永久輝せあ
とわき せあ 永久輝 せあ | |
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生年月日 | 8月8日 |
出身地 | 日本 東京都世田谷区 |
身長 | 170cm |
職業 | 舞台俳優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2011年 - |
活動内容 |
2011年:宝塚歌劇団入団 2012年:雪組配属 2019年:花組へ異動 2024年:花組トップスター就任 |
所属劇団 | 宝塚歌劇団 |
公式サイト | 永久輝せあ 公式プロフィール |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『冬霞の巴里』 『激情』 『ドン・ジュアン』 |
永久輝 せあ(とわき せあ、8月8日[1] - )は、宝塚歌劇団花組に所属する男役。花組トップスター[2]。
東京都世田谷区[3]、白百合学園高等学校出身[3]。身長170cm[3]。愛称は「ひとこ」[3]。
来歴
[編集]2011年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に97期生として入団[5][2]。入団時の成績は6番[5]。星組公演「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」で初舞台[5][2]。
2015年、早霧せいな・咲妃みゆトップコンビ大劇場お披露目となる「ルパン三世」で、新人公演初主演[6]。入団4年目、97期から初の新人公演主演者誕生となった[4]。その後も4度に渡って新人公演主演を務める[6][7]。
2017年の「New Wave!-雪-」で、月城かなととバウホール公演ダブル主演[8][9]。
2019年の「PR×PRince」でバウホール公演単独初主演[9][6]。同年11月11日付で花組へと組替え[10]。
2022年の「冬霞の巴里」(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL公演)で、東上公演初主演[11][7]。続く「巡礼の年/Fashionable Empire」より花組新3番手に昇格[12]。
2023年の「鴛鴦歌合戦/GRAND MIRAGE!」より花組新2番手となる[13]。続く「激情/GRAND MIRAGE!」で全国ツアー公演初主演[14]。
2024年5月27日付で花組トップスターに就任[1][2]。97期から初のトップスター誕生となった[1]。相手役に星空美咲を迎え、同年の「ドン・ジュアン」(御園座公演)でトップコンビお披露目[15]。
人物
[編集]4歳からバレエを習い、中学3年の時に級友から「ベルサイユのばら」のDVDを借り、宝塚を知った[4]。しばらくは趣味として楽しんでいたが、高校2年の時、宝塚の舞台を初めて観て「ここに立ちたい」と思い、音楽学校受験を決意した[4]。
誕生日が天海祐希と同じで、宝塚初観劇は朝海ひかるの舞台だった[4]。そのため「海に縁がある」と、芸名を「SEA=せあ」に決めた[4]。
新人公演では計5回、早霧せいなの役を演じた[6]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]組まわり
[編集]雪組時代
[編集]- 2012年3 - 5月、『ドン・カルロス』 - 新人公演:デュアルテ(本役:煌羽レオ)『Shining Rhythm!』
- 2012年7 - 8月、『フットルース』(梅田芸術劇場・博多座)
- 2012年10 - 12月、『JIN-仁-』 - 翔和輝衛門、新人公演:千吉(本役:夢乃聖夏)『GOLD SPARK!-この一瞬を永遠に-』
- 2013年2月、『若き日の唄は忘れじ』 - 北村『Shining Rhythm!』(中日劇場)
- 2013年4 - 7月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - 小公子、新人公演:アラン・ド・ソワソン(本役:彩風咲奈)
- 2013年8 - 9月、『春雷』(バウホール) - ヤン
- 2013年11 - 2014年2月、『Shall we ダンス?』 - ダンサー、新人公演:レオン(本役:彩風咲奈)『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
- 2014年3 - 4月、『心中・恋の大和路』(ドラマシティ・日本青年館) - 庄介
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』 - 新人公演:奥村助右衛門(本役:早霧せいな)『My Dream TAKARAZUKA』[4]
- 2014年10 - 11月、『パルムの僧院-美しき愛の囚人-』(バウホール) - クレサンジ公爵
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』 - バルナーヴ、新人公演:ルパン三世(本役:早霧せいな)『ファンシー・ガイ!』 新人公演初主演[8][4]
- 2015年5 - 6月、『アル・カポネ-スカーフェイスに秘められた真実-』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター) - ベン・ヘクト
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 汐太、新人公演:源太(本役:望海風斗)『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
- 2015年11 - 12月、『哀しみのコルドバ』 - フェリーぺ・マルティン『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』(全国ツアー)
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - 剣心の影/池田小三郎、新人公演:緋村剣心(本役:早霧せいな) 新人公演主演[8][6]
- 2016年6 - 7月、『ドン・ジュアン』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - ラファエル
