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「大無間山」の版間の差分

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2022年11月23日 (水) 10:42時点における版

大無間山
北に位置する聖岳から望む
標高 2330[1] m
所在地 静岡県静岡市葵区
榛原郡川根本町
位置 北緯35度15分22秒 東経138度9分42秒 / 北緯35.25611度 東経138.16167度 / 35.25611; 138.16167座標: 北緯35度15分22秒 東経138度9分42秒 / 北緯35.25611度 東経138.16167度 / 35.25611; 138.16167[1]
山系 赤石山脈
大無間山の位置(静岡県内)
大無間山
大無間山 (静岡県)
大無間山の位置(日本内)
大無間山
大無間山 (日本)
プロジェクト 山
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大無間山(だいむげんざん)は、静岡県赤石山脈の深南部にある標高2,330 m[2][3]日本二百名山に選定されている[4]

概要

山頂には一等三角点が置かれている[5]南アルプスで一等三角点を持つ山は、甲斐駒ヶ岳赤石岳黒法師岳とこの山の4山のみ。麓には大井川が流れ、井川ダムの人造湖である井川湖が水をたたえる。大井川の支流の明神谷、関の沢川、栗代川の源流の山である。周辺の山域は1968年(昭和43年)4月1日に、静岡県から奥大井県立自然公園に指定された。

登山

頂上はシラビソコメツガなどの樹林に囲まれ展望はないが、小無間山からの登山道では、山頂下の途中何カ所か展望が開けており、富士山や南アルプスの南部の山々を眺められる。深南部の山々で、南アルプス主要部が眺められる場所は少なく貴重である。どこから登っても山頂まで7時間以上を有する日本二百名山の中でも厳しい山のひとつである。

近年、小無間山手前の鋸歯と呼ばれる辺りの崩壊が激しく、山と高原地図では赤実線ではなくなっている。

登山ルート

  • 静岡市葵区田代 → 小無間山 → 大無間山
  • 寸又峡 → 日向沢 → 大無間山
  • 尾盛 → 大無間山
  • その他、沢からの登頂記録がある

山小屋

  • 小無間小屋(無人、収容人数10人、近くに水場はない、標高約1,790 m)

ギャラリー

周辺の山

南側のマリンパーク御前崎から望む南アルプス(赤石山脈)、左から大根沢山、大無間山(その右奥に赤石岳)、 小無間山(その右奥に悪沢岳)

脚注

  1. ^ a b 日本の主な山岳標高(静岡県の山)”. 国土地理院. 2014年6月27日閲覧。
  2. ^ “標高値を改定する山岳一覧 資料1”. 国土地理院. https://www.gsi.go.jp/common/000091072.pdf 2014年3月26日閲覧。 
  3. ^ GNSS測量等の点検・補正調査による2014年4月1日の国土地理院『日本の山岳標高一覧-1003山-』における改定値。なお、旧版での標高は2,329m。
  4. ^ 深田クラブ『日本200名山』昭文社、1992年4月、p.128頁。ISBN 4398220011 
  5. ^ 基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2014年6月24日閲覧。 “基準点コード TR15238710201”

関連図書

  • 『日本の山1000』山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、1992年8月、p.476頁。ISBN 4635090256 
  • 『日本三百名山』毎日新聞社、1997年3月、p.252頁。ISBN 4620605247 
  • 山下春樹『赤石・聖・荒川三山を歩く』山と溪谷社〈フルカラー特選ガイド〉、1998年7月、pp.84-88頁。ISBN 4635171213 
  • 『改訂版 静岡県の山』山と溪谷社〈新・分県登山ガイド〉、2009年12月、68-69頁。ISBN 9784635023719 
  • 『塩見・赤石・聖岳』昭文社〈山と高原地図 2011年版〉、2011年3月。ISBN 978-4398757821 

関連項目