コンテンツにスキップ

藤波俊彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤波俊彦
本名 同上
生誕 (1966-12-13) 1966年12月13日(57歳)
日本の旗 日本三重県
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
イラストレーター
活動期間 1986年頃 -
ジャンル ギャグ漫画
青年漫画
代表作
テンプレートを表示

藤波 俊彦(ふじなみ としひこ、本名同じ、1966年昭和41年〉12月13日 - )は、日本男性漫画家、元読売広告社プロデューサー三重県出身。三重県立伊勢高等学校卒業、青山学院大学経済学部卒業。血液型はB型。元内閣官房長官藤波孝生

作風

[編集]

専攻はギャグ漫画アメリカン・コミックスのような作風が特徴。ローマ字で描かれた効果音や、「 - じゃん」という口癖キャラクターを多用する。作者によるとこの作風はあくまでギャグの道具であり、アメリカン・コミックスに興味がある訳では無い[1]

経歴

[編集]
  • 大学在学中、週刊少年マガジン増刊号にてデビュー。
  • 大学卒業後、広告代理店である読売広告社に5年間勤務するが退社。
  • 1996年ビッグコミックスピリッツに『江戸前・あ・めーりかん』を連載。現在に至る。
  • 小学館が刊行している「小学8年生」にて、誌内の一コーナーである『まんがで読む人物伝』の連載を担当。しかし2017年9月28日に発売された、同誌第4号の当コーナーで安倍晋三内閣総理大臣を題材にした漫画を掲載したところ、漫画の内容がネット上で物議を醸した。漫画では、2007年の総理辞任を「かいよう性大腸炎という難病」と説明しているものの、「じつはおなかがイタくて…」という、ただの腹痛を連想させるような台詞も載せている。そのほかにも、森友学園問題加計学園問題など、最近話題になった政治スキャンダルをギャグ調(安倍に対して否定的な目線)で描写している。一応欄外には、事実に基づき漫画調に脚色している旨が記載されているが、ネット上では、「悪いイメージだけ煽るような描写は教育に良くない」「難病揶揄は子供向けには致命的」といった指摘が多数あがり、炎上騒動となった。これに対し、発行元の小学館はTwitterで、「第4号は、9月14日に編集作業を終えた。解散の報道がなされ始めたのが9月18日ごろからであり、漫画の内容に関しては、今回の衆議院議員選挙とは何ら関係がない」としている。また、潰瘍性大腸炎については、「難病に苦しまれている方を揶揄するような表現は一切していない。2007年当時、安倍首相が総辞職した一因に、ご自分の病気があったことを告白したことを、あくまで事実として紹介したもの」と釈明した[2]。なお、漫画を掲載した藤波本人は今のところ今回の件について言及していない。藤波自身は、同コーナーでアメリカのドナルド・トランプ大統領を題材にしたり、当時の鳩山由紀夫総理や小泉純一郎総理を基にした漫画(例:小泉家のおやじ)を掲載するなど、以前から政治ネタの漫画の執筆も行なっていた。

作品リスト

[編集]

漫画

[編集]
江戸前・あ・めーりかん
ビッグコミックスピリッツ小学館)連載、1996年、単行本全2巻。
Only♥You ビバ!キャバクラ
SPA!扶桑社)連載、1998年 - 1999年、単行本全7巻。
テレビアニメ化されTBSワンダフル枠内で放送。S・D・PによりWindows用のゲームも発売された。
チョビハゲ・パンプキン・バーガー
リイドコミックリイド社)連載、1999年、単行本全2巻。
小泉家のおやじ
小学四年生・小学五年生・小学六年生(小学館)連載、2002年 - 2004年、単行本全1巻。
内閣総理大臣小泉ジュンイチロー及び小学生小泉コータローが主人公のギャグ漫画。ムネオぶっしゅ塩じーマキコミノ等、政治家芸能人を捩ったキャラクターが多く登場。
学ぶな危険! うらきょうかしょ
小学四年生・小学五年生(小学館)連載、2005年 - 2010年
登場する先生は坂本金八が元ネタ。
NEVERMIND 〜ネバーマインド〜
2006年よしもと流 明るくネット!吉本興業レイクによるサイト)にて「劇画×ムービー」という題目で連載。
よゐことよいこのせいぎのみかた
小学三年生(小学館)掲載、2006年 - 2007年
読み切りで2007年2月号・3月号にのみ掲載。
ブラックモンタの悪ズバッ!
劇画マッドマックスコアマガジン)連載、2007年 - 2009年。単行本全1巻。
ぎゃるぐぐ
MEN'Sあざーす!人妻24区東京三世社)連載、2008年 - 。
掲載誌変更と同時に『TSUMAP×TSUMAP』に改題。
よゐことよいこのゲームー帝国
小学三年生(小学館)掲載、2009年。
読みきりで2009年3月号にのみ掲載。
探偵! パチスロスクープ
パチスロ7Jr.辰巳出版)連載、2009年 - 。
それで勝てるのかよ
パチスロ7(辰巳出版)連載。同誌やその姉妹誌の「パチスロ7Jr.」には他にも『スロリーマン テルチン』『ビバ★裏原』などの作品の掲載歴がある。
バカ店員爆裂祭
でちゃう!triple a出版)連載。
P-1バスターズ
別冊サンスポP-1グランプリ産業経済新聞社)→ サンスポPSリポートアドサプライズ)連載。
サボパチーノ
楽遊アドサプライズ、2008年 - )連載。
ことわざ伝説
GAKUMANplus(小学館)連載、2010年 - 2011年

イラスト・挿絵

[編集]

書籍・ムック

[編集]

雑誌・フリーペーパー

[編集]

Android端末用ゲーム

[編集]

ウェブテレビ

[編集]

プロデューサーを務めた作品

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 伊藤文英は『大秘密:噂・都市伝説・憶測の真相あばきます』には参加していない。

出典

[編集]

外部リンク

[編集]