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谷上駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
谷上駅
駅舎外観(2021年9月)
たにがみ
Tanigami
地図
所在地 神戸市北区谷上東町1-1[1]
北緯34度45分42.59秒 東経135度10分16.84秒 / 北緯34.7618306度 東経135.1713444度 / 34.7618306; 135.1713444 (山の街駅)座標: 北緯34度45分42.59秒 東経135度10分16.84秒 / 北緯34.7618306度 東経135.1713444度 / 34.7618306; 135.1713444 (山の街駅)
所属事業者 神戸市交通局神戸市営地下鉄
神戸電鉄
駅構造 高架駅[1]
ホーム 3面5線[1]
乗車人員
-統計年度-
(神戸市交通局)-2022年-
16,237人/日(降車客含まず)
(神戸電鉄)-2022年-
1,351人/日(降車客含まず)
開業年月日 1928年昭和3年)11月28日[1][2]
乗入路線 2 路線
所属路線 神戸市営地下鉄北神線
駅番号  S01 [3][4]
キロ程 7.5 km(新神戸起点)
(7.5 km) 新神戸 S02
所属路線 神戸電鉄有馬線
駅番号 KB10[3]
キロ程 13.7 km(湊川起点)
新開地から14.1 km
KB09 箕谷 (1.7 km)
(1.7 km) 花山 KB11
備考 共同使用駅(神戸市交通局の管轄駅)[1][5]
テンプレートを表示

谷上駅配線図

↑1・2・3花山駅

1 2 3 4・5 6


STRg STRf ENDEa ENDEa
KRW+l KRWgr STR STR STR
STR KRWgl KRWg+r KRWgl+l KRWgr+r
PSTR(L) PSTR(R) PSTR(L) PLT PSTR PSTR(R)
PSTR(L) PSTR(R) PSTR(L) PLT PSTR PSTR(R)
KRWg+l
ABZg3 KRW+l KRWgr STR
STR KRWgl+l KRWgr+r
ABZg+1
STR KRWg+l KRWgr STR
tSTRa ENDEe tSTRa tSTRa tSTRa tSTRa
tSTRe tSTRe tSTRe tSTRg tSTRf
STRg STRf KDSTe tSTRl tSTRl

↓1-3箕谷駅/4-6新神戸駅
右から3番目は谷上車庫

谷上駅(たにがみえき)は、兵庫県神戸市北区山田町下谷上にある、神戸市交通局神戸市営地下鉄)・神戸電鉄である[1]

概要

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神戸市営地下鉄の北神線[4][6]および神戸電鉄の有馬線[2][3]が乗り入れている[7]駅番号は神戸市営地下鉄がS01[3][4]、神戸電鉄がKB10[3]。両社局の共同使用駅であり、神戸市交通局の管轄駅である。

標高は244 mで、日本の地下鉄の駅で最高地点である(地下駅に限れば仙台市地下鉄東西線八木山動物公園駅[8][9]

北神線は、2020年5月31日までは北神急行電鉄として営業していたが、翌6月1日に神戸市へ譲渡され、神戸市営地下鉄北神線となった[6][7][10]

なお当駅からの神戸電鉄神戸高速線経由の連絡乗車券は、東は花隈駅および元町駅、西は西代駅までしか購入できない。これは当駅から三宮駅へ行く場合や同駅から阪急神戸本線阪神本線を利用する場合は新開地経由(片道610円)よりも地下鉄を利用した方(片道280円)が安い上に所要時間が短く[6]、同じく山陽電気鉄道本線方面へは新開地経由(西代駅まで片道610円)よりも地下鉄板宿駅にて乗換(同駅まで片道350円)の方が安く所要時間が短いためである。

歴史

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駅構造

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北神急行時代の駅舎

地上1階にコンコースと改札があり、地上2階にプラットホームがある高架駅[1]

