田中伸幸 (植物学者)
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田中伸幸(たなか のぶゆき、1971年 - )は日本の植物学者である。種子植物の系統分類・地理学的研究[1]。専門は、東南アジア大陸部、特にミャンマーのフロラ研究[1]、およびカンナ科やショウガ科などの大型単子葉類の種族史的研究[1][2]。
東京都に生まれた[1]。1997年、日本大学農獣医学部応用生物科学科卒業[1]、同大学の修士課程を修了後、東京都立大学 (1949-2011)大学院理学系研究科で博士課程修了[1]。2001年から高知県立牧野植物園研究・教育普及部研究員[1]、標本室長、高知大学理学部客員准教授などを経て[1]、2015年より国立科学博物館・植物研究部研究員[2]。2016年、同博物館研究主幹、2018年より国立科学博物館・植物研究部陸上植物研究グループ長。ほかに、日本大学生物資源科学部非常勤講師[1]、茨城大学大学院農学研究科客員教授[2]、東京農工大学客員教授、高知大学理学部客員准教授[1]なども務める。
シュウカイドウ科のBegonia hayamiana、 Begonia kachinensis、Begonia togashiiや カンナ科の Canna discolor var. rubripunctata 、Canna stenantha 、Canna tulianensis、ラン科の Dendrobium koyamae、ラフレシア科Sapria myanmarensis, ショウガ科Zingiber flavofusiforme, Zingiber purpreoalbum, Curcuma kayahensisなどを記載した[3]。