天彩峰里
天彩 峰里(あまいろ みねり、3月26日[1] - )は、宝塚歌劇団宙組に所属する娘役。
兵庫県宝塚市[2]、市立御殿山中学校出身[2]。身長164cm[1]。愛称は「じゅり」、「みねり」、「じゅっちゃん」[1]。
来歴
[編集]2012年、宝塚音楽学校入学。
2014年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に100期生として入団[3][4]。入団時の成績は5番[3]。月組公演「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」で初舞台[1]。
2017年のショー「Bouquet de TAKARAZUKA」で初のエトワールに抜擢[4]。同公演千秋楽翌日となる12月25日付で宙組へと組替え[4]。
2018年、真風涼帆・星風まどかトップコンビ大劇場お披露目となる「天は赤い河のほとり」で、新人公演初ヒロイン[5][4]。続くショー「ハッスル メイツ!」でバウホール公演初ヒロイン[6][7]。
2019年の「群盗」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、東上公演初ヒロイン[8][9]。
2021年の「夢千鳥」で2度目のバウホール公演ヒロイン[10][7]。同年の「プロミセス、プロミセス」(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL公演)で、2度目の東上公演ヒロイン[11][12]。
2023年12月25日付で月組へ組替えとなることが発表されていたが、中止となる[13][14]。
人物
[編集]宝塚市内で生まれ育ち、物心つく前から沢山の音楽に囲まれて日々を過ごした[4]。兄が2人いる[4]。
小学生の時に初めて宝塚大劇場で観た湖月わたる主演の「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」に胸を鷲掴みにされ、白羽ゆりが演じていたマリー・アントワネットに憧れ、自分もこの舞台に立ちたいと、音楽学校受験を決意した[4]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2014年3 - 6月、月組『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
組まわり
[編集]星組時代
[編集]- 2015年6 - 7月、『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(赤坂ACTシアター・ドラマシティ)
- 2015年8 - 11月、『ガイズ&ドールズ』 - 新人公演:タバサ(本役:紫りら)
- 2016年1月、『LOVE & DREAM』(東京国際フォーラム・梅田芸術劇場)
- 2016年3 - 6月、『こうもり』 - レダ、新人公演:バルドー大使夫人(本役:音波みのり)『THE ENTERTAINER!』
- 2016年6月、『Bow Singing Workshop〜星〜』(バウホール)
- 2016年8 - 11月、『桜華に舞え』 - 幸太郎/祭の歌手、新人公演:タカ(本役:音波みのり)『ロマンス!! (Romance)』
- 2017年1月、『燃ゆる風-軍師・竹中半兵衛-』(バウホール) - 松寿
- 2017年3 - 6月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - ポリー、新人公演:シュザンヌ(本役:夢妃杏瑠)
- 2017年7 - 8月、『阿弖流為-ATERUI-』(ドラマシティ・日本青年館) - 菟穂名
- 2017年9 - 12月、『ベルリン、わが愛』 - 少女/ベルリンの女、新人公演:ルイーゼロッテ(本役:有沙瞳)『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』 初エトワール[4]
宙組時代
[編集]- 2018年3 - 6月、『天(そら)は赤い河のほとり』 - ハディ、新人公演:ユーリ・イシュタル(本役:星風まどか)『シトラスの風-Sunrise-』 新人公演初ヒロイン[5][4]
- 2018年8月、『ハッスル メイツ!』(バウホール) バウ初ヒロイン[6][7]
- 2018年10 - 12月、『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』 - 白拍子(八重)『異人たちのルネサンス』 - サライ、新人公演:イザベラ(本役:遥羽らら) エトワール
- 2019年2 - 3月、『群盗-Die Räuber-』(ドラマシティ・日本青年館) - アマーリア 東上初ヒロイン[9][8]
- 2019年4 - 7月、『オーシャンズ11』 - エメラルド、新人公演:クィーン・ダイアナ(本役:純矢ちとせ)
- 2019年8 - 9月、『追憶のバルセロナ』 - ロザリンド『NICE GUY!!』(全国ツアー)
- 2019年11 - 2020年2月、『El Japón(エル ハポン)-イスパニアのサムライ-』 - はる、新人公演:道化ニコラ(本役:綾瀬あきな)『アクアヴィーテ(aquavitae)!!』
- 2020年8月、『壮麗帝』(ドラマシティ) - ハティージェ
- 2020年11 - 2021年2月、『アナスタシア』 - 少女時代のアナスタシア[2]
- 2021年4月、『夢千鳥』(バウホール) - 赤羽礼奈/他万喜 バウヒロイン[2][10]
- 2021年6 - 9月、『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』 - メアリー・モースタン、新人公演:モーカー伯爵夫人(本役:花音舞)『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』
- 2021年11 - 12月、『プロミセス、プロミセス』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL) - フラン・クーベリック 東上ヒロイン[11][12]
- 2022年2 - 5月、『NEVER SAY GOODBYE』 - エレン・パーカー エトワール[15]
- 2022年6月、『FLY WITH ME(フライ ウィズ ミー)』(東京ガーデンシアター)
- 2022年8 - 11月、『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』 - 純子『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』
- 2023年1月、『MAKAZE IZM』(東京国際フォーラム)
- 2023年3 - 6月、『カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜』 - アナベル
- 2023年7 - 8月、『大逆転裁判』(ドラマシティ・KAAT神奈川芸術劇場) - ニーナ・ジョーンズ
- 2023年9月、『PAGAD(パガド)』 - デュ・バリー夫人『Sky Fantasy!』(宝塚大劇場のみ)
- 2024年6 - 8月、『Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-』
- 2024年10 - 11月、『大海賊』 - アン『Heat on Beat!(ヒートオンビート)-Evolution-』(全国ツアー)
- 2025年1 - 4月、『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』 - アビゲイル(アビー)・ウィンターズ
出演イベント
[編集]- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』[注釈 1]
- 2015年11月、第6回『マグノリアコンサート・ドゥ・タカラヅカ』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』[注釈 2]
- 2018年2月、『宙組誕生20周年記念イベント』
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
広告
[編集]- 2018 - 2019年、『TOCCA』[16]
受賞歴
[編集]- 2021年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞[17]
- 2022年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2021年度努力賞[18]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、133頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d <華宝塚>感情豊かに心込めて 天彩峰里(宙組) 東京新聞。
- ^ a b c d 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、80頁。ISBN 978-4-908135-34-7。
- ^ a b c d e f g h i “フェアリーインタビュー 宙組 天彩峰里”. ウィズたからづか. 2019年10月8日閲覧。
- ^ a b “宝塚宙組・鷹翔千空、101期生初主演「終わった瞬間ビックリするほどホッとした」”. デイリースポーツ. 2019年10月8日閲覧。
- ^ a b “宙組・和希そら バウ初主演作“快幕”「『そーらーパワー』感じて!」”. スポーツ報知 (2018年8月2日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b c “宝塚宙組・和希そら主演「夢千鳥」骨太愛憎劇を好演/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2023年11月15日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “芹香斗亜率いる若手の力量を感じさせる宝塚宙組公演『群盗-Die Räuber-』”. 宝塚ジャーナル. 2019年10月8日閲覧。
- ^ a b “芹香斗亜、宙組初主演作で渾身の演技 » Lmaga.jp”. Lmaga.jp (2019年2月9日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “宙組スター和希そら、男女の愛憎劇で新境地 歌やダンスで力強く表現 - 宝塚 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “宙組芹香斗亜2年9カ月ぶり主演、男役15年の包容力で「宝塚の二枚目像」 - 宝塚 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年11月15日閲覧。
- ^ a b “コメディで小粋なセンスを発揮、宙組・芹香斗亜の主演作が開幕/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online (2023年11月15日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇の娘役、宙組・天彩峰里と月組・きよら羽龍が“トレード”組替え”. スポーツ報知 (2023年9月15日). 2023年11月15日閲覧。
- ^ 【宝塚】組替え中止に劇団も「近年では記憶にない」と異例認める ファンも「初めてでは?」 日刊スポーツ。
- ^ 宝塚歌劇宙組公演23日遅れの開幕 真風涼帆「『きょうを一生懸命に』と思っていただけたら」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚歌劇団 宙組 星風(ほしかぜ)まどかさん、遥羽(はるは)ららさん、天(あま)彩(いろ)峰里(みねり)さんを起用 NEWSCAST。
- ^ 『2021年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、85頁。ISBN 978-4-86649-190-5。
- ^ 『2022年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、75頁。ISBN 978-4-86649-224-7。