大衆文学研究会
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設立 | 1961年 |
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種類 | 文学団体 |
目的 | 大衆文学の研究のため |
会長 | 縄田一男 |
重要人物 | 尾崎秀樹 |
大衆文学研究会(たいしゅうぶんがくけんきゅうかい)は、日本の文学団体。
沿革
[編集]1961年、尾崎秀樹、武蔵野次郎らが大衆文学(時代小説)の研究のため、作家・評論家らで設立し、雑誌『大衆文学研究』を創刊した。
当初の編集委員は尾崎、武蔵野、大竹延(南北社社長)以外に、石川弘義、足立巻一、村松剛が加わった。南北社より1968年まで刊。同誌は1989年に復刊。
組織
[編集]会長
[編集]大衆文学研究賞
[編集]1987年に大衆文学研究賞を創設。同賞は第13回から尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞、第24回から尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞(早乙女貢基金)に改称されている[1]。
大衆文学研究賞受賞作
[編集]- 第1回(1987年)
- 第2回(1988年)
- 第3回(1989年)
- 第4回(1990年)
- 第5回(1991年)
- 第6回(1992年)
- 第7回(1993年)
- 第8回(1994年)
- 第9回(1995年)
- 第10回(1996年)
- 第11回(1997年)
- 第12回(1998年)
- 第13回(2000年)尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞
- 第14回(2001年)
- 第15回(2002年)
- 研究・考証部門 林哲夫「喫茶店の時代 あのとき、こんな店があった」(編集工房ノア)
- 評論・伝記部門 高橋敏夫「藤沢周平 負を生きる物語」(集英社)
- 特別賞 古川薫「花も嵐も 女優・田中絹代の生涯」(文藝春秋)
- 第16回(2003年)
- 研究・考証部門 古川隆久「戦時下の日本映画 人々は国策映画を観たか」(吉川弘文館)
- 評論・伝記部門 安宅夏夫『「日本百名山」の背景 深田久弥・二つの愛』(集英社)
- 特別賞 早乙女貢「わが師 山本周五郎」(文藝春秋)
- 第17回(2004年)
- 研究・考証部門 光森忠勝「伝統芸能に学ぶ 躾と父親」(恒文社21)
- 評論・伝記部門 中島誠「松本清張の時代小説」(現代書館)
- 特別賞 出久根達郎「昔をたずねて今を知る 読売新聞で読む明治』(中央公論新社)
- 第18回(2005年)
- 第19回(2006年)
- 第20回(2007年)
- 第21回(2008年)
- 第22回(2009年)
- 第23回(2010年)
- 研究・考証部門 碓井昭雄「司馬遼太郎とエロス」(白順社)
- 評論・伝記部門 権田萬治「松本清張 時代の闇を見つめた作家」(文藝春秋)
- 特別賞 峯島正行「荒野も歩めば径になる ロマンの猟人・尾崎秀樹の世界」(実業之日本社)
- 第24回(2011年)尾崎秀樹記念・大衆文学研究賞(早乙女貢基金)
- 第25回(2012年)
- 第26回(2013年)
- 第27回(2016年)
選考委員
[編集]- 第1-6回 石川弘義、伊藤桂一、尾崎秀樹、武蔵野次郎
- 第7-12回 石川、伊藤、尾崎、早乙女貢
- 第13回 石川、伊藤、早乙女、磯貝勝太郎
- 第14回 石川、伊藤、早乙女、清原康正
- 第15回 石川、伊藤、早乙女、高橋千剱破
- 第16回 石川、伊藤、早乙女、縄田一男
- 第17回 石川、伊藤、早乙女、磯貝勝太郎
- 第18回 石川、伊藤、早乙女、清原康正
- 第19回 石川、伊藤、早乙女、高橋千剱破
- 第20回 石川、伊藤、早乙女、縄田一男 (2007)
- 第21回 石川、伊藤、早乙女、磯貝勝太郎
- 第22回 石川・磯貝・伊藤・清原康正・縄田一男
- 第23回 磯貝・伊藤・清原・高橋千劔破・縄田一男
- 第24-26回 縄田一男・末國善己・春日太一
脚注
[編集]- ^ 『大衆文学研究』各号、特に2008年、140号「特集 大衆文学研究賞」