「特捜戦隊デカレンジャー」の版間の差分
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== アリエナイザー == |
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惑星間宇宙犯罪者、特に自身の特殊能力を使って犯罪を起こす者の総称。綴りは"Alienizer"で「エイリアン」のもじりと「有り得ない」をかけたもの。 |
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;エージェント・アブレラ - 声:[[中尾隆聖]]/スーツアクター:[[岡本美登]] |
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:敵組織が設定されていないこの物語の敵役。宇宙で一番頭が良いと言われるレイン星人(アブレラはレイン星人の中でも特に頭がいいと言われている)で、地球署が出来る前から様々なアリエナイザーに犯罪を斡旋してきた武器商人。巨大ロボット怪重機のレンタルや巨大化保険など守備範囲は広く、私兵も有している。金儲けのためだけに多くの銀河・星々を滅ぼしながら、自分の正体は完璧に隠してきたが、30話でデカレンジャーと対面する。 |
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:デカレンジャーに商売の邪魔をされたための累計損失額が100億ボーンを超えたことに怒り、48話~50話でついに宇宙警察への報復を開始する。デカレンジャー達がロボで戦っているスキを狙って地球署に怪重機ごと突入し、多くのドロイドたちを送り込んでデカベースを強奪。さらにルーレットによって決めたターゲットの街をデカベースに破壊させ、宇宙警察の信頼を失墜させる事や、地球の周りに罠をはり、地球に向かっている宇宙警察の援軍を全て破壊する事までも目論んだ。真の目的は宇宙警察全体を壊滅させて、宇宙を犯罪だらけの世界へと導き、再び多額の悪銭を稼ぐことだった。 |
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:だが、スワンの機転とデカレンジャー達のチームワークによってすべては失敗に終わり、「この宇宙に人類がある限り絶対に犯罪はなくならない」という台詞を残しデリートされた。だが、彼にはすでに後継者のエージェントX(冥獣人デーモンのアボロス)がおり『[[スーパー戦隊Vシネマ#魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー|マジレンジャーVSデカレンジャー]]』でデカレンジャーらと対決することになる。 |
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:なお、当初はコミカルなシーンも多々あった(制作側の話だと、最初からラスボスにする予定はなく、アブレラの背後に巨大な組織がいるという設定を考えていた。スーツアクターの岡本も中間管理職の立場で演じていたらしい)が、終盤は犯罪の黒幕としての本性を現したのか、金のためには手段を選ばない冷酷かつ残酷な場面が多かった。 |
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:そのデザインは頭がガラスケースで包まれた独特なもので、スーツアクターの岡本によれば、出演シーンに臨む際は、まずこのケースに指紋などをつけないようにかぶせてもらう事が大変な作業だったという。余談だが同じ様なデザインの怪人は、『[[宇宙鉄人キョーダイン]]』の[[宇宙鉄人キョーダイン#ダダ星地球侵略ロボット軍|デス五人衆]]の中にも見る事は出来る。 |
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:名前の由来はこうもりのような姿から考えて[[こうもり傘]](アンブレラ)からだと思われる。レイン星人は「雨」と「[[レインマン]]」(頭が良い)を引っ掛けている可能性もある。 |
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;ラブーリ星人/バラン・スー |
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:1話にて買い物中のウメコの乗ったバスを湾岸地区にて[[バスジャック]]した。訛り含みの第28銀河系の言語を話す。何者かの指示に従って動いていたようであるが…… |
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:名前の由来は[[てんびん座]](リーブラ)と「バランス」から。 |
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;ディアマンテ星人/ドン・モヤイダ - 声・演(人間態):[[菊池隆則]] |
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:地球署に配属される以前、訓練生時代のデカレッドの追跡を受け、パトストライカーと激烈なカーチェイスを演じたアリエナイザー。怪重機ファンクラッシャーを地球に持ち込み、ビルを原料にして宇宙の宝石を作ろうとした。 |
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:名前の由来は名前を逆さに読めばわかるとおり「ダイヤモンド」。 |
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;グローザ星人/ヘルヘヴン - 声:[[酒井敬幸]] |
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:住み処であるPCの運び手がいないと活動に支障を来すケバキーアに依頼され、ウェルネストーン入手計画の直接的な実行犯となった。 |
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:一説では名前の由来は[[黒澤明]]監督作品『[[天国と地獄]]』らしい。 |
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;リコモ星人/ケバキーア - 声:[[戸部公璽]] |
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:体をデジタル信号化することで住み処とするパソコンに入り込む能力を持つアリエナイザー。リコモ星以外の空間でパソコンの外に出ると体組織が崩壊し、最低20時間以上はそこに留まらなくてはならない。 |
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:名前の由来は「(引き)篭り」と「アキバ系」。 |
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;アンリ星人/ベイルドン - 声:[[三宅健太]] |
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:マノ・マークに強引に依頼した薬物を用い、地球人の総宇宙ガソリン化計画を企てた。薬物が意図的に不完全なものにされていたために機能せず、欠落している成分である青い液体を探すが…… |
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;ドルトック星人/マノ・マーク(岩木 (いわき))- 声・演(人間態):[[みのすけ]] |
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:「自らのやりたい研究をやる資金調達」のため、ベイルドンに人間を液体燃料化する薬物を渡した。が、報酬を素直に渡さないだろうと予想して成分を分離していたが、襲いかかってくるとまでは想定していなかったらしくデカレンジャーに保護を願い出てきた。ナマイキな性格。 |
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:由来はおそらくドクター(ドクトル)と、「ER」の登場人物ロマノとマーク。 |
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;リドミハ星人/カーサス(和崎宏美 わさき ひろみ) - 演:[[林知花]] |
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:姉妹であるカーミアと共に地球に暮らす植物宇宙人。しかしその正体は、緑と水を豊富に湛えた惑星を侵略して渡り歩くリドミハ星人の調査員であった。 |
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:名前の由来は「緑の葉」と、ストーリー展開からの連想で「火サス」([[火曜サスペンス劇場]])。また地球での名前は火曜サスペンス劇場のエンディングを歌っていた[[岩崎宏美]]より。 |
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;ジューザ星人/ブライディ - 声:[[沼田祐介]] |
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:鋭い鎌のような両腕を持つアリエナイザー。交通事故で家族を亡くし、車を嫌っている。乱暴な運転をした若者に注意しようとしたところ車のルーフを切断してしまい、それを目撃したカーサスがその手口を真似たことにより殺人の罪を着せられかかった。 |
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:名前の由来は「13日の金曜日」と思われる。 |
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;クウォータ星人/ダゴネール - 声:[[高戸靖広]] |
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:地球人類をフィギュア化してコレクションしようとしたアリエナイザー。子供のような口調が特徴。エスパー少年氷狩の能力を利用して計画を円滑に進めようとした。ダブりは捨てるタイプであるようだ。 |
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:名前の由来は「タコ」と「ごねる」。「オタク」を引っ掛けている可能性もある。 |
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;名称不明 - 演:[[岡元次郎]] |
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:幼き日、自らの能力を忌み嫌っていた頃のジャスミンに殺人の現場を目撃されたアリエナイザー。目撃者を消しにかかるも、後一歩のところでドギーに阻止される。 |
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;ザムザ星人/シェイク - 声・スーツアクター:[[日下秀昭]] |
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:爆弾製造のスペシャリスト。自らの誇りをかけたその爆弾をベイビーちゃんと称し、それを売っている。脱獄に成功した者のいなかった監獄衛星プリズロンを脱獄・爆破し、元恋人マイラに接触するため地球に現れた。 |
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:名前の由来はフェイク(嘘)からか? |
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;ビリーザ星人/ヴィーノ(ギガンテス) - 演:[[郷本直也]] |
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:かつて訓練生時代のホージーの親友であり良きライバルであったが、デカの仕事に限界を感じ、自らの腕を金で売る殺し屋となった。今では身体を機械に改造している。アブレラを経由してある依頼を受けていたようであるが…… |
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:名前の由来は[[ビリー・ザ・キッド]]と『[[ドラえもん]]』の[[野比のび太]]から(のび太が射的が得意なため)だと思われる。 |
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;カジメリ星人/ベン・G - 声:[[檜山修之]] |
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:かつてドギーにカーチェイスの末捕えられたアリエナイザー。復讐のため、アブレラにドギー暗殺を依頼した張本人。ヴィーノの失敗により、スワンを誘拐して自らドギーに対決を挑む。今では身体の半分近くが機械化されている。釈放されたのか、脱獄したのは不明。 |
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:名前の由来は「怨み節」の梶芽衣子とリベンジからだと思われる。地上げ屋な点から「みかじめ料」とする説もある。 |
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;クリスト星人/ファーリー - 声:[[江川央生]] |
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:光の無い惑星クリスト星の住人。光に極めて弱いという弱点をもち、その克服のために周囲の光をねじまげて吸収する特殊金属ルナメタルを探していた。 |
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:名前の由来はドラキュラ伯爵役で有名な俳優[[クリストファー・リー]]から。 |
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;ティタン星人/メテウス - 声:[[小谷津央典]] |
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:自らが製作した兵器を用い、数々の星で破壊活動を繰り返してきた自称「破壊王」。地球を保管場所としていた巨大兵器「ギーガス」の卵が勝手に孵化してしまったため到来。追いつめられ、手にかかって死ぬぐらいならと辞世の句を詠み始めるが……? |
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:名前の由来はギリシャ神話の「ティターン」と「プロメテウス」と思われる。 |
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;オズチュウ星人/イーアル - 声・演(人間態):[[ダンディ坂野]] |
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:自ら経営する[[中華料理]]店「大銀河飯店」にて、極めて強い常習性を持ち、口にした者を即座に虜にする「悪魔のスパイス」を使用した料理を振る舞い、客を人間揚げ餃子にしていた。宇宙酔拳の使い手でもある。全てがうまくいくと「ゲッツ!」とポーズを決める。 |
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:ダンディ坂野が演じたため、所々に「ゲッツ!」をはじめとした彼のギャグやアクションが織り交ぜられている。正体を現しても、スーツアクター陣がそのギャグを引き続き行っており、本放送時「ダンディ坂野本人がスーツを着て演じているように見える」と賞賛する声もあった。 |
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:さらにこの回はOPの歌詞のGetの所でイーアルのゲッツシーンが挿入されている。 |
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:名前の由来は「[[餃子]](チャオズ)」と中国語の「イー(1)」「アル(2)」。…と思いきや、実は撮影所近くにあるビルの中にある中華料理屋のことをスタッフ間で隠語的に「オズチュー」と読んでいる事から来たらしい。(ビルの名にOZが含まれている) |
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;パーフェク星人/サークルバ - 声:不明 |
