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| ボディタイプ=3ドア [[クーペ|マイクロクーペ]] |
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| トランスミッション=[[無段変速機#スチールベルト式|CVT]]([[i-CVT]]) |
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| サスペンション=[[ストラット式サスペンション|前輪:L型ロアアーム・ストラット式独立懸架<br/>後輪:デュアルリンク・ストラット式独立懸架]] |
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| 駆動方式=[[前輪駆動]]<br>[[フロントエンジン・四輪駆動|四輪駆動]](ビスカス式フルタイムAWD) |
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'''R1'''(アールワン)は、富士重工業(現・[[SUBARU]])が生産し、2005年から2010年まで販売していた[[軽自動車]]([[クーペ|マイクロクーペ]])である。主に[[空の巣症候群|エンプティ・ネスト]]([[子息]]が独立した世帯)を含む[[高齢者|シニア世代]]、および女性を購買層とする。乗車定員は4人だが1、2人乗車をメインとする「2+2シーターパッケージ」(実質的に[[クーペ]]扱い)としており、運転席からレバーを操作して助手席の背もたれを倒せる機能および後席の背もたれを倒す機能を備え、1人乗車の際に便利なシートアレンジが可能である。 |
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== 概要 == |
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主に[[空の巣症候群|エンプティ・ネスト]]([[子息]]が独立した世帯)を含む[[高齢者|シニア世代]]、および女性を購買層とする。乗車定員は4人だが1、2人乗車をメインとする「2+2シーターパッケージ」(実質的に[[クーペ]]扱い)としており、運転席からレバーを操作して助手席の背もたれを倒せる機能および後席の背もたれを倒す機能を備え、1人乗車の際に便利なシートアレンジが可能である。 |
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洗練されたスタイリングで評判となったが、独自のコンセプトがユーザーに浸透しなかったことから、販売面では不振に陥った<ref name="dea">デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第48号25ページより。</ref>。 |
洗練されたスタイリングで評判となったが、独自のコンセプトがユーザーに浸透しなかったことから、販売面では不振に陥った<ref name="dea">デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第48号25ページより。</ref>。 |
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[[1958年]]に発売され、「[[テントウムシ|てんとう虫]]」の愛称で親しまれた[[スバル・360|スバル360]]のコンセプトを受け継ぎ、R1を「NEWてんとう虫」と位置づけており、[[カタログ]]および一部オプションにも、てんとう虫のイラストを用いている。 |
[[1958年]]に発売され、「[[テントウムシ|てんとう虫]]」の愛称で親しまれた[[スバル・360|スバル360]]のコンセプトを受け継ぎ、R1を「NEWてんとう虫」と位置づけており、[[カタログ]]および一部オプションにも、てんとう虫のイラストを用いている。 |
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== 歴史 == |
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{{Double image stack|right|Subaru R1e 01.JPG|R1e-motor.jpg|200|[[スバル・R1e|R1e]]|同モーター}} |
{{Double image stack|right|Subaru R1e 01.JPG|R1e-motor.jpg|200|[[スバル・R1e|R1e]]|同モーター}} |
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⚫ | 2004年12月に発表された。グレードは「R」のみの設定であった。取り回しの良さを得るため姉妹車の[[スバル・R2|R2]]と比較して、全長が110{{nbsp}}mm、ホイールベースが165{{nbsp}}mm短縮されている。車体外観はR2に類似しているが、ドアミラーやアンテナおよびスバル[[コーポレートアイデンティティ|CI]]マークを模ったバックドアオープナー以外はR1専用の部品である<ref>{{cite book|和書|publisher=三栄書房|title=SUBARU R1のすべて|series=ニューモデル速報第353弾}}</ref>。[[内燃機関|エンジン]]は660{{nbsp}}cc[[自然吸気]]直列4気筒連続[[可変バルブ機構]](AVCS)付DOHC 16バルブを搭載した。このエンジンは、燃費が24{{nbsp}}km/L([[10・15モード]]、2WD車)で「平成22年度燃費基準+25%」および「平成17年排出ガス基準75%低減」を達成し、「環境対応車普及促進税制」に適合する。トランスミッションは[[無段変速機|CVT]]([[i-CVT]])のみが採用された。四輪ともストラット式の独立懸架サスペンション(前L型ロアアーム・ストラット式、後デュアルリンク・ストラット式)を装備し、前輪駆動またはビスカス式フルタイム四輪駆動が設定された。15[[インチ]][[アルミホイール]]、デュアルSRS[[エアバッグ]]および[[ブレーキアシスト]]付き[[アンチロック・ブレーキ・システム|ABS]]を標準装備した。[[自発光式メーター]]が採用された。内装色は赤色および黒色のツートーンカラーの配色であった。メーカーオプションとして2灯式[[ディスチャージヘッドランプ|HID]]ハイ&ロービームランプおよびレザー&[[エクセーヌ|アルカンターラ]]セレクションが設定された。レザー&アルカンターラセレクションはシートのメイン部に黒色のアルカンターラ、サイド部には赤色の本革を用い、本革巻きステアリング・本革巻きシフトノブおよびアルミ製スポーツペダルを装備する。「[[スプレッドウィングスグリル]]」と名づけられた航空機をモチーフにしたフロントグリルが採用された。ボディ色は6色設定された。 |