地上2階のプラットホームは島式3面5線で北側3線が神戸電鉄有馬線、南側2線が神戸市営地下鉄北神線の発着ホームである[1]。ホーム有効長は6両。有馬線は通常4両・3両のみの入線だが、震災直後は鈴蘭台からの5両編成の電車が折り返していた。

北側のホーム(1・2番のりば)は神戸電鉄有馬線用のホーム、中央のホーム(3・4番のりば)有馬線・北神線の共用ホーム[6]、南側のホーム(5・6番のりば)は北神線用のホームである。中央のホームは有馬線と北神線の列車同士が同一平面で乗り換えできる構造になっている[1][6]。昼間時は両線ともこの中央のホームのみ使用しているため、有馬線は上下線で同一の線路(3番線)を使用する形になる[1]

かつてのホーム構造は島式3面6線で、1・2番のりばが有馬線下り、3・4番のりばが有馬線上り、5・6番のりばが旧北神急行用であった(現在の3・4番のりばは、旧4番線を廃止して旧3・4番のりばと旧5・6番のりばを繋げてある)[1]駅が現在地に移転した当初はキセル防止のためこのような構造とされ、地上1階に中間改札が設けられていたが、スルッとKANSAI導入でその必要性が薄れたことから後に廃止、現在の姿となる[要出典]

地上駅時代は2面4線の配線で有馬・三田方が1番線(下り待避線)、2番線(下り本線)、新開地方が3番線(上り本線)、4番線(上り待避線)となっていた。また、新開地方に下り線から上り線への渡り線が設置されていた。当時は新開地〜当駅までの区間列車が多数(1時間に1〜2本程度)運行されており、谷上止まりの列車はこの渡り線を使って4番線に入線し、そのまま新開地へと折り返していた[要出典]。地上駅を含めた旧線は現在、有馬街道のバイパスとなっている。

なお、有馬線と北神線は軌間が異なる(前者は狭軌、後者は標準軌)ため[15][16]、線路は接続されていない。

のりば

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番線 会社・局 路線 方向 行先 備考
1 神戸電鉄 有馬線 下り 有馬温泉三田方面[17] 平日早朝および朝夕ラッシュ・土休日早朝のみ使用
2
3 下りは平日昼間時および夜間・土休日朝以降に発着
上り 鈴蘭台新開地方面[17]
4 神戸市交通局  S  北神線 - 新神戸三宮西神中央方面[18] 線路共用。昼間時以外に5番のりばを解放し両扉扱いを実施
5
6 朝夕のみ
  • 神戸電鉄では4両編成2本が夜間停泊されていたが、2020年3月のダイヤ改正に伴う運用変更発生により、3両編成1本(2番線)と4両編成1本(引上線)に変更されている。

接近メロディ

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有馬線ホームでは、他駅と同じくフェリックス・メンデルスゾーン作曲の交響曲第4番『イタリア』を使用している。

北神線ホームでは、北神急行時代の2019年1月29日からスイッチ制作の「森のさざめき」(福嶋尚哉作曲)[12]を使用していたが、2024年3月17日に、西神・山手線と同一の汎用チャイムに変更された。

ダイヤ

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神鉄線は、上下とも毎時4本が発車する。特快速・急行は朝・夕方のみ運行する。また、北神線はすべて当駅始発で、毎時4本(15分間隔)が発車する。

利用状況

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  • 神戸電鉄谷上駅の1日あたりの乗車人員 1,351人(2022年度)(神戸市営地下鉄からの乗り換えを含まない)[19]
  • 神戸市営地下鉄谷上駅の1日あたりの乗車人員 16,237人(2022年度)(神戸電鉄との相互利用を含む)[20][19]

