初音礼子
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はつね れいこ 初音 礼子 | |
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本名 | 小南 艶子(こみなみ つやこ) |
別名義 | 初音 麗子(1925年 - 1952年) |
生年月日 | 1908年1月7日 |
没年月日 | 1987年4月15日(79歳没) |
出生地 | 兵庫県神戸市 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 宝塚歌劇団・映画・舞台・テレビドラマ |
活動期間 | 1925年 - 1987年 |
配偶者 | 小南覚次郎 |
初音 礼子(はつね れいこ、本名:小南 艶子(こみなみ つやこ)、旧姓:武藤、1908年〈明治41年〉1月7日[1] - 1987年〈昭和62年〉4月15日)は、日本の女優、元宝塚歌劇団雪組主演男役クラス・雪組組長。兵庫県神戸市出身。旧芸名は初音麗子。愛称は「キューピーさん」「ムーヤン」。
来歴・人物
[編集]松蔭高等女学校を中退後、1925年に宝塚歌劇団初舞台。14期生。初音麗子の芸名で活動を開始する。1935年から1945年まで雪組組長を務め、終戦前後に退団する。
戦後は『ホームラン狂時代』『カモとねぎ』など主に喜劇映画に出演する。1952年、初音礼子と改名する。1957年、宝塚新芸座に招かれて入座。のち座長となる。以来舞台、テレビドラマで典型的な浪花女の役で人気を集めた。1961年、53歳で実業家の小南覚次郎と結婚し、話題になった。
2014年、宝塚歌劇の殿堂の最初の100人のひとりとして殿堂入りを果たした[2][3]。
出演作品
[編集]宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]- 玉蟲祈願(月組)(1930年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)
- 再生の感激(雪組)(1932年12月1日 - 12月28日、中劇場)
- ルーレット(雪組)(1933年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)
- 杭争ひ(雪組)(1933年8月1日 - 8月20日、中劇場)
- 兄彦弟彦(雪組)(1933年12月1日 - 12月28日、中劇場)
- 天龍寺船(雪組)(1934年6月1日 - 6月30日、宝塚大劇場)
- 双児は朗か/美はしの君(雪組)(1934年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
- 小谷落城/傷害保険(雪組)(1934年9月6日 - 9月24日、中劇場)
- 戀慕流し/メルヘンランド(雪組)(1935年1月1日 - 1月24日、宝塚大劇場)
- 磁石/愛と企み(雪組)(1935年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)
- 戀愛策略(雪組)(1935年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
- 黒木御所/寶塚忠臣蔵(雪組)(1936年3月1日 - 3月31日、宝塚大劇場)
- 油賣り(雪組)(1936年5月6日 - 5月26日、中劇場)
- 太夫傘/ラ・ロマンス(雪組)(1936年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
- 野火(雪組)(1936年9月8日 - 9月25日、中劇場)
- 野狐/芦刈/セレナーデ(雪組)(1936年12月1日 - 12月28日、中劇場)
- 紅薔薇の城/黄金の初夢/セレナーデ(雪組)(1937年1月1日 - 1月17日、中劇場)
- 春のをどり/ブライア・ローズ(雪組)(1937年4月1日 - 4月30日、宝塚大劇場)
- 冷泉為恭/淺間嶽/ハワイ・ニューヨーク(雪組)(1937年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
- 淺間嶽/ジャズ・カレッテ(雪組)(1937年9月8日 - 9月23日、中劇場)
- 山伏攝待/光は東方より(雪組)(1937年12月1日 - 12月28日、中劇場)
- 光は東方より(雪組)(1938年1月1日 - 1月10日、中劇場)
- 風雲長崎時代/寶塚オーケストラの少女/ミシシッピー・ロマンス(雪組)(1938年2月1日 - 2月28日、宝塚大劇場)
- ごぶらん織(雪組)(1938年3月10日 - 3月21日、中劇場)
- 淺間嶽/楽しき唄/夏のをどり(雪組)(1938年7月10日 - 7月24日、中劇場)
- 当世嫁えらび/曠野の花(雪組)(1938年10月1日 - 10月31日、宝塚大劇場)
- 日本風俗繪巻(雪組)(1939年1月1日 - 1月25日、宝塚大劇場)
- 愛國大學生(雪組)(1939年6月26日 - 7月25日、宝塚大劇場)
- 草刈王子(雪組)(1940年1月26日 - 2月24日、宝塚大劇場)
