大野拓史
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大野 拓史(おおの たくじ、1970年 - )[1]は、宝塚歌劇団所属の演出家。東京都出身[2]。
略歴
[編集]- 1994年、京都造形芸術大学芸術学部を卒業後、武蔵野美術大学の大学院造形研究科に入学するが中退[1]。
- 1996年に宝塚歌劇団に演出助手として入団[1]。
- 1999年、宝塚バウホール公演『エピファニー』で演出家デビュー[2]。
- 2008年、『夢の浮橋』で大劇場公演デビューを果たす[2]。
宝塚歌劇団での舞台作品
[編集]脚本・演出
[編集]- 源氏物語千年紀頌『夢の浮橋』(2008年 - 2009年 月組 主演:瀬奈じゅん)*大劇場デビュー作
- スクリューボール・コメディ『ロシアン・ブルー -魔女への鉄槌-』(2009年 雪組 主演:水夏希)
- ミュージカル『エドワード8世-王冠を賭けた恋-』(2012年 月組 主演:霧矢大夢)
- 宝塚傾奇絵巻『一夢庵風流記 前田慶次』(2014年 雪組 主演:壮一帆)
- ロック・ミュージカル『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』(2016年 月組 主演:龍真咲)[3]
- -本朝妖綺譚-『白鷺の城』(2018年 宙組 主演:真風涼帆)
- 宝塚ミュージカル・ロマン『El Japón -イスパニアのサムライ-』(2019年 - 2020年 宙組 主演:真風涼帆)
- 宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』(2021年 星組 主演:礼真琴)
- ミュージカル・クエスト『ゴールデン・リバティ』(2024年 月組 主演:鳳月杏)*作・演出 [4]
- 宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』(2025年 宙組 主演:芹香斗亜)*作・演出 [5]
その他の劇場の作品
[編集]- バウ・ミュージカル『エピファニー―「十二夜」より―』(1999年 星組 宝塚バウホール 主演:彩輝直)*演出家デビュー作
- 『更に狂はじ』(2000年 月組 日本青年館、宝塚バウホール 主演:霧矢大夢、大和悠河)
- バウ・ミュージカル『月の燈影』(2002年 花組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:彩吹真央、蘭寿とむ)
- バウ・ミュージカル『花のいそぎ』(2004年 星組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:真飛聖)
- 『睡れる月』(2005年 雪組 シアタードラマシティ、日本青年館、福岡市民会館 主演:朝海ひかる)
- バウ・ミュージカル『フェット・アンペリアル―帝国の祝祭―』(2006年 星組 宝塚バウホール 主演:立樹遥)
- 『ヘイズ・コード』(2006年 - 2007年 星組 シアタードラマシティ、日本青年館 主演:安蘭けい)
- バウ・ミュージカル『NEVER SLEEP』(2007年 宙組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:蘭寿とむ)
- バウ・ポピュリスト・コメディ『記者と皇帝』(2011年 宙組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:北翔海莉)
- バウ・ミュージカル『Bandito -義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』(2015年 月組 宝塚バウホール、日本青年館 主演:珠城りょう)
- ミュージカル『阿弖流為 -ATERUI-』(2017年 星組 シアタードラマシティ、日本青年館 主演:礼真琴)[6]
- ミュージカル『シラノ・ド・ベルジュラック』(2020年 星組 シアタードラマシティ 主演:轟悠)
- Musical『BONNIE & CLYDE』(2023年 雪組 御園座 主演:彩風咲奈)[7]*潤色・演出
- バウ・ミュージカル『月の燈影』(2023年 月組 宝塚バウホール 主演:礼華はる)[8]
演出のみ
[編集]大劇場作品
[編集]- 王朝ロマン『飛鳥夕映え―蘇我入鹿―』(2004年 月組 主演:彩輝直)
- ミュージカル・ロマン『アルジェの男』(2011年 月組 主演:霧矢大夢)
- 宝塚ロマン『新源氏物語』(2015年 花組 主演:明日海りお)
その他の劇場の作品
[編集]- バウ・ワークショップ『春ふたたび』(2003年 雪組 宝塚バウホール 主演:壮一帆)
- ミュージカル・ロマン『紫子 ‐とりかえばや異聞‐』(2010年 月組 中日劇場 主演:霧矢大夢)
- ミュージカル・ロマンス『若き日の唄は忘れじ』(2013年 雪組 中日劇場・全国ツアー 主演:壮一帆)
- 万葉ロマン『あかねさす紫の花』(2018年 花組 博多座 主演:明日海りお)
- バウ・コメディ『パパ・アイ・ラブ・ユー』(2019年 専科 宝塚バウホール 主演:轟悠)*石田昌也との共同演出
- ミュージカル・ロマン『アルジェの男』(2019年 星組 全国ツアー 主演:礼真琴)
- ミュージカル・ロマンス『フィレンツェに燃える』(2022年 花組 全国ツアー 主演:柚香光)
新人公演担当
[編集]- 1998年 雪組『春櫻賦』[9]
- 1998年 星組『皇帝』[9]
- 1999年 星組『WEST SIDE STORY』
- 2001年 花組『ミケランジェロ』[10]
- 2003年 雪組『春麗の淡き光に』[11]
- 2003年 雪組『Romance de Paris』[12]
- 2005年 宙組『炎にくちづけを』[13]
- 2008年 雪組『君を愛してる』[14]
