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狩野 良信(かのう りょうしん、嘉永元年5月17日(1848年6月17日)[1] - 大正8年(1919年))は、明治時代の狩野派の画家。
狩野雅信の門人。狩野氏。狩野祐信の子。良信、芳春斎と号す。狩野派の正統の画家であったが、川上冬崖に洋画を学び、明治期に産業関係の版画の版下絵などを描いている。また、明治17年(1884年)4月、第2回絵画共進会にて褒状を受ける。『原色浮世絵大百科事典』第2巻は良信の読みを「よしのぶ」としている。
- 「大日本国産童蒙一覧」 横判 揃物 明治5年(1872年)から明治9年(1876年) 中島仰山、溝口月耕、宮本三平、山崎董泉らと合作 良信は藍一覧、烟草一覧、蒔絵一覧などを描いている。
- ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 樋口弘編 『幕末明治の浮世絵集成』 味燈書屋、1955年
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』第2巻 大修館書店、1982頁 ※132頁