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月城かなと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つきしろ かなと
月城 かなと
生年月日 (1990-12-31) 1990年12月31日(33歳)
出身地 日本の旗 神奈川県横浜市
身長 172cm
職業 女優
ジャンル 舞台
活動期間 2009年 -
活動内容 2009年:宝塚歌劇団入団、雪組配属
2017年:月組へ異動
2021年:月組トップスター就任
2024年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開
事務所 スターダストプロモーション
公式サイト 月城かなとオフィシャルサイト
主な作品
宝塚歌劇
『THE LAST PARTY』
エリザベート
ダル・レークの恋
今夜、ロマンス劇場で
グレート・ギャツビー
備考
宝塚歌劇団卒業生
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月城 かなと(つきしろ かなと、1990年[1]12月31日[2] - )は、元宝塚歌劇団月組トップスター[3]

神奈川県横浜市[4]田園調布学園高等部出身[2]。身長172cm[5]。愛称は「れいこ」[4]

所属事務所はスターダストプロモーション[3]

来歴

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2007年、宝塚音楽学校入学。

2009年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に95期生として入団[6][7]。入団時の成績は17番[6]宙組公演「薔薇に降る雨/Amour それは…」で初舞台[6]。その後、雪組に配属[6][7]

抜群の美貌とノーブルな立ち姿で注目を集め[8]、2013年の「Shall we ダンス?」で新人公演初主演[9][10]。その後も3度に渡って新人公演主演を務める[9][4]

2015年の「銀二貫」でバウホール公演初主演[9][11]

2017年の「New Wave!-雪-」で、永久輝せあとバウホール公演ダブル主演[12]。同公演千秋楽翌日となる2月20日付で月組へと組替え[13][12]

2018年の「THE LAST PARTY」(日本青年館・ドラマシティ公演)で、月組3番手として東上公演初主演[14]。続く愛希れいか退団公演となる「エリザベート」で、演じた男役の多くが後にトップに就いた出世役・ルキーニに抜擢[10][11]。2番手スター・美弥るりかが休演した際には、代役としてフランツを演じた[15]

2019年の「I AM FROM AUSTRIA」より、新生月組の2番手に昇格[16]

2021年の「ダル・レークの恋」(TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演)で、2度目の東上公演主演[17][18]。当初は自身初の全国ツアー主演作として上演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大による公演延期を経ての振替公演となった[18][8]。同年8月16日付で月組トップスターに就任[11][7]。95期からは礼真琴柚香光に続く3人目のトップ誕生となり、本人の愛称が「れいこ」であることから、3人の「れい」が揃うこととなった[8][7]。相手役に海乃美月を迎え、「川霧の橋/Dream Chaser」(博多座公演)で、新トップコンビお披露目[19]

2024年7月7日、「Eternal Voice/Grande TAKARAZUKA 110!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を海乃と同時退団[20]。大劇場主演5作での卒業となった[3]

退団後はスターダストプロモーション所属となり、芸能活動を再開[3]

2024年11月17日、オフィシャルファンクラブ「KANATO TSUKISHIRO OFFICIAL FANCLUB」を開設[21]

人物

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高校1年の時、同級生が貸してくれたビデオが朝海ひかる主演の「Romance de Paris」だった[22]。朝海のフェアリー的な雰囲気に心臓が高鳴り、「ここに入りたい」と思いつめる[22]。その後、生で宝塚歌劇を初観劇し、のめりこんでいく[22]

通っていた進学校は勉強が厳しかったが、小さな頃から自分がこうと決めたら行動するタイプだったため、「受験は1回のみ」という両親からの条件付きで音楽学校を受験[22]。受験のためのレッスン期間はわずか3ヵ月程だったが、合格を果たした[22]

自身が宝塚で一番出演したかった作品が「心中・恋の大和路」で、2014年の再演ではその夢が叶い、念願の与平役を演じることとなった[22]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

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初舞台

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雪組時代

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月組時代

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月組トップスター時代

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出演イベント

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  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
  • 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
  • 2019年4月、美弥るりかディナーショー『Flame of Love』[32]

宝塚歌劇団退団後の主な活動

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コンサート

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広告・CM出演

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受賞歴

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脚注

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注釈

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  1. ^ a b 彩凪翔と役替わり。
  2. ^ 美弥るりか休演に伴い、9/22〜26は代役で出演。ルキーニ役は風間柚乃が務めた。
  3. ^ 怪我のため5/18よりショーを、5/21より芝居・ショー共に東京公演千秋楽まで休演。代役は風間柚乃が務めた。

