八ヶ峰
八ヶ峰 | |
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標高 | 800.1 m |
所在地 |
福井県大飯郡おおい町 京都府南丹市 |
位置 | 北緯35度21分26秒 東経135度40分05秒 / 北緯35.35722度 東経135.66806度座標: 北緯35度21分26秒 東経135度40分05秒 / 北緯35.35722度 東経135.66806度 |
山系 | 丹波高地 |
プロジェクト 山 |
八ヶ峰(はちがみね)は、福井県大飯郡おおい町と京都府南丹市の境に所在する標高800.1mの山。
概要
[編集]丹波高地に属し、福井県と京都府の県境に所在する。若狭国と丹波国の国境にあたり、 東西に連なる若丹国境尾根の一部にあたる。
山頂の西肩を通る知井坂は、かつて、名田庄、周山を経由して小浜と京都を結ぶ鯖街道の要所であった。当時、山頂を通る尾根上に道はなく、往来には国境を越す知井坂などの峠道が用いられていた。
現代においてはハイキングコースも整備されており、福井県側の染ヶ谷から登るコース、福井県、京都府の県境にあたる五波峠から国境尾根を縦走するコース、京都府側の八原から知井坂を経て登るコースなどがよく利用されている。
山名とその読みについては、1906年(明治39年)の『日本山嶽志』では「八峰(はちがみね)」、別称を「蜂峰(はちがみね)」としており、近年の『日本山名総覧』、『日本山名事典』、『新日本山岳志』などでは、いずれも「八ヶ峰(はちがみね)」の表記で統一している。
山名の由来については諸説あるが、『京都府北桑田郡誌』では「山巓に登りて四望すれば丹波、丹後、山城、近江、若狭、越前、加賀、能登の八ヶ國を見るを得べく、八ヶ峰の山名はその形の八葉蓮華に類似せるよりも、この八ヶ國一望の意義に本づきしものならんか」としている[1]。
自然
[編集]標高400m付近から頂上近くにかけて、若狭地方では比較的高い標高に育つアカマツ林が見られ、ミズナラ、カエデ、リョウブ、オオカメノキ、マンサク、ヒサカキ、エゾユズリハ、アセビ、タムシバ、オオイワカガミ、アクシバ、ツルシキミ、ウルシ、コウヤボウキ等の雑木林は森林浴やハイキングで賑わう。
福井県側の麓には八ヶ峰家族旅行村が、京都府側の麓には美山町自然文化村がある。
周辺の山等
[編集]- 京都大学芦生研究林 - 東に3.5km~。最北部の尾根は若丹国境尾根として八ヶ峰と連なる。
- 三国峠(三国岳) - 東に9km。近江、若狭、丹波の三国境。若丹国境尾根として八ヶ峰と連なる。
- 飯盛山 - 北に10.5km。
- 三国岳 - 東南東に12km。近江、山城、丹波の三国境。
- 頭巾山 - 西に12.5km。若丹国境尾根として八ヶ峰と連なる。
- 多田ヶ岳 - 北東に13km。
- 百里ヶ岳 - 東北東に13.5km。
- 久須夜ヶ岳 - 北北東に23km。
- 青葉山 - 北西に23.5km。
- 由良川 - 支流である知見谷川の源。
- 南川 - 支流である小松谷の源。
- 若狭湾 - 条件の良い日は山頂から一望できる。
脚注
[編集]- ^ 『京都府北桑田郡誌』 第三編 各村 第十 知井村