諏訪さき
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諏訪 さき(すわ さき、10月3日[1] - )は、宝塚歌劇団雪組に所属する男役スター。
京都府京都市[2]、ノートルダム女学院高等学校出身[2]。身長172cm[1]。愛称は「すわっち」、「くっすー」[1]。
来歴
[編集]2011年、宝塚音楽学校入学。
2013年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に99期生として次席入団[3]。雪組公演「ベルサイユのばら」で初舞台[3][4]。
2020年の「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」で新人公演初主演[注釈 1][6][5][4]。新人公演最終学年となる入団7年目のラストチャンスでの抜擢となった[6][5]。
人物
[編集]幼少期は特に宝塚を意識しなかったが、小学6年の時に観た安蘭けいが演じる悪役に胸を打たれ、タカラジェンヌを志した[2]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 2013年4 - 5月、雪組『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(宝塚大劇場のみ)
組まわり
[編集]- 2013年7 - 10月、月組『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』『Fantastic Energy!』
雪組時代
[編集]- 2014年3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』(全国ツアー) - 衛兵隊士
- 2014年6 - 8月、『一夢庵風流記 前田慶次』 - 新人公演:願人坊主(本役:久城あす)『My Dream TAKARAZUKA』
- 2014年10月、『伯爵令嬢』(日生劇場) - ジーノ
- 2015年1 - 3月、『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』 - 新人公演:バルナーヴ(本役:永久輝せあ)『ファンシー・ガイ!』
- 2015年5月、『星影の人』 - 江波大介『ファンシー・ガイ!』(博多座)
- 2015年7 - 10月、『星逢一夜(ほしあいひとよ)』 - 悪道たち、新人公演:泰三(本役:蓮城まこと)『La Esmeralda(ラ エスメラルダ)』
- 2015年11月、『銀二貫』(バウホール) - 留吉/おでん屋/料理人
- 2016年2 - 5月、『るろうに剣心』 - 新人公演:加納惣三郎(本役:望海風斗)[6][5]
- 2016年6 - 7月、『ドン・ジュアン』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - ジプシーの歌手/騎士
- 2016年7月、『Bow Singing Workshop〜雪〜』(バウホール)
- 2016年10 - 12月、『私立探偵ケイレブ・ハント』 - 新人公演:ホレイショー(本役:彩凪翔)『Greatest HITS!』
- 2017年2月、『New Wave!-雪-』(バウホール)
- 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳(ばくまつたいようでん)』 - 白井小助、新人公演:息子徳三郎(本役:彩風咲奈)『Dramatic “S”!』
- 2017年8 - 9月、『CAPTAIN NEMO』(日本青年館・ドラマシティ) - ボグダナス
- 2017年11 - 2018年2月、『ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 - ダヴィッド/新聞売り、新人公演:ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュスト(本役:朝美絢)『SUPER VOYAGER!』
- 2018年3 - 4月、『義経妖狐夢幻桜(よしつねようこむげんざくら)』(バウホール) - ヒロモト
- 2018年6 - 9月、『凱旋門』 - 黒い影、新人公演:シュナイダー(本役:奏乃はると)『Gato Bonito!!』
- 2018年11 - 2019年2月、『ファントム』 - 従者、新人公演:ルドゥ警部(本役:真那春人)
- 2019年3 - 4月、『20世紀号に乗って』(東急シアターオーブ) - チップ
- 2019年5 - 9月、『壬生義士伝』 - 藤堂平助、新人公演:大野次郎右衛門(本役:彩風咲奈)『Music Revolution!』[6][5]
- 2019年10月、『ハリウッド・ゴシップ』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - ボビー
- 2020年1 - 2月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』(宝塚大劇場) - バグジー/ダニー、新人公演:デイヴィッド・ヌードルス・アーロンソン(本役:望海風斗) 新人公演初主演[6][5]
- 2020年2 - 3月、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA(ワンス アポン ア タイム イン アメリカ)』(東京宝塚劇場) - バグジー/ダニー[注釈 1]
- 2020年9 - 10月、『NOW! ZOOM ME!!』
- 2021年1 - 4月、『fff-フォルティッシッシモ-』 - ウェルテル『シルクロード〜盗賊と宝石〜』
- 2021年6月、『ヴェネチアの紋章』 - ヴィットリオ・バティスタ『ル・ポァゾン 愛の媚薬-Again-』(全国ツアー)
- 2021年8 - 11月、『CITY HUNTER』 - 政『Fire Fever!』[2]
- 2022年3 - 6月、『夢介千両みやげ』 - 斎藤新太郎『Sensational!』
- 2022年7 - 8月、『心中・恋の大和路』(ドラマシティ・日本青年館) - 与平
- 2022年10 - 12月、『蒼穹の昴』 - 譚嗣同
- 2023年2 - 3月、『海辺のストルーエンセ』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - イーネヴォルト・フォン・ブラント
- 2023年4 - 7月、『Lilac(ライラック)の夢路』 - アイヒタール『ジュエル・ド・パリ!!』
- 2023年8 - 9月、『愛するには短すぎる』 - マクニール・オコーナー『ジュエル・ド・パリ!!』(全国ツアー)[8]
- 2023年12 - 2024年2月、『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』 - ウィリアム・ブート『FROZEN HOLIDAY(フローズン・ホリデイ)』
- 2024年4 - 5月、『ALL BY MYSELF』(相模女子大学グリーンホール・NHK大阪ホール)
- 2024年7 - 10月、『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』 - ジェローデル[注釈 2]
- 2024年11 - 12月、『愛の不時着』(東京建物 Brillia HALL・梅田芸術劇場) - チョ・チョルガン
- 2025年3 - 6月、『ROBIN THE HERO』『オーヴァチュア!』
出演イベント
[編集]- 2019年7月、『宝塚巴里祭2019』[9]
- 2023年10月、第56回『宝塚舞踊会』
受賞歴
[編集]- 2020年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 新人賞[10]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、81頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d <華宝塚>真紅のバラ咲かせたい 諏訪(すわ)さき(雪組) 東京新聞。
- ^ a b c 100年史(人物) 2014, p. 125.
- ^ a b “フェアリーインタビュー 雪組 諏訪さき”. ウィズたからづか. 2020年2月1日閲覧。
- ^ a b c d e f “新人公演初主演「経験無駄ではなかった」/諏訪さき”. 日刊スポーツ. 2020年1月9日閲覧。
- ^ a b c d e “雪組・諏訪さき 芝居巧者が待望初主演で輝き放つ”. スポニチAnnex. 2020年1月11日閲覧。
- ^ 100年史(人物) 2014, p. 28.
- ^ 宝塚 雪組全国ツアー開幕 トップ彩風咲奈「魅力を感じてもらえるよう駆け抜ける」 デイリースポーツ。
- ^ 宝塚巴里祭2019('19年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 『2020年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、55頁。ISBN 978-4-86649-159-2。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。