- 2008年 月組『夢の浮橋』[15]
- 2009年 雪組『ロシアン・ブルー』[16]
- 2011年 月組『アルジェの男』[17]
- 2012年 花組『サン=テグジュペリ』[18]
- 2014年 雪組『一夢庵風流記 前田慶次』[19]
- 2015年 花組『新源氏物語』[20]
- 2016年 月組『NOBUNAGA<信長>』[21]
- 2019年 宙組『El Japón』[22]
- 2021年 星組『柳生忍法帖』[23]
演出助手
[編集]- 1996年 花組『ハウ・トゥー・サクシード』(演出:酒井澄夫)、雪組『La Jeunesse!』(岡田敬二)、月組『チェーザレ・ボルジア』(柴田侑宏)、星組『エリザベート』(小池修一郎)
- 1997年 月組『グランド・ベル・フォリー』(酒井澄夫)、花組『失われた楽園』(小池修一郎)、月組『EL DORADO』(谷正純)、花組『ザッツ・レビュー』(植田紳爾・石田昌也)、雪組『レ・シェルバン』(中村一徳)
- 1998年 雪組『春櫻賦』(谷正純)、月組『WEST SIDE STORY』(アラン・ジョンソン)、雪組『ICARUS』(植田景子、バウホール)、花組『スナイパー』(石田昌也)、星組『皇帝』(植田紳爾)、星組『イコンの誘惑』(小池修一郎、バウホール)
- 1999年 花組『夜明けの序曲』(植田紳爾)、星組『WEST SIDE STORY』(アラン・ジョンソン)、雪組『SAY IT AGAIN』(正塚晴彦、バウホール)、星組『グレート・センチュリー』(三木章雄)
- 2000年 月組『BLUE・MOON・BLUE』(齋藤吉正)、花組『トム・ジョーンズの華麗なる冒険』(太田哲則、バウホール)、星組『花吹雪 恋吹雪』(齋藤吉正、バウホール)、花組『Asian Sunrise』(岡田敬二)
- 2001年 月組『いますみれ花咲く』(植田紳爾)、花組『マノン』(中村暁、バウホール)、花組『ミケランジェロ』(谷正純)、星組『ベルサイユのばら2001』(植田紳爾・谷正純)
- 2002年 月組『ガイズ&ドールズ』(三木章雄)、花組『エリザベート』(小池修一郎)、星組『バビロン』(荻田浩一)
- 2003年 雪組『春麗の淡き光に』(植田紳爾)、雪組『恋天狗』(児玉明子、バウホール)、花組『野風の笛』(谷正純)、雪組『Romance de Paris』(正塚晴彦)、花組『二都物語』(太田哲則、バウホール)、星組『永遠の祈り』(中村暁、シアター・ドラマシティ)
- 2004年 月組『ジャワの踊り子』(植田紳爾、全国ツアー)
- 2005年 花組『くらわんか』(谷正純、バウホール)、宙組『Le Petit Jardin』(植田景子、バウホール)、月組『Ernest in Love』(木村信司、梅田芸術劇場)、宙組『炎にくちづけを』(木村信司)
- 2008年 雪組『君を愛してる』(木村信司)
- 2009年 宙組『Amour それは…』(岡田敬二)
参考文献
[編集]- 宝塚歌劇団『宝塚歌劇90年史 すみれ花歳月を重ねて』ISBN 4484046016
脚注
[編集]- ^ a b c “ENAK SUMiRE STYLE 演出家・大野拓史(たくじ):すみれの園を創る人たち”. www.sankei.co.jp. 2020年12月25日閲覧。
- ^ a b c “演出家 大野拓史が語る”. 宝塚歌劇公式ホームページ. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “宝塚月組トップ龍真咲、ラスト公演に懸ける思い語る「織田信長に命を吹きこみたい」”. ステージナタリー (2016年2月15日). 2016年2月15日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇団月組、新トップコンビによる“ミュージカル活劇”「ゴールデン・リバティ」”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年3月14日). 2024年11月8日閲覧。
- ^ “宝塚歌劇団宙組が110年の“恋”歌う「宝塚110年の恋のうた」&コメディ「Razzle Dazzle」上演”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年7月4日). 2024年11月8日閲覧。
- ^ “宝塚星組「恋する輪廻」大阪公演、礼真琴主演「阿弖流為」が7月に東京大阪で”. ステージナタリー. (2017年1月13日) 2017年1月16日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “宝塚歌劇団雪組の次期トップ娘役に夢白あや、2023年2・3月の「BONNIE & CLYDE」でお披露目”. ステージナタリー. 2022年9月1日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “月城かなと&海乃美月が死神と令嬢に、ミュージカル「Death Takes a Holiday」礼華はるはバウ主演”. ステージナタリー. 2022年12月23日閲覧。
- ^ a b “第15回 見どころはここ!新人公演シリーズをまとめてチェック~5月は椿火呂花主演の宙組「カステル・ミラージュ」”. www.tca-pictures.net. 2021年4月10日閲覧。
- ^ “番組詳細|宝塚歌劇 衛星放送チャンネル|タカラヅカ・スカイ・ステージ”. www.tca-pictures.net. 2021年4月10日閲覧。
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- ^ “番組詳細|宝塚歌劇 衛星放送チャンネル|タカラヅカ・スカイ・ステージ”. www.tca-pictures.net. 2023年5月7日閲覧。