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:イーアルの手下とおぼしきドロイドと「悪魔のスパイス」の取引に現れたアリエナイザー。 |
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:名前の由来は[[忍風戦隊ハリケンジャー]]のマンマルバ。 |
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;ゾイナー星人/ベートニン - 声:[[岩尾万太郎]] |
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:地球人と比べ非常に長い寿命を持つアリエナイザー。幕末の頃に地球を訪れた際に事故を起こし、バンの先祖赤座伴之進に救われ、剣の技と武士道精神を学んだ。再会すべく地球を訪れたが既に月日は過ぎた後、変貌した京都を侵略されたものと勘違いしてしまう。 |
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:名前の由来は[[新渡戸稲造]]から。 |
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;ウージョン星人/ジンチェ - 声:[[堀之紀]] |
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:互いの額を触れ合わせることで魂を入れ替える力を持つアリエナイザー。今まで何度も魂を入れ替えてきたため、既に元々の自分の姿も覚えていないらしい。 |
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:名前の由来はチェンジの逆読みと、犯罪者と刑事の顔を入れ替える、映画『[[フェイス/オフ]]』の監督、[[ジョン・ウー]]から。 |
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;ゲルマー星人/バイズ・ゴア - 声:[[関智一]] |
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:様々な星の宇宙警察に「爆弾ゲーム」を挑んできたアリエナイザー。バイズ・ゴアが指定した場所まで移動し、タイマーのスイッチを止め、手に入るヒントを元に惑星破壊爆弾の場所を突き止めろ、というもの。これまで数多くの星が爆破され、正体不明だったが、実は身長5.8センチの極小アリエナイザー。通信機の中に隠れていた。 |
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:名前の由来は「ゲーマー」とゲームの「ハイスコア」もしくは特性から考えるに「デバイス(通信機)のコア」から来ていると思われる。 |
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;ヘルズ3兄弟 |
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:宇宙を荒らしまわるリバーシア星人の凶悪犯罪者兄弟。拠点とした星を徹底的に蹂躙する為、アブレラも地球での商売を断念しようとしたほど。ブリッツの必殺技やタワーを改造してアジトを築いた際に魔法陣のような文様が現れており、なんらかの不思議な力を持っているものと思われる。圧倒的な力でデカレンジャーとデカマスターを翻弄し、怪重機ゴッドパウンダーを以てデカレンジャーロボを危機に陥れた。 |
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:リバーシア星人という名前の由来は刑務所で有名な[[網走市|網走]]。 |
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:;リバーシア星人/ブリッツ・ヘルズ - 声:[[土田大]] |
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::3兄弟の長兄。他の2人を合わせたよりも強いと言われる。その強さはディーバズーカの弾丸を握りつぶしてしまうほどである。稲妻状の刀身の剣と多重銃身の銃を操る。必殺技は「グレイトフルデッドサンダー」。デカブレイクを倒すため、サキュバスを巻き添えに必殺技を放った。 |
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::名前の由来はブリッツ(閃光)。 |
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:;リバーシア星人/ボンゴブリン・ヘルズ - 声:[[桜井敏治]] |
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::3兄弟の次兄。非常に高い弾性をもつ鍛え上げられた筋肉で全身を固めており、デカマスターのディーソード・ベガすら弾いてしまう一方、その筋肉の隙間が弱点であった。のどちんこを刺激すると巨大化するが、その後筋肉痛に苛まれるらしい。 |
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::名前の由来は伝説上の怪物[[ゴブリン]]。 |
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:;リバーシア星人/サキュバス・ヘルズ - 演:[[蒲生麻由]] |
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::3兄弟の長女で人間態を持つ。3兄弟の中では最初に現れ、ジャスミンを圧倒した上でこれまで繰り返してきた破滅のビジョンを見せた。生命力を吸う能力を持ち、ブリッツが倒された際にはそれを全放出して彼を蘇生させたが、彼女自身は消滅してしまった。 |
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::名前の由来は[[サキュバス]]。 |
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;ドラド星人/ゴルドム - 声:[[黒田崇矢]] |
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:バリス星人アルパチによる爆弾立てこもり事件を隠れ蓑に、地球銀行の地下金庫への侵入を企てた。 |
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:名前の由来は「ゴールド」+「エルドラド」。 |
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;スピリト星人/ビョーイ - 声:[[塩野勝美]] |
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:ガス状の身体で様々な生命体に憑依する能力を持つアリエナイザー。怪重機を扱う際は円筒形ポット状の特殊な装置を必要とする。 |
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:名前の由来は「スピリット(魂)」+「憑依」。 |
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;タイラー星人/ダーデン - 声:[[佐藤正治]] |
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:違法な筋肉増強剤メガゲストリンを売りさばき、地下闘技場で賭博試合イリーガルマッチを開催していた。高い機動性がウリの怪重機アルティメットイビルを操る。 |
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:名前の由来は[[タイラー・ダーデン]]。 |
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;ビース星人/ビーリング - 声:[[下山吉光]] |
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:メガゲストリンを飲んで町中で暴れていたアリエナイザー。パトロール中のホージーとテツによって発見される。 |
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:名前の由来は格闘家の[[ヒース・ヒーリング]]。 |
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;バンダレ星人/ジーバ - 声:[[高階俊嗣]] |
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:26、45話。26話ではホージーと1対1で戦い、一度は勝利を収める。再戦時は過酷な特訓を積んだホージーに追い詰められ、クスリを使ってまで勝とうとしたが敗北、そのまま[[逮捕]]される。45話で登場した頃には釈放されており、テレビ局のADとして上司に怒られながらも働いている。 |
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:名前の由来は格闘家の[[ヴァンダレイ・シウバ]]。 |
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;バリゲ星人/ミリバル - 演:[[大林勝]] |
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:竜巻を引き起こす能力を持つアリエナイザー。最大で大型台風並みの威力を誇るが、一度大幅に能力を使ってしまうと勢力を回復するまで能力が使えず、人間の姿で潜伏していた。かつてワンデ星人ニワンデとコンビを組んでいた。義賊を名乗り、人を傷つけないことを信条としていたが、ある日誤って人を殺してしまったことをきっかけに道を踏み外してしまった。 |
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:名前の由来は「ハリケーン」と過去に使われていた気圧の単位「ミリバール」。 |
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;ワンデ星人/ニワンデ - 演:[[津久井教生]] |
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:監獄衛星アルカポで服役中のアリエナイザー。バリアを張る能力があり、かつてバリゲ星人ミリバルと組んでいた時はバリアによって現場を外部から隔離する役割を担っていた。ちなみにニワンデが兄貴分にあたり、ミリバルも彼を「兄貴」と呼ぶ。 |
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:名前の由来は前作『爆竜戦隊アバレンジャー』で津久井が演じたヤツデンワニと、駄洒落の「電話に出んわ」の逆読み。 |
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;パウチ星人/ボラペーノ - 声:[[坂口候一]] |
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:アリエナイザーの細胞を元に、その容姿と能力をコピーすることが出来る。スペキオン星人ジェニオの信奉者の1人であり、彼の「芸術」に憧れて地球署が担当した事件をケバキーア、ベイルドン、カーサス、ダゴネール、シェイク、そしてブリッツの順に模倣した他、アブレラに製作させた3兄弟の怪重機のレプリカに搭乗。 |
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:名前の由来は[[のっぺらぼう]]から。 |
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;スペキオン星人/ジェニオ - 声:[[野田圭一]] |
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:鏡の中に人や物を封じ込め「ポートレート」を作り上げる。自らの犯罪を芸術と称し、信奉するアリエナイザーは少なくない。テツの手によって光の全くささないクリスト星に追い込まれて逮捕、特殊監獄惑星アルカポに投獄されていたが、テツの涙を利用し、脱獄する。 |
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:名前の由来は英語のジーニアス(天才)からと思われる。スペキオンはイタリア語で「鏡」のspecchioという説があり、ジェニオもイタリア語である可能性もある。 |
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;スロープ星人/ファラウェイ - 演:[[あじゃ]] |
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:エージェント・アブレラの依頼を受け、怪重機によるクリスタル輸送を請け負うが途中で心変わり、それを奪い逃走して彼氏ピロジーの待つ地球へ。その奪回を図るアブレラとドロイドの追跡を受けることになる。本人は高価な宝石であると思っていたそのクリスタルには、全く別の本性が隠されていた。 |
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;プコス星人/ジャッキル - 声:[[遠近孝一]] |
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:トカーサ星人マチカに依頼され、イオ王女の暗殺を謀ったアリエナイザー。兎に角テンションが高い。ライフルによる射撃能力も抜群であるが、デカレンジャーを相手に接近戦もこなす等非常に高い戦闘能力を見せた。 |
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:名前の由来はプコスはスコープの逆さ読み、ジャッキルは『[[ジャッカルの日]]』からだと思われる。 |
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;トカーサ星人/マチカ - 演:[[河野しずか]] |
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:トカーサ星王家の分家出身にあたるイオ王女の侍女。本家であるイオ王女を亡き者にし、分家を本家とするべくイオ王女の暗殺を企てた。 |
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;カラカズ星人/サノーア - 声:[[田中総一郎]] |
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:宇宙マフィア、ズンダーズファミリーの首領。大量破壊兵器にエネルギー源として用いられるギュータニウムを取引するため、地球にやってきたアリエナイザー。少々怒りっぽい模様。手下のボッツ星人ゾータクが居眠りして現場に現れず、単身デカレンジャーに立ち向かい、スーパーデカレンジャーロボの前にあえなく逮捕されてしまうのだが……。 |
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:[[県警対組織暴力]]の脚本「[[笠原和夫]]」と出演者「[[佐野浅夫]]」が由来であるらしい。 |
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:ズンダーズファミリーの名前の由来は、本作と同じく犯罪者と戦う『[[未来戦隊タイムレンジャー]]』の敵組織'''ロンダーズファミリー'''より。 |
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;ボッツ星人/ゾータク - 声:[[川津泰彦]] |
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:カラカズ星人サノーアの部下。サノーアが逮捕されてしまい、アブレラに泣きついて新製品「マッスルギア」を手に入れ、護送中のサノーア奪回に成功した。パワーは高いが、知能はあまり高くないようである。 |
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:名前の由来は俳優の故・[[川谷拓三]]から。 |
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;サウザン星人/ギネーカ - 声:[[山口勝平]] |
