コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

めんたんぴん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
めんたんぴん
出身地 日本(石川県小松市
ジャンル
活動期間
レーベル フィリップス
公式サイト めんたんぴん オフィシャルウェブサイト
メンバー
旧メンバー

めんたんぴんは、日本ロックバンド。1970年代中盤の日本のロックシーンで活躍。佐々木忠平のパワフルなボーカルスタイルと、サザン・ロックに通じる独自のサウンドから「日本のグレイトフル・デッド」と呼ばれた[1]。『スタア』1975年9月号には「メンバーはブルースから出発し、ローリング・ストーンズを経て現在(1975年)の形になったと話した」と書かれている[2]

略歴

[編集]

1969年石川県小松市を拠点に結成された「めんたんぴんブルースバンド」を母体として1972年結成。メンバーは、佐々木忠平(ボーカル、ギター)、池田洋一郎(ギター)、石崎三郎(ベース)、沖村公平(ドラム)で、1973年にはめんたんぴんブルースバンドに在籍していた飛田一男(ギター)が加入。重量感あふれるサウンドで全国的に知られるようになり、1975年にアルバム『MENTANPIN』でメジャーデビュー[2]1976年に寺井貢をドラマーに迎え、一時はツインドラムの6人編成となる[3]。オリジナルアルバム4枚、シングル4枚をリリースした後、1981年解散。

1998年に佐々木忠平、飛田一男、石崎三郎により再結成を果たす。つのだ☆ひろ(ドラム)、内田勘太郎(ギター)、難波正司(キーボード)をゲストに迎え、オリジナルアルバムとしては21年振りに『GO TO ARCADIA』をリリース。

2006年には、アルバム『イロニアの音謡』をリリース。

ディスコグラフィ

[編集]

シングル

[編集]
  1. コンサート・ツアー c/w 新しい海(1975年
  2. ランブリン・ライダー c/w テネシー・ランド(1975年)
  3. 「さい」やんなぁー c/w 国道8号線(1976年
  4. ツイストで踊りあかそう c/w 始まる場所は(1976年)

アルバム

[編集]
  1. MENTANPIN1975年
  2. SECOND1976年
  3. カントリー・ブレックファスト(1976年)
  4. 闇を翔る1977年
  5. LAST1989年
  6. GO TO ARCADIA1998年
  7. イロニアの音謡2006年

ライブ・アルバム

[編集]
  1. LIVE(1977年)
  2. ライヴ・コミュニケ1982年
  3. 1974 ONE STEP FESTIVAL2019年

コンピレーション・アルバム

[編集]
  1. めんたんぴん 1976~1977(1989年)

映像作品

[編集]
  1. 夕焼け祭り2004年)※オムニバス[注 1]
  2. 伝説のロッカー達の祭典 ~SUPER LEGEND FESTIVAL 2015.6.28 SPACE ZERO~2016年)※オムニバス[注 2]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 1975年、1976年に石川県で開催された「夕焼け祭り」(第2回、第3回)を映像化したもの。上田正樹とサウス・トゥ・サウス久保田麻琴と夕焼け楽団センチメンタル・シティ・ロマンス等が参加。めんたんぴんは「木こりの唄」「コンサート・ツアー」「ジンを一杯」を収録。
  2. ^ 2015年6月に全労済ホール スペース・ゼロで開催された「伝説のロッカー達の祭典」を映像化したもの。THE 卍、三文役者頭脳警察外道が参加。めんたんぴんは「国道8号線」「コンサート・ツアー」「見知らぬ旅人に心動かされても」を収録。

出典

[編集]
  1. ^ 異端発掘!ニッポン「ロック革命的名盤」/石川県小松市発「めんたんぴん」のグレイトフル・デッド的魂”. アサ芸プラス. 徳間書店 (2022年8月25日). 2023年9月10日閲覧。
  2. ^ a b 「GUIDE 《めんたんぴん》 MENTANPIN」『スタア』1975年9月号、平凡出版、108頁。 
  3. ^ めんたんぴんの『カントリー・ブレックファスト』は憧れの地であるアメリカで録音された日本語ロックの名盤”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク (2014年11月26日). 2023年9月10日閲覧。

関連項目

[編集]
  • コクシネル - 池田洋一郎がめんたんぴん脱退後に結成したバンド

外部リンク

[編集]