犬山羽根村
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いぬやまはねむら 犬山羽根村 | |
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廃止日 | 1878年 |
廃止理由 |
合併 |
現在の自治体 | 扶桑町 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
郡 | 丹羽郡 |
市町村コード | なし(導入前に廃止) |
総人口 |
78[1]人 (1800年代初め[1]) |
犬山羽根村役場 | |
所在地 | 愛知県 |
ウィキプロジェクト |
犬山羽根村(いぬやまはねむら)は、愛知県丹羽郡にかつてあった村(町村制施行前の村)。
概要
[編集]現在の羽根地区は江戸時代は犬山羽根村と呼んだ。寛文年間では戸数7戸、人口44人、文政年間では戸数16戸、人口78人という小さな村であった。
地理
[編集]この村落は下野村及び下野原新田村と境界が複雑で、本郷は木津用水の西岸にあり、その東南の方に「荒田」という枝郷があった。
『天保村絵図』を見ると、北から南へと木津用水が流れる。これと交差して織田街道(犬山道)が小口村から下野村へと延び、犬山羽根村の西側を通って、橋爪境で岩倉方面からくる柳街道(岩倉街道)と合流して、犬山へと通じている。木津用水の橋の袂より織田街道と分かれた道が二筋ある。右の道は東へ延びて支村荒田方面へ、さらに橋爪村へと通じている。左の道は大野畠方面へ延びている。木津渠の西岸に本郷があり元屋敷があった。天道宮が祭られていたが、やがて村の中央へと移されている。北の居屋敷には白雲寺がある。
天保の頃、犬山羽根村、下野村、下野原新田村は隣り合っていた。1878年(明治11年)、3つの村が合併して高雄村となった。
参考文献
[編集]- 『扶桑町史』、扶桑町、1998年、第四章 近世、283頁。