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:父親が星間評議会の議長を務めるセレブなアリエナイザー。ある「ゲーム」をするため地球にやってきた。ゲームとは特殊な腕輪に変形する宝玉を町に放ち、それを手に入れ腕輪をはめた者をターゲットとし、怪重機で「狩り」を行うという非道なもの。父親の権力をあてにしており、デリート許可を受けても全く動じず、「パパに取り消して貰おう。」と言った。飛行能力と大量のミサイルを一斉射する能力を持つ怪重機ミリオンミサイルを操る。 |
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:名前の由来はサウザント(1000)と金?(或いはカーネギー?) |
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;ハンドレ星人/デーチョ - 声:[[高瀬右光]] |
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:サウザン星人ギネーカの「ゲーム」に参加していたアリエナイザー。怪重機アルティメットイビルを操る。 |
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:名前の由来はハンドレット(100)と高級住宅地として有名な[[田園調布]]からと思われる。 |
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;テンテ星人/シロガー - 声:[[北島淳司]] |
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:ハンドレ星人デーチョと同じくサウザン星人ギネーカのゲームに参加していたアリエナイザー。元はメガロリアが欲しかったが、売り切れていたため、怪重機エンバーンズをかった。 |
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:名前の由来はテン(10)と高級住宅地として有名な[[白金 (東京都)|白金]]、あるいは[[白金台]]からと思われる。 |
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;テンカオ星人/ラジャ・ナムナン - 声:[[田中亮一]] |
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:数々の星で繰り返し人を殺めていたアリエナイザー。チョウ刑事の娘リルルにアジトの場所を発見され、殺害するも証拠不十分で逮捕には至らなかった。 |
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:おそらく「テンカオ(蹴りの種類)」と「ラジャダムナン・スタジアム」が由来。 |
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;テンカオ星人/ゴレン・ナシ - 声:[[藤田清二]] |
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:テンカオ星人ラジャ・ナムナンと共に殺人を繰り返していたアリエナイザー。大のパチンコ好きである。チョウ刑事を殺そうとしたが、返り討ちにあった。 |
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:名前の由来は[[ナシゴレン]]から。 |
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;テンカオ星人/ヤム・トムクン - 声:[[七枝実]] |
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:テンカオ星人ラジャ・ナムナンと共に殺人を繰り返していたアリエナイザー。かなりの酒好きである。チョウ刑事に射殺される。 |
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:名前の由来は[[トムヤムクン]]から。 |
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;ポッペン星人/ハイマル - 声:[[龍田直樹]] |
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:宇宙警察科学捜査研究所の科学者だったが、同僚のスワンを妬み出奔。その後アブレラにそそのかされ最強怪重機の製作に乗り出す。一人称は「ハイマルさん」。 |
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:名前の由来はおそらく[[ロバート・オッペンハイマー]]。ドギー・クルーガーが『BLEACH』に登場するキャラ「狛村左陣」の原点になったとう説に似て、このキャラが同漫画に登場のキャラ「涅マユリ」の原点と見られる(ただしどちらも確たる根拠は無い。余談だが『BLEACH』のアニメにおいて涅マユリの声を担当しているのは本作でエージェント・アブレラを演ずる中尾隆聖である)。 |
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;マイク星人/クロード - 声・演(人間態):[[辻本祐樹]] |
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:地球人の若い女性の肉体からある成分を完全に抜き取り殺害するという犯行を繰り返していた。その本当の目的は、その成分を原料に姉の患っている不治の病を治療することであった。 |
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:名前の由来は、女性から抜き取られた成分がバラの花に似ているので、「バラが咲いた」という曲からの連想で、[[マイク真木]]、[[真木蔵人]]親子。 |
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;アラドン星人/ギャンジャバ - スーツアクター、声 、人間態:岡本美登 |
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:ファルファ星人ヤーコの錠を操る能力を利用して強盗を繰り返したアリエナイザー。ヤーコは親を亡くした自分を拾ってくれた恩人だと信じていたが、実は彼がヤーコの両親を殺害した張本人だった。 |
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:名前の由来は[[アラン・ドロン]]と[[ジャン・ギャバン]]から。 |
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;ユイルワー星人/ミーメ - 声:[[富沢美智恵]]、スーツアクター:小野友紀 |
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:魂となって他人の夢に入り込む能力を持つ。若返りの薬を作るため、自分が入り込みやすい昏睡状態に陥らせる薬をばらまいた上で地球人の夢に侵入し、魂を集めていた。 |
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:名前の由来は「悪い夢見」からだと思われる<!--「夢見悪い」では?-->。 |
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;パイロウ星人/コラチェク - 声:島田敏 |
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:体自体が炎で形成されているアリエナイザー。地球上で活動しやすくするため、アブレラからスーツを購入して使用していた。 |
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:名前の由来は炎を示すパイロからと思われる。 |
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;アサシン星人/ジンギ - 声:[[高山みなみ]] |
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:自分の秘技に絶対の自信と誇りを持ち、バカにされることを嫌うイレイザー。殺し屋としてすでに1000人を越すエイリアンを殺害している。これまで誰にも見破れなかった秘技の鍵は、その辮髪にあった。 |
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:名前の由来は暗殺者を意味するアサシンと仁義か? |
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;ギラーク星人/ドン・ビアンコ - 声:[[江川大輔]] |
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:ザブン星人ドン・ブラコを相手に勢力争いを繰り広げていた宇宙マフィアのボス。アサシン星人ジンギの秘技によって消されてしまう。 |
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;ザブン星人/ドン・ブラコ - 声:[[宗矢樹頼]] |
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:ギラーク星人ドン・ビアンコと勢力争いを繰り広げる宇宙マフィアのボス。ジンギの雇い主。報酬支払いの際、金額で揉めたうえ、ジンギの秘技をけなしてしまい消されてしまった。 |
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:名前の由来は波の音(ザブン・ドンブラコ)から。 |
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;スマスリーナ星人/ニカレーダ - 声:[[柴本浩行]] |
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:宇宙生物星ブラウゴールを様々な星で繁殖させ、売りさばいてきたアリエナイザー。ブラウゴールの特徴を利用し、超巨大隕石を各惑星に呼び寄せ激突させる方法で一気にブラウゴールを繁殖させていた。地球ではその方法を実施するためにミノロ星人モンテーン博士を殺害、偽装してその天文台を利用していた。 |
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:名前の由来は「誰かになり済ます」の逆読み。 |
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;宇宙生物/ブラウゴール兄弟 |
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:星そのものを食料とし、食べ尽くしてしまう宇宙生物。生命力・戦闘能力共に非常に高い。また口からはき出す泡は強い酸性を示し、デカバイクロボのスリーブソードをも溶かす。兄が倒された際に放出された莫大なエネルギーを地下で潜んでいた弟が吸収し、段階を経て最終的に超巨大な大きさにまで成長した。特に弟はボルカニックバスターが通用しないほど手強い。 |
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;ボクデン星人/ビスケス - 声:[[草尾毅]] |
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:ドギーの兄弟弟子で、銀河一刀流の師匠の息子。免許皆伝をドギーに奪われ逆恨みし流れ者となる。ディーソード・ベガと対になるディーソード・アルタイルを持つ。アブレラの依頼を受け、デカレンジャーを襲って階級章やSPD隊員章を嬉々として奪っていた。デカマスターと対決するが、ディーソード・ベガで一刀両断された。 |
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:名前の由来は[[うお座]](ピスケス)から。[[塚原卜伝]]にも因んだと思われる。 |
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;アモーレ星人/バーチョ - 声:[[松野太紀]] |
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:第26・45話。雌雄同体が特徴のアモーレ星人。26話で女装したテツに惚れてしまうが、蛹になってしまった為に行動不能になってしまう。45話でようやく動けるようになり、奇妙な人形を贈りつけるなどテツに対してストーカー行為を働く。あまりのしつこさにデリートしようとしたが当然許可されず、テツはバーチョに抱かれたまま年を越してしまった。口癖は「アモ~レ~」。 |
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:由来はおそらくイタリア語の「愛」と「キス」。 |
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;スケコ星人/マシュー - 声:[[細井治]] |
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:若い女性達からピュアハートを奪うため、1時間だけ相手の理想の姿に変身することを可能とするサイコマッシュを利用して結婚詐欺を働いていた。ピュアハートを奪われた女性が砂と化してしまう事を「幸福の代償」と称していたが、自身がピュアハートを採集して何を企んでいたのかは不明。 |
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:名前の由来はスケコマシからだと思われる。 |
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;ダイナモ星人/テリーX - 声:[[浜田賢二]] |
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:地球署にデカスーツなどの設備が配備される以前に現れたアリエナイザー。エスパーを襲い、極めて高性能な乾電池へ変換しそれを売りさばいていた。また、身体の乾電池充電器にその乾電池をセット、そのパワーを用いて巨大化可能。かつての地球署デカレッド候補ギョク・ロウに重傷を負わせた張本人。 |
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:名前の由来はダイナモとバッテリーから。 |
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;クラーン星人/ジェリフィス - 声:[[塩屋浩三]] |
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:他の生命体の中枢神経系に寄生し、意のままに操る能力を持つ。海を偏愛し、これまで8つの惑星を水没、地球を9番目の別荘に仕立て上げようとアブレラからココカプセルを手に入れた……が、全てはアブレラの作戦の内であった。 |
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:名前の由来はくらげ(ジェリーフィッシュ)から。 |
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;ギモ星人/アンゴール - 声:[[園部啓一]] |
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:アブレラがデカベース強奪作戦に際して特殊刑務所から脱獄させた最強アリエナイザーの1人。極めて強いパワーの持ち主で、そのパワーをさらに強める機能を持つスーパーマッスルギアを装着している。怪重機アブトレックスの操縦を担当。 |
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:名前の由来はキモとアンコウから。 |
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;ゲド星人/ウニーガ - 声:[[中井和哉]]、スーツアクター:[[岡元次郎]] |
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:アブレラがデカベース強奪作戦に際して特殊刑務所から脱獄させた最強アリエナイザーの1人。剣技に優れており、アブレラが売買する中で最高性能の戦闘用ドロイド、イーガロイドのベースとなった。その必殺技のオリジナルであるクロスバーストを放つ。剣術特性を持ったスーパーマッスルギアを持つ。 |
