綺城ひか理
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綺城 ひか理(あやき ひかり、7月14日[1] - )は、宝塚歌劇団花組に所属する男役スター[2]。
千葉県千葉市[3]、市立朝日ヶ丘中学校出身[4]。身長176cm[3]。愛称は「あかさん」、「あかり」[1]。
来歴
[編集]2009年、宝塚音楽学校入学。
2011年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に97期生として入団[5][3]。入団時の成績は14番[5]。星組公演「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」で初舞台[3]。
2016年の「ME AND MY GIRL」で、優波慧とダブルキャストで新人公演初主演[6][7]。同年、花乃まりあ退団公演となる「金色の砂漠」で、新人公演単独初主演[8][9]。
2019年の「Dream On!」(バウホール公演)で、水美舞斗・飛龍つかさとメインキャストを務める[10][3]。同年11月25日付で星組へと組替え[11][3]。
2023年2月13日付で古巣の花組へ再び組替えとなる[3]。
2025年1月19日、永久輝せあ・星空美咲トップコンビ大劇場お披露目となる「エンジェリックライ/Jubilee」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団することが発表された[2]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]組まわり
[編集]花組時代
[編集]- 2012年7 - 10月、『サン=テグジュペリ』『CONGA!!』
- 2012年11月、『Victorian Jazz(ヴィクトリアン ジャズ)』(バウホール)
- 2013年2 - 5月、『オーシャンズ11』 - ボーイ、新人公演:ブルーザー(本役:天真みちる)
- 2013年6月、『フォーエバー・ガーシュイン』(バウホール) - ルイス/ジミー[9]
- 2013年8 - 11月、『愛と革命の詩(うた)-アンドレア・シェニエ-』 - 新人公演:シャルル=ミシェル・ド・ラ・サブリエール(本役:優波慧)『Mr. Swing!』
- 2013年12月、『New Wave!-花-』(バウホール)
- 2014年2 - 5月、『ラスト・タイクーン -ハリウッドの帝王、不滅の愛-』 - 新人公演:ブリマー(本役:鳳真由)/ジャン・ブローカ(本役:和海しょう)『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
- 2014年6月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』(中日劇場) - ルネ
- 2014年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - エーアンの歌手、新人公演:シュテファン・カロリィ(本役:鳳真由)
- 2015年1月、『風の次郎吉-大江戸夜飛翔-』(ドラマシティ・日本青年館) - 錦吾郎[9]
- 2015年3 - 6月、『カリスタの海に抱かれて』 - 新人公演:セルジオ・グランディー(本役:瀬戸かずや)『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』[9]
- 2015年7 - 8月、『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』(梅田芸術劇場・台北国家戯劇院)
- 2015年10 - 12月、『新源氏物語』 - 臼杵、新人公演:左馬頭(本役:鳳真由)『Melodia-熱く美しき旋律-』
- 2016年2 - 3月、『Ernest in Love』(梅田芸術劇場・中日劇場) - ロンドン市民/農民/召し使い
- 2016年4 - 7月、『ME AND MY GIRL』 - ガス灯係、新人公演:ウイリアム・スナイブスン(ビル)(本役:明日海りお) 新人公演初主演[注釈 1][6][7]
- 2016年8月、『Bow Singing Workshop〜花〜』(バウホール)
- 2016年9月、『アイラブアインシュタイン』(バウホール) - ルドルフ
- 2016年11 - 2017年2月、『雪華抄(せっかしょう)』『金色(こんじき)の砂漠』 - テオドロスの侍従イリアス、新人公演:ギィ(本役:明日海りお) 新人公演主演[8][9]
- 2017年3 - 4月、『MY HERO』(TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ) - ハル・テイラー/受付の青年
- 2017年6 - 8月、『邪馬台国の風』 - カムイ、新人公演:奴王ヨリヒク(本役:瀬戸かずや)『Santé!!』
- 2017年10月、『ハンナのお花屋さん-Hanna's Florist-』(TBS赤坂ACTシアター) - ライアン
- 2018年1 - 3月、『ポーの一族』 - ルイス・バード/メアリーの連れの男、新人公演:フランク・ポーツネル男爵(本役:瀬戸かずや)
- 2018年5月、『Senhor CRUZEIRO(セニョール クルゼイロ)!』(バウホール) - アントニオ/ブエノスアイレスの男
- 2018年7 - 10月、『MESSIAH(メサイア)-異聞・天草四郎-』 - 鈴木重成『BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱-』
- 2019年2 - 4月、『CASANOVA』 - モーツァルト
- 2019年5 - 6月、『Dream On!』(バウホール) メインキャスト[10][3]
- 2019年6月、『恋スルARENA』(横浜アリーナ)[注釈 2]
- 2019年8 - 11月、『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』 - ベン『シャルム!』[3]
星組時代
[編集]- 2020年2 - 3月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - カイラ『Ray-星の光線-』(宝塚大劇場)[12]
- 2020年7 - 9月、『眩耀(げんよう)の谷〜舞い降りた新星〜』 - カイラ『Ray-星の光線-』(東京宝塚劇場)
