田中健夫
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田中 健夫(たなか たけお、1923年(大正12年)9月27日 - 2009年(平成21年)10月12日)は、日本の歴史学者。文学博士(東京大学・論文博士・1977年)(学位論文「日本中世対外関係史の研究」)。東京大学名誉教授。中世東アジアの国際関係史を研究。
経歴
[編集]群馬県高崎市出身。1940年旧制群馬県立高崎中学校4年修了。1942年9月旧制新潟高等学校卒業[1]。同年10月東京帝国大学文学部国史学科に入学[2]し、1945年9月卒業[3]。1949年東京大学史料編纂所入所、1961年助手、1966年助教授、1971年教授。1977年「日本中世対外関係史の研究」で文学博士(東京大学)の学位を取得。1984年定年退官、東京大学名誉教授、東洋大学教授。1994年駒沢女子大学教授、1997年退職。2001年4月、勲三等瑞宝章受章[4]。
著書
[編集]- 『中世海外交渉史の研究』東京大学出版会 1959
- 『島井宗室』吉川弘文館 人物叢書 1961
- 『倭寇と勘合貿易』至文堂 日本歴史新書 1961、増補版1966/村井章介編 ちくま学芸文庫 2012
- 『中世対外関係史』東京大学出版会 1975
- 『対外関係と文化交流』思文閣出版 1982
- 『倭寇 海の歴史』教育社歴史新書 1982/講談社学術文庫 2012
- 『世界歴史と国際交流 東アジアと日本』放送大学 1989
- 『前近代の国際交流と外交文書』吉川弘文館 1996
- 『東アジア通交圏と国際認識』吉川弘文館 1997
- 『対外関係史研究のあゆみ』吉川弘文館 2003
共著編
[編集]- 『要粋日本史』菊地勇次郎共著 三省堂 1958
- 『海外交渉史の視点 第1巻 原始・古代・中世』森克己共編 日本書籍 1975
- 『海外視点・日本の歴史 6 鎌倉幕府と蒙古襲来』編 ぎょうせい 1986
- 『海外視点・日本の歴史 7 大明国と倭寇』編 ぎょうせい 1986
- 『日本前近代の国家と対外関係』編 吉川弘文館 1987
- 『前近代の日本と東アジア』編 吉川弘文館 1995
- 『対外関係史辞典』石井正敏共編 吉川弘文館 2009
訳・解説
[編集]その他
[編集]- 田中健夫先生を偲ぶ会『先達の航跡 田中健夫先生を偲ぶ』田中健夫先生を偲ぶ会、2010年。
脚注
[編集]- ^ 『新潟高等学校一覧 甲号 自昭和17年至昭和18年』新潟高等学校、1943年、141頁。NDLJP:1277251/77。
- ^ 東京帝国大学 編『東京帝国大学一覧 昭和17年』東京帝国大学、1943年、610頁。NDLJP:1451114/311。
- ^ 『東京大學卒業生氏名録』東京大學、1950年、486頁。
- ^ (田中健夫先生を偲ぶ会 2010, p. 116)
- ^ 田中健夫氏死去/東大名誉教授 四国新聞 2009年10月13日
参考文献
[編集]- デジタル版日本人名大事典
- 『東京大学史料編所史史料編』