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:名前の由来はトゲとウニから。 |
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;ジャーゴ星人/スキーラ - 声:[[篠原恵美]] |
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:アブレラがデカベース強奪作戦に際して特殊刑務所から脱獄させた最強アリエナイザーの1人。射撃の能力が極めて高く、動作速度を速めるスーパーマッスルギアを装備することでさらに拍車をかけている。また、彼女が用いているスナイパーライフルと同型と思われるものを、プコス星人ジャッキルが使用しており、それだけ性能が認められているモデルなのであろうと推測される。 |
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:名前の由来は蝦蛄(しゃこ)と海の魔物[[スキュラ]]から。 |
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;ドラグ星人/ガニメデ - 声:[[岸祐二]] |
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:アブレラがデカベース強奪作戦に際して特殊刑務所から脱獄させた最強アリエナイザーの1人。防御特性のスーパーマッスルギアを装備していた。そのハサミによってあらゆるものを切り刻み、大規模破壊から急所を狙った一撃まで使い分ける器用さを持ち合わせる。なぜか泡が大好き。 |
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:名前の由来はカニと[[ガニメデ]]、そして「[[かに道楽]]」から。 |
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;ギンジフ星人/カザック - 声:[[大友龍三郎]] |
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:「[[スーパー戦隊Vシネマ#特捜戦隊デカレンジャー VS アバレンジャー|デカレンジャー VS アバレンジャー]]」に登場するアリエナイザー。広島弁でしゃべる粋のいい[[ヤクザ|兄さん]]。様々な物に擬態する能力を持ち、絨毯や畳といった固定物や、別の人間にも姿を変えることができる。彼はこの能力を利用して、烏やヌマ・O、さらに、なんと『[[忍風戦隊ハリケンジャー]]』のハリケンレッドにまで姿を変え、デカレンジャーらを攻撃した。 |
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:全くの余談だが、彼がハリケンレッドに変身したことにより、ハリケンレッドは3年連続で戦隊シリーズに登場するといった快挙を成し遂げた。これは、「[[救急戦隊ゴーゴーファイブ]]」「[[スーパー戦隊Vシネマ#未来戦隊タイムレンジャー VS ゴーゴーファイブ|タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ]]」「[[スーパー戦隊Vシネマ#百獣戦隊ガオレンジャー VS スーパー戦隊|ガオレンジャーVSスーパー戦隊]]」に3年連続で登場したゴーレッド、ゴーイエローに並ぶ記録である。 |
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:名前の由来はヤクザ映画で有名な[[映画監督]]の「[[深作欣二]]」。広域宇宙暴力団ビローノファミリーの幹部との事だが、こちらは「美能組」が由来だろう。 |
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;ガスドリンカーズ |
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:劇場版に登場するアルゴル星人4人組のアリエナイザー。人間を機械奴隷にするウイルス『金色の雪』を使用して第17銀河系レスリー星を壊滅させた張本人であり、次のターゲットを地球に定めてやってきた。人間態の姿、及び怪人態の声は、かつての戦隊シリーズで敵幹部を演じたことのある俳優が務めているのが興味深いところ。アルゴル星人の名前の由来は「アルコール」から。 |
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:;アルゴル星人/ヴォルガー - 演:[[遠藤憲一]] |
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::ガスドリンカーズのリーダー。ジャアクンドーなる武術を用いる。演じた遠藤は、かつて「[[忍者戦隊カクレンジャー]]」の貴公子ジュニア/ガシャドクロなどを演じていた。名前の由来は「[[ウォッカ]]」から。 |
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:;アルゴル星人/ブランデン - 演:[[田村円]] |
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::ガスドリンカーズの一員。演じた田村は、かつて「[[五星戦隊ダイレンジャー]]」のザイドス少佐などを演じていた。名前の由来は「[[ブランデー]]」から。 |
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:;アルゴル星人/ジーン - 演:[[天祭揚子]] |
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::ガスドリンカーズ唯一の女性。演じた天祭は、かつて「[[五星戦隊ダイレンジャー]]」のガラ中佐などを演じていた。名前の由来は「[[ジン (蒸留酒)|ジン]]」から。 |
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:;アルゴル星人/ウインスキー - 演:[[岡本美登]] |
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::ガスドリンカーズの一員。演じた岡本は、本作でエージェント・アブレラのスーツアクターを担当しており、さらに本作38話のアラドン星人/ギャンジャバ、その他過去の多くの戦隊シリーズにスーツアクター、俳優、声優として出演。名前の由来は「[[ウイスキー]]」から。 |
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;チグカデ星人/ビルヂーグ - 声:? |
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:「[[スーパー戦隊Vシネマ#魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー|マジレンジャー VS デカレンジャー]]」に登場。バラン・スーに匹敵するほど巨大なアリエナイザー。胃袋に入れたものを別の次元に飛ばす能力を持つ。誘拐の常習犯であり、バボンやエージェントXと契約し、小津家の人々を誘拐する役目を授かっていたが、デカレンジャーに逮捕され、口封じのためバボンに殺される。名前の由来は「デカ口」「唇」。 |
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;アルゴル星人/バボン - 声:[[長嶝高士]] |
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:ビルヂーク同様「[[スーパー戦隊Vシネマ#魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー|マジレンジャー VS デカレンジャー]]」に登場。ガスドリンカーズと同じアルゴル星人だが、両者の間に特別な繋がりは無い模様。アブレラの後継者、エージェントX=冥獣人デーモン・アボロスと契約しており、胸にはビームを吸収する魔方陣が描かれている。背の低い女性には興味が無い。名前の由来は「[[バーボン]]」。 |
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=== ドロイド === |
=== ドロイド === |
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エージェント・アブレラの販売する戦闘兵。 |
エージェント・アブレラの販売する戦闘兵。 |
2006年12月10日 (日) 06:44時点における版
『特捜戦隊デカレンジャー』(とくそうせんたいデカレンジャー)は、2004年(平成16年)2月15日から2005年(平成17年)2月6日までテレビ朝日系列で毎週日曜日7:30 - 8:00に全50話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」第28作である。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
スーパー戦隊シリーズ | ||
第27作 | 爆竜戦隊 アバレンジャー |
2003年2月 ~2004年2月 |
第28作 | 特捜戦隊 デカレンジャー |
2004年2月 ~2005年2月 |
第29作 | 魔法戦隊 マジレンジャー |
2005年2月 ~2006年2月 |
概要
ストーリー
恒星間飛行が現実のものとなり、地球人類と異星人の交流が日常となっている時代。犯罪もその態様を変えていた。地球人が持たない身体能力や、地球文明が及ばない科学技術を用いた犯罪は、もはや地球の警察の処理能力の限界を超えてしまっていた。このような犯罪を取り締まる惑星間組織が、スペシャル・ポリス・デカレンジャー(略称「SPD」)―宇宙警察である。
巨人種異星人によるバスジャックが発生した。犯人は「ホージー」こと戸増宝児率いる宇宙警察地球署の刑事達によって素早く逮捕されたが、処理を終えて戻ってきた刑事達に地球署々長ドギー・クルーガーは先に護送されてきた犯人に対する取り調べの結果、彼が謎の金属を持っており、それは地球に存在しない金属であることが分かったことを伝え、彼は何者かによって運び屋に使われたのだろうと告げる。聞き込みに出たホージー達は金属の秘密を知る人物を突き止めるが、目の前で射殺されてしまう。暗殺犯は大量のメカ人間を放って刑事達の足止めを図るが、突如割り込んだ6輪パトカーのマニピュレーターに捕まってしまう。パトカーから降りた、警察官にあるまじき派手な髪型の男の名は赤座伴番。ドギーの要請で地球署に配属されたばかりの新米刑事であった……。
特徴
様々な新機軸が空振りに終わった感が拭えなかった前作『爆竜戦隊アバレンジャー』の反省から、本作は『百獣戦隊ガオレンジャー』以来3年ぶりの当初5人編成戦隊という形でスタートした。女性メンバーが2人なのは更にさかのぼって『電磁戦隊メガレンジャー』以来7年ぶりとなる。またほとんどの戦隊シリーズは舞台が「(放送当時の)現代の日本」であるが、当作品は『地球戦隊ファイブマン』以来となる「人類が既に宇宙に進出し、宇宙人と交流を持っているのがあたりまえ」な近未来的社会を舞台にストーリーが構築されているのが異色である。
シリーズ28作目にして初めて警察をモチーフに制作された作品である。そのせいか、本作は刑事ドラマを意識した造りになっている。特にシリーズ構成面では、敵組織を設定せず、毎回、宇宙警察地球署の刑事達が異なる事件を捜査していく、1970~80年代の刑事ドラマでは主流だった「一話完結」の手法がとられた。これはシリーズを通して一つのドラマを綴っていく傾向が強かった昨今の特撮テレビドラマでは異例であった。またブルーがリーダーなのは初めてである(劇中ではウメコ(ピンク)が自称リーダーと言っている)。
視覚的な大きな特徴として、女性キャラクターのスーツがスカートを模したものでなく、男性キャラクターのものと共通仕様になっている点が挙げられる。
前作の『アバレンジャー』ではナレーションがなかったが、原点回帰とスピード感とシリアスが溢れるストーリーを重視する事や、関西ローカルで放送していた「部長刑事シリーズ」(ABC製作)の様な連続アクチュアルドラマを目指す観点から、ナレーションが復活した。ナレーションには、ベテラン声優の古川登志夫を起用、かつての大平透のナレーションを彷彿させる古川独特のスピード感が漂う語り口を聞かせている。
また、各エピソードや登場人物のキャラクターには、随所に『太陽にほえろ!』『Gメン'75』『特捜最前線』など1970~80年代の名作へのオマージュが込められている。これらの刑事ドラマはスーパー戦隊シリーズを始める上でヒントになったとも言われ、結果、本作は「異なるスキルを持つ者たちがチームを組み、力を合わせて困難を克服する」(「スーパー戦隊シリーズ#概要」より)というスーパー戦隊の原点への回帰も果たしている。
他にも、各エピソードのストーリーや演出の基盤に外国映画のパロディが多々含まれており、“大人も一緒に楽しめる”要因になったのでないだろうか(例:EPISODE.20ランニング・ヒーローでは犯人の問題を解き、次々と別の目的地に向かう。→ハリウッド映画ダイハードのパロ。また、EPISODE.38サイクリング・ボムでは主人公が小型宇宙人を自転車の籠に乗せ走る。→同じくハリウッド映画、E.T.のパロ。など)。
同シリーズにおける近年の巨大ロボットの戦闘シーンではCGを中心とするスタイルに移行しつつあったが、今作では「CGに頼り過ぎない」のと「質感重視」の方針から、昔ながらのミニチュアを用いた手法を併用しており話題を呼んだ。
ちなみに本作は『星獣戦隊ギンガマン』以来6年ぶりに、初期の5人のパワーアップ形態が登場した。また本作以降もパワーアップ形態は『女性メンバー2人』の設定と共に毎年恒例(2006年現在)の設定となっている(女性メンバー2人が恒例となったのは、海外でパワーレンジャーを製作するにあたっての配慮とも考えられる。詳細については、パワーレンジャー#解説を参照)。
また、本編終了後の『魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー』では、海外版の『パワーレンジャー・S.P.D.』の装備を登場させるという、言わば逆輸入の方式が初めて見られた。
デカレンジャーチームのメンバーの苗字は内外の推理小説作家から、名前はお茶から、ドギーら宇宙警察高官の出身惑星名はエジプト神話からヒントを得ている。また、デカレンジャーは変身前も変身後もお互いをニックネームで呼び合っている。
オープニングのタイトルコールは18話のみ、京都ロケということもあり、「特捜戦隊デカレンジャー!(と、5人で叫んだ後に少し間を空けて)どすえ(と、木下と菊地が落ち着いた声でタイトルコールをしている)」になっている。 他にも最終回一話前の49話はOPでのキャストのカットが新たに録りおろしになっていたり、最終回のみOPナレーション「5人の刑事たち」が「6人の刑事たち」になっていたりと凝った点が多い。
オープニングテーマはアニメ作品を中心に活躍するロックデュオ・サイキックラバー、エンディングテーマは『ジャッカー電撃隊』以来の登場となるベテラン・ささきいさおが担当したが、新しい試みとして、17話以降ヒロインがメインの回では通常とは別のエンディングテーマ(ヒロインの2人を演じる木下と菊地が、ヒーローを演じる載寧・林・伊藤をコーラスに従えて歌う)が使用されている。ちなみに、エンディングテーマが2曲あるというのも『電磁戦隊メガレンジャー』以来7年ぶりである。なおヒロインのコンビは、その17話のタイトル「ツインカム エンジェル」の名で呼ばれ、人気を博した。
なお、本作では各話を示す言葉をEPISODE(エピソード)と言う。
キャスティング
特徴の項目でも述べたように敵組織が設定されていないため、例年に比べレギュラー出演者は主人公側、敵側ともに少なめだが、それだけにキャスティングは要所を締めつつも玄人をうならせる陣容になっている。
地球署の刑事たち以外のレギュラー陣で唯一顔出し(俳優自身が出演すること)の地球署エンジニア・白鳥スワン役には、1980年代を代表するアイドル歌手であり、近年は女優としても活躍する石野真子が起用された。スワンは、企画段階で設定されていた「小料理屋のママ」(『はぐれ刑事純情派』の片桐由美(演:真野あずさ)を念頭に置いたものと思われる)と、菅原文太をイメージしたというエンジニアを統合したキャラクターであり(雑誌『東映ヒーローMAX』9号の荒川稔久インタビューより)難役といえたが、石野はその持つ独特な雰囲気で演じ切り、強力な存在感を示している。