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* [[2003年]]10月 |
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⚫ | 2005年1月に販売が開始された。CMは「新旧てんとう虫の共演」として初代スバル360も登場し、声は[[木村カエラ]](R1役)と[[梶原善]](360役)が演じた。同年7月に低価格グレード「i」が追加された。本グレードのエンジンは660{{nbsp}}cc自然吸気直列4気筒SOHC 8バルブ、ホイールは14インチ、ボディ色は4色に絞られ、「R」グレードの赤色&黒色内装色から銀色&黒色の内装色に変更された。メーカーオプションのHIDおよびレザー&アルカンターラセレクションの設定は無くなった。同年11月に、660{{nbsp}}cc直列4気筒DOHC 16バルブ[[インタークーラー]]付スーパーチャージャー搭載グレード「S」が追加された。最高出力は64{{nbsp}}PS(47{{nbsp}}[[ワット|kW]])、最大[[トルク]]は10.5{{nbsp}}kgf·m。ホイールは15インチ。「S」グレードのCVTには7速マニュアルモード付が付く。同時に全グレードのフロントドアに[[紫外線|UV]]カットガラスの採用およびドアミラーの視界拡大化が行われた。ボディー色のうち3色が廃止された。 |
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* [[2004年]]11月 |
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* 2004年[[12月24日]] |
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** 販売開始。CMは「新旧てんとう虫の共演」として初代スバル360も出演。声の出演は[[木村カエラ]] (R1役)と[[梶原善]] (360役)。 |
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=== 年表 === |
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[[ファイル:Subaru R2&R1 front.png|代替文=|サムネイル|218x218ピクセル|[[スバル・R2|R2]]後期型(左)とSの比較、フロント]] |
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** 低価格グレード「i」を追加。エンジンは660{{nbsp}}cc自然吸気直列4気筒SOHC 8バルブ。ホイールは14インチ。ボディカラーは4色に絞られ、「R」グレードの赤色&黒色内装色から銀色&黒色の内装色に変更される。メーカーオプションのHIDおよびレザー&アルカンターラセレクションの設定は無い。 |
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[[ファイル:Subaru R2&R1 rear.png|サムネイル|218x218ピクセル|[[スバル・R2|R2]]後期型(右)とSの比較、リア|代替文=]] |
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* 2005年9月 |
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* 2005年10月 |
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* 2004年[[12月24日]] - R1発表。 |
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* 2005年7月 - 低価格グレード「i」が追加。 |
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* [[2006年]][[11月15日]] |
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⚫ | * 2005年9月 - 第39回モーターショーで再び「R1e」が公開され、試乗もできた。電気モーターの出力は54{{nbsp}}PS @ 6,000{{nbsp}}rpmで、最高速度が120{{nbsp}}km/h、0 - 60{{nbsp}}km/h加速が7.4秒とガソリン版のR1の7.7秒をも凌いでいる。[[東京電力]]とNECラミリオエナジーとの共同開発<ref>{{cite pressrelease |url= https://www.subaru.co.jp/news/archives/05_07_09/05_09_02.pdf|title=東京電力用業務用電気自動車の共同開発の開始について|publisher=東京電力、富士重工業|date=2005-09-02|accessdate=2022-12-21}}</ref>。 |
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* 2007年[[6月12日]] |
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* 2005年[[11月24日]] - グレード追加および一部改良。 |
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* [[2006年]][[11月15日]] - 一部改良。 |