- 2016年7月、『Bow Singing Workshop〜雪〜』(バウホール)
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント』 - ライアン、新人公演:ケイレブ・ハント(本役:早霧せいな)『Greatest HITS!』 新人公演主演[8][6]
- 2017年2月、『New Wave!-雪-』(バウホール) バウW主演[8][9]
- 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』 - 倉造息子清七/代役:息子徳三郎(本役:彩風咲奈)[注釈 1][16]、新人公演:居残り佐平次(本役:早霧せいな)『Dramatic “S”!』 新人公演主演[6][17]
- 2017年8 - 9月、『CAPTAIN NEMO』(日本青年館・ドラマシティ) - シリル
- 2017年11 - 2018年2月、『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 - フィリップ・ル・バ、新人公演:カミーユ・デムーラン(本役:沙央くらま)『SUPER VOYAGER!』
- 2018年3 - 4月、『義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら)』(バウホール) - ヨリトモ
- 2018年6 - 9月、『凱旋門』 - ローゼンフェルト『Gato Bonito!!』
- 2018年11 - 2019年2月、『ファントム』 - セルジョ/若かりし頃のキャリエール
- 2019年3 - 4月、『PR×PRince』(バウホール) - ヴィクトル バウ主演[9][6]
- 2019年5 - 9月、『壬生義士伝』 - 沖田総司『Music Revolution!』
- 2019年10 - 11月、『はばたけ黄金の翼よ』 - ジュリオ・デル・カンポ『Music Revolution!』(全国ツアー)
花組時代
[編集]- 2020年1月、『DANCE OLYMPIA』(東京国際フォーラム) - スミス
- 2020年7 - 11月、『はいからさんが通る』 - 高屋敷要[3]
- 2021年1 - 2月、『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』(東京国際フォーラム・梅田芸術劇場) - アイリーン・エヴァグリーン[3]
- 2021年4 - 7月、『アウグストゥス-尊厳ある者-』 - ブルートゥス『Cool Beast!!』 初エトワール
- 2021年8 - 9月、『哀しみのコルドバ』 - リカルド・ロメロ『Cool Beast!!』(全国ツアー)
- 2021年11 - 2022年2月、『元禄バロックロック』 - クラノスケ『The Fascination(ザ ファシネイション)!』
- 2022年3 - 4月、『冬霞(ふゆがすみ)の巴里』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL) - オクターヴ 東上初主演[11][7]
- 2022年6 - 9月、『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』 - ジョルジュ・サンド『Fashionable Empire』[12]
- 2022年10 - 11月、『フィレンツェに燃える』 - オテロ・ダミーコ『Fashionable Empire』(全国ツアー)
- 2023年1 - 3月、『うたかたの恋』 - フェルディナンド大公『ENCHANTEMENT(アンシャントマン)-華麗なる香水(パルファン)-』
- 2023年4 - 5月、『二人だけの戦場』(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL) - クリフォード・テリジェン[18]
- 2023年7 - 10月、『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』 - 峰沢丹波守『GRAND MIRAGE!』[13]
- 2023年11 - 12月、『激情』 - ドン・ホセ『GRAND MIRAGE!』(全国ツアー) 全国ツアー初主演[14]
- 2024年2 - 5月、『アルカンシェル』 - フリードリッヒ・アドラー[19]
花組トップスター時代
[編集]- 2024年7 - 8月、『ドン・ジュアン』(御園座) - ドン・ジュアン トップお披露目公演[15]
- 2024年9 - 2025年1月、『エンジェリックライ』 - アザゼル『Jubilee(ジュビリー)』 大劇場トップお披露目公演[20]
- 2025年3月、『マジシャンの憂鬱』『Jubilee(ジュビリー)』(博多座)[21]
- 2025年6 - 9月、『悪魔城ドラキュラ』『愛, Love Revue!』[22]
出演イベント
[編集]- 2013年9月、早霧せいなディナーショー『SS』[23]
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
- 2018年5月、『凱旋門』前夜祭
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
TV出演
[編集]- 2019年7月、フジテレビ『2019 FNSうたの夏まつり』
広告・CM出演
[編集]受賞歴
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 彩風咲奈の休演により4/21〜24は代役で出演。倉蔵息子清七役は縣千が務めた。
出典
[編集]- ^ a b c 永久輝せあ&星空美咲が宝塚歌劇花組・次期トップコンビに 歌劇団110周年イヤーでは初の新体制決定 スポーツ報知。
- ^ a b c d e 宝塚花組次期トップに永久輝せあ、5月退団柚香光の後任 相手娘役は星空美咲 日刊スポーツ。
- ^ a b c d e f <華宝塚>日々「人生は旅である」 永久輝せあ(花組) 東京新聞。
- ^ a b c d e f g h “勝負の赤ルパン/永久輝せあ”. 日刊スポーツ. 2015年1月29日閲覧。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 123.