毎回のゲスト俳優には、『仮面ライダークウガ』でバラのタトゥの女を演じた七森美江、『仮面ライダーアギト』で木野薫=アナザーアギトを演じた菊池隆則と、過去の特撮からのゲスト出演が多く、ファンを喜ばせた。また、毎回のゲスト声優も、関智一、山口勝平、草尾毅、高山みなみ、浪川大輔、檜山修之といった主力級、津久井教生、島田敏らのバイプレーヤー、野田圭一、富沢美智恵、清川元夢らのベテラン、ダンディ坂野のようなお笑い芸人(彼は人間態も演じた)、さらには土田大、岸祐二ら戦隊ヒーローOBらが出演し、個性豊かな異星人を演じている。ベテラン声優が特撮の悪役を演じるのは昔からあったが、一話完結で各話のインパクトが強い当作によって、ゲスト声優がさらに注目された事も否めない。その事が原因かは定かではないが、次作の『魔法戦隊マジレンジャー』にも青野武、大塚明夫、佐々木望などのベテラン声優が悪側のキャラクターとして参加している。
何よりも、地球署々長ドギー・クルーガー役の稲田徹、アリエナイザーに武器などを卸す商人エージェント・アブレラ役の中尾隆聖の好演は特筆するべきだろう。特に稲田のドギーに対する惚れ込みは尋常ではなく、スーツアクターの日下秀昭、マスク部の操作を受け持った神尾直子との三位一体で、『太陽にほえろ!』の藤堂俊介(演:石原裕次郎)、『特捜最前線』の神代恭介(演:二谷英明)、『西部警察』の大門圭介(演:渡哲也)や木暮謙三(演:石原裕次郎)を彷彿とさせる「ボス」像を作り上げた(稲田は声を役のイメージに合わせるため、録音前に車中で大声で歌いまくり、わざとかすれた感じの声を作ったともコメントしている)。「地獄の番犬」などのロゴが入った帽子を特注で作ったほどドギー役にのめりこんでいた稲田は、初メイン回のアフレコの前の日は興奮のあまり眠れず、最終回のアフレコでは号泣してしまったという。
スタッフ
テレビ朝日側のプロデューサーには、『アバレンジャー』の途中で『報道STATION』に転じた中嶋豪に代わり、初めて外国人(オーストラリア人)のシュレック・ヘドウィックが起用されている。ドラマ演出出身で、『サイバー美少女テロメア』(1998年)、『千年王国III銃士ヴァニーナイツ』(1999年)など特撮作品も手がけている中嶋に対し、ヘドウィックはドキュメンタリー畑が長く、本作が初のドラマであった。デカレンジャーのメンバーは任務了解を「ラジャー」ではなく「ロジャー」と発音しているが、これはより英語らしく聞かせようと言うヘドウィックのアイディアによるものだと言われている。他にも、今作はサブタイトルがすべて英語のため、スタッフは度々ヘドウィックに意見を求めに行ったとのこと。ちなみにヘドウィックは日本育ちで、『太陽戦隊サンバルカン』の大ファンで超合金のサンバルカンロボを今でも持っているという。
評価
特徴の項目でも上げた通り往年の刑事ドラマの雰囲気を盛り込みつつ戦隊らしさを追及した本作は幅広い層に高い人気を得た。
バンダイの社員の話では玩具の売り上げが今ひとつだったそうだが(2005年のBUBKAのインタビューより)、オープニングテーマは番組の人気に乗り10万枚を突破するセールスを記録する等、玩具以外の商品面は大成功を収め、放送終了後も賞賛を得た証左として、2006年に行われた第45回日本SF大会みちのくSF祭 ずんこんにおいて、第37回星雲賞(メディア部門)を受賞している。これはSFファンが選ぶ優れたSF作品に与えられる賞の一つであり、戦隊シリーズでは初の受賞となった。
また、熱烈な一部のファンの中には、mixiなどのコミュニティにもぜひ復活して欲しいという声や、未だに続編を作って欲しいとの意見があり本作の根強い人気が伺える。
登場人物
特捜戦隊デカレンジャーの登場人物の項目を参照。以下は主要な登場人物と、それを演じる俳優、声優である。
- デカレッド/赤座伴番:載寧龍二
- デカブルー/戸増宝児:林剛史
- デカグリーン/江成仙一:伊藤陽佑
- デカイエロー/礼紋茉莉花:木下あゆ美
- デカピンク/胡堂小梅:菊地美香
- デカブレイク/姶良鉄幹:吉田友一
- デカマスター/ドギー・クルーガー:稲田徹(声の出演)
- デカスワン/白鳥スワン:石野真子
- エージェント・アブレラ:中尾隆聖(声の出演)
武器、アイテム等
地球署の装備品
個人装備・武器(ディーアームズ)
- SPライセンス(えすぴー - )
- 特キョウ所属捜査官を除く宇宙警察官が携帯している警察手帳(身分証明書)。『チェンジ(強化服「デカスーツ」装着)』、『フォン(通信およびデータ検索・分析)』、『ジャッジメント(宇宙最高裁判所に被疑者を起訴、即決を求める)』の3つのモードがある。配属された星や部署によってカラーリングが異なる。捜査官ではないスワンも所持しており、基本的には一緒だが「S.P.D」の文字の色が異なっている。
- 本体横のセレクターを『チェンジ』モードに合わせ特定のポーズとともに「エマージェンシー(緊急変身)!デカレンジャー!(ドギーとスワンはそれぞれのコードネーム)」の掛け声を掛け、本体上部のスイッチを押しコールすることで、デカベース内に保管された形状記憶宇宙金属「デカメタル」製のスーツが微粒子状に分解・転送され、デカレンジャーの表面にて定着(まず体を覆い、その後で頭部を覆う。頭部を覆う時には「フェイス・オン!」と掛け声をかける)し変身が完了する。また、意図的なものかどうかは不明だが「変身時にジャンプ(仮面ライダー)」、「微粒子金属が体に定着してスーツ化(宇宙刑事シリーズ)」、「変身終了時に右腕を突き出す(ウルトラマン)」と言った過去の名作特撮シリーズの要素が、5人の変身映像には取り入れられている。
- SPシューター(えすぴー - )
- 宇宙警察官の携帯用小型拳銃。デカレンジャーへの変身前にはこれを使う。
- ディーマグナム01/ディーマグナム02
- デカレッド専用のビーム拳銃。01は空気中のイオンを吸収し、強力なエネルギー光弾を発射する威力重視、02は直径30cmの鉄球を粉砕できるエネルギー光弾を1秒間に20発撃つ速射性重視の仕様。2丁を連結しエネルギーを増幅させて重戦車も粉砕する帯状ビームを放つ「ハイブリットマグナム」とすることもでき、マーフィー登場前はこれが主なデリート技として使われていた。尚バン=デカレッドはジュウクンドーを得意とするため、これ以外の格闘攻撃専用の装備は持っていない。
- ディーナックル
- デカレッド以外の4人が装備する格闘攻撃専用のディーアームズ。暗器とスタンガンの機能を併せ持つ。
- ディーロッド
- 警棒をかたどったディーアームズ。デカブルーとデカグリーン専用で、それぞれ仕様が異なる。先端から電磁波を放つ。先端にはSPメタル製の開閉式の爪があり、ロッドを伸ばして爪を開くと差叉になる。30トンまで持ち上げられるジャッキにもなる。
- ディースティック
- 十手をかたどったディーアームズ。デカイエローとデカピンク専用。ディーロッドよりやや細身。先端にはマーキング可能な磁気インクを装備。
- ゼニ(銭)ボム
- コイン型爆弾。正式名称マイクロエネルギーボム。ディースティックの柄に3枚収納されている。名前や使用法からして、出典は銭形平次の投げ銭であろう。
- ディーショット
- ディースティックとディーナックルをセットしたデカイエロー、デカピンク専用のパルスビーム拳銃。一度の射撃で3発の弾を発射し、厚さ30cmのコンクリートを粉砕する。
- ディースナイパー
- デカブルー専用ディーロッドとディーナックルをセットした狙撃銃。パルスビームを単発でも3点バーストでも発射できる。4km離れた位置の直径2mの鉄球の真ん中を貫通できる。ホージーの射撃能力により劇中でも活躍。
- 一度だけだがこの形態で、ブルー一人によるアリエナイザーのデリートがなされていることから、特別重装備な相手で無ければブルー、レッド以外の三人も、それぞれのディーショット、ディーブラスター単独でのアリエナイザーのデリートは可能なものと思われる。
- ディーブラスター
- デカグリーン専用ディーロッドとディーナックルをセットした熱線サブマシンガン。射程は短いが、1秒間に7発のパルスビームを放ち、2、3秒の射撃で大型車を粉砕できる。
- ディーバズーカ
- ロボット警察犬マーフィーK9がキーボーンをくわえて変形する必殺二連装バズーカ砲。空気中のイオン粒子を増幅させたエネルギー弾を放つ。
- マスターライセンス
- ドギー・クルーガーが携帯している警察手帳。カラーリングが異なり、フォンモードではデカレンジャーの五人全員と同時通信が可能(SPライセンスは一対一の通信しかできない)。デカマスターへの変身は他のSPライセンスの場合と同様。
- ディーソード・ベガ
- デカマスター専用のディーアームズ(一度デカレッドが借りて使ったことがある)。普段は封印されているが、使用者の意志で封印を解除すると、刀身の振動によってあらゆる物体を切断できる。また刀身に込められたエネルギーを用いての切断や、ライフルのように射撃することも可能。脇構えでの突撃(この時足が動いていないのでよくよく見ると不自然なのだが、画面上ではそんな風には微塵も感じさせない)から敵を斬り上げデリートするベガスラッシュといった必殺技を使う。
- ディースコップ
- 宇宙警察仕様のSPメタル製スコップ。5話でウメコが使用。
- ディーワッパー
- ベルトのバックルに装備されている、超軽量金属SPメタル製手錠。
- ディーロープ
- 宇宙警察仕様のSPメタルファイバー製ロープ。
- バトライズモード
- ファイヤースクワッドの装甲服。マーフィーK9が体を分離させて、デカレッドの体に装着する。武器はエナジーブレードで、これをライフルに見立てて炎のエネルギー波バトライズファイヤードライブを放つ。元々は海外版『パワーレンジャー・S.P.D.』オリジナルの装備であるため、本編には登場せず、『マジレンジャー VS デカレンジャー』のみの登場となった。
- 物質デジタル化マシン
- ケバキーアによってネット世界に幽閉された少女・衛里香を救うために、スワンがケバキーアの使用していた装置を分析して製作した装置。バンとホージーをネット世界に送り込んだ。二人の脱出前に、装置に高い負荷がかかって壊れてしまい、二人はケバキーアのコンピュータを使って脱出した。
- 逃走防止用の首輪
- ジャスミンが監獄衛星アルカポからニワンデを連れ出してミリバル捜索に協力させる際、ニワンデの首に付けた首輪。50メートル離れると電撃が走る。
- 惑星バリアシステム
- 地球全体を包むほどのバリアを発生させるシステム。1話で警視庁に侵入したドン・モヤイダによって解除された。
スワットモード
第33話からデカレンジャーが使用する強化装備。強力化する武装アリエナイザーに対抗するために開発された新装備で、様々な面で通常のデカスーツを上回る機能を持つ。特キョウの装備が単独で任務を遂行できるよう設計されているのに対し、スワットモードはチームであることの利点を最大限に活かすための設計となっており、通信・情報処理機能が特に充実している。多機能ゆえに扱いが難しく、使用に際しては専用カリキュラムの習得が義務付けられている。デカレンジャーはブンター教官の指導の下でカリキュラムを完了した。スワットとはSpecial Weapons And Tactics(特殊火器戦術部隊)の略。
- 感知システム
- デカスーツの頭部右側に増設された装置。暗視カメラ、熱感知システム、透視システムを複合したもので、光学迷彩で姿を隠した敵も即座に発見できる。
- SPインカム
- 頭部左側に増設された通信システム。音声による通信だけでなく、映像や情報もチームメンバー同士で共有できる仕組みとなっており、極めて精度の高い連携行動を可能にする。回線はデカベースとも繋がっており、様々なサポートを受けられる。
- スワットベスト
- 胸部に増設。デカメタルを何層にも重ねた強化プロテクターで、通常のデカスーツを遥かに上回る防御力を発揮する。敵の攻撃を防ぐだけでなく、デカウイングロボの操縦に伴う過酷な負荷に耐えるためにも欠かせない装備である。
- レッグアーマー
- 脚部に増設。スワットベストと同じ強化装甲であり、ジャンプ力やキック力を強化する機能も備えている。
- ディーリボルバー
- スワットモード装着時に使用できる強化型ビームマシンガン。5人とも使用可能。上下2つの銃口から交互に光弾を連射し、厚さ50cmの鉄板も撃ち抜く。SPライセンスをセットするとデカベースからパトエネルギーが供給され、単体でアリエナイザーをデリート出来る威力を発揮する他、命中後に体内で飛散するスパルタン弾や、殺傷力の低いゴム弾等も発射可能。敵を直接殴りつけることもある。デカウイングロボのファイナルバスター射撃時にも活用される。
個人技
- デカレッド
-
- ムーンサルトショット
- ジュウクンドーの技。前方宙返りをしながらディーマグナムを連射する。複数の敵に有効。
- ハリケーンショット
- ジュウクンドーの技。両腕を広げた状態で前方宙返りしながらディーマグナムを連射する。30話でイーガロイドを倒した。
- ムーンサルトギャラクシーショット
- ジュウクンドー秘奥義。ジャンプして、敵の頭上からドリルのように回転しながらハイブリッドマグナムを連続して放つ。講談社特製スーパービデオ『超必殺わざ勝負!デカレッドVSデカブレイク』で使用。
- 赤座剣法・雷神剣
- バンの先祖であり、新選組隊士だった赤座伴之進がベートニンに教えた、稲妻の如き鋭い勢いで刀を振り降ろす剣技。デカマスターから借りたディーソードベガを用いてベートニンに使用。
- デカブルー
-
- ブルーフィニッシュ
- ブルーの必殺技。2種類あり、劇場版では、マシンハスキーに乗りながら、弱点をディースナイパーで正確に撃ち抜く技であり、アルゴル星人ウインスキーを倒した。テレビ最終話では、ディーロッドで敵を切り裂く技であり、グリーンクラッシュとの同時使用でガニメデを倒した。
- デカグリーン
-
- グリーンクラッシュ
- 電撃をまとったディーロッドを一閃する。アルゴル星人ブランデルを倒した。
- デカイエロー
-
- ミラージュディメンション
- SPライセンスが作り出すヴァーチャル空間。敵を惑わせる。8話と41話で使用。本編ではイエローしか使用していないが、他のメンバーのライセンスでも使用可能かどうかは不明。
- デカピンク
-
- ウメコ爆弾キック
- イーアルの宇宙に酔拳対抗して、酒を飲んで酔っ払ったピンクが放った強烈なドロップキック。
- 防弾チョッキ着てても痛かったんだからキック
- ウメコがジャッキルに狙撃され、防弾チョッキのおかげで助かった後の戦闘で、怒りに燃えるピンクがジャッキルに放ったキック。普段の3倍の威力がある。
- デカマスター
-
- ベガスラッシュ
- ディーソードベガで満月のように円を描き、鬼気迫る勢いで突撃し、すれ違いざまにデリート許可された犯罪者を横一文字に叩き斬る銀河一刀流の奥義。厚さ240mmの鋼板を、さらに何層も重ねた複合装甲さえ一刀両断する。
- ベガトルネードスラッシュ
- ディーソードベガを回転させ、剣圧が巻き起こす竜巻で敵の動きを封じ、その弱点にベガスラッシュを叩き込む。ボンゴブリンに大ダメージを与えた。
- ベガインパルス
- 刀身ではなく、剣に宿るエネルギーで敵を断ち切る銀河一刀流の秘奥義。ボクデン星人ビスケスを倒した。
- デカスワン
-
- スワンイリュージョン
- ジャンプして、空中から白い羽状のエネルギーカッターを放出する。
- スワンレインボー
- 虹のような残像を残す回転蹴り。
マシーン
デカレンジャーの搭乗するマシーンは宇宙統一規格に基づいて開発されている。ただし、この規格のサイズは地球の通常車輌に比べてあまりにも巨大(そのため地球署にはマシンドーベルマン等、通常車両ベースの車輌も配備されている)なため、片側三車線の道路を走行する際は一般車両に対して「中央の車線に入り、両端の車線を空けるよう」との旨の注意を促す。
- パトストライカー
- デカレッドが操縦しているデカマシン。時速500kmで走行し、ブースターを併用する事で時速1300km以上の高速走行が可能なパトカー型6輪車。基本的な武器は無いが、ストライカーアーム(主にパトアーマーとパトシグナーをドッキングする際等に使用)を装備し、これを使って車体側面にジャッジメントソードを接続して攻撃に使用したこともある。
- パトジャイラー
- デカブルーが操縦するホバージェット型のデカマシン。マッハ3で飛行する。武器は両翼に装備された、4連装機関砲ジャイロバルカン。また、転送機能が付いているディーワッパーと、巨大な磁石のついたマグネワイヤーを装備している。
- パトレーラー
- デカグリーンが操縦しているトレーラー型デカマシン。時速350kmで走行する。デカレンジャーロボに合体した際の主要武器・シグナルキャノンをコンテナに積んでおり、この状態でも破壊光線、水流のウォータースプラッシュ、キャッチロープを放つ武器として使える。またジャッジメントソードの刃も搭載している。
- パトアーマー
