理想郷 (映画)
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理想郷 | |
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As bestas | |
監督 | ロドリゴ・ソロゴイェン |
脚本 |
イサベル・ペーニャ ロドリゴ・ソロゴイェン |
製作 |
トマ・ピバロ アンヌ=ロール・ラバディ ジャン・ラバディ ロドリゴ・ソロゴイェン |
出演者 |
ドゥニ・メノーシェ マリナ・フォイス |
音楽 | オリヴィエ・アルソン |
撮影 | アレハンドロ・デ・パブロ |
編集 | アルベルト・デル・カンポ |
製作会社 |
Arcadia Motion Pictures Caballo Films Cronos Entertainment ル・パクトゥ |
配給 |
ル・パクトゥ A Contra Corriente Films アンプラグド |
公開 |
2022年7月20日 2022年11月11日 2023年11月3日[1] |
上映時間 | 137分 |
製作国 |
スペイン フランス |
言語 |
スペイン語 フランス語 ガリシア語 |
興行収入 |
$7,627,773[2] $2,099,000[2] $10,254,177[2] |
『理想郷』(りそうきょう、原題:As bestas)は、2022年のスペイン・フランスのスリラー映画。 監督はロドリゴ・ソロゴイェン、出演はドゥニ・メノーシェとマリナ・フォイスなど。 2010年にスペインで実際に起きた事件をベースに映画化した[3]。
第35回東京国際映画祭コンペティション部門に『ザ・ビースト』のタイトルで出品された。
ストーリー
[編集]フランス人教師のアントワーヌは定年後のスローライフに憧れ、妻のオルガと共にスペイン・ガリシアの山岳地帯にある小さな村に移住する。この貧しく寂れた村には風力発電の鉄塔誘致の話があり、保証金が欲しい賛成派と、景観や環境を案じる反対派に意見が割れていた。反対派の先鋒であるために、隣人の村人ジャンに憎まれるアントワーヌ。
頭の足りない弟のロレンソと共にアントワーヌに嫌がらせを続けるジャン。警察にも相談したがご近所トラブルとしか受け取ってもらえず、証拠を掴みたいアントワーヌは小型ビデオを携帯し始めた。
井戸にバッテリーを投げ込まれた影響で農作物が枯れたり、妻と車で出かけた夜道でジャンと弟に脅されるアントワーヌ。兄弟の行動はエスカレートし、ある日、散歩に出たアントワーヌは殺害された。
行方不明となったアントワーヌを待ち続ける妻のオルガ。パリに住む娘は帰って来いと言うが、オルガは頑なに夫の捜索を続け、ついに山で夫の小型ビデオを発見する。
録画データの修復は不可能だったが、警察が付近の捜索を開始した。ジャンたちの逮捕を予測し、自分と同様に一人になる兄弟の老母の身を案じるオルガ。そして、アントワーヌの遺体が発見された。
キャスト
[編集]受賞
[編集]- 第35回東京国際映画祭[4][5][6]
- 東京グランプリ(東京都知事賞)
- 最優秀監督賞(ロドリゴ・ソロゴイェン)
- 最優秀主演男優賞(ドゥニ・メノーシェ)
- 第37回ゴヤ賞[7]
- 第48回セザール賞
- 外国映画賞[8]
出典
[編集]- ^ “スローライフに夢を抱いた夫婦、田舎で起こる恐怖を描いた心理スリラー「理想郷」11月3日公開”. 映画.com. (2023年8月30日) 2023年8月31日閲覧。
- ^ a b c “The Beasts (2022)”. Box Office Mojo. IMDb. 26 August 2023閲覧。
- ^ “スペイン全土が震撼、実際の事件を基にした心理スリラー『理想郷』11月公開”. cinemacafe.net. (2023年8月30日) 2023年8月31日閲覧。
- ^ “第35回東京国際映画祭、心理スリラー「ザ・ビースト」がグランプリ・最優秀監督賞・男優賞の3冠”. 映画.com. (2022年11月2日) 2022年11月21日閲覧。
- ^ “東京国際映画祭で「ザ・ビースト」がグランプリ・監督賞・男優賞の3冠”. 映画ナタリー. (2022年11月2日) 2022年11月21日閲覧。
- ^ “第35回東京国際映画祭 | 受賞結果”. 東京国際映画祭. 2022年11月21日閲覧。
- ^ Aller, María (1 December 2022). “Premios Goya 2023: sigue las nominaciones en directo”. Fotogramas. 31 August 2023閲覧。
- ^ La Cérémonie des César 2023