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「戦後エロマンガ史」の版間の差分

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== 評価 ==
== 評価 ==
『戦後エロマンガ史』は、「エロマンガ研究」における初期の研究書として挙げられており<ref>{{Cite web |author=佐藤圭亮|date=2018-01-03|url=https://ddnavi.com/review/427302/a/|title=エロマンガのあの表現はいつ誕生した? 乳首残像、触手、くぱぁにらめぇ…「おっぱいの歴史」を探る!|website=[[ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチニュース]] |accessdate=2020-12-06}}</ref>。多くの資料を用いて性的なトピックを扱った漫画を博物誌的に記述した書籍と評価されている<ref>{{Cite book |和書|editor1=吉村和真|editor1-link=吉村和真|editor2=ジャクリーヌ・ベルント|editor2-link=ジャクリーヌ・ベルント |year=2020|title=マンガ・スタディーズ|publisher=[[人文書院]]|page=157|isbn=9784409001134}}</ref>。
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=== 受賞歴 ===
=== 受賞歴 ===

2022年12月7日 (水) 22:34時点における版

戦後エロマンガ史
著者 米沢嘉博
発行日 2010年4月23日
発行元 青林工藝舎
ジャンル 成人向け漫画
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 ソフトカバー
ページ数 320
コード ISBN 9784883792580
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『戦後エロマンガ史』(せんごエロマンガし)は、青林工藝舎から2010年に発売された米沢嘉博の本[1]。本書の原稿は三度の連載中断を経たのち米沢が2006年に急逝するまで雑誌『アックス』(青林工藝舎)で長期連載されていた[2][3]

概要

本書は「エロマンガ前史」として鳥獣人物戯画における性的なモチーフの存在を指摘する所から始まっている。本論においては、多様な図面を用いながらカストリ雑誌から始まる戦後から現代までのエロマンガの歴史を概観している。

論の中では春画性愛文学エログロナンセンスにも触れながら『劇画アリス』の編集長として著者自らも参画した1970年代末の三流劇画ブーム、1980年代のロリコンブーム、1990年代の美少女コミックと有害コミック騒動などにも触れている。

本書は著者の急逝により未完で終わっており、完結を目前にしながら絶筆となった遺作でもある。

評価

『戦後エロマンガ史』は、「エロマンガ研究」における初期の研究書として挙げられており[4]。多くの資料を用いて性的なトピックを扱った漫画を博物誌的に記述した書籍と評価されている[5]

受賞歴

出典

  1. ^ 稀見理都エロマンガ表現史太田出版、2017年、380頁。ISBN 9784778315924 
  2. ^ 手塚治虫文化賞:朝日新聞社インフォメーション”. 朝日新聞社. 2020年12月6日閲覧。
  3. ^ 永山薫増補 エロマンガ・スタディーズ 「快楽装置」としての漫画入門筑摩書房、2014年、353頁。ISBN 9784480431691 
  4. ^ 佐藤圭亮 (2018年1月3日). “エロマンガのあの表現はいつ誕生した? 乳首残像、触手、くぱぁにらめぇ…「おっぱいの歴史」を探る!”. ダ・ヴィンチニュース. 2020年12月6日閲覧。
  5. ^ 吉村和真ジャクリーヌ・ベルント 編『マンガ・スタディーズ』人文書院、2020年、157頁。ISBN 9784409001134 
  6. ^ 米沢嘉博「戦後エロマンガ史」大衆文学研究賞を受賞”. イード (2012年1月24日). 2020年12月6日閲覧。

外部リンク