(昭和60年)に学園設立準備室が開設された[1]。その後、京都司教区司祭山田右によって開校が準備された。校名は2020年4月、カトリック京都司教区に認められて変更され、現在のものになった。校長は桂幸生。
高等学校は、Sコース(京都大・大阪大・神戸大、国公立大医学部進学)、Aコース(同志社大・立命館大進学)、Lコース(国公立大進学)、Pコース(龍谷大・京都産業大進学)、FRコース(四年制私大進学)、World Level (TM) (ワールドレベル)コース(海外大学)、Career Path(キャリアパス)コース(公務員)を設置する[2]。高校は、原則として火、水、金曜日は8限授業(L、S、World Levelのみ)、月、木曜日は7限授業(FR、Career Path、Pは月 - 金曜日全て7時間)。第二、第四以外の土曜日は、午前中授業を実施している。中学は光泉カトリック高校への内部進学が前提の位置づけにあるものの、近年は他校への進学者も出ている。
高校修学旅行目的地がグアム(2013年から)であること、開校5年目にスタートしたニュージーランド海外研修に加え、アメリカ姉妹校訪問(2010年から)、イギリス海外研修(2013年から)[3]も実施していることから、近年は国際人育成のプログラムが多様化している。姉妹校は、ニュージーランドに2校、アメリカ、オーストラリアに各1校で、語学研修または相互訪問を行っている。
なお運営する学校法人名が東京にある聖パウロ学園高等学校と同じだが両者に関係はない。
建学の理念
- 「地の塩、世の光」(新約聖書マタイ福音書)となる人材の育成
- 「愛と正義と責任ある自由」の醸成
教育目標
- キリスト教精神に基づく人格形成
- 学力の伸長による進路の保障
- 創造性豊かな国際人の育成
学校名の由来
校名は「光の泉」の意。光は周囲を照らし、灯台のように道しるべとなって進むべき道を照らす。「光泉」という校名は、キリストの言葉のように、「世の光になる」人々を育て生み出す「泉」になる、という願いを込めて付けられている。
校章
校章は、校名の「光泉」を表す。
- 十字:十字架は人類の救いのシンボルであり、また福音、すなわち神の良い便りを表す。
- 円:三重の円は、波紋をかたどったもので、泉を表す。
- 三角:6つの小さな三角形は光を表す。
特徴的なコース・プログラム
- (高校)World Level (TM)
- 「世界の大学(海外大学および国際的高ランクの国内大学を含む)への進学」をめざす生徒をサポートするため、2017年に設置されたプログラム(2021年、コースに昇格)で、他科目も含め授業を「英語で学ぶ」ことに焦点を置いている。また、海外大学進学に必要なTOEFLの点数を高める授業、プレゼンテーション能力を高める講習もある。1年生は、オーストラリア、またはニュージーランドで約3か月、2年生は、アメリカで約2か月海外研修を実施する。アメリカ、ヨーロッパやニュージーランドの大学に進学実績あり。
- (高校)Career Path
- 高校卒で公務員試験を受験し、主として消防士、警察官などのほか、市役所職員な、地方公務員になることをめざす普通科コース。2019年、プログラムとして設置、2021年、コースに昇格。学校が所有する学習農園を利用した農業実習を通じて、滋賀県の重要産業である農業に対する理解を深め、地域貢献する精神も学ぶ。
- (高校)Global Program
- World Level (TM) コースのライト版。グローバル人材育成のための英語力、表現スキル、異文化理解の学習は行うが、海外研修は必須ではなく、進学先も国内大学可。プログラム扱いで、Aコース(同志社、立命館)、Pコース(龍谷、京産大)、FRコース(四年制大)在籍者が履修可能。受験に英検準2級資格保有が要件。
- (中学)英語トップ講座
- 一般とは別枠で受験し、英語のみオールイングリッシュの英会話主体の授業を受けるコース。
沿革
- 1988年(昭和63年) - 新築工事竣工、光泉中学・高等学校として開校、聖パウロ学園教育協力会(保護者会)発足、開校記念式典挙行、校旗制定