- ^ a b c d e f g h ““魅せ方”も意識 キラキラ王子様熱演/永久輝せあ”. 日刊スポーツ. 2019年3月28日閲覧。
- ^ a b c 宝塚花組 永久輝せあ主演「冬霞の巴里」開幕「力を合わせて頑張りたい」 デイリースポーツ。
- ^ a b c d e f 村上久美子 (2017年2月16日). “若手主体公演でダブル主演/月城かなと 永久輝せあ”. 日刊スポーツ 2019年9月29日閲覧。
- ^ a b c d “宝塚雪組・永久輝せあ バウホール単独初主演でイケメン王子”. デイリースポーツ. 2019年6月3日閲覧。
- ^ “宝塚、各組主力の若手スター”大型トレード”組替え”. 日刊スポーツ. (2019年8月2日) 2019年10月10日閲覧。
- ^ a b 宝塚花組・永久輝せあ、外部劇場初主演作開幕「みんなで力を合わせて元気に」ヒロイン星空美咲は誕生日 スポーツ報知。
- ^ a b 宝塚花組開幕 “ピアノの魔術師”役にトップ・柚香光「同じく芸に携わる者としてズシンと共感」 スポーツ報知。
- ^ a b 【宝塚】花組トップ柚香光が粋な着流し浪人姿披露 芝居は和装喜劇、ショーは王道レビュー 日刊スポーツ。
- ^ a b 宝塚歌劇花組全国ツアー開幕に永久輝せあが涙目「皆さんに早くお届けしたい一心で過ごしてまいりました」 スポーツ報知。
- ^ a b 【宝塚】花組新トップ永久輝せあ 就任初作品は希代のプレーボーイ「ドン・ジュアン」御園座公演開幕 日刊スポーツ。
- ^ 宝塚雪組トップコンビ早霧&咲妃サヨナラ公演開幕 3番手・彩風は病気休演 デイリースポーツ。
- ^ a b “新イメージキャラクターに、宝塚歌劇団「永久輝せあ」さんを起用!”. 三井住友カードニューリリース. 2019年11月5日閲覧。
- ^ 宝塚歌劇花組「二人だけの戦場」開幕 29年ぶり再演にトップスター・柚香光「大切に務めてまいりたい」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚歌劇花組トップコンビ退団公演「アルカンシェル」開幕 柚香光「大切に大切に日々を過ごしてまいりたい」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚歌劇花組、永久輝せあ・星空美咲が「エンジェリックライ」で大劇場お披露目 ステージナタリー。
- ^ “永久輝せあ・星空美咲が率いる宝塚歌劇花組「マジシャンの憂鬱」博多座公演、希波らいとはバウ公演”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年9月21日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇団花組、ゴシックホラーアクションゲーム「悪魔城ドラキュラ」をミュージカル化”. ステージナタリー. ナターシャ. 2024年10月29日閲覧。
- ^ 早霧せいなディナーショー「SS」('13年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 〜最高の舞台はいい眠りから〜 株式会社エアウィーヴホールディングス。
- ^ 『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2。
- ^ 『2021年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、85頁。ISBN 978-4-86649-190-5。
- ^ 『宝塚GRAPH 2024年9月号/宝塚通信』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、94頁。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。