- デカイエローが操縦している装甲投光車型デカマシン。時速360kmで走行する。武器はライトフラッシュ(巨大化したアリエナイザーや怪重機を強烈な光で目潰しにする)と体当たり攻撃のアーマーアタック。放水銃や拡声器も装備されている。ライトフラッシュの投光器がジャッジメントソードの柄部に転用される。劇中には出なかったが、水上を時速150kmで走行可能。
- パトシグナー
- デカピンクが操縦している水陸両用標識車型デカマシン。時速420kmで走行する。武器は無いが、サインボードが装備されている(分離時には通行禁止の標識として、また怪重機に対し警告の×印を出したり、デカレンジャーロボ、スーパーデカレンジャーロボに合体時にはジャッジメントの表示…等に使用)他、水上を時速180kmで走行可能。第17話でウメコが酔っ払ったとき、ドギー(デカマスター)が操縦したことがある。
- パトウィング
- 飛行型デカマシン。パトウィング1から5までの5機がある。デカウイングロボに合体後の飛行時に強力なGがかかるため、原則としてスワットモード時でなければ搭乗できないが、第39話でウメコが敵に魂を奪われた時はデカブレイクがパトウィング5を操縦した。巨大な拳銃型の「デカウイングキャノン」に合体するモードも持っている。
- パトウィング1
- デカレッド専用パトウィング。最高速度はマッハ3.5。高い機動性を持つ。光弾を発射して敵を攻撃する。2つのリボルバータンクを装備。
- パトウィング2
- デカブルー専用パトウィング。最高速度はマッハ3。安定した飛行が可能で、空中静止しながらの狙撃も可能。光弾やレーザーを発射可能。
- パトウィング3
- デカグリーン専用パトウィング。最高速度はマッハ2。コンテナを装備しており、機密度が高く危険物資などの運搬に適している。光弾を発射して敵を攻撃する。
- パトウィング4
- デカイエロー専用パトウィング。最高速度はマッハ2.5。頑丈で、ステルス機能を持つため、偵察に適している。光弾、照明弾、催涙弾を使用可能。
- パトウィング5
- デカピンク専用パトウィング。最高速度はマッハ2.5。大型スピーカーを装備。光弾による攻撃の他、水を噴射しての消火も可能。
- マシンドーベルマン
- バンとジャスミンが乗る通常捜査用のデカビークル。空気中のイオンを吸収して駆動するイオナイザーエンジン搭載で、最高時速500km。ボディはSPメタルファイバーと特殊ポリマーのハイブリッド素材製。トヨタ・セリカがベース。
- マシンブル
- センちゃんとウメコが乗るデカビークル。時速350kmで走行する。走行中に一定時間操作されないと自動操縦モードに切り替わる(29話)。ボディは特殊展性合金をSPメタルファイバーでコーティングしたもの。トヨタ・WiLL VSがベース。
- マシンハスキー
- ホージー専用のデカビークル(白バイ)。時速300kmで走行する。オートバランサーにより、滅多な事では転倒しない。ZZR400(N型)がベース。
- デカベース
- デカレンジャーの5人やボス、スワンが暮らし、デカマシンを収納し、スワンがメカの整備や製作に励んでいる、「宇宙警察地球署庁舎」そのもの。外壁は特種合金アヌビシューム製。前部のSPDエンブレムからベースビームを放つ。移動要塞「デカベースクローラー」へ特捜機動(変形)し、時速120kmで走行する。クローラー時の武器はクローラービーム。緊急用の脱出ポッドも搭載されている。
- SPDヘリコプター
- 劇場版でデカマスターが使用した、宇宙警察仕様のヘリコプター。
- SPDスペースシップ
- 第33話でデカレンジャー5人が惑星カダへ行くために使用した宇宙船。
ロボット
- デカレンジャーロボ - スーツアクター:日下秀昭
- 5体のデカマシンが特捜合体した姿。出力は1500万馬力。時速220kmで走行する。主な武器はジャッジメントソードとシグナルキャノン。合体前と威力・効果は変わらないものの、ジャイロバルカン、ジャイロワッパー、パトアーマーのライト(ライトサーチ)、パトシグナーのサインボードもそのまま使用可能。上空からジャッジメントソードで斬りつけるフライングクラッシュ、敵の腕をプロレス技のように固めるジャスティスホールドといった技も使える。敵の攻撃を側転でかわしながらシグナルキャノンで反撃するという、刑事ドラマの銃撃戦を髣髴とさせる動作が目立った(流石にこの時ばかりはCGだった)。必殺技はパトエネルギーをフルチャージし、シグナルキャノンを一斉発射する『ジャスティスフラッシャー』と、ジャンプしてからのジャッジメントソードによる斬撃『ジャッジメントクラッシュ』。敵を撃破すると親指を立てる。余談だが、歴代の一号ロボが斬撃を主な必殺技とし、銃撃はそれへの繋ぎとするのに対し、デカレンジャーロボは銃撃がメインの必殺技で、斬撃は基本的にジャスティスフラッシャーへの繋ぎ技、という感じで、位置づけが逆になっている(但し、ジャッジメントクラッシュでも敵怪重機を撃破した事事体はあるにはある)。
- デカベースロボ - スーツアクター:福沢博文
- デカベースクローラーがさらに超巨大機動(変形)した超巨大ロボット。署長であるデカマスター自ら指揮を執る。出力は6000万馬力。時速80kmで走行する。スーパー戦隊の基地ロボとしては唯一格闘戦をこなす(まともに歩ける)ものの、その巨大さ故の超重量が災いして小回りが利かず、反応も遅いため、素早い相手と近距離戦を構えた場合不利は避け得ない。武装は両手の指からミサイルを発射する「フィンガーミサイル」、デカベースクローラーの主武装クローラービームを連射する「ニープレスビーム」。キャッチロープも使用可能。必殺技は胸からパトエネルギーを放射する『ヴォルカニック・バスター』(収容したデカマシンのパトエネルギーを利用して、出力を上げることが可能)で、惑星破壊ミサイルを地上から宇宙で破壊できるほどの射程を誇る。敵を撃破すると敬礼する。なお、変形時に署内にいる人員にはデカベース内の安全な場所への避難命令が出され、いきなり変形しようとすると大パニックになる(エンディングのショートドラマで、もしいきなり変形するとどうなるか、様子が明らかとなった。特に脚にあたるエリアは危険)。
- デカウイングロボ - スーツアクター:今井靖彦
- 5機のパトウイングが合体した巨大ロボット。飛行能力に秀でており、マッハ5で飛行可能な上、怪重機を持ち上げての大気圏離脱が可能。出力は2500万馬力。主要武器は二丁の拳銃・パトマグナム。空中からの両足かかと落としダブルヒールスマッシュ等、飛行しながらのキック攻撃が得意で、左足のパトウィング5が分離して敵に突進する戦法を使ったこともある。必殺技は、デカウイングキャノンに変形して発射する『ファイナルバスター』で、エネルギー消費が激しいために1回の出動で1発しか撃てない。そして最強の必殺技はデカレンジャーロボ、デカバイクロボ、デカベースロボのパトエネルギーをデカウイングキャノンにフルチャージして撃つ『オールスター・アルティメットバスター』(Episode43で披露)。例外としてデカバイクロボのパトエネルギーを込めて放つ『ツインロボ・アルティメットバスター 』(Episode49で披露)、マジレジェンドの魔法エネルギーを込めて放つ『マジファイナルバスター 』(『マジレンジャー VS デカレンジャー』で披露)がある。スーパー合体によるパワーアップのような派手な要素には欠けた上、最後に登場したロボであるため出番も決して多くはないが、デカウイングキャノンへの変形・合体機構を活かした演出が度々登場し、ストーリーに花を添えるのに一役買っている。敵を撃破すると拳を突き上げる。余談だが途中一回だけ登場した「パトウイング2抜きの合体形態」は、スタッフがオモチャのデカウイングロボをいじっている間に考え付いた、という話が残っている。
特キョウの装備品
個人装備・マシーン
- ブレスロットル
- 特キョウ所属捜査官が装着しているかなり大きな腕輪型のアイテム。SPライセンスの機能を持つ(変身時のセリフは「エマージェンシー、デカ○○○○(各自のコードネーム)!フェイス・オン!」)他、変身後には正拳アクセルブローの数々の技を繰り出すためのサポートアイテムともなる。また凝縮・圧縮されたデカスーツもこの中に格納されている(彼らは他の捜査官と違い、特定の部署を持たず転々と移動するためと思われる)。特キョウ所属捜査官はブレスロットル以外の装備は持っていない。
- 光速拳ライトニングフィスト
- デカブレイクの技。ブレスロットルのスロットルで加速装置を起動し、左腕を光速で繰り出す。ブリッツ・ヘルズの稲妻散弾銃の弾丸も全て掴み取ってしまう。応用技として、光速で動く敵も迎撃する「超光速拳スーパーライトニングフィスト」や、それを応用した必殺アッパー「光速拳ライトニングアッパー」がある。
- 電撃拳エレクトロフィスト
- デカブレイクの技。ブレスロットルのスロットルで電撃発生装置を起動し、地を這う電撃を放つ。 応用技として、電気エネルギーを帯びた左拳を直接敵に打ち込む「超電撃拳スーパーエレクトロフィスト」がある。
- 灼熱拳ファイヤーフィスト
- デカブレイクの技。ブレスロットルのスロットルで火炎発生装置を起動し、手のひらから炎を放つ。炎をまとって攻撃することも可能。
- 剛力拳パワーフィスト
- デカブレイクの技。ブレスロットルのスロットルで腕力強化装置を起動し、左腕の腕力を増強する。左腕だけでトラックや煙突も持ち上げる。
- 竜巻拳トルネードフィスト
- デカブレイクの技。ブレスロットルのスロットルで竜巻発生装置を起動し、左の拳から嵐を巻き起こす。
- 噴射拳インパルスフィスト
- デカブレイク、デカブライト共通の技。ブレスロットルのスロットルで水流発生装置を起動し、高圧ジェット水流を噴射する。消火にも使用可能。強化版である「スーパーインパルスフィスト」という技もある。
- 必殺拳ソニックハンマー
- デカブレイクの必殺技。ブレスロットルにパワーをチャージさせ、空中からの飛び込み正拳突きで敵を粉砕する。ゲド星人ウニーガを倒した。
- 電光拳プラズマフィスト
- デカブレイクの必殺技で正拳アクセルブロー秘奥義。敵に電撃を叩き込む。講談社特製スーパービデオ『超必殺わざ勝負!デカレッドVSデカブレイク』で使用。
- 雷撃拳サンダーフィスト
- デカブライトの技。ブレスロットルのスロットルで電撃発生装置を起動し、稲妻を放つ。
- 防御拳バリヤーフィスト
- デカブライトの技。ブレスロットルのスロットルでバリヤー発生装置を起動し、手のひらからバリヤーを出して攻撃を防ぐ。雑誌ではデカブレイクの技として載っていた事から、デカブレイクも使用可能と思われる。
- 至高拳ハイエストハンマー
- デカブライトの必殺技。ブレスロットルにパワーをチャージし、正拳から3つの環が重なって球状になったエネルギーを放つ。
- マシンボクサー
- 特キョウ所属捜査官専用のデカビークル(一輪白バイ)。最高時速330km。ジャイロバランサーを内蔵したメインホイールは、高機動性と優れた旋回性能を有し、過密な都市環境でも追跡に有利。リアの補助ホイールを応用することで、急傾斜地の登坂も可能。可動式マフラーでジャンプも可能。
ロボット
- デカバイク
- デカブレイクが操縦する巨大な白バイ型デカマシン。出力は1200万馬力。地上を時速550kmで走行し、マッハ3で飛行する。他のデカマシン同様に恒星間航行能力を備えており、劇中ではテツはバンの着任時と同じくこれで地球へやってきたほか、レスリー星や監獄衛星に赴く際にもこの機能が用いられている。ビーム砲が左右に装備されている他、戦闘では体当たりを得意とする。また、この状態でデカレンジャーロボを搭乗させることで出力3500万馬力、最高時速700kmの「ライディングデカレンジャーロボ」になり、二体のエンジンを直結することで威力の上がった「ライディングジャスティスフラッシャー」が使用できる。
- デカバイクロボ
- デカバイクが「特捜変形」したロボット形態。出力は2000万馬力。時速250kmで走行する。両腕に衝撃波ソニックブームを発生可能なスリーブソードを装備。キャッチロープも使用可能。寝そべって脚部と胸のタイヤで高速走行するスライディングモードや背中のブースターによる高速機動が可能で、射撃戦を得意とするデカレンジャーロボに対してこちらは格闘戦を得意とし、一本背負いも使用可能。必殺技はスライディングモードで飛び上がり、スリーブソードで連続して斬りつける「ソードトルネード」。
- スーパーデカレンジャーロボ
- デカレンジャーロボとデカバイクロボが「超特捜合体」したスーパーモード。デカマシンが宇宙統一規格にのっとって開発されていることを利用したスワンの改良によって合体が可能となった。出力は3800万馬力。時速230kmで走行する。頭と背中に装備された3基のハイパーブースターによって高速度で動き回りながら、デカバイクロボの胸に装備されていた金色の装甲を用いた拳で格闘戦を繰り広げる。また、テツの技「正拳アクセルブロー」を正確にトレースする(具体的にそういった描写が劇中に出たことは無い)。スワン曰く移動速度は「当社比」380%アップ、パンチの衝撃度は400%アップしているらしい。その一方で、怪重機ミリオンミサイルのミサイル攻撃によって大規模な修理を要すダメージを被った上、性能を十分に発揮できないハンデを背負ってはいたものの怪重機フランケンザウルスの必殺技を受けて大破する等、防御力の面において何度かその脆さを露呈している。必殺技は敵の懐に入り込んで1秒間に80発の連続パンチを浴びせ、厚さ10メートルの鉄板をも打ち抜く「ガトリングパンチ」、ガトリングパンチからのコンビネーションで用いられた「ダイナマイトアッパー」。
合体技
- フォーメーションF3
- レッドがディーマグナムを連射し、次にレッドの両肩を使ってイエローとピンクがジャンプしながらディースティックで打撃を行い、さらにブルーとグリーンが飛び蹴りを放ち、敵が攻撃を加えようとするとき4人が盾になってレッドを守った後、ハイブリッドマグナム、ディースナイパー、ディーブラスター、ディーショットの同時射撃を決める。ファーリーに使用。
- フォーメーションF4
- レッドとイエローが飛び蹴りを放ち、次にブルーとグリーンの飛び込みパンチを決めた後、ピンクがウメコスペシャルアタック(ピンク以外の4人が腕を卍型に組んでジャンプ台を作り、そのジャンプ台を利用して跳躍したピンクがディースティックで鋭い突きを放つ) を決める。ゴルドムに使用。
- フォーメーションF7
- レッドがディーマグナムを連射し、次にブルーとグリーンがレッドの肩を使ってジャンプしながらディーロッドによる打撃を食らわし、さらにイエローとピンクの飛び蹴りを決め、最後にレッド、ブルー、グリーンを土台に、イエローとピンクがその上に乗ったやぐらを組むデカタワーを組んでからそのままディーマグナム、ディースナイパー、ディーブラスター、ディーショットの一斉射撃であるタワーシュートを決める。ボラペーノが変身した偽ブリッツに使用。
- フォーメーションF1
- 突撃しながらディーリボルバーを連射するブルーとイエローのコンビネーション攻撃。テリーXに使用。
- フォーメーションR2
- 37話で名前だけ登場したフォーメーション。ブルーの代わりにブレイクが加わる予定だったが、すぐにブルーが合流、スワットモードで敵を追跡したため未使用に終わり、詳細は不明。
- フォーメーションU2
- 『マジレンジャー VS デカレンジャー』で使用したフォーメーション。ピンクがディーショットで巨大アリエナイザーの足を攻撃し、怯んだ隙にパトレーラーのキャッチロープとパトアーマーのライトで動きを封じ、デカバイクロボが人命救助し、パトジャイラーのジャイロワッパーで逮捕する。
- スペシャルフォーメーション
- デカブレイクが突撃し、次にブルーとグリーンがディーリボルバーを放ち、イエローとピンクもディーリボルバーを放って相手の防御を崩したところにレッドのディーリボルバーを決める連続攻撃。44話でアブレラに使用。
- ツインカムシュート
- イエローとピンクが同時にディーショットを放つ。ジャーゴ星人スキーラを倒した。
- ツインカムアタック
- イエローとピンクが同時にゼニボムとディースティックの連続攻撃を決める。イーアルに使用。
- メリーゴーランドシュート
- 劇場版で使用した技。イエローとピンクが二人同時でジャンプし、回転しながらディーショットで中央の敵を攻撃する。
- ツインカムラブリータイフーン
- 空中で旋回しながら中心にいる敵に向かってディーリボルバーを連射するイエローとピンクの合同技。ミーメに使用。
- ツインカムラブリーキック
- 劇場版で使用した技。イエローとピンクの二人で同時に敵に蹴りこむ。アルゴル星人ジーンを倒した。
- トリプルガールズかしましキャンティーズアタック
- 『デカレンジャー VS アバレンジャー』で使用した技。アバレイエローのアバレイザー、デカイエロー&ピンク→ディーショットを同時に放つ。再生サキュバス・ヘルズを倒した。
- スーパーカルテットビーム
- 『デカレンジャー VS アバレンジャー』で使用した技。アバレッドのティラノロッド、アバレブルーのトリケラバンカー、アバレブラックのダイノスラスター、デカイエローのディースティックから同時にビームを放つ。再生ボンゴブリンを倒した。
- らんるのド~ンといってみるタイ!
