英かおと
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英 かおと(はなぶさ かおと、10月28日[1] - )は、宝塚歌劇団月組に所属する男役スター。
岡山県倉敷市[2]、県立倉敷古城池高等学校出身[2]。身長172cm[1]。愛称は「うー」[2]。
来歴
[編集]2011年、宝塚音楽学校入学。
2013年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に99期生として入団[3][4]。入団時の成績は19番[3]。雪組公演「ベルサイユのばら」で初舞台[3][1]。
2019年の「I AM FROM AUSTRIA」で新人公演初主演[5][4][2]。新人公演最終学年となる入団7年目のラストチャンスでの抜擢となった[5][4]。
人物
[編集]3歳からピアノ、中学3年からは声楽を習い、オペラ歌手志望だった[2]。
高校1年の春に天海祐希ファンの母親の勧めで宝塚を初観劇[2]。幕が開いた時の空気感やキラキラした感じが忘れられず、「端っこでもいいから舞台に立ちたい」と音楽学校受験を決意した[2]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2013年4 - 5月、雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(宝塚大劇場のみ)
組まわり
[編集]- 2013年7 - 10月、月組『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』『Fantastic Energy!』
月組時代
[編集]- 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
- 2014年7 - 8月、『THE KINGDOM』(日本青年館・ドラマシティ) - ベンジャミン
- 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - 新人公演:スターヴィング(本役:千海華蘭)『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
- 2015年1 - 2月、『Bandito(バンディート)-義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』(バウホール・日本青年館)
- 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - 新人公演:ジュリアン(本役:千海華蘭)
- 2015年9月、『A-EN(エイエン) ARI VERSION』(バウホール) - ウー・チェン
- 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - 海軍少佐、新人公演:もう一人のシャルル・ド・デュラン(本役:美弥るりか)『GOLDEN JAZZ』[4]
- 2016年3 - 4月、『激情』 - ピカドール『Apasionado(アパショナード)!!III』(全国ツアー)
- 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 新人公演:浅井長政(本役:宇月颯)『Forever LOVE!!』
- 2016年10 - 11月、『アーサー王伝説』(文京シビックホール・ドラマシティ) - エクター
- 2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - 地階の労働者、新人公演:ハンス(ベルボーイ)(本役:貴千碧)『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
- 2017年4 - 5月、『瑠璃色の刻(とき)』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター)
- 2017年7 - 10月、『All for One』 - 新人公演:フィリップ(本役:紫門ゆりや)
- 2017年11 - 12月、『鳳凰伝』 - 盗賊(酉)『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー)
- 2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - バーバリアン、新人公演:阿久津仁(本役:宇月颯)『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』
- 2018年6 - 7月、『THE LAST PARTY〜S. Fitzgerald’s last day〜』(日本青年館・ドラマシティ) - エドゥアール・ジョザンヌ/HANABUSA
- 2018年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - 黒天使、新人公演:シュテファン・カロリィ(本役:風間柚乃/蓮つかさ)
- 2019年1月、『Anna Karenina(アンナ・カレーニナ)』(バウホール) - セルプホフスコイ[4]
- 2019年3 - 6月、『夢現無双』 - 村田与三、新人公演:本位田又八(本役:月城かなと)『クルンテープ 天使の都』
- 2019年7 - 8月、『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』(梅田芸術劇場) - トム/警官/CCMC
- 2019年10 - 12月、『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』 - ヨハン/クラブの男、新人公演:ジョージ・エードラー(本役:珠城りょう) 新人公演初主演[5][4]
- 2020年2月、『出島小宇宙戦争』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL) - ヌイノスケ[2]
- 2020年9 - 2021年1月、『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』 - テオドール
- 2021年3月、『幽霊刑事(デカ)〜サヨナラする、その前に〜』(バウホール) - 佐山潤一
- 2021年5 - 8月、『桜嵐記(おうらんき)』 - 大田百佑『Dream Chaser』
- 2021年10 - 11月、『川霧の橋』 - 辰吉『Dream Chaser-新たな夢へ-』(博多座)
- 2022年1 - 3月、『今夜、ロマンス劇場で』 - 虎衛門『FULL SWING!』
- 2022年5月、『Rain on Neptune』(舞浜アンフィシアター) - トレフル♣
- 2022年7 - 10月、『グレート・ギャツビー』 - ユーイング
- 2022年11 - 12月、『ELPIDIO(エルピディイオ)』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - ブルーノ
- 2023年2 - 4月、『応天の門』 - 若き日の業平/鬼『Deep Sea-海神たちのカルナバル-』
- 2023年8 - 11月、『フリューゲル-君がくれた翼-』 - ピエール・ベック『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』
- 2024年1 - 2月、『Golden Dead Schiele』(バウホール) - アルトゥール・レスラー
- 2024年3 - 7月、『Eternal Voice 消え残る想い』 - サミュエル『Grande TAKARAZUKA 110!』
- 2024年8 - 9月、『琥珀色の雨にぬれて』 - アルベール『Grande TAKARAZUKA 110!』(全国ツアー)
- 2024年11 - 2025年3月、『ゴールデン・リバティ』 - ハワード・ケイン『PHOENIX RISING(フェニックス・ライジング)』
- 2025年4 - 5月、『花の業平』『PHOENIX RISING』(全国ツアー)
出演イベント
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、51頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d e f g h 山岸利行 (2019年12月26日). “<華宝塚>役を通して「愛」学ぶ 英かおと(月組)”. 東京新聞 2019年12月26日閲覧。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 125.
- ^ a b c d e f g 村上久美子 (2019年10月10日). “新人公演初主演 さわやかな正統派男役に/英かおと”. 日刊スポーツ 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b c “月組の7年目・英かおとが初センター「きょうが特別ではなく、いつも一生懸命」”. スポーツ報知. (2019年10月22日) 2019年10月22日閲覧。
- ^ 鳳月杏ディナーショー「Gemini」('23年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。