近年の1日平均乗車人員は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[19]
年度 神戸電鉄 神戸市営地下鉄(2020年5月31日まで北神急行)
2007年(平成19年) 926 13,063
2008年(平成20年) 923 13,058
2009年(平成21年) 893 12,764
2010年(平成22年) 882 12,759
2011年(平成23年) 869 12,590
2012年(平成24年) 860 12,573
2013年(平成25年) 899 12,496
2014年(平成26年) 907 12,474
2015年(平成27年) 891 12,475
2016年(平成28年) 874 12,367
2017年(平成29年) 877 12,444
2018年(平成30年) 879 12,266
2019年(令和元年) 902 12,224
2020年(令和02年) 1,008 11,611
2021年(令和03年) 1,145 14,214
2022年(令和04年) 1,351 16,237

駅周辺

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バス路線

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停留所名 運行事業者 路線名・系統・行先
谷上駅 神戸市バス
阪急バス
神姫バス

隣の駅

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神戸市営地下鉄
北神線
谷上駅 (S01) - 新神戸駅 (S02)
神戸電鉄
有馬線
特快速(新開地行のみ運転)
山の街駅 (KB08) ← 谷上駅 (KB10)岡場駅 (KB22)
急行
山の街駅 (KB08) - 谷上駅 (KB10) - 花山駅 (KB11)
準急・普通
箕谷駅 (KB09) - 谷上駅 (KB10) - 花山駅 (KB11)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、164頁。ISBN 9784343006745全国書誌番号:22185464 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 寺田 2013, p. 292.
  3. ^ a b c d e f 神戸電鉄、4月から駅ナンバリング導入へ”. Response. (2014年3月4日). 2022年2月10日閲覧。
  4. ^ a b c 地下鉄協会 2020, p. 16.
  5. ^ 固定資産の譲渡に関するお知らせ” (PDF). 神戸電鉄 (2007年9月27日). 2012年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月17日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 北神急行線の市営化で運賃大幅値下げ、市バス・神戸電鉄への影響は”. マイナビニュース (2020年6月23日). 2022年2月10日閲覧。
  7. ^ a b c 私鉄を「市営化」し高額運賃ほぼ半額! 神戸市営地下鉄になって1年の北神線 車内賑わう”. 乗りものニュース (2021年10月8日). 2022年2月10日閲覧。
  8. ^ 高さ日本一の地下鉄駅 神戸が「奪還」4年半ぶり、北神急行市営化で」『神戸新聞NEXT』2020年6月26日。オリジナルの2020年6月27日時点におけるアーカイブ。2022年2月10日閲覧。
  9. ^ 地下鉄協会 2020, p. 19.
  10. ^ a b 地下鉄北神線始まる 北神急行が神戸市営化/兵庫」『毎日新聞』2020年6月2日。オリジナルの2020年6月2日時点におけるアーカイブ。2022年2月10日閲覧。
  11. ^ 北緯34度45分45.4秒 東経135度10分14.7秒 / 北緯34.762611度 東経135.170750度 / 34.762611; 135.170750 (旧谷上駅跡地)
  12. ^ a b 北神急行谷上駅接近メロディを制作”. スイッチオフィシャルサイト. スイッチ. 2021年7月10日閲覧。
  13. ^ 北神急行が神戸市営化 運賃ほぼ半額、乗客増なるか」『神戸新聞NEXT』2020年6月1日。オリジナルの2020年6月3日時点におけるアーカイブ。2022年2月10日閲覧。
  14. ^ 市営地下鉄西神・山手線、北神線ホームドア設置工事のお知らせ”. 神戸市営地下鉄. 神戸市 (2023年4月18日). 2023年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月22日閲覧。
  15. ^ 寺田 2013, p. 154.
  16. ^ 寺田 2013, p. 155.
  17. ^ a b 谷上駅構内案内図 (PDF) - 神戸電鉄
  18. ^ 谷上駅構内案内図”. 北神急行電鉄株式会社. 2020年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月1日閲覧。
  19. ^ a b c 神戸市統計書”. 神戸市. 2021年4月20日閲覧。
  20. ^ 地下鉄駅別乗車人員”. 神戸市. 2024年3月3日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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