- 『デカレンジャー VS アバレンジャー』で使用した技。デカレッド、デカブルー、デカグリーンがアバレイエローを抱え上げ「ド~ン」の合図で敵に向かって放り投げる。再生ミリバルを倒した。
- ダイノスラスターファイヤーインフェルノスペシャルゴージャスDX
- 『デカレンジャー VS アバレンジャー』で使用した技。アバレブラックのファイヤーインフェルノ、アバレッドのアバレイザー、デカレッドのハイブリットマグナムを同時に放つ。
ドロイド
エージェント・アブレラの販売する戦闘兵。
- アーナロイド
- 数の多い量産型で最高で一度に百体近く出現した事もある。武器はナイフと専用の銃。
- バーツロイド
- アーナロイドよりも性能が高く、怪重機の操縦までこなす。武器はX型の剣と専用銃。
- イーガロイド - 声:中井和哉、スーツアクター:岡元次郎
- 最高級ドロイド。ゲド星人ウニーガをモデルに製作されており(声まで一緒)、知能も高い。ウニーガの剣技を元にした必殺技まで持っている。武器は細身と大型(見た感じ未来戦隊タイムレンジャーでタイムレンジャーが使ったクロノベクターに似ている)2種類の剣と専用の銃。デカレンジャーの面々(特にジャスミン)からは「イガイガ君」と呼ばれる。
怪重機
エージェント・アブレラの販売する巨大マシーン。商品というだけあって同型機が複数出てくることも多く、本作品の巨大ロボット戦を特徴的なものにしている一因ともなっている。パイロットはアリエナイザーであるケースと(この場合、搭乗した相手にそのままジャッジメントが下される)、アブレラの命によるバーツロイド、イーガロイドなどのメカ人間の場合とがある。尚一部の機体にはジャスミンが命名したアダ名が付いている。
- ファンクラッシャー(ドン・モヤイダ)
- 2話に登場した怪重機。前面のファンでビルを破壊し内部で宇宙ダイヤの生成ができる。
- デビルキャプチャー型
- 甲殻類に似た形状の怪重機。右腕はデビルクロウという大型のノギス、左腕はタイプによってバルカン内蔵の小さい鋏(1、4)が付いた型とデビルバスーカというキャノン砲(2、3、5、6)が付いた型の2タイプに分かれる。劇中の登場頻度はかなり多いシリーズ。
- デビルキャプチャー(ヘルヘブン)
- デビルキャプチャー2(ケバキーア)
- デビルキャプチャー3(イーガロイド)
- デビルキャプチャー4(ファーリー、操縦はバーツロイド)アダ名:シオマネキくん
- デビルキャプチャー5(ファラウェイ)
- デビルキャプチャー6(バーツロイド)
- エンバーンズ(ダゴネール、シロガー)
- ブリキのロボットのような形状の怪重機。胸のパラボラアンテナから光線を出す。
- シノビシャドー型
- 忍者を参考に作られた怪重機。空中殺法や分身の術を得意とする。
- シノビシャドー(シェイク)
- シノビシャドー2(ジンチェ)
- テリブルテーラー型
- 全身に12機のドリルを搭載した地中潜行型怪重機。地下からの潜入や地中を使っての逃走に適している。
- テリブルテーラー(ベン・G、操縦はバーツロイド)
- テリブルテーラー2(ゴルドム)
- キャノングラディエーター型
- 騎士のような姿をした完全戦闘用重火器搭載型怪重機。手にした剣とキャノン砲を搭載した盾が武器。性能がいいからかデビルキャプチャー系に次いでバリエーションが多い。
- キャノングラディエーター(メテウス、操縦はバーツロイド)
- キャノングラディエーター2(バイズ・ゴア)アダ名:カッチュウくん
- キャノングラディエーター3(ジャッキル)アダ名:ローマくん(カッチュウくん改め)
- キャノングラディエーター4(ギャンジャバ)アダ名:ローマカッチュウくん
- ビグドローワー型
- 元々は資材運搬用だったメカを大型化 & 武装搭載したもの。両腕のビームで建築物を圧縮・縮小して運搬できる。2号機は運搬機能を廃し、対デカベースロボ用に重武装に改造された。
- ビグドローワー(バーツロイド)
- ビグドローワー2(アブレラ)
- ゴッドパウンダー(ヘルズ三兄弟、ボラペーノ)
- 元々はヘルズ3兄弟専用として開発された機体(のちにポラペーノがレプリカ機を運用)。目や肩からのビームや馬乗りしての殴りつけ攻撃を得意とする。ジャスミンが付けたアダ名は「馬乗りくん」
- ハンタージェット型
- 惑星間航行用スペースシップの作業用アームを換装等して武装化した怪重機。
- ハンタージェット(ビョーイ、サノーア)
- ハンタージェット2(バーツロイド)アダ名:とびますとびますくん2号
- アルティメットイビル型
- 森林伐採 & 不要建築物破壊用の機体を改造したもの。切れ味が鋭い鋏と強固な装甲、高い機動力をもつ。
- アルティメットイビル(ダーデン、デーチョ)
- アルティメットイビル2(ジンギ)
- メガロリア型
- 見た目も考慮され作られた女性型怪重機。小型の盾と槍を使った格闘戦を得意とする。主に芸術家気取りの犯罪者や女性犯罪者が運用。人気があるらしくシロガーも買おうとしたが、売り切れていたためエンバーンスを買ったらしい。
- メガロリア(ジェニオ、操縦はバーツロイド)
- メガロリア2(ミーメ)
- ナイトチェイサー型
- 宇宙往還機のブースターを元に、更に高スペックブースターを装備したスピード戦闘型怪重機。鎖鎌を武器とする。
- ナイトチェイサー(イーガロイド)
- ナイトチェイサー2(ラジャ・ナムナン)
- ミリオンミサイル(ギネーカ、ジェリフィス)
- 戦闘機形態に変形できる最新モデル。その名のとおり全身に装備したミサイルが武器。
- フランケンザウルス(ハイマル:遠隔操縦)
- ファンクラッシャー(腹部)、デビルキャプチャー(デビルクロウ(右腕)を搭載した尻尾)、シノビシャドー(下半身)、テリプルテーラー(腕)、ゴッドパウンダー(肩)、ミリオンミサイル(胸)、オリジナルの頭部からなる怪重機。アダ名は「ごちゃまぜくん」
- アブトレックス(アンゴール)
- アブレラがデカベース乗っ取り用に用意した高性能怪重機。アブトレーラーというドリル戦車モードに変形できる。なお、Vシネマ『魔法戦隊マジレンジャー VS デカレンジャー』には同系機のアボトレックスが登場する。
キャスト
ゲスト俳優
- 菊池隆則(1・2話ゲスト:黒コートの男)
- エド山口(3・4話ゲスト:敏郎 役)
- 藤井佳代子(3・4話ゲスト:京子 役)
- みのすけ(5話ゲスト:岩木/マノ・マーク 役)
- 郷本直也(11話ゲスト:ヴィーノ 役)
- ダンディ坂野(17話ゲスト:イーアルの人間体/中華料理店オーナーのワン 役)
- 蒲生麻由(21~23話ゲスト:サキュバス・ヘルズ 役)
- 近野成美(25話ゲスト:シンノー星人ハクタク(人間態) 役)
声優
スーツアクター
- 上から7人(福沢から日下まで)は劇場版「特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE~フルブラスト・アクション~」で特別出演した。
スタッフ
- 原作:八手三郎
- 制作統括:(東映)鈴木武幸
- プロデュース:(東映)塚田英明、土田正通、(東映AG)矢田晃一、(テレビ朝日)シュレック・ヘドウィック
- 脚本:荒川稔久、武上純希、横手美智子
- 監督:渡辺勝也、辻野正人、竹本昇、坂本太郎、中澤祥次郎、鈴村展弘
- 撮影:松村文雄、大沢信吾
- 助監督:竹本昇、中澤祥次郎ほか
- 特撮監督:佛田洋
- プロデューサー補:泉谷裕
- アクション監督:石垣広文、竹田道弘(ジャパンアクションエンタープライズ)新堀和男
- 音楽:亀山耕一郎
- ヒーロー & メカニックアイテムデザイン:プレックス
- キャラクターデザイン:森木靖泰、松井大、原田吉郎(劇場版のみの参加)
主題歌
オープニングテーマ
- 『特捜戦隊デカレンジャー』
- 作詞:吉元由美、作曲:宮崎歩、編曲:京田誠一、歌:サイキックラバー
- 作曲の宮崎はV6や島谷ひとみに曲を提供する他、自らもアニメ『デジモン』シリーズの挿入歌などを歌うシンガーソングライター。編曲の京田はアイドルポップスからアニメ作品、夏川りみらに曲を提供し、自らは中国のアーティストとの競演まで幅広く活躍。
- 派手なロックサウンドを響かせるギターパートはもちろんサイキックラバーのギタリスト・IMAJO (JOE) が担当。
- 最終話ではEDとして、また劇場版では挿入歌の一つとして使われた。
- シングルを10万枚以上売り上げ、戦隊シリーズの曲としては当時最高となるヒットとなった。現在は魔法戦隊マジレンジャーが最高の売り上げを記録している。
エンディングテーマ
- 『ミッドナイト デカレンジャー』
- 『girls in trouble! DEKARANGER』(ガールズイントラブルデカレンジャー)
- 作詞:藤林聖子、作曲:ゆうまお、編曲:西端幸彦、歌:ジャスミン&ウメコ、デカレンボーイズ(バン・ホージー・センちゃん)
- 17話で初めて使われたジャスミン、ウメコがメインのエピソードのみのエンディング。また、劇場版ではデカレンボーイズ+テツも一緒に歌った『THE MOVIE VERSION DEKARANGER』を使用。
放映リスト
- サブタイトルの頭には必ず「Episode(話数)」が付けられる。「○○・××」というカタカナの表記に統一されている。
放送日 | サブタイトル | 登場アリエナイザ-、宇宙の住人 | 登場怪重機、メカ | スタッフ |
---|---|---|---|---|
2004/2/15 | Episode.01 ファイヤーボール・ニューカマー |
ラブーリ星人バラン・スー ディアマンテ星人ドン・モヤイダ(声・演(人間態):菊池隆則) |
スカラベーダ- | 監督-渡辺勝也 脚本-荒川稔久 |
2004/2/22 | Episode.02 ロボ・インパクト |
ディアマンテ星人ドン・モヤイダ(声・演(人間態):菊池隆則) | 怪重機ファンクラッシャー | |
2004/2/29 | Episode.03 パーフェクト・ブルー |
グローザ星人ヘル・ヘヴン(声:酒井敬幸) リコモ星人ケバキーア(声:戸部公璽) フラグラント星人衛里香(演:吉木りさ) |
怪重機デビルキャプチャー | 監督-辻野正人 脚本-荒川稔久 |
2004/3/7 | Episode.04 サイバー・ダイブ |
リコモ星人ケバキーア(声:戸部公璽) フラグラント星人 |
怪重機デビルキャプチャー2 | |
2004/3/14 | Episode. 05 バディ・マーフィー |
アンリ星人ベイルドン(声:三宅健太) ドルトック星人マノ・マーク(演(人間態):みのすけ) |
― | 監督-竹本昇 脚本-荒川稔久 |
2004/3/21 | Episode.06 グリーン・ミステリー |
ジューザ星人ブライディ(声:沼田祐介) リドミハ星人カーサス(演:林知花) リドミハ星人カーミア(演:福田峰子) |
― | |
2004/2/28 | Episode.07 サイレント・テレパシー |
クウォータ星人ダゴネール(声:高戸靖広) イーガロイド(声:中井和哉) |
怪重機エンバーンズ | 監督-渡辺勝也 脚本-荒川稔久 |
2004/4/4 | Episode.08 レインボー・ビジョン | |||
2004/4/11 | Episode.09 ステイクアウト・トラブル |
ザムザ星人シェイク(声:日下秀昭) ザムザ星人マイラ(演:中本奈奈) |
怪重機シノビシャドー | 監督-坂本太郎 脚本-武上純希 |
2004/4/18 | Episode.10 トラスト・ミー | |||
2004/4/25 | Episode.11 プライド・スナイパー |
ビリーザ星人ヴィーノ(ギガンテス)(演:郷本直也) | ― | 監督-中澤祥次郎 脚本-荒川稔久 |
2004/5/2 | Episode.12 ベビーシッター・シンドローム |
オカーナ星人エイミー(声:中山さら) イーガロイド(声:中井和哉) |
怪重機デビルキャプチャー3 | |
2004/5/9 | Episode.13 ハイヌーン・ドッグファイト |
カジメリ星人ベン・G(声:檜山修之) | 怪重機テリブルテーラー | 監督-竹本昇 脚本-荒川稔久 |
2004/5/16 | Episode.14 プリーズ・ボス |
クリスト星人ファーリー(声:江川央生) | 怪重機デビルキャプチャー4 | |
2004/5/23 | Episode.15 アンドロイド・ガール |
ティタン星人メテウス(声:小谷津央典) メリア(フローラ)(演:彩月貴央) |
怪重機キャノングラディエーター | 監督-渡辺勝也 脚本-武上純希 |
2004/5/30 | Episode.16 ジャイアント・デストロイヤー |
マシーンモンスター ギーガス | ||
2004/6/6 | Episode.17 ツインカム・エンジェル |
オズチュウ星人イーアル | ― | 監督-渡辺勝也 脚本-荒川稔久 |
2004/6/13 | Episode.18 サムライ・ゴーウエスト |
ゾイナー星人ベートニン | 怪重機ビグドローワー | 監督-坂本太郎 脚本-荒川稔久 |