- 赤十字旗は進む(雪組)(1940年4月26日 - 5月24日、宝塚大劇場)
- アルプスの山の娘(雪組)(1940年7月26日 - 8月25日、宝塚大劇場)
- 銃後の合唱(雪組)(1940年10月26日 - 11月24日、宝塚大劇場)
- 豊穣歌(雪組)(1941年5月27日 - 6月24日、宝塚大劇場)
- 大空の母/男女道成寺/海を渡る歌(雪組)(1941年8月26日 - 9月24日、宝塚大劇場)
- 美と力/花若仇討/新かぐや姫(雪組)(1942年7月26日 - 8月24日、宝塚大劇場)
- 撃ちてし止まむ/みちのくの歌(雪組)(1943年2月26日 - 3月24日、宝塚大劇場)
映画
[編集]- 雪割草(1939年)
- 鸚鵡は何を覗いたか(1946年)
- 三本指の男(1947年)
- ホームラン狂時代(1949年)
- 殿様ホテル(1949年)
- のど自慢狂時代(1949年)
- 闇に光る眼(1950年)
- 彼と彼女と名探偵(1950年)
- 戦慄(1950年)
- 寶塚夫人(1951年)
- 豪怪三人男(1951年)
- 昔話ホルモン物語(1952年)
- ボート8人娘(1952年)
- 恋の捕縄(1952年)
- アジャパー天国(1953年)
- 朝焼け富士 前篇(1953年)
- 朝焼け富士 後篇(1953年)
- 家庭の事情 馬ッ鹿じゃなかろうかの巻(1954年)
- 嫁とよばれてまだ三月(1954年)
- 続々魚河岸の石松 大阪罷り通る(1954年)
- 家庭の事情 おこんばんわの巻(1954年)
- 家庭の事情 ネチョリンコンの巻(1954年)
- 仇討珍剣法(1954年)
- 里見八犬伝(1954年)
- 石松故郷へ帰る(1955年)
- お父さんはお人好し(1955年)
- 母水仙(1955年)
- 正義の快男児 中野源治の冒険 完結篇 地下砲台の恐怖(1955年)
- 石松と女石松(1955年)
- アツカマ氏とオヤカマ氏(1955年)
- 狸小路の花嫁(1956年)
- ボロ靴交響楽(1956年)
- 泣き笑い土俵入り(1956年)
- 鼻の六兵衛(1956年)
- 権三と助十 かごや太平記(1956年)
- 箱入娘と番頭(1956年)
- 五十年目の浮気(1956年)
- げんこつ社員(1956年)
- チンドンやの娘(1957年)
- 南蛮寺の佝楼男(1957年)
- 美貌の都(1957年)
- 欲(1958年)
- 螢火(1958年)
- かた破り道中記(1959年)
- 青春の丘の上(1959年)
- あばれ街道(1959年)
- 親バカ子バカ(1960年)
- 白い牙(1960年)
- アワモリ君西へ行く(1961年)
- 河内風土記 続おいろけ説法(1961年)
- 新・狐と狸(1962年)
- 喜劇 団地親分(1962年)
- 暁の合唱(1963年)
- 河内風土記 おいろけ繁盛記(1963年)
- 何処へ(1966年)
- なつかしき笛や太鼓(1967年)
- 喜劇 夫婦善哉(1968年)
- カモとねぎ(1968年)
- 河内フーテン族(1968年)
- かげろう(1969年)
- 裸の十九才(1970年)
- 喜劇 おめでたい奴(1971年)
- 極道VSまむし(1974年)
- 泥の河(1981年)
- 男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎(1981年)
テレビ
[編集]- やりくりアパート(1958年4月6日 - 1960年2月28日、大阪テレビ放送)
- 時間ですよ第1シリーズ(1970年、TBS)
- 木下恵介・人間の歌シリーズ 俄-浪花遊侠伝(1970年、TBS)
- 東芝日曜劇場 (TBS)
- 「一枚看板」(1972年)
- 「子ばなれ」(1973年)
- 「縁結び」(1974年)
- 「しづやしづ」(1980年)
- 「おんなの家 その13」(1983年)
- 大岡越前 第2部 第10話「下手人は火あぶり」(1971年、TBS) - お清
- 花ぼうろ(1976年、YTV)
- あかんたれ(1976年、THK)
- 小夜子の駅(1976年11月13日、NHK) - 内池スエ子
- 丼池太閤記(1977年、NHK)
- 虹を織る(1980年、NHK):近所の女性
- お初天神(1980年、YTV)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍 第193話「名もなく貧しき母子草」(1982年、ANB) - おくめ
- 女系家族(1984年、YTV)
- 特捜最前線 第422話「姑誘拐・ニッポン姨捨物語! 」(1985年、ANB)
- いちばん太鼓(1985年、NHK)
脚注
[編集]- ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1933年1月、154号
- ^ 村上久美子 (2014年1月11日). “宝塚が八千草薫ら殿堂100人を発表”. 日刊スポーツ 2022年6月25日閲覧。
- ^ 『宝塚歌劇 華麗なる100年』朝日新聞出版、2014年3月30日、134頁。ISBN 978-4-02-331289-0。