- 1989年(平成元年) - 特進コース設置、図書室開室
- 1990年(平成2年) - 聖パウロ学園後援会発足、第二グラウンドおよび体育施設竣工
- 1991年(平成3年) - 中高第1回卒業式、聖パウロ学園同窓会発足
- 1993年(平成5年) - 第1回海外研修実施(ニュージーランド3週間)
- 1995年(平成7年) - 高校棟4教室増築、全館空調設備完了
- 1997年(平成9年) - 光泉中学校と光泉高等学校との組織を分離
- 1998年(平成10年) - 全館改修工事、高等学校Ⅲ類(理数コース)設置
- 1999年(平成11年) - 瀬田光泉幼稚園を同じ法人(聖パウロ学園)に統合
- 2000年(平成12年) - 校舎増築(チャペル、階段教室、普通教室等)竣工
- 2001年(平成13年) - 高校学年定員280名認可(旧200名)
- 2002年(平成14年) - 高等学校Ⅲ類(一貫コース)設置
- 2004年(平成16年) - 制服の意匠を改定
- 2005年(平成17年) - 高等学校Ⅲ類(人文コース)設置
- 2008年(平成20年) - 中学校全教室木製(滋賀県内産木材使用)机・椅子導入
- 2009年(平成21年) - 高校学年定員320名認可、人工芝テニスコート竣工
- 2010年(平成22年) - 中学校武道場竣工、全教室電子黒板導入完了、アメリカの提携姉妹校との相互訪問(2週間)開始
- 2013年(平成25年) - 海外研修先追加(イギリス2週間)
- 2015年(平成27年) - 高等学校学年定員350名認可
- 2017年(平成29年) - 高等学校III類グローバル人材育成プログラム「World Level (TM) 」設置、人工芝新グラウンド竣工
- 2019年(平成31年) - 高等学校I類地域人材育成プログラム「Career Path(キャリアパス)」設置、中学校に「英語トップ講座」設置
- 2020年(令和2年) - 校名を光泉カトリック中学校、光泉カトリック高等学校に変更、高等学校に「スーパーⅢ類」設置
- 2021年(令和3年) - 高等学校に、Sコース(スーパーⅢ類発展)、Aコース、Lコース、Pコース、FRコース設置。World Level (TM) 、Career Pathをコース化。教育協力会、光泉カトリック幼稚園双葉会(保護者会)と合併
高等学校の進路対策
生徒のさまざまな進路希望を実現するため、特別講習、勉強合宿、夏季進学講習、冬季進学講習、年末年始特別補習、共通テスト対策、国公立2次対策、私立大学入試対策、高3進路宿泊研修などを行っている。
中学校の部活動
将棋部は、文科大臣杯小・中学校将棋団体戦で2016年優勝、2017年準優勝。
軟式野球、サッカー、テニス、バドミントン、アイスホッケー、バスケットボール、剣道、卓球、陸上競技、ラグビー、吹奏楽、理科、将棋、英会話、文芸漫画、コンピュータ、数学、放送、書道、ボランティア、華道、コーラス、聖歌隊、茶道、スペースロボットプロジェクト(プログラミング)。
海外研修・姉妹校相互訪問
「創造性豊かな国際人の育成」という教育目標のもとに、国際教育に力を入れている。
- ニュージーランド長期留学(ネルソン市。1年間)(募集対象:高校1、2年生)
- ニュージーランド短期留学(ネルソン市)(募集対象:中学2年生 - 高校2年生)
- アメリカ合衆国・姉妹校(ミシガン州ビバリーヒルズ)相互訪問(募集対象:高校1、2年生)
- イギリス短期留学(2013年度から。ケント州カンタベリー市など)(募集対象:中学3年生 - 高校2年生)
(参考:高校修学旅行グアム島 2013年度から。2017年は東京)
併設校
アクセス
施設
記念講堂(370名収容の階段型教室)、聖堂(360名収容の講堂。内装に「十字架の道行き」などのステンドグラスを設置)、食堂(300名収容。テイクアウトおよび「焼きたてパン工房」併設)、中学武道場(正門横の別棟)などがある。
2017年夏に、新グラウンドが完成。(授業、体育大会、部活用。人工芝・夜間照明設置)