- 2020年11月、『エル・アルコン-鷹-』 - ジェラード・ペルー『Ray-星の光線-』(梅田芸術劇場)
- 2021年2 - 5月、『ロミオとジュリエット』 - パリス伯爵[注釈 3]/ベンヴォーリオ[注釈 4][4]
- 2021年7月、『マノン』(バウホール・KAAT神奈川芸術劇場) - ミゲル[4]
- 2021年9 - 12月、『柳生忍法帖』 - 鷲ノ巣廉助『モアー・ダンディズム!』
- 2022年2月、『ザ・ジェントル・ライアー〜英国的、紳士と淑女のゲーム〜』(KAAT神奈川芸術劇場) - ロバート・チルターン
- 2022年4 - 7月、『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - 宰相オンブル『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』
- 2022年9月、『モンテ・クリスト伯』 - ヴィルフォール『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』(全国ツアー)[注釈 5]
- 2022年11 - 2023年2月、『ディミトリ〜曙光に散る、紫の花〜』 - ギオルギ『JAGUAR BEAT-ジャガービート-』[3][13]
花組時代
[編集]- 2023年4 - 5月、『二人だけの戦場』(梅田芸術劇場・東京建物 Brillia HALL) - ノヴァロ[14]
- 2023年7 - 10月、『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』 - 遠山満右衛門『GRAND MIRAGE!』
- 2023年11 - 12月、『激情』 - エスカミリオ『GRAND MIRAGE!』(全国ツアー)
- 2024年2 - 5月、『アルカンシェル』 - ジョルジュ[15]
- 2024年7 - 8月、『ドン・ジュアン』(御園座) - 騎士団長/亡霊[16]
- 2024年9 - 2025年1月、『エンジェリックライ』 - ラファエル『Jubilee(ジュビリー)』 退団公演[2][17]
出演イベント
[編集]- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
- 2018年11 - 12月、轟悠ディナーショー『Yū,Un jour chantant』[18]
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say!Hey!Show Up!!』
- 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』[11]
受賞歴
[編集]- 2017年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞[19]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、20頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c 【宝塚】専科スター凪七瑠海、来年1月退団 ヒロイン経験ある異色男役 日刊スポーツ。
- ^ a b c d e f g h i j k 宝塚歌劇星組・綺城ひか理、花組に4年ぶり返り咲き 来年2月13日付 永久輝せあらと同期97期生 スポーツ報知。
- ^ a b c “<華宝塚>貢献できる舞台人に 綺城ひか理(あやき・ひかり)(星組)”. TOKYO Web (東京新聞). (2021年5月20日) 2022年10月6日閲覧。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 123.
- ^ a b “優波慧、綺城ひか理 花組新公で初主演 魅せた丁寧な役作り”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2016年5月17日) 2022年10月6日閲覧。
- ^ a b “優波慧と綺城ひか理が花組新人公演で前後半のW主演”. 日刊スポーツ (2016年5月17日). 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b “綺城ひか理「明日海さん助言いただき…花組の魅力、もがいて表現」、同期の城妃美伶も笑顔 新公『金色の砂漠』”. 産経ニュース (2016年11月29日). 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e 名取千里 (2016年12月1日). “フェアリーインタビュー 花組 綺城ひか理”. ウィズたからづか 2019年10月23日閲覧。
- ^ a b “水美舞斗のルキーニ再び!宝塚花組「Dream On!」開幕”. スポーツ報知 (2019年5月20日). 2019年5月22日閲覧。
- ^ a b “宝塚歌劇大量トレード!永久輝せあが雪組→花組 愛月ひかるは専科→星組へ”. スポーツ報知. (2019年8月2日) 2019年10月23日閲覧。
- ^ “星組新トップコンビ・礼真琴&舞空瞳が本拠地でお披露目!芝居でショーで“ONE TEAM”アピール”. スポーツ報知 (2020年2月7日). 2020年2月7日閲覧。
- ^ 星組生・暁千星が大劇場でお披露目!トップスター・礼真琴「先陣を切って踊ってくれる姿は頼もしい」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚歌劇花組「二人だけの戦場」開幕 29年ぶり再演にトップスター・柚香光「大切に務めてまいりたい」 スポーツ報知。
- ^ 【宝塚】花組トップ柚香光退団公演開幕「1回1回を大切に」大劇場に別れ告げるようなしぐさも 日刊スポーツ。
- ^ 【宝塚】花組新トップ永久輝せあ 就任初作品は希代のプレーボーイ「ドン・ジュアン」御園座公演開幕 日刊スポーツ。
- ^ “来年1月退団の宝塚歌劇花組スター・綺城ひか理「夢を見させていただいたのは私の方」…本拠地とお別れ”. スポーツ報知. (2024年11月10日) 2024年11月14日閲覧。
- ^ 轟悠ディナーショー「Yu, Un jour chantant」('18年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。