2004/6/27 | Episode.19 フェイク・ブルー |
ウージョン星人ジンチェ | 怪重機シノビシャドー2 | |
2004/7/4 | Episode.20 ランニング・ヒーロー |
ゲルマー星人バイズ・ゴア | 怪重機キャノングラディエーター2 | 監督-竹本昇 脚本-横手美智子 |
2004/7/11 | Episode.21 マッド・ブラザーズ |
リバーシア星人ブリッツ・ヘルズ リバーシア星人ボンゴブリン・ヘルズ リバーシア星人サキュバス・ヘルズ |
怪重機ゴッドパウンダー | 監督-竹本昇 脚本-武上純希 |
2004/7/18 | Episode.22 フルスロットル・エリート |
― | 監督-中澤祥次郎 脚本-荒川稔久 | |
2004/7/25 | Episode.23 ブレイブ・エモーション |
リバーシア星人ブリッツ・ヘルズ リバーシア星人サキュバス・ヘルズ |
怪重機ゴッドパウンダー | |
2004/8/1 | Episode.24 キューティー・ネゴシエイター |
ドラド星人ゴルドム バリス星人アッティカ・アルパチ バリス星人アッティカ・アルパチJr. |
怪重機テリブルテーラー2 | 監督-辻野正人 脚本-武上純希 |
2004/8/8 | Episode.25 ウィットネス・グランマ |
スピリト星人ビョーイ シンノー星人ハクタク |
怪重機ハンタージェット | |
2004/8/15 | Episode.26 クール・パッション |
タイラー星人ダーデン バンダレ星人ジーバ ビース星人ビーリング |
怪重機アルティメットイビル | 監督-坂本太郎 脚本-横手美智子 |
2004/8/22 | Episode.27 ファンキー・プリズナー |
バリゲ星人ミリバル ワンデ星人ニワンデ |
― | 監督-坂本太郎 脚本-荒川稔久 |
2004/8/29 | Episode.28 アリエナイザー・リターンズ |
パウチ星人ボラペーノ スペキオン星人ジェニオ |
怪重機ゴッドパウンダー(コピー) | 監督-竹本昇 脚本-武上純希 |
2004/9/5 | Episode.29 ミラー・リベンジャー |
スペキオン星人ジェニオ | 怪重機メガロリア | |
2004/9/12 | Episode.30 ギャル・ハザード |
スロープ星人ファラウェイ スロープ星人ピロジー イーガロイド |
怪重機ナイトチェイサー 怪重機デビルキャプチャー5 |
監督-中澤祥次郎 脚本-荒川稔久 |
2004/9/19 | Episode.31 プリンセス・トレーニング |
プコス星人ジャッキル トサーカ星人イオ・ヨンマールイッチ トカーサ星人ゴーチャ トカーサ星人マチカ |
怪重機キャノングラディエーター3 | |
2004/9/26 | Episode.32 ディシプリン・マーチ |
カラカズ星人サノーア ボッツ星人ゾータク トート星人ブンター |
― | 監督-辻野正人 脚本-横手美智子 |
2004/10/3 | Episode.33 スワットモード・オン |
― | ||
2004/10/10 | Episode.34 セレブ・ゲーム |
サウザン星人ギネーカ ハンドレ星人デーチョ テンテ星人シロガー チャンベーナ星人ギン シンノー星人ハクタク |
怪重機ミリオンミサイル 怪重機アルティメットイビル 怪重機エンバーンズ |
監督-鈴村展弘 脚本-武上純希 |
2004/10/17 | Episode.35 アンソルブド・ケース |
テンカオ星人ラジャ・ナムナン テンカオ星人ゴレン・ナシ テンカオ星人ヤム・トムクン テラン星人チョウ・サン |
怪重機ナイトチェイサー2 | |
2004/10/24 | Episode.36 マザー・ユニバース |
ポッペン星人ハイマル(声:龍田直樹) トート星人ブンター |
怪重機フランケンザウルス 怪重機デビルキャプチャー6 |
監督-渡辺勝也 脚本-横手美智子 |
2004/10/31 | Episode.37 ハードボイルド・ライセンス |
マイク星人クロード(声:辻本祐樹) マイク星人テレサ演:田中千絵 |
― | 監督-渡辺勝也 脚本-荒川稔久 |
2004/11/7 | Episode.38 サイクリング・ボム |
アラドン星人ギャンジャバ ファルファ星人ヤーコ |
怪重機キャノングラディエーター4 | 監督-竹本昇 脚本-武上純希 |
2004/11/14 | Episode.39 レクイエム・ワールド |
ユイルワー星人ミーメ | 怪重機メガロリア2 | 監督-竹本昇 脚本-荒川稔久 |
2004/11/21 | Episode.40 ゴールドバッヂ・エデュケーション |
パイロウ星人コラチェク リサ・ティーゲル(デカブライト) |
超LLサイズ・フレイムギア | 監督-中澤祥次郎 脚本-横手美智子 |
2004/11/28 | Episode.41 トリック・ルーム |
アサシン星人ジンギ ザブン星人ドン・ブラコ ギラーク星人ドン・ビアンコ |
怪重機アルティメットイビル2 | 監督-中澤祥次郎 脚本-武上純希 |
2004/12/5 | Episode.42 スカル・トーキング |
スマスリーナ星人ニカレーダ ミノロ星人モンテーン博士 宇宙生物ブラウゴール(兄) |
― | 監督-坂本太郎 脚本-荒川稔久 |
2004/12/12 | Episode.43 メテオ・カタストロフ |
宇宙生物ブラウゴール(弟) | ― | |
2004/12/19 | Episode.44 モータル・キャンペーン |
ボクデン星人ビスケス(声:草尾毅) | 怪重機ビグドローワー2 | 監督-鈴村展弘 脚本-武上純希 |
2004/12/26 | Episode.45 アクシデンタル・プレゼント |
アモーレ星人バーチョ バンダレ星人ジーバ |
― | 監督-鈴村展弘 脚本-横手美智子 |
2005/1/9 | Episode.46 プロポーズ・パニック |
スケコ星人マシュー | 怪重機ハンタージェット2 | 監督-中澤祥次郎 脚本-荒川稔久 |
2005/1/16 | Episode.47 ワイルドハート・クールブレイン |
ダイナモ星人テリーX レオン星人ギョク・ロウ |
― | 監督-中澤祥次郎 脚本-武上純希 |
2005/1/23 | Episode.48 ファイヤーボール・サクセション |
クラーン星人ジェリフィス スドラ星人ギレーヌ |
怪重機ミリオンミサイル2 アブトレーラー |
監督-竹本昇 脚本-横手美智子 |
2005/1/30 | Episode.49 デビルズ・デカベース |
エージェント・アブレラ ゲド星人ウニーガ ドラグ星人ガニメデ ギモ星人アンゴール ジャーゴ星人スキーラ |
アブトレーラー(怪重機アブトレックス) | 監督-竹本昇 脚本-荒川稔久 |
2005/2/6 | Episode.50 フォーエバー・デカレンジャー |
エージェント・アブレラ ゲド星人ウニーガ ドラグ星人ガニメデ ジャーゴ星人スキーラ レオン星人ギョク・ロウ |
― |
放映ネット局
劇場版
- 特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE フルブラスト・アクション
- 2004年9月11日公開。同時上映作品は、『仮面ライダー剣 MISSING ACE』。
- ゲストヒロインであるマリー・ゴールド刑事=デカゴールド役を新山千春が、犯罪グループのリーダーを遠藤憲一が演じた。
劇場版オリジナルメカ
- ブラストバギー
- レスリー星のデカマシン。出力は1200万馬力。時速600kmで走行する。映画内では、レスリー星のデカベースに残されていたものをテツが操縦した。単体でも射撃攻撃が可能だが、その真価はロボに装着(特捜武装)されることによって発揮される。レスリー星にこれ以外のデカマシン、及びロボットが配備されていたのかどうかは不明。
- デカレンジャーロボ フルブラストカスタム
- ブラストバギーがブラストシールド(車体)とブラストランチャー(搭載砲)にわかれてデカレンジャーロボに装着(特捜武装)されたもの。胸部のパトライト部分にはロールバー状の装甲が追加装備されている。出力は2000万馬力。時速220kmで走行する。必殺技はブラストシールドを支柱に回転しながら全方位射撃を加える「スピニングブラスト」、ブラストシールドにブラストランチャーを固定し、パトエネルギーを充填して発射する「ブラストランチャー・フルブラスト」。
- 怪重機 キラータンク
- ガスドリンカーズ所有の怪重機で名前のとおり下半身がキャタピラになっている。右腕のバルカン砲と左腕のアンカーが武器。ヴォルガーが運用した以外に無人仕様の機体が大量に出てきた。
ゲスト
- 新山千春:レスリー星人マリー・ゴールド
- 宇宙警察所属のスペシャルポリス。デカゴールドに変身可能(劇中一瞬のみの登場)。バンと共に捜査を行う。時間を止める能力を持つ。武器はディースマッシャー01と02。
- 遠藤憲一:アルゴル星人ヴォルガー(人間態 & 声)
- 田村円:アルゴル星人ブランデン
- 天祭揚子:アルゴル星人ジーン
- 岡本美登:アルゴル星人ウインスキー
- 犯罪者チーム、ガスドリンカーズの面々。詳しくは前述。
- ささきいさお(特別出演):マイケル・マイクソン(声)
- 前述のように、『ミッドナイト デカレンジャー』を演奏する(と設定されている)エイリアンのバンド「ロケットシップ・ベイビーズ」のボーカリスト。
- 山本梓、福澄美緒(友情出演)
- 『ハリケンジャー』で演じたフラビージョとウェンディーヌとして登場(ただし「宇宙大学生」の肩書きがついており、同一人かは公式のアナウンスなし)。
スタッフ
- エンディングテーマ
-
- 『THE MOVIE VERSION DEKARANGER』(ざ・むーびーばーじょんでかれんじゃー)
- 作詞:藤林聖子、作曲:ゆうまお、歌:デカレンボーイズ & ガールズ
コミックス
- 雑誌『特撮エース』No.007~009に掲載。竹山祐右作画。2005年6月1日に単行本発売。
- ガスドリンカーズやマリーらを含め登場キャラは同じだが、ストーリー展開は映画と大きく異なり、殆ど別の作品となっている。
- またデカレッドは、この作品でのみの二段変身『ブラストモード』を披露している。
トピックス
- 2004年10月8日と12月24日にテレビ朝日系の人気音楽長寿番組「ミュージックステーション」にメンバーが出演。『恋愛戦隊シツレンジャー』を歌う後藤真希、松浦亜弥、安倍なつみの3人との「夢の競演・実現!」でアリエナイザーを一撃必殺で勝利した。12月24日放送の「SUPER LIVE 2004」では、生放送会場であるさいたまスーパーアリーナの占拠を目論むエージェント・アブレラまで登場している。
- 同年10月24日の回はL字画面で、新潟県中越地震の最新情報を出しながら放送した(一つ前の枠である「かいけつゾロリ」は名古屋テレビが送出元であったためテレビ朝日のみL字画面が付加されたが、この番組はテレビ朝日が送出元であったため、L字画面を付加した状態で全国送出されている)。しかも、この回は白鳥スワン(石野真子)が主役の回だったため、石野真子ファンからは反感を買った。この回をフルサイズで視聴できたのは、静岡朝日テレビや山陰中央テレビといった週遅れ地域だけとなってしまった。
- 提供スポンサーであった、焼肉レストラン「牛角」のCMにメンバーが出演し、タイアップキャンペーンが好評を博した。また劇中でも事件の打ち上げにここがタイアップとして使われたこともある。
- 特撮ファンでもある劇作家・中島かずきは、雑誌『HERO VISION』(朝日ソノラマ)での東映・塚田英明プロデューサーとの対談で、本作のために2本のシナリオを構想していた事を明かした。一つは宇宙警察内の汚職を盛り込んだ法廷劇、もう一つは宇宙マフィアを絡めたものだったという。結局実現しなかったが、中島は翌年の『ウルトラマンマックス』で脚本デビューした。
- テレビ放送最終回の最後の提供コールにおいて、デカレッドが次戦隊『魔法戦隊マジレンジャー』のマジレッドと握手を交わすという“引継ぎ”的なシーンが放送された。マジレンジャー最終回のテレビ放送でも同様のシーンがあり、2004年の作品以降、スーパー戦隊シリーズの恒例儀式となっている。
- 東京ドームシティアトラクションズのデカレンジャーショーで変身前の役者が出る回はこれまでにない人気となり、最終日となった2005年3月13日は異例の7回公演を敢行した。
- 『轟轟戦隊ボウケンジャー』にて2006年10月1日放送の『30th ANNIVERSARY』のコーナーにてマーフィーK9が2年ぶりに登場している。
オリジナルビデオ
関連項目
- チェンジング・ナウ(本作をモデルとしたシーンが多数出てくる。)
外部リンク
前後番組の変遷
テレビ朝日系 スーパーヒーロータイム(2004年~2005年) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
仮面ライダー剣
特捜戦隊デカレンジャー |