出典

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  1. ^ 月城かなと スターダストプロモーション。
  2. ^ a b 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、48頁。ISBN 978-4-86649-258-2
  3. ^ a b c d 元宝塚トップスター月城かなと、スターダストプロモーションに所属「可能性がたくさん待っている」 日刊スポーツ。
  4. ^ a b c d e 月城かなと「未来へのエネルギーを」羽根の重さ、責任の重さ…月組新トップコンビお披露目「今夜、ロマンス劇場で」上演中 スポーツ報知。
  5. ^ 宝塚月組次期トップコンビに月城かなと&海乃美月 第95期生のトップスターは3人目 スポーツ報知。
  6. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 121.
  7. ^ a b c d “宝塚次期月組トップに月城かなと 95期生から3人目 同期3人トップは17期ぶり”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2021年4月7日). https://www.daily.co.jp/gossip/2021/04/07/0014216995.shtml 2023年9月25日閲覧。 
  8. ^ a b c 宝塚月組次期トップに月城かなと 「黄金世代」95期3人目のトップ 日刊スポーツ。
  9. ^ a b c d 村上久美子 (2015年11月19日). “銀二貫あったらメンバーで札束並べる/月城かなと”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/entertainment/column/takarazuka/news/1568179.html 2019年9月29日閲覧。 
  10. ^ a b c d 村上久美子 (2018年6月14日). “男役10年、満を持しての東京初主演/月城かなと”. 日刊スポーツ. 宝塚 ~ 朗らかに. 日刊スポーツNEWS. 2023年9月25日閲覧。
  11. ^ a b c d e f “宝塚歌劇団月組次期トップコンビに月城かなと&海乃美月”. ステージナタリー (ナターシャ). (2021年4月6日). https://natalie.mu/stage/news/423393 2023年9月25日閲覧。 
  12. ^ a b c d e f 村上久美子 (2017年2月16日). “若手主体公演でダブル主演/月城かなと 永久輝せあ”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/entertainment/column/takarazuka/news/1779789.html 2019年9月29日閲覧。 
  13. ^ 『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2
  14. ^ a b “宝塚月組スター・月城かなと 初東上作開幕「喜びと責任感を感じました」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2018年6月14日). https://hochi.news/articles/20180614-OHT1T50192.html?page=1 2023年9月25日閲覧。 
  15. ^ a b “宝塚月組・美弥るりかが体調不良で「エリザベート」休演…フランツ代役は月城かなと”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2018年9月22日). https://hochi.news/articles/20180922-OHT1T50146.html?page=1 2023年9月25日閲覧。 
  16. ^ a b “オーストリア大ヒット作の宝塚版が開幕!月組・珠城りょう「皆さんの心に温かみが残ったらいいな」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2019年10月4日). https://hochi.news/articles/20191004-OHT1T50167.html?page=1 2019年10月6日閲覧。 
  17. ^ a b “宝塚月組トップ珠城りょうのスペシャル・ライブ上演”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2020年10月20日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202010200000426.html 2023年9月25日閲覧。 
  18. ^ a b c “月城かなと「頑張ります」「ダル・レークの恋」初日”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2021年3月14日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202103140000027.html 2023年9月25日閲覧。 
  19. ^ a b “宝塚歌劇月組新トップコンビ・月城かなと&海乃美月が博多座で始動!鳳月杏は2番手の羽根”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2021年10月11日). https://hochi.news/articles/20211011-OHT1T51097.html?page=1 2023年9月25日閲覧。 
  20. ^ a b 【宝塚】来年7月卒業の月組トップ月城かなと「つないでいく役目がある」本拠地5作がメドだった 日刊スポーツ。
  21. ^ 元宝塚歌劇団月組トップスターの月城かなと、公式ファンクラブの開設を発表”. SPICE. eplus (2024年11月17日). 2024年11月17日閲覧。
  22. ^ a b c d e f g h “宝塚歌劇の日本物を次代に伝える 美しき若手スター”. ウィズたからづか. (2014年7月号). http://www.with-takarazuka.com/fairy/2014/07/ 
  23. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 320.
  24. ^ 新トップコンビで挑む異色の二本立て!宝塚月組公演『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』上演中! 宝塚ジャーナル。
  25. ^ “宝塚月組新トップスター月城かなと 博多座でお披露目開幕”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2011年10月11日). https://www.daily.co.jp/gossip/2021/10/11/0014752179.shtml 2023年9月25日閲覧。 
  26. ^ 宝塚月組「グレート・ギャツビー」6日遅れの開幕 トップ・月城かなと「安全運転で頑張ってまいりたい」 スポーツ報知。
  27. ^ 宝塚 美貌の月組トップ月城かなと「ブラック・ジャック」で天才外科医熱演 デイリースポーツ。
  28. ^ 宝塚歌劇月組「応天の門」開幕 “学問の神様”菅原道真役に月城かなと「役作りも迷いなく太い輪郭で」 スポーツ報知。
  29. ^ 月城かなと&海乃美月が死神と令嬢に、ミュージカル「Death Takes a Holiday」礼華はるはバウ主演 ステージナタリー。
  30. ^ 宝塚 月組トップ月城かなと「健康を大切に」大劇場公演初日 就任後初オリジナル作品 デイリースポーツ。
  31. ^ 月城かなとのスペシャルコンサートが開幕「お客さまがいるだけでどれだけ心強いか」 7月7日に宝塚退団 スポニチAnnex。
  32. ^ 美弥るりかディナーショー「Flame of Love」('19年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  33. ^ 月城かなとの退団後初コンサート「de ja Vu」大阪と神奈川で開催、構成・演出・振付は港ゆりか ステージナタリー。
  34. ^ 〜最高の舞台はいい眠りから〜 株式会社エアウィーヴホールディングス。
  35. ^ ~加美乃素本舗 新イメージキャラクター決定~宝塚歌劇団 月組『月城かなと』さん を起用!”. 加美乃素本舗. 2024年9月14日閲覧。
  36. ^ 『2014年 宝塚Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2015年、81頁。ISBN 978-4-908135-34-7
  37. ^ 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。ISBN 978-4-86649-005-2
  38. ^ 『2019年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2020年、89頁。ISBN 978-4-86649-126-4
  39. ^ 『2021年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、85頁。ISBN 978-4-86649-190-5
  40. ^ a b 『2023年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、83頁。ISBN 978-4-86649-259-9

参考文献

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  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク

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