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* 2007年[[6月12日]] - 一部改良。「i」グレードが廃止。ボディーカラーが一部変更。 |
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* [[2008年]][[6月12日]] - 一部改良。ボディカラーに新色モカブロンズ・パールメタリックが追加された |
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* 2009年[[11月4日]] |
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* 2009年[[11月4日]] - [[特別仕様車]]「Premium Black Limited」が追加された。 |
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* [[2010年]][[3月12日]] - スバル公式サイトの発表では2010年[[3月14日]]で[[ラストオーダー|受注を終了]]の予定であったが<ref>{{cite web|url= https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/353002.html|title= スバル、「R2」「R1」の受注を3月14日で終了|author= 小林隆|date=2010-03-05|website=CarWatch|accessdate=2022-12-21}}</ref>、同日付けで受注を終了となった。 |
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* [[2010年]][[3月12日]] |
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** スバル公式サイトの発表では2010年[[3月14日]]で[[ラストオーダー|受注を終了]]の予定であったが、同日付けで受注を終了<ref>[http://www.subaru.jp/r1/announce/index.html SUBARU R1の販売に関するお知らせ] - SUBARU公式サイト {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20100125061031/http://www.subaru.jp/r1/announce/index.html |date=2010年1月25日 }}</ref>。 |
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* 2010年[[4月1日]] |
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== 車名の由来 == |
== 車名の由来 == |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* [https://sp.subaru.jp/onlinemuseum/find/collection/r1/index.php SUBARU R1] - SUBARUオンラインミュージアム |
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*[http://gazoo.com/meishakan/meisha/shousai.asp?R_ID=8648 GAZOO.com スバル・R1] |
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{{スバル車種年表}} |
{{スバル車種年表}} |
2022年12月20日 (火) 17:01時点における版
スバル・R1 RJ1/RJ2型 | |
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S フロント | |
リア | |
室内 | |
概要 | |
販売期間 | 2005年1月4日-2010年4月1日 |
ボディ | |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 3ドア マイクロクーペ |
駆動方式 |
前輪駆動 四輪駆動(ビスカス式フルタイムAWD) |
パワートレイン | |
エンジン |
EN07型 660 cc 直4 SOHC 46 PS EN07型 660 cc 直4 DOHC 54 PS EN07型 660 cc 直4 DOHC S/C 64 PS |
変速機 | CVT(i-CVT) |
前 |
前輪:L型ロアアーム・ストラット式独立懸架 後輪:デュアルリンク・ストラット式独立懸架 |
後 |
前輪:L型ロアアーム・ストラット式独立懸架 後輪:デュアルリンク・ストラット式独立懸架 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,195 mm |
全長 | 3,285 mm |
全幅 | 1,475 mm |
全高 | 1,510 mm |
車両重量 | 810 - 870 kg |
R1(アールワン)は、富士重工業(現・SUBARU)が生産し、2005年から2010年まで販売していた軽自動車(マイクロクーペ)である。主にエンプティ・ネスト(子息が独立した世帯)を含むシニア世代、および女性を購買層とする。乗車定員は4人だが1、2人乗車をメインとする「2+2シーターパッケージ」(実質的にクーペ扱い)としており、運転席からレバーを操作して助手席の背もたれを倒せる機能および後席の背もたれを倒す機能を備え、1人乗車の際に便利なシートアレンジが可能である。
洗練されたスタイリングで評判となったが、独自のコンセプトがユーザーに浸透しなかったことから、販売面では不振に陥った[1]。
1958年に発売され、「てんとう虫」の愛称で親しまれたスバル360のコンセプトを受け継ぎ、R1を「NEWてんとう虫」と位置づけており、カタログおよび一部オプションにも、てんとう虫のイラストを用いている。
初代RJ系(2005年 - 2010年)
2004年12月に発表された。グレードは「R」のみの設定であった。取り回しの良さを得るため姉妹車のR2と比較して、全長が110 mm、ホイールベースが165 mm短縮されている。車体外観はR2に類似しているが、ドアミラーやアンテナおよびスバルCIマークを模ったバックドアオープナー以外はR1専用の部品である[2]。エンジンは660 cc自然吸気直列4気筒連続可変バルブ機構(AVCS)付DOHC 16バルブを搭載した。このエンジンは、燃費が24 km/L(10・15モード、2WD車)で「平成22年度燃費基準+25%」および「平成17年排出ガス基準75%低減」を達成し、「環境対応車普及促進税制」に適合する。トランスミッションはCVT(i-CVT)のみが採用された。四輪ともストラット式の独立懸架サスペンション(前L型ロアアーム・ストラット式、後デュアルリンク・ストラット式)を装備し、前輪駆動またはビスカス式フルタイム四輪駆動が設定された。15インチアルミホイール、デュアルSRSエアバッグおよびブレーキアシスト付きABSを標準装備した。自発光式メーターが採用された。内装色は赤色および黒色のツートーンカラーの配色であった。メーカーオプションとして2灯式HIDハイ&ロービームランプおよびレザー&アルカンターラセレクションが設定された。レザー&アルカンターラセレクションはシートのメイン部に黒色のアルカンターラ、サイド部には赤色の本革を用い、本革巻きステアリング・本革巻きシフトノブおよびアルミ製スポーツペダルを装備する。「スプレッドウィングスグリル」と名づけられた航空機をモチーフにしたフロントグリルが採用された。ボディ色は6色設定された。
2005年1月に販売が開始された。CMは「新旧てんとう虫の共演」として初代スバル360も登場し、声は木村カエラ(R1役)と梶原善(360役)が演じた。同年7月に低価格グレード「i」が追加された。本グレードのエンジンは660 cc自然吸気直列4気筒SOHC 8バルブ、ホイールは14インチ、ボディ色は4色に絞られ、「R」グレードの赤色&黒色内装色から銀色&黒色の内装色に変更された。メーカーオプションのHIDおよびレザー&アルカンターラセレクションの設定は無くなった。同年11月に、660 cc直列4気筒DOHC 16バルブインタークーラー付スーパーチャージャー搭載グレード「S」が追加された。最高出力は64 PS(47 kW)、最大トルクは10.5 kgf·m。ホイールは15インチ。「S」グレードのCVTには7速マニュアルモード付が付く。同時に全グレードのフロントドアにUVカットガラスの採用およびドアミラーの視界拡大化が行われた。ボディー色のうち3色が廃止された。
2006年11月、変速制御を最適化した新しいCVTを搭載し、「R」グレードの燃費が24.0 km/Lから24.5 km/L(10・15モード、2WD車)へ向上した。また「S」グレードの燃料がハイオクガソリン仕様からレギュラーガソリン仕様に変更となり、最高出力の変更はないが最大トルクが10.5 kgf·mから9.5 kgf·mに低下する。ボディーカラーが一部変更。本グレードは翌年6月に廃止された。
2009年11月、「R」および「S」グレードをベースに専用シート表皮、ステアリングおよびシフトレバーなどを黒色で統一し、アルミパッド付スポーツペダルとHIDなどを装備した特別仕様車「Premium Black Limited」が追加された(専用ボディカラー1色追加)。
年表
- 2003年10月 - 第37回東京モーターショーで電気モーターを動力とする電気自動車のコンセプトカー「R1e」が公開された。
- 2004年11月 - 第38回東京モーターショーでR1を基にした介護車両が公開された。
- 2004年12月24日 - R1発表。
- 2005年1月4日 - 販売開始。
- 2005年7月 - 低価格グレード「i」が追加。
- 2005年9月 - 第39回モーターショーで再び「R1e」が公開され、試乗もできた。電気モーターの出力は54 PS @ 6,000 rpmで、最高速度が120 km/h、0 - 60 km/h加速が7.4秒とガソリン版のR1の7.7秒をも凌いでいる。東京電力とNECラミリオエナジーとの共同開発[3]。
- 2005年10月 - 2005年度グッドデザイン賞を受賞。
- 2005年11月24日 - グレード追加および一部改良。
- 2006年11月15日 - 一部改良。
- 2007年6月12日 - 一部改良。「i」グレードが廃止。ボディーカラーが一部変更。
- 2008年6月12日 - 一部改良。ボディカラーに新色モカブロンズ・パールメタリックが追加された
- 2009年11月4日 - 特別仕様車「Premium Black Limited」が追加された。
- 2010年3月12日 - スバル公式サイトの発表では2010年3月14日で受注を終了の予定であったが[4]、同日付けで受注を終了となった。
- 2010年4月1日 - 販売終了。累計生産台数は1万5081台[1]
車名の由来
『R1』という記号的な名称によって、従来の軽自動車と比べて一線を画する価値観を表現。また、R1・R2両車のコンセプトの違いと大きさの違いを、『1』と『2』で表している[5]。
脚注
- ^ a b デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第48号25ページより。
- ^ 『SUBARU R1のすべて』三栄書房〈ニューモデル速報第353弾〉。
- ^ "東京電力用業務用電気自動車の共同開発の開始について" (PDF) (Press release). 東京電力、富士重工業. 2 September 2005. 2022年12月21日閲覧。
- ^ 小林隆 (2010年3月5日). “スバル、「R2」「R1」の受注を3月14日で終了”. CarWatch. 2022年12月21日閲覧。
- ^ “SUBARU R1に関するQ&A SUBARU『R1のネーミングの由来を教えてください。』”. SUBARU公式サイト. 2012年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月20日閲覧。
関連項目
- PRODRIVE P2 - R1をベースに開発したコンセプトカー
外部リンク
- SUBARU R1 - SUBARUオンラインミュージアム