コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

特快速

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
特快速
有馬線を走行する「特快速」 (2023年12月20日)
有馬線を走行する「特快速」
(2023年12月20日)
概要
日本の旗 日本
現況 運行中
地域 兵庫県
運行開始 1995年11月26日
運営者 神戸電鉄
運営者 神戸高速鉄道
路線
起点 三田駅
停車地点数 14
終点 新開地駅
営業距離 32.4 km (20.1 mi)(三田 - 新開地間)
平均所要時間 54分
使用路線 三田線有馬線神戸高速線
車内サービス
クラス 普通車
座席 普通車自由席
技術
車両 6000系電車
1370形電車
5000系電車
デ1350形電車
デ1150形電車
デ1070形電車
3000系電車
軌間 1,067 mm
電化 直流1,500 V
最高速度 80 km/h
線路所有者 神戸電鉄
神戸高速鉄道
テンプレートを表示

特快速(とくかいそく・とっかいそく)は、神戸電鉄三田駅 - 新開地駅間で運転している列車種別である。

読み方については、車内案内ディスプレイ等では「とくかいそく」と表記される一方、放送をはじめ「とっかいそく」と案内されることも多く、表記ゆれが混在している。

英語表記は「Special Rapid Express(直訳:特別快速急行)」であり、同電鉄では急行列車よりも快速列車系統が上位種別であることを意味している。

また、日本唯一の種別である。

概要

[編集]

1995年(平成7年)11月26日の三田線高架化第2期工事の完成にともなって実施されたダイヤ改正で、朝ラッシュ時における最速達種別として設定された[1]。当時設定されていた「特急」と「快速」の中間的存在であることが名称の由来とされている。

1998年(平成10年)3月22日ダイヤ改正における特急列車の廃止以降は、神戸電鉄における最優等種別となっており、三田 - 新開地間の所要時間は同時間帯の急行列車より4分程度短縮されている[1]

運転概要

[編集]

午前ラッシュ時における、三田 - 新開地間の上り方面でのみ設定されている[1]

過去には土休日ダイヤの設定も存在したが、2022年(令和4年)現在は平日ダイヤ運行日のみ設定されている[2]

運行概況
列車番号 6040S 7040S
三田駅発 6時47分発 7時2分発
新開地駅着 7時41分着 7時56分着
所要時間 54分 54分

基本的には4両編成が運用に入るが、ダイヤ乱れ等が発生した際、稀に3両編成が運用に入ることがある。

停車駅

[編集]

三田駅 -(この間各駅停車)- 岡場駅 - 谷上駅 - 山の街駅 - 北鈴蘭台駅 - 鈴蘭台駅 - 湊川駅 - 新開地駅

  • 岡場駅以南では通過駅救済のために急行列車および準急列車が直後を続行して運行される。
  • 鈴蘭台 - 新開地間では列車本数が過密(鈴蘭台駅発で片道最大19本/h)であるため[3]、同区間での所要時間は普通列車と大差が無い。

沿革

[編集]
  • 1995年(平成7年)11月26日 - 岡場駅3番線完成にともない設定開始(1日2本〈列車番号:4002S・4004S〉)[1]
  • 1998年(平成10年)3月22日 - 谷上 - 岡場間で最高速度80km/hにスピードアップ[1]。この日より5000系電車限定運用となる[1]
  • 2001年(平成13年)
    • 2月24日 - 有馬口駅での普通列車・準急列車の追い越しを開始。
    • 6月23日 - 5000系電車限定運用を解除[1]。列車番号を変更[1]
  • 2005年(平成17年)6月1日 - ワンマン運転化(一部除く)。
  • 2020年(令和2年)3月14日 - 輸送力増強・所要時間短縮を目的としたダイヤ改正を実施し、平日1日3本体制に増強される(同時に土休日ダイヤでの設定廃止)。
  • 2022年(令和4年)3月12日 - 1日2本体制となる。

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h 『鉄道ピクトリアルNo.711』鉄道図書刊行会、2001年12月。 
  2. ^ 2020年(令和2年)ダイヤ改正以降は土休日の設定が廃止されている。
  3. ^ 平日ダイヤ運行日の鈴蘭台駅発7時22分から8時22分までの60分間では19本/hとなる。