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（まじは）る者（もの）はこれに等（ひと）し。 2 汝（なんぢ）の力（ちらか）に過（す）ぎて重荷（おもに）を負（お）ふな、己（おのれ）よりも力強（ちからづよ）く且（かつ）富（と）める者（もの）と交（まじ）はるな、土（つち）の器（うつは）は釜（かま）と何（なに）の交（まじはり）をか持（も）たん、彼（かれ

鎌倉時代の作品。成立年は、おそらく1212年～1221年ごろと思われている。作者は不明。 仏教の説話が多い。芸能や盗賊の説話もある。この作品での仏教のようすは、鎌倉時代の仏教が元になっている。 大意 昔、比叡山に、一人の児がいた。僧たちが、ぼた餅（ぼたもち）を作っていたので、児はうれしいが、寝ずに待っているのを

夕されば螢よりけに燃ゆれども光見ねばや人のつれなき-紀友則 『古今和歌集』 夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。 -清少納言『枕草子』 天てらす月のひかりともろもろに 行すへすゞし曙のそら -阿部重次

芭蕉の行く旅の空には、いつも長雨が降りつづき、道は泥濘にぬかっていた。（萩原朔太郎『郷愁の詩人 与謝蕪村』） 心地。気持ち。 怖いにも何にも、妾（わたし）は生きた空がなくなって、もうすこしで気絶しそうになった位よ。（夢野久作『支那米の袋』） 《単独ではまれ》空虚。中（なか）身（み）のないこと。 そらめ。そらみみ。そらに。そらごと。そらばら。空腹を立つ。