「高御位山」の版間の差分
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2022年11月23日 (水) 10:26時点における版
高御位山 | |
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標高 | 304[1] m |
所在地 |
日本 兵庫県加古川市・高砂市 |
位置 | 北緯34度48分47秒 東経134度47分34秒 / 北緯34.81306度 東経134.79278度座標: 北緯34度48分47秒 東経134度47分34秒 / 北緯34.81306度 東経134.79278度 |
山系 | -- |
種類 | -- |
高御位山の位置 | |
プロジェクト 山 |
高御位山(たかみくらやま)は、兵庫県加古川市と高砂市の市境に位置する標高304メートルの山である。別名は播磨富士。東播磨丘陵地高御位山系の連峰は播磨アルプスと呼ばれることがある。
概要
播磨平野の加古川下流域では高い山が少なく、標高304メートルの高御位山が[2][3]、加古川市・高砂市の最高峰であり[4]、播磨富士とも呼ばれる[2]。なお高御位山には三角点も置かれているが、三角点の標高は299.8メートルである[2][3]。頂上では断崖の岩場がせり出し、播磨平野や瀬戸内海を一望でき[5]、条件が良ければ明石海峡大橋、関西国際空港、六甲山、淡路島、小豆島、四国なども望める[6]。このため、播州地域では初日の出スポットとして知られる。 1921年(大正10年)、この岩場から地元出身の飛行士である渡辺信二が自ら創作したグライダーで飛び立ち、山頂には彼を称えた飛翔の碑がある[7]。
高御位山の東麓を南北に通る兵庫県道388号飾東宝殿停車場線から真西の山頂へと向かう道の所に、石造の古い道標があり「是より十八丁」と書かれており、この場所から山頂までの距離を表している[8]。 高御位山の頂上には岩場を磐座としていた高御位神社があり[6]、高御位の名前も神座、磐座から転じたと考えられている。神社由緒によると、欽明天皇10年に創立し、昭和58年4月に火災焼失後、同年12月に再建された。大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)が祭神で、天津神の命を受け、国造りのために大己貴命と少彦名命が降臨した所とされている。
高御位山の近くには、小高御位山もある[6]。
山火事
2011年1月24日に西側に位置する鷹ノ巣山で発生した山火事は、南側斜面を高御位山方面へと延焼した。結局、2011年1月29日まで燃え続け、高御位山の南側斜面の山林も被災した。
参考文献
- 『兵庫県山岳連盟『ふるさと兵庫50山』』神戸新聞総合出版センター、1999年7月。ISBN 4-343-00039-7。
- 中村圭志・橋本敬二『新・分県登山ガイド27兵庫県の山』山と渓谷社、2008年2月。ISBN 978-4-635-02327-6。
関連項目
脚注
- ^ 兵庫県山岳連盟『ふるさと兵庫50山』神戸新聞総合出版センター(1999年7月)ISBN 4-343-00039-7、111頁
- ^ a b c ふるさと兵庫50山, p. 111.
- ^ a b ガイド27兵庫県の山, p. 50.
- ^ 堀寿伸・松原了太『山夜景をはじめて楽しむ人のための関西ナイトハイキング』創元社(2017年10月)ISBN978-4-422-25081-6、112頁
- ^ “Google ストリートビュー 高御位山”. Google ストリートビュー (2017年5月). 2017年12月17日閲覧。
- ^ a b c ふるさと兵庫50山, p. 112.
- ^ “Google ストリートビュー 飛翔の碑”. Google ストリートビュー (2017年5月). 2017年12月17日閲覧。
- ^ 井原卓也『東播磨の道標をたずねて』神戸新聞総合出版センター(2004年4月)ISBN4-343-00267-5、80頁