紅千鶴 (宝塚歌劇団13期生)
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初代紅 千鶴(くれない ちづる、本名:三谷ひろ子、1910年6月15日[1] - 1973年1月[2])は元宝塚少女歌劇団雪組主演娘役クラスの人物である。大阪府大阪市西区本田出身[3]。
娘は谷ちづると千春京子で[4]、孫は万理沙ひとみ[4]と秋園美緒[5]である。
略歴
[編集]1923年、13期生として、宝塚音楽歌劇学校(現在の宝塚音楽学校)に入学し、宝塚少女歌劇団(現在の宝塚歌劇団)に入団。当時は「入学=入団」で学校と劇団は一体であった。
1933年、宝塚少女歌劇団を23歳で退団。
宝塚歌劇団時代の主な舞台出演
[編集]- 『神婚式』(雪組)(1925年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
- 『マッチガール』(雪組)(1926年2月1日 - 2月28日、宝塚大劇場)
- 『二人の姫君』(雪組)(1926年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)
- 『青い鳥』『桃源の朝比奈』(雪組)(1926年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
- 『むね割観音』(雪組)(1926年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
- 『吉野山の兎』『住吉詣』(雪組)(1927年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場)
- 『青い目のお人形』『彌彦獅子』『エレベーター』(雪組)(1927年4月1日 - 4月30日、宝塚大劇場)
- 『ピーター・パン』(雪組)(1927年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)
- 『魔法博士』(雪組)(1928年4月1日 - 4月30日、宝塚大劇場)
- 『楽しき今宵』(雪組)(1928年10月1日 - 10月31日、宝塚大劇場)
- 『雪消の澤』(雪組)(1929年2月1日 - 2月28日、宝塚大劇場)
- 『草摺引』(雪組)(1929年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)
- 『今昔物語』(雪組)(1929年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
- 『千姫』『木曾街道膝栗毛』(雪組)(1929年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
- 『浪速膝栗毛』(雪組)(1930年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)
- 『五月雨双紙』(雪組)(1930年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)
- 『パリゼット』(雪組)(1930年9月1日 - 9月30日、宝塚大劇場)
- 『萬柳湖』『羅久女』『クリスマスバァラィティ』(雪組)(1930年12月1日 - 12月28日、中劇場)
- 『坊主金平』『セニョリータ』(雪組)(1931年2月1日 - 2月28日、宝塚大劇場)
- 『鳥羽僧正』『ミス・上海』(雪組)(1931年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)
- 『蝶々さん』『明治から昭和』(雪組)(1931年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
- 『歌垣の森』『ジャンダーク』(雪組)(1931年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
- 『第七天國』『雪月花』(雪組)(1932年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場)
- 『木村重成の妻』『フービーガール』(雪組)(1932年4月1日 - 4月30日、宝塚大劇場)
- 『牡丹書譜』『パリゼット』(雪組)(1932年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)
- 『渡海船』『娘八景』(雪組)(1932年10月1日 - 10月31日、宝塚大劇場)
- 『秋夕夢』『手土産』(雪組)(1932年12月1日 - 12月28日、中劇場)
- 『ルーレット』(雪組)(1933年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)
- 『れ・ろまねすく』『弓の勘太』『ゴールド・ラッシュ』(雪組)(1933